7/28 勉強会

【研究報告】

担当:齊藤

タイトル:2連発末梢電気刺激が皮質脊髄路の興奮性変化に及ぼす影響

要旨

  • 目的:2連発末梢電気刺激がMEPおよびSAI,AFに及ぼす影響を検討する.
  • 方法:2連発末梢電気刺激は運動閾値下の刺激強度で20分間正中神経に与えた.連発する刺激パルス間隔(ISI)は5ms, 15msとした.評価は電気刺激直前,直後,20分後,40分後にMEPとSAI,AFを記録した.
  • 結果:ISI5msの2連発末梢電気刺激はSAIを有意に減少させた.
  • 結論:2連発末梢電気刺激は特定のISIにおいてSAIを調節することが示唆された.

 

【文献抄読】

担当:高井

タイトル:Widespread Modulation of Cerebral Perfusion Induced during and after Transcranial Direct Current Stimulation Applied to the Left Dorsolateral Prefrontal Cortex

要旨

  • 目的:20分間の左前頭前野背外側部(DLPFC)へのtDCS中~後の皮質灌流変化の解明すること.
  • 方法:健常成人に対し1mAで20分間のtDCSを行い,施行中とその後のaftereffectの10分間の灌流変化をfMRIを用いて記録した.
  • 結果: Anodal tDCS中は L-DLPFCと構造的に密接な領域で灌流増加し,Cathodal tDCS中は両側視床で灌流減少が観察された.電極直下領域のみの灌流変化をみるとCathodal tDCSに比べAnodal tDCS中に極性依存的灌流増加が見られた.Anodal tDCS中にはL-DLPFCと視床の連結性が減少することが分かった.Anodal tDCS後にはL-DLPFCとSM1の機能的連結性増加し,その他広範囲の灌流減少も認めた.
  • 結論: L-DLPFCへのtDCSは広範囲にわたる灌流変化を誘発した.DLPFC活動と痛覚刺激の知覚強度・不快感は負の相関することから,本結果は,DLPFCが視床の活性低下を介して,痛みを調節するとする仮説を支持するものであった.