10/12勉強会
【研究報告2件】
担当:坂井 碧惟さん
公開不可
担当:瀨尾 歩さん
タイトル:前部帯状皮質-視床回路における自律神経調節
- 背景・目的:心拍や血圧などの身体内部情報は脳で処理され,脳と心臓は相互に連結した経路を通じて生理的恒常性を保つ.前部帯状皮質(ACC)は内受容感覚の処理や心拍の調節に関与し,内側背側視床核(MD)も心拍・血圧の調節に重要とされる.また,ACC-MD回路はθ周波数によって活性化されることが報告されている.本研究では,ACC-MD回路が心拍・血圧を制御するメカニズムを明らかにすることを目的とする.
- 方法:麻酔下ラットを対象とし,MD刺激によるACC活動の変化を記録した.MDおよびACCに電極を挿入し,電気生理学的手法を用いて,MDでは電気刺激を行い,ACCでは局所電位(LFP)を記録した.MD刺激条件には,先行研究を参考にθ周波数を用いた.同時に心電図,血圧および肋間筋筋電図を記録し,生理的変化をモニタリングした.
- 結果:予備実験では,MD刺激後の心拍数およびACC活動の変化を記録し,LFPの周波数帯別解析とRMSによる振幅評価を行う手順を確認した.本実験に向けて,刺激条件および記録・解析方法を検討するための基礎データを得た.
- 今後:予備実験で得られた知見をもとに研究計画および実験手順を見直し,ACC-MD回路が心拍・血圧を制御するメカニズムの解明を目指して本実験を実施する.