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【診療放射線学科】児玉直樹教授が結核研究奨励賞を受賞しました!

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2017年より現在まで、診療放射線学科 児玉直樹教授はコニカミノルタ株式会社と共同研究を行っており、共同研究の成果は国際誌であるClinical Imagingに掲載されています(Kodama N, Loc TV, Hai PT, Cong NV, Katsuhara S, Kasai S, Sheikh A. Effectiveness of bone suppression imaging in the diagnosis of tuberculosis from chest radiographs in Vietnam: An observer study. Clinical Imaging. 2018; 51: 196-201)。
今回、この論文が公益財団法人結核予防会の結核研究奨励賞を受賞しました。

研究者からのコメント
本研究は、胸部を専門としない放射線科医にとって、胸部骨減弱処理画像を用いることで結核の診断精度を向上させる効果が認められ、臨床的上極めて有用なものです。ベトナムにおいて結核は死因の第8位であり、2012年の結核による死亡者数は1.7万人と日本の約8.5倍です。また、結核はインドネシア、フィリピン、ミャンマーなどの東南アジア諸国においても高い患者数となっています。本研究により、東南アジア諸国における結核の診断精度を向上させ、さらにアジア諸国の診療放射線技師の画像撮影能力が向上することで、結核の早期診断に大きく貢献することができると考えられます。

本研究成果のポイント
9名のベトナム人放射線科医による胸部骨減弱処理画像(Bone Suppression Imaging)の結核診断精度について、受信者動作特性(ROC:Receiver Operating Characteristic)分析により検討しました。
胸部以外が専門の放射線科医3名について、胸部骨減弱処理画像を利用せずに読影した場合のROC曲線下面積(AUC:Area Under the Curve)は0.882、胸部骨減弱処理画像を利用して読影した場合のAUCは0.933と有意な差が認められました。
このことから、胸部を専門としない放射線科医にとって、胸部骨減弱処理画像は結核の診断精度を高める効果があり、臨床上有用であると考えられました。

>>胸部X線画像
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2004061.pdf (395.8KB)

>>胸部骨減弱処理画像
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2004062.pdf (395.8KB)

>>胸部が専門でない放射線科医の受信者動作特性
http://www.nuhw.ac.jp/topics/news/2004063.pdf (34.2KB)

原論文情報
Kodama N, Loc TV, Hai PT, Cong NV, Katsuhara S, Kasai S, Sheikh A. Effectiveness of bone suppression imaging in the diagnosis of tuberculosis from chest radiographs in Vietnam: An observer study. Clinical Imaging. 2018; 51: 196-201

DOI: 10.1016/j.clinimag.2018.05.021

写真
・結核研究奨励賞

>>診療放射線学科はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/rt/

>>診療放射線学科ブログはこちら
http://nuhw.blog-niigata.net/rt/

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