10/3 勉強会

文献抄読

担当:大西

論文:Intermittent theta burst stimulation over primary motor cortex enhances movement-related beta synchronization.

Ya-Fang Hsu et al., Clinical Neurophysiology 122: 2260-2267, 2011.

要旨:

  • 目的;経頭蓋磁気刺激を利用したiTBSおよびcTBSがM1興奮性に与える影響と運動関連脳磁界に与える影響を
    明らかにすることである.
  • 方法;対象は健常者10名.iTBSは合計1200刺激を左半球に実施((50Hz×3pulses)×5Hz×2s)/10s).
  • cTBSも合計1200刺激を左半球に実施(50Hz×3pulses)×5Hz).M1興奮性を評価するためにTheta burst
    前後にMEPを計測(両側).また,示指伸展自発運動時の脳活動を評価するためにMEGを利用(両側).
  • 結果;左半球iTBSにより左半球刺激時のMEPが30分間増大し,右半球刺激時のMEPが30分間低下した.
    また,左半球cTBSにより左半球刺激時のMEPも30分間低下した.左半球iTBS後は,右示指自発運動時の
    左半球でのβ-ERSが増加し,左示指自発運動時の右半球β-ERSが減少した.α-ERDやγ-ERSに変化は見られなかった.

米国短期留学報告

担当:菅原