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【臨床技術学科】新田颯士さんが日本臨床工学技士会主催のイベントで「優秀賞」を受賞!

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臨床技術学科4年の新田颯士さんが、第6回 「こころにジーンとくる!いのちのエンジニアのはなし」に臨床工学技士との出会いを綴ったエピソードを投稿したところ、2020年9月30日(水)の第30回日本臨床工学会にて、「優秀賞」を受賞しました。

公益社団法人日本臨床工学技士会は、「こころにジーンとくる!いのちのエンジニアのはなし」と題して、臨床工学技士と係わった一般の方をはじめ、医療関係や学校関係で勤務をされている臨床工学技士の方や臨床工学技士を目指す学生から、臨床工学技士にちなんだ心温まる感動エピソードを広く募集しました。

受賞題目は、「僕と臨床工学技士」です。
新田さんのエピソードを下記に掲載します。
「高校2年生の冬、私の祖父がペースメーカーを使用しての生活となりました。私は、この時ペースメーカーとはどの様なものだろう、どの様な人たちがこの小さな医療機器に関係しているのだろうと疑問を持って調べ始めました。こうして知ったのが臨床工学技士でした。
臨床工学技士を知るまで、病院内で医師、看護師が活躍しているといった大まかなことしか知りませんでした。臨床工学技士の業務内容を知り、時には医師などと連携し活躍する。また、時には患者さんに使用される医療機器を始めから終わりまで保守管理をする。私は、その臨床工学技士の姿に表ではもちろんのこと裏方としても大活躍できる、そんなやりがいのある仕事他にはないのではないかと思いました。そして元々、機械系に興味があった私は、医療機器の専門医療職であり、医療機器の安全性確保と有効性維持に貢献する業務内容にも魅力を感じました。
祖父が病を患うまで、私は高校卒業後の進路なんて全く考えていませんでした。ですが、これを機に医療機器を通して、私の祖父が命を救われたように私も臨床工学技士となりより多くの患者さんを救いたいと思い、臨床工学技士を目指すきっかけとなりました。
大学の実習では、症例を元に行った人工心肺のシミュレーションで大動脈遮断などの医師との連携の大切さを学ぶことができました。実際に機器を稼働させて学ぶことが楽しくもあり、私が考えていた以上に人を救うまでの道のりも楽ではないなと講義・実習を通してよく考えさせられます。高校2年生から4年たった今でも、臨床工学技士になることは変わりません。この春から、4年生になりついに1年後に迫った国家試験に合格することを現在の目標とし、多くの患者さんの役に立てる臨床工学技士を目指しこれからも頑張りたいです。」

新田さんは、次のようにコメントしています。
「この度、優秀賞を受賞することができ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。4年生になり、大学卒業までの日数が減っていく中、日々強くなる就職・国家試験合格への不安を感じていますが、臨床工学技士を目指したきっかけを胸に今、自分ができることを少しずつ積み重ねていきたいです。今回、このような機会を与えていただいた関係者の皆様に深く感謝致します。」
新田さんは、臨床技術学科の7期生として髙橋ゼミで日々コツコツと頑張っています。表彰された記事は、日本臨床工学技士会の会誌に掲載される予定です。

>>臨床技術学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/mt/

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