2025.08.20

【総合型選抜・学校推薦型選抜】入試対策の基礎知識・具体的な進め方

9月は“準備を形にする月”_合格に近づく行動を一つずつ積み上げよう。

1. まずは全体像:2つの入試のポイント

総合型選抜(旧AO)

〇 評価の軸:学力だけでなく人物像や学修意欲を総合評価

〇 特徴:志願理由書・面接・小論文・集団討論など、大学ごと独自の入試方法が導入されている

〇 総合型選抜がおすすめの人:学ぶ意欲や、経験(ボランティア、部活動など)を積極的に伝えられる人

学校推薦型選抜(指定校/公募)

〇 評価の軸:評定平均、出欠状況、活動実績、人物評価

〇 特徴:高校の推薦が必要。大学ごとに評定や提出書類の条件が異なる

〇 学校推薦型選抜がおすすめの人:日常の努力を高校での定期試験や活動結果で示せる人

 

※具体的な要件・日程は大学・学科で異なります。必ず各大学の募集要項を確認してください。

 

2. 9月からのロードマップ(6~10週間)

1.要件確認(今週):募集要項・評定・提出物の把握

2.志願理由書の骨子作成(1週目):体験・学び・将来像を結ぶ

3.面接&集団討論&小論文の基礎練習(2~3週目):頻出テーマで型を習得

4.オーキャン/入試対策講座で裏取り(随時):情報を“自分の言葉”に

5.書類完成&第三者チェック(3~5週目):誤字・論理・独自性

6.出願実務(締切3週間前から逆算):証明書・写真・出願サイト

7.直前調整(試験2週間前):模擬面接、集団討論・小論文の通し練習

 

3. 要件チェック:出願可否を最初に確定

募集要項で確認する項目

  • 出願区分(総合型/推薦(指定校・公募)/一般/共通テスト利用 等)
  • 必要評定・欠席基準・資格条件(例:英語検定・活動証明 等)
  • 提出書類(志願理由書、活動報告書、推薦書、調査書、課題レポート など)
  • 選考方法(面接/集団討論/小論文/適性検査/基礎学力テスト)
  • 日程(出願期間、試験日、合格発表、手続締切)
  • 併願の可否・入学手続金の有無

高校への依頼が必要なもの

  • 調査書・推薦書の発行依頼(締切の2~3週間前に依頼)
  • 検定・活動の証明書コピー提出

 

4. 志願理由書:医療系ならではの“3本柱”で書く

構成テンプレの例(600~800字)

1.動機の核:原体験・興味の芽(患者・家族の体験/授業・探究/ボランティア)

2.学びの接続:高校での学び・活動→学科カリキュラムのどこで伸ばすか

3.将来像:卒業後の貢献(チーム医療/地域医療/専門領域)と、そのための大学の強み

▶ 私が〇〇職を志すのは、__という経験を通じて、__の課題を解決したいと考えたからです。高校では__に取り組み、__の力を伸ばしてきました。貴学の__や__での学びを通して、将来は__に貢献します。

チェックリスト

  • 医療職としての倫理感・安全への配慮が言及されている
  • 大学独自の学び(実習・設備・科目名)が入っている
  • 「なりたい」だけでなく今の行動が書かれている
  • 決まり文句より“自分の言葉”で書いている

 

5. 面接対策:STAR法で一貫性を出す

頻出質問(例)

・なぜこの職種・学科か/なぜこの大学か

・最近関心をもった医療ニュースと自分の意見

・チームで困難に向き合った経験(自分の役割)

・ストレス対処法・体調管理

答え方のコツ(STAR法)

  • Situation:状況 Task:課題 Action:行動 Result:結果と学び

チェックリスト

  • 医療現場で求められる態度(傾聴・守秘・安全)に触れた回答
  • 大学の学びと将来像が同じキーワードで結ばれている
  • 姿勢・表情・声量・目線を動画でセルフチェック

身だしなみ・持ち物

  • 清潔感(髪・爪・制服・靴)  腕時計  受験票  筆記用具

 

