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【健康栄養学科】模擬患者(Simulated Patient;SP)を活用した栄養教育実習の実施報告

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本学では、理学療法、健康栄養、看護3学科の実習にご協力いただくことを目的とし、自前の模擬患者(以下SP)の養成を行っていますが、今回は、健康栄養学科3年生の栄養教育論実習にご協力いただいたSPの方々の活躍状況及び学生の感想を報告します。

本実習のSPの方々は、豊栄中高年教養大学(老人会)の8名(女性4名、男性4名)で、下記の個別指導及び小集団指導にご協力をいただきました。

5/11 説明会(スケジュール、協力内容の説明、ビデオ視聴、協力者募集)
5/25 協力者との事前打ち合わせ
5/31個別指導(特定保健指導練習)
6/14個別指導(特定保健指導練習)
6/21個別指導(特定保健指導練習)
6/28個別指導(特定保健指導練習)
6/21小集団指導(肥満改善教室)
7/5小集団指導(糖尿病教室;血糖コントロールと合併症予防)
7/15小集団指導(高血圧教室;血圧コントロールと合併症予防)

SPの方々には、医学部などで行われている医学生や研修医の臨床能力(実技能力)試験(Objective Structured Clinical Examination; OSCE)を応用し、学生の栄養指導能力(実技能力)を評価していただきました。学生の印象(言葉使い、姿勢、視線、表情、安心感)はどうか、自分の生活の振り返りと現状確認ができたか、生活改善の具体的な目標設定ができたか、教材は役に立ったかなどについて、評価表による評価およびコメントでの評価をしていただきました。

2ヶ月間にわたる全7回の実習を通じて、学生からは、「SP者の望むことをきちんと把握することが重要だと感じた」「こちらがわかっていても、SP者には伝わっていないことがあることがわかった」「専門用語は使わないという意味がわかった」「基本的なこととして身だしなみ、言葉使い、笑顔等が大切であることがわかった」「一般の方に対応するのは初めてのことなので戸惑った」「体験することの重要性がわかった」など、沢山の感想がでてきました。

今回は、こちらで設定した症例を基に、SP役を演じていただきましたが、今後は、SP者の身体及び生活状況に合わせた症例を作成すると、よりリアリティのある実習ができるのではないかと感じています。

最後に、本実習にご協力いただいた豊栄中高年教養大学(老人会)のSPの皆さま方に、心より御礼申し上げます。暑い中、何度も大学に足をお運びいただき誠にありがとうございました。

(栄養教育論実習担当教員:斎藤、小林)

<写真上から>
・個別指導の様子1
・個別指導の様子2
・個別指導の様子3
・小集団指導の様子
・模擬患者様からコメントを頂く学生たち

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