2025.06.20
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高校1年生の終わりから2年生にかけて、多くの生徒が「文系」か「理系」かの選択を迫られます。これは今後の大学受験や将来の職業選択に直結するため、大きな決断です。しかし、「なんとなく苦手科目を避けたいから」「親に言われたから」といった理由で選んでしまうと、後々の進路で選択肢が狭まり、後悔することも少なくありません。
この記事では、文理選択をする前に知っておくべき大学進学に関する重要な情報をわかりやすく紹介します。
文理選択は、大学の学部選びに直結します。例えば:
● 文系 → 法学部・経済学部・文学部など
● 理系 → 工学部・理学部・医学部など
このように、一度「文系」「理系」と選んでしまうと、大学受験時に受けられる学部や学科が大きく変わってきます。
ところが、高校2年生や3年生になってから「やっぱり理系の分野に進みたい」「心理学に興味が出てきた」と思っても、文理選択の時点で選択肢が限られてしまっていることが多いのです。
たとえば、将来医療技術職に就きたいと思っているとします。
● 理学療法士:ケガや病気からの回復を支援するリハビリの専門家
● 看護師:患者の心身のケアを担う医療現場の中核的存在
● 診療放射線技師:MRIやCTなどを用いた画像検査の専門職
これらはどれもやりがいのある職業ですが、大学での専門的な学びが不可欠です。そして多くの場合、これらの学科を受験するには「理系科目(生物や化学、数学など)」が求められるのが一般的です。
つまり、高校2年生になる前の「文理選択」が、そのまま医療系学部に進めるかどうかに直結することがあるのです。
「人を助ける仕事がしたい」と思い始めた高校2年生。
でも、文理選択で文系を選んでしまったため、
看護学科や理学療法学科の受験に必要な理系科目を履修していなかった…
こうした事態を防ぐには、できるだけ早くから「将来なりたい職業」や「興味のある分野」について考え、情報を集めておくことがとても重要なのです。
しかし中には、「どうしても理系科目が苦手…ということは希望する進路を諦めないといけないの…?」という方もいるかもしれません。
そんなあなたに朗報です…!
文理選択で一度進路を決めたとしても、後から「やっぱり医療職に就きたい」と思ったときに、リカバリーできる道もあります。
それは、文理選択にとらわれずに出願できる大学を選ぶという方法です。
近年、大学入試制度は大きく変化してきています。特に注目すべきなのが以下の2つの入試方式です。
● 書類や面接、集団討論、小論文、などを通じて総合的評価で合否が決まる入試方式です。
● 筆記試験の比重が比較的低く、高校時代の活動や大学への志望理由が評価されるのが特徴。
● 自分の興味関心をしっかりと伝えられれば、文理にとらわれず幅広い学部を目指すことが可能です。
▶ メリット:
文理選択後でも、自分の「やりたいこと」を軸に進路変更できる可能性があります。
最近では、理系科目で文系学部に出願できる、またその逆も可能な大学が増えています。
例えば、数学や理科で経済学部や社会学部を受験できるケースもあります。
▶ メリット:
選択した文理に縛られず、自分に合った入試科目で受験できるため、得意を活かせます。
新潟医療福祉大学では、看護学科や理学療法学科、診療放射線学科など、医療系のさまざまな学科を設置しながら、文理問わずすべての学科の入試に挑戦できる仕組みを整えています。
また、総合型選抜や学校推薦型選抜に強い体制が整っており、面接や志望理由を重視した入試で、「人を支える仕事がしたい」という思いをしっかりアピールすることができます。
▶ Point:新潟医療福祉大学の魅力
● 文理に関係なくすべての学科を受験可能
● 入学後のきめ細かな学修サポート、資格取得支援の体制
● 医療・福祉・スポーツ・リハビリ分野を広くカバー
● 他職種連携教育(チーム医療)に力を入れた実践的な学び
● 面接重視の総合型選抜で受験チャンスが広がる
文理選択の段階で進路を狭めないためには、情報と選択肢をしっかり知っておくことが大切です。
「今はまだ将来のことが決まっていない」という生徒さんにこそ、選択肢をできるだけ狭めない文理選択や大学選びが必要です。
しかし一方で、大学受験制度は年々柔軟になりつつあり、本人のやる気や将来への思いを重視する入試方式も増えています。
保護者の方も、昔とは異なる現在の入試制度を理解し、以下の点に注目してお子さまをサポートしてあげてください。
● まずは可能性を少しでも広げる情報収集と文理選択がおすすめ
● 大学によっては文理をまたいで入試が可能なこと
● 興味や関心、得意科目を大事にした進路選びも重要
文理選択は、自分の将来に直結する第一歩です。だからこそ、早い段階で職業や学びたい分野について考え、自分の可能性を広げられる進路選びを意識してみましょう。
そして、総合型選抜や文理に関係なく出願できる大学を活用することで、後から気持ちが変わっても対応できる進路の柔軟性が生まれます。
大切なのは、早い段階から情報を集め、将来の選択肢を広げておくこと。そして、「自分らしい進路」を見つけることです。
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