2026.08.07

【eスポーツ×福祉】知的スポーツがリハビリテーション手法に繋がる時代

皆さん、好きなゲームはありますか?

Switch、Play Station、Xbox、Steam、ソーシャルゲーム...

今挙げたゲーム機やゲーム、多くの方が持っている、もしくは遊んだことがあるのではないでしょうか。
ゲームには様々なジャンルがありますが、その中でも特定のジャンルについては、
「eスポーツ」として世界大会が開かれるような規模になっています。

eスポーツとは、「コンピューターゲームやビデオゲームを使った競技・娯楽」のことを指します。

知名度が大きく上昇したのは、コロナ渦の際不要不急の外出を控えていたころ、
自宅で出来ることとして「ゲーム」が挙げられたことが、より注目を浴びる機会になったと言われています。
現在のeスポーツは「知的スポーツ」として年々注目度を増し、今年2026年愛知県で開催される、
アジア・オリンピック評議会(OCA)主催、「第20回アジア競技大会」では水泳やサッカー、
野球などに続き、eスポーツが正式なメダル競技として採択されました。

そんな盛り上がりをみせているeスポーツですが、実は近年、
福祉や健康の面でも注目を集めているのは知っていましたか?
今回のイフクリップは、eスポーツが福祉や健康の面でどう注目されているかをご紹介します!


【eスポーツ×高齢者福祉施設】eスポーツが予防や交流に繋がる

改めて、eスポーツとは、「コンピューターゲームやビデオゲームを使った競技・娯楽」のことです。
オリンピック種目など競い合う一方で、「勝ち負け」よりも人との交流や健康づくりを目的に活用されることもあります。

例えば、高齢者福祉施設では、リズムゲームを使って全員でゲーム大会が開かれたことがあります。
遊んでいる人たちが知っている音楽に合わせてボタンを押す中で、一緒に歌い合ったり、
普段あまり話さない方と話すきっかけづくりに繋がることもあります。

他にも茨城県では高齢者と高校生・大学生が混合チームを組み、リズムゲームの大会を開くなど、
世代を超えた交流づくりのきっかけに繋げる取り組みを行っている所もあります。

交流に加え、流れる音に合わせて画面に映るボタンを押す、という聴覚と視覚の情報を統合する動きに繋がることから、反射神経や注意力を向上させる効果があると期待されています。

 

企業の取り組みとしても、株式会社セガより展開中の大人気パズルゲーム「ぷよぷよ」が、
「ぷよぷよトレーナー」として介護施設向けの製品が提供されている、という事例があります。

【eスポーツ×障がい者支援施設】ハンディキャップをこえて

ゲームをプレイするコントローラーには補助機能を追加できるものがあります。
例えば、「ボタンを押し続ける」が「ボタン連打」に変換される、といったものです。
この補助機能を使うことで、ハンディキャップを持つ人でも充分に遊ぶことが可能となっています。
障がい者支援施設では、一人ひとりの身体の状態にあわせてコントローラーなどの入力機器を工夫し、
障がいの有無に関係なくゲームを楽しめる環境づくりを進めているところもあります。

身体に関する進行性の病気だった場合も、進行状況によって「できなくなってしまったこと」を工夫して、
「できるようにする」という日々の生活のモチベーションに繋がっています。
この環境の整備には、本学でも目指すことができる「作業療法士」が自助具(自分で身辺の行動ができるように工夫されたその人専用の道具)をつくりサポートをしている例もあります。

また、入力機器の操作による機器類操作への興味や、ゲームに触れる中で参考となる配信動画を見た経験から、
動画編集の仕事に興味を持ちはじめ、結果的に就労面へ繋がるなど日々のやりがいや社会復帰にも繋がる事例やこの動きを進める企業もあります。

【eスポーツ×コミュニティ】誰とでも、どこででも

現在のゲームの多くには「オンラインプレイ」が搭載されています。全国・全世界の様々な人と協力や対戦をしながらゲームを楽しめます。
このオンラインプレイにあたって、基本的にお互いの顔は見えません。ゲームの世界の中では年齢や身体に関わらず、誰しもが平等に楽しくゲームを楽しみ、時には競いあっています。

高齢者施設での話に戻りますが、オンラインプレイが普及したことによって、
高齢によって施設からの移動が難しくなり会えなくなった友人とまた話せる、
遊べるなど新しい形でのリハビリや生きがいの創出に繋がっている例もあります。

【eスポーツ×イフク】eスポーツの科学を学ぶ

今までご紹介してきたeスポーツですが、本学の健康データサイエンス学科で学ぶことができます。
具体的にはeスポーツの運動特性や心理特性などを学ぶほか、
生涯スポーツ・競技スポーツとしての課題と支援策を考えます。
年齢や障害の有無を問わず楽しめる「生涯スポーツ」としての教育・認知機能への効果と、
生活習慣などの課題を分析します。

また、「競技スポーツ」として、勝利のためのパフォーマンス分析やコーチング手法を学び、データに基づいた科学的な支援方策を提案できる力を身につけます。
健康データサイエンス学科では、eスポーツを本学ならではの健康科学や福祉の観点から学ぶことができます。
障がいのある方の社会参画や高齢者の認知機能維持を支えるデータのスペシャリストを目指せるときくと、興味が湧いてきませんか?
具体的にどんな学びをするのか気になった方は、ぜひオープンキャンパスに来てみてください。

今回紹介したeスポーツをはじめ、あらゆる分野で活躍するデータのスペシャリストを目指してみましょう!

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