2/15 勉強会

【研究報告】

担当:大鶴

タイトル:慢性疼痛患者の内受容と痛み

  • 目的:慢性疼痛患者において、内受容感覚と痛みおよび情動の関連を検討すること。
  • 結果:内受容感覚の精度に応じて、痛みと情動の関連が異なることが示唆された。
  • 結論:内受容感覚の精度は、慢性疼痛に患者において痛みと情動を結びつける指標となるかもしれない。

 

【文献抄読】

担当:高林

タイトル:Effects of plantar intrinsic foot muscle strengthening exercise on static and dynamic foot kinematics: A pilot randomized controlled single-blind trial in individuals with pes planus

出典:Okamura et al., Gait & Posture 75 (2020) 40-45

  • 目的:本研究は8週間のShort Foot Exercise(SFE)が扁平足者のstaticおよびdynamic alignmentに与える影響を検証した.
  • 方法:対象は扁平足のcontrol群10名,exercise群10名とした.Exercise群に対して,足趾を曲げずにMP関節を踵に引き付けるSFEを8週間実施し,FPI-6と歩行パラメータ,内在筋の筋厚をグループ間およびpre-post間で解析した.
  • 結果:Exercise群において,FPI-6の踵骨スコアが有意に改善した(回内位が是正;p < 0.05).加えて,舟状骨の高さが最小値に達するまでの時間が有意に減少した(p < 0.01).
  • 結論:SFEは扁平足者のアライメントに関連した怪我の予防や治療に効果的な可能性がある.