4/21 勉強会

【研究報告】

担当:東原

タイトル:陸上競技短距離選手における肉離れ受傷・復帰後の筋機能評価

要旨

  • 目的:ハムストリングス肉離れを受傷し,競技復帰した後の筋機能を評価すること.
  • 方法:ハムストリングス肉離れ既往を有する男子陸上競技短距離走選手7名を対象とした.超音波画像診断装置を用い,健側および患側の大腿二頭筋長頭(BFlh),半腱様筋の筋弛緩時,筋収縮時(最大トルクの50%発揮時)の画像を得,筋厚を測定した.また,筋厚と等速性膝関節屈曲筋力との関連をPearsonの相関係数を算出することにより検討した.
  • 結果:患側BFlhにおいて,弛緩時から筋収縮時にかけての筋厚増大が認められなかった.また,同筋において筋厚と筋力との間に有意な正の相関が認められた(p < 0.05).
  • 考察:肉離れ受傷・競技復帰後のBFlhにおいて,動的筋機能に変化が生じていることが明らかとなった.

 

【論文抄読】

担当:岩波

タイトル:Neurophysiological correlates of visuo-motor learning through mental and physical practice

要旨

  • 目的:Mental Practiceが運動学習を促進させる脳の可塑的変化を誘発させるという仮説をEEGで検証すること.
  • 方法:健常な右利き成人10名を対象に,①実際の運動課題を実施する(240回)群と②Mental Practice(180回)後に運動課題を実施する(60回)群に分けた.ERP波形を計測し,各群の運動学習ステージ(初期・中期・後期)でN2成分を比較した.
  • 結果:2つの群において実際に運動した施行回数に差があったにも関わらず,ERP波形(N2成分)は両群で増大し,前運動領野において同程度の振幅値を認めた.
  • 考察:運動学習時の運動神経ネットワークの変化は,Mental Practice後に身体的訓練を実施した方が,より効率的に機能的ネットワークを構成することが示唆された.