7/17 勉強会

【研究報告】

担当:平林

タイトル:同時収縮中の強度がIa相反性抑制度合に及ぼす影響

  • 目的:本研究の目的は関節運動前のcocontractionがcoactivationに及ぼす影響を明らかにすること。
  • 方法:健常男性20名を予定。対象筋は主動作筋を前脛骨筋(条件刺激)、拮抗筋をヒラメ筋(試験刺激)。同時収縮強度は0、10、30 %MVCとし、電気刺激は同時収縮中に実施。電気刺激条件は条件-試験刺激間隔を-2、-1、0、1、2、3、4 msで各10回をランダムで実施。
  • 今後:同時収縮中の強度による相反性抑制度合の特徴を明らかにし、今後、筋疲労時の脊髄運動調節機構を明らかにしていく。

 

【文献抄読】

担当:下門

タイトル:Can muscle coordination explain the advantage of using the standing position during intense cycling?

出典:Turpin et al. J Sci Med Sport 2017;20:611-616.

  • 背景:ヒトの自転車運動において、加速時や坂道で立位にすることでパワー出力が高まる。この立位の優位性について不明な点があり、エリートとは異なり非鍛錬者において筋収縮パターンが異なる可能性があり、まったく調査されていない。
  • 目的:立位と座位時における下肢の筋協調パターンを比較し、両姿勢における高パワー出力を調節している筋活動を明らかにする。
  • 方法:17名の健常成人男性を対象とし、試技1では漸増負荷で立ち上がり始めるパワー出力であるSeat-stand transition power (SSTP)を決定した。試技2では、ランダムで20-120%SSTPを立位と座位で行った。下肢9筋を測定し、非負値行列因子分解を用いて筋シナジーを抽出した。
  • 結果:積分筋電量は、低いSSTPで座位が優位に低くなり、一方で高いSSTPでは立位が優位に低くなっていた。
  • 結論:低いパワー出力において立位時に高い積分筋電量となるのは、体重を支えることによるもので、高いパワー出力になると座位に比べて優位となる。