7/11 勉強会

【研究報告】

担当:森下

タイトル:造血幹細胞移植患者の身体活動量と身体機能、QOLの関連性について

要旨

  • 目的:造血幹細胞移植患者の移植前後における身体活動量と身体機能、QOLを測定し、関連性を調査することである。
  • 方法:対象は2013年6月~2015年3月の間、兵庫医科大学病院にて同種造血幹細胞移植を受けた30患者(男:15名、女:15名)とした。移植前後で患者の身体活動量、左右握力、左右膝伸展筋力、6分間歩行距離、バランステスト、QOLを評価した。それぞれの結果を移植前・後で比較し、関連性を調査した。
  • 結果:3.0 METs 以上の活動量は移植後、増大した。6分間歩行と歩数や活動量は関連性があった。バランス機能と活動量も関連性があった。3.0 METs 以上の活動量とQOLも関連している。
  • 結論:造血幹細胞移植患者にとって身体活動量の評価をすることは重要であり、身体機能維持やQOL向上のためには活動量を上げる必要がある。

 

【文献抄読】

担当:大野

タイトル:Characteristics of corticospinal projections to the intrinsic hand muscles in skilled harpists

要旨

  • 目的:手の筋に対する皮質脊髄投射の特性において、後天的に得て専門化された音楽スキルの影響を明らかにする。
  • 方法:ハープ奏者7名、コントロール群7名を対象に刺激強度120%RMTのTMSを用いて、3つの筋(APB、FDI、ADM筋)からMEPを誘発した。
  • 結果:MEP振幅は、FDI筋に対しハープ奏者群で有意に大きかったが、ADM筋はコントロール群で有意に大きく、ADM筋に対するhot spotも2つの群に差があった。
  • 結論:ハープ奏者で示された手の筋に対する皮質脊髄投射の興奮性は、楽器演奏に課せられる機能特有の要求に従った結果である。