大西らの論文が Brain Research に受理されました

Onishi H, Sugawara K, Yamashiro K, Sato D, Suzuki M, Kirimoto H, Tamaki H, Murakami H, Kameyama S.

Effect of the number of pins and inter-pin distance on somatosensory evoked magnetic fields following mechanical tactile stimulation.

Brain Research (in press)

要旨:
機械的触覚刺激時の刺激条件と脳活動との関係を明らかにすることを最終的な目標とした研究の一環として,本実験では(1)小さなピンを利用した機械的触覚刺激時のピン数と一次体性感覚野(S1)の活動との関係と(2)2本のピン間隔とS1活動との関係を明らかにすることを目的とした.
対象は健常者であり306ch脳磁計(MEG)を利用して,(1)小さな機械的触覚刺激用のピン1本,2本,3本,4本,8本を利用して,刺激ピン数とS1活動との関係を解析した.また(2)2本のピンを利用してピン間隔を2.4 mm, 4.8 mm, 7.2 mmに設定して,ピン間隔とS1活動との関係を解析した.さらに,皮膚電気刺激(3 mA, 4 mA, 5 mA, 6 mA)による脳活動もあわせて計測した.
その結果,機械的触覚刺激後約50msで対側半球のS1に著明な活動が認められ,その活動はピン数を増やすことにより増大することと,2本のピン間隔を2.4mmから7.2mmに広げることにより増大することが明らかになった.また,機械的触覚刺激時のピン数増加によるS1活動の増加率は電気刺激強度増大によるS1活動の増加率よりも小さいことが判明した.