6. 小論文/集団討論/課題発表:型を先に覚える

頻出テーマ(医療系)

・高齢化と地域包括ケア/チーム医療と多職種連携/患者の尊厳とインフォームド・コンセント

・医療とICT・AI/災害医療とBCP/感染対策とリスクコミュニケーション

60分演習の進め方(目安)

  • 10分:設問分析・立場決定・根拠3点メモ/役割分担・条件確認
  • 35分:本文(序論→本論3段→結論)/意見交換・アイデアの出し合い
  • 10分:推敲(主語述語、接続、固有名詞)/結論まとめ
  • 5分:タイトル・要約(求められる場合)/プレゼン準備

評価観点チェック

  • 論点からズレていない
  • 根拠が具体的(体験・データ・制度)
  • 倫理・安全への配慮
  • 反対意見への理解

 

7. 基礎学力試験対策(短時間で効くやり方)

1)過去問題集/模擬試験に挑戦する

2)解答・解説を確認して、苦手科目や分野・問題傾向を把握する

3)単元別の目標点数に向けて、対策の優先順位を決める

あわせてチェック!「WEBオープンキャンパスで入試対策!過去問解説も♪」

 

8. オープンキャンパス&入試対策講座を活用

秋も開催!参加前→当日→後日の3ステップ

  • 参加前
    • 聞きたいこと5つ(学習のサポート/時間割/実習・演習量/国家試験対策/就職)
    • 体験したいブース(例:検査・評価・義手義足製作・シミュレータ)
  • 当日
    • 在学生に生活のリアル(テスト・バイト・サークル)
    • 教員に学びの独自性(科目名・教育方針)
    • 設備・実習室は写真とメモ(許可の範囲で)
  • 参加後
    • 志願理由書に使える“自分の言葉”で3行メモ
    • 面接回答のキーワードへ反映

申込ページ例:
オープンキャンパス日程・申込こちら
入試対策講座(志望理由書・面接対策)こちら

 

9. 知っておきたい医療系ならではの評価観点

  • 医療職としての倫理観・安全意識:守秘義務、感染対策、患者の尊厳
  • 対人適性:傾聴、協働、感情のコントロール
  • 持続力:実習・国家試験などへの学び続ける姿勢
  • 職種理解:看護職・リハ職・検査職・義肢装具士・視能訓練士・臨床工学技士などの違い

 

10. 自己評価シート(面接・書類・小論文)

あわせてチェック!「志願理由書の書き方入門~伝わる志願理由書のつくり方~」

 

11. 出願実務:逆算でミスゼロ

3~4週間前

  • 写真データ(規格・背景・容量)準備
  • 調査書・推薦書の依頼/活動証明コピー
  • 出願サイトのアカウント作成・操作確認

2週間前

  • 志願理由書・活動報告書の最終版(PDF化・印刷)
  • 小論文・面接の通し練習(60分×2本)

1週間前~前日

  • 受験票・会場アクセス・持ち物チェック
  • 体調管理(睡眠・食事・感染対策)

当日

  • 集合20~30分前到着  時計・筆記具  深呼吸3回

 

12. よくあるQ&A

Q. 志願理由が“人の役に立ちたい”しか出てきません。
A. “誰に・どんな場面で・どう役に立ちたいか”まで具体化。オープンキャンパスなどで見聞きした事例を固有名詞で足す。

Q. 活動実績が少ない…
A. 量より意図と学び。短い活動でも課題設定→工夫→結果→次の一歩を語れればOK。

Q. 緊張で話せない
A. 45秒の“基本自己紹介”スクリプトを暗唱。動画で声量・速度を確認し、週2回フィードバックをもらう。

 

13. まとめ:9月の行動が“合格の土台”

〇 要件確認→骨子作成→練習→体験で裏取り→出願実務の順で迷いを減らす。

〇 秋のオープンキャンパス入試対策講座で、情報を“自分の言葉”へ。

次のアクション

募集要項を保存してマーカー
 オープンキャンパス/対策講座に1件申込
志願理由書の骨子200字を書く

 

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