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【義肢装具自立支援学科】タイ訪問活動報告

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2月12日~16日の間、義肢装具自立支援学科の教員数名がタイ・バンコックへ訪問し、タイ国立シリントーン・リハビリテーションセンター(SNMRC)への動作分析に関する技術協力、アジア義肢装具学校連絡協議会(APOS)参加、そして国際義肢装具学会(ISPO)主催のワークショップへの参加などの様々な活動を行ってきました。

SNMRCとの第1回会議では、大塚博講師による本学の紹介、江原義弘教授、坂井一浩准教授によるプロジェクト構想案の発表に続きSNMRC側とのディスカッションが行われました。会議のまとめでは二者間で取り交わす覚書(案)が作成され、また、具体的な短期の実行計画確認もなされ、極めて有意義な訪問になりました。

APOS会議では、タイをはじめカンボジア、ベトナム、スリランカ、パキスタン、香港、オーストラリアなどの義肢装具学校教育者が集まり、APOSとしての方針と行動計画についてディスカッションされたほか、それぞれの学校の義肢装具教育ストラテジーについて発表がありました。
国によって義肢装具教育を取り巻く状況は異なりますが、ニーズに対応した教育内容を検討し実行することにはかわりなく、義肢装具の教育に携わる者として共感する部分、そして刺激になる情報が多くありました。

また、ISPOワークショップでは「切断と義肢、およびリハビリテーション」をメインテーマとし、基礎知識のレヴューはもとより、この分野における先進的なテクノロジーやセオリーが発表されました。

本学の基本方針の一つに『国際社会への貢献』があります。今回の訪問では、国際社会とかかわりをもつことの重要性を再認識すると共に、本学科がこれに貢献できる可能性を持っていることを改めて確認することができました。また、このような機会を通じて得られる有形無形の情報や刺激が、本学科での日々の教育を高めるものとなることも明らかです。

義肢装具自立支援学科 准教授 坂井 一浩

【写真上】SNMRCでのプロジェクト会議
【写真中】APOS会議
【写真下】ISPOワークショップ・オープニングセレモニー

義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
http://www.nuhw.ac.jp/dept/medical/jiritsu/index.html

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