桐本らの論文がPlos One誌に掲載されました

AuthorsHikari Kirimoto , Hiroyuki Tamaki, Makoto Suzuki, Takuya Matsumoto, Kazuhiro Sugawara, Syo Kojima, Hideaki Onishi

Journal: PLoS ONE DOI: 10.1371/journal.pone.0108058
Title: Sensorimotor Modulation Differs with Load Type during Constant Finger Force or Position

要旨ヒトが一定の筋力を発揮する際には、不動の物体に力を加える(Force task)、または物体を持つ(Position task)の二通りがあります(図1)。リハビリテーションの機能訓練に例えると、セラピストが加えた徒手抵抗に抗うのがForce task、これと同じ質量の重りを持つのがPosition taskにあたります。本研究では、Position task中には、感覚誘発電位のgaiting量が多い、すなわち皮質感覚野の興奮性が、Force taskと比較して上昇しやすいことが明らかとなりました(図2)。本研究結果は、リハビリテーションのみならず筋力トレーニングなどにも活用されることが期待されます。

図1

図2