12/12 勉強会

【研究報告】

担当:倉部

タイトル:球技系競技者における反応課題と視線推移の特性

  • 目的:球技競技者の視線推移を明らかにする
  • 方法:水平に左から右方向、右から左方向に移動するイミング反応課題を用いて、角膜反射法を用いて視線推移を測定した。移動する速度は100,83,71,63,56,50および46°/secの7種類。各角速度と左右方向でランダムに各12回ずつ計168回行った。
  • 結果:タイミング成績は球技者のほうが良く、視線推移パターンも球技者と異なる傾向が見られた。

 

【文献抄読】

担当:正木

タイトル:Kinematic foot types in youth with equinovarus secondary to hemiplegia

要旨

  • 目的:本研究の目的は,内反尖足を有する痙直型脳性麻痺児において,歩行動作中での足関節・足部の三次元動作解析を行った上で,妥当なサブグループ分類を検討することとした.
  • 方法:対象は内反尖足を有する痙直型脳性麻痺児24名,健常児20名とした.Milwaukee Foot Modelを用いて歩行動作中の足関節・足部の運動学的データを測定した.また,主成分分析およびクラスター分析を用いて,対象者をサブグループ化した.
  • 結果:尖足・内反・内転を有するサブグループ,内反・内転のみを有するサブグループ等の5つのサブグループに分類された.
  • 結論:類似した歩行パターンを有する痙直型脳性麻痺児は,同様の介入によって効果が生じる可能性があるため,本研究におけるサブグループ分類は臨床を行う上での指針となる.