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【健康スポーツ学科】奈良梨央助教の研究論文が国際誌に受理されました!

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奈良梨央助教(健康スポーツ学科)の研究論文が国際誌「Sports Biomechanics」に受理されました。

今回の研究では、股関節を先に伸展した後に膝関節を伸展する動作を行うことで、跳び出した後、アーチ姿勢が取りやすくなり一点入水がしやすくなることが明らかになりました。


【研究内容の概要】
本研究では、競泳の背泳ぎスタート合図後から足が離れるまでの動き(股関節と膝関節の伸展のタイミング)に着目をし、バックストロークレッジ(足かけ)を使用した際、下肢関節伸展のタイミングの違いにより、パフォーマンス(5m通過タイムなど)にどのような影響があるかを検討しました。
その結果、股関節を先に伸展した後に膝関節を伸展する動作を行うことで、跳び出した後、アーチ姿勢が取りやすくなり一点入水がしやすくなることが明らかになりました。
そのようなスタート技術のおかげで、5m通過時間が短縮されることがわかりました。

>>詳しい研究内容はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/research/2021/01/post-47.html

【奈良助教からのコメント】
これまでに背泳ぎスタートパフォーマンスを向上させるために、様々な研究がなされてきましたが、合図前の適切な構えや、足離れ後の技術に着目されてきました。跳び出し時(合図後から足離れまで)の動き、つまり股関節と膝関節の伸展のタイミングに着目をすることで、コーチング現場での可能性も広げるのではないかと考えています。なお、この研究の対象者は大学生ですので、誰にでも当てはまるとは言えないためご注意ください。

【原著論文情報】
Rio Nara, Yusuke Ikeda, Hirofumi Shimojo, Daisuke Sato, Hiroshi Ichikawa, Yasuhiro Baba and Yoshimitsu Shimoyama. Does different timings of hip and knee joint extension during take-off affect backstroke start performance? Sports Biomechanics [in press]


>>水泳部の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/sport/swimming/

>>健康スポーツ学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

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