7/27勉強会

【研究報告2件】

担当:圓 純一郎先生

Coming Soon.

担当:古澤 芽依さん

タイトル:地域在住中高齢者における体格補正骨格筋量指標の妥当性検証

  • 目的:従来より骨格筋量指標はASMIが用いられてきた.昨年度発表された Asian Working Group for Sarcopenia(AWGS2025)では新たにASM/BMIが筋量指標として追加され,日本人を対象としたサルコペニア肥満診断基準であるJapanese Working Group on Sarcopenic Obesity(JWGSO)でも採用されている.本研究の目的は,ASMIおよび両基準のASM/BMIと転倒との関連を明らかにすることとした.
  • 方法:対象は40歳以上の地域住民とした.転倒は過去1年間の転倒の有無で評価した.低骨格筋量はBIA法で測定したASMをBMIで補正して算出したASM/BMIを用い,AWGS2025(≧65歳:男性<0.83,女性<0.57,<65歳:男性<0.90,女性<0.63),JWGSO(男性<0.789,女性<0.512),ASMを身長の2乗で補正して算出したASMIを用い,AWGS2025(≧65歳:男性<7.0,女性<5.7,<65歳:男性<7.6,女性<5.7)のカットオフ値で判定した.男女別に目的変数を転倒,説明変数をASM/BMIおよびASMIにおける低骨格筋量,共変量を年齢,MMSE,握力としたロジスティック回帰分析を実施した.
  • 結果:解析対象は365名(平均年齢67.7±9.2歳,女性67.4%)であり,転倒発生割合は男性10.9%,女性20.3%,低骨格筋量該当者割合は,AWGS2025(ASM/BMI)基準では男性49名(41.2%),JWGSO(ASM/BMI)基準では男性26名(21.8%),AWGS2025(ASMI)基準では男性34名(13.8%)であった.男性のJWGSO(ASM/BMI)基準による低骨格筋量群は転倒の割合が6名(23.1%)であった.ロジスティック回帰分析の結果,男性のJWGSO基準による低骨格筋量のみ転倒と独立して関連した(調整後OR =3.52).女性は関連が示されなかった.
  • 結論:低骨格筋量と転倒との関連は判定基準及び性別により異なり,男性の転倒評価においてJWGSO基準が有用である可能性が示された.