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【言語聴覚学科】大石 如香准教授、今村 徹教授らの研究論文が『Cortex』に掲載されました!

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大石如香准教授(言語聴覚学科)、今村徹教授(言語聴覚学科、大学院保健学専攻言語聴覚学分野)らの研究論文が神経科学の国際雑誌『Cortex』(Impact Factor: 2017: 4.907)に掲載されました!

大石先生は、脳卒中や認知症などで脳に損傷を受けた後遺症として起こる、ことばや記憶、視覚認知障害などの障害について研究しています。また、今村先生は、認知症の患者さんに起こる認知機能障害に関する専門家です。

今回は、認知症の患者さんにみられる物の素材の認知などの質感認知障害に関する研究です。大石先生からのコメントは以下の通りです。

研究概要と大石先生からのコメント:
ものの質感は対象が何であるか、どんな状態であるかを知るための大きな手掛かりとなり、日常生活において重要であると考えられます。神経変性による認知症としては数の多いアルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症では、さまざまな視覚認知障害が生じることが知られていますが、質感認知機能やそれが対象認知に及ぼす影響についての先行研究はほとんどありませんでした。認知症では、進行が進むと、腐った食べ物を口に入れたり、消しゴムや石鹸など食べ物ではないものを食べてしまったりする異食という異常行動が起こることがあります。異食にはさまざまな要因が考えられますが、その原因の一つに視覚性質感認知が関与している可能性も考えられます。
今回の研究では、アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症において、視覚性質感認知が他の機能とは独立して障害されることをはじめて明らかにしました。また、視覚性質感失認は病初期からみられ、早期の診断に役立つ可能性がわかりました。
今後も患者さんの早期診断やリハビリテーションにつながる臨床に役立つ研究をしていきたいと思います。

原著論文情報
Oishi Y, Imamura T, Shimomura T, Suzuki K. Visual texture agnosia in dementia with Lewy bodies and Alzheimer’s disease. Cortex 103; 277-290, 2018

>>大石如香准教授のプロフィールはこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/teacher/oishi.html

>>今村徹教授のプロフィールはこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/teacher/imamura.html

>>言語聴覚学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/st/

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