研究の向こうに未来が見える。

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医療情報管理学科

研究の向こうに未来が見える。

助教

谷 賢太朗(タニ ケンタロウ)

最終学歴 新潟大学大学院
学位 博士(工学)
保有資格 基本情報技術者、応用情報技術者
趣味 ボウリング、工作
愛読書 社会的ジレンマ―「環境破壊」から「いじめ」まで
座右の銘 上善如水

視覚障がい者
支援のための
機器開発に
関する研究

研究をはじめたきっかけ

幼少期から機械やコンピューターに興味を持っていました。その頃から将来は、研究者になりたいと思っていた記憶があります。ただ、大学に入学するまでは、機械やコンピューターを学ぶ場が周囲になく、本気で学問を学びたい気持ちは薄れていきました。しかし、大学4年生の時に自分が子どもの頃やりたいと思っていたことを研究している研究室を見つけ、「これだ」と思い配属を希望しました。その研究室で一度消えかけていた気持ちに火がつき研究にのめり込みました。

研究内容

視覚障がい者は、視覚から情報を得られないため、それを補うための何かしらの支援が必要となります。私はその支援を工学的な側面から行うための研究を行っています。近年はスマートフォンやタブレットをはじめとする機器が広く浸透し、視覚障がい者の方々の使用率も高まっています。そこで私はそれらの機器を活用して、視覚障がい者が情報を得られるようになる手段を検討しています。現在は、視覚障がい者が一次救命処置(心臓マッサージやAEDの使用)を円滑に行うためのアプリ開発を行っています。

研究成果による貢献

今開発している一次救命処置を支援するアプリは、視覚障がい者や救急救命士にご意見をいただき、より使いやすいものになるよう改良を続けています。将来的には、このアプリを無料で一般に公開し、より多くの方々に知ってもらい、さらには使ってもらうことで、幅広くあらゆる世代の人々が一次救命処置を行えるような社会づくりに貢献したいと考えています。

本研究の今後の展望

視覚障がい者のための支援機器は、現状でも様々な形で活用されています。そのような機器は、視覚障がい者を助けるだけでなく、使用方法によっては視覚障がい者の方々が他人を助けられる可能性を秘めています。そして、視覚障がいを持っていても、他人を助けるという行為が可能になることで、自分の自信につながり、QOL(生活の質)を高めることにつながると考えています。私は支援機器の開発を通して、あらゆる人々がお互いに助け合える社会の構築に貢献していきたいと考えています。

高校生へメッセージ

医療情報管理学科は、医療事務についてはもちろんですが、情報技術、つまりITに関しても学ぶことができます。医療に、そしてITに興味がある皆さんにやりがいを感じてもらえる模擬講義を行いたいと思いますので、ぜひ参加してください!