6/4 勉強会

第46回日本作業療法学会 予演会

担当:鈴木
演題名:皮質脊髄興奮性の相反的変化
要旨:
  • 目的:反復関節運動に伴う皮質脊髄興奮性の相反的変化を検証することを目的とした.
  • 方法:健常被験者10名を対象とした(平均年齢20.8歳).皮質脊髄興奮性の指標には,経頭蓋磁気刺激による運動誘発電位のinput-output(IO)curveを用いた.反復関節運動には,LED信号を合図に素早く手関節を伸展する運動を用い,10回を10セット反復した.反復関節運動の前後で運動の主動筋(前腕伸筋)および拮抗筋(前腕屈筋)におけるIO curveを測定し,運動に伴う皮質脊髄興奮性の相反的な変化を観察した.
  • 結果:反復練習後に前腕伸筋におけるIO curveは左へ偏倚し,傾きおよびプラトーレベルが増加した.一方,前腕屈筋では反復練習後にIO curveが右へ偏倚し,傾きおよびプラトーレベルが減少した.
  • 結論:反復運動に伴い,運動の主動筋および拮抗筋に投射している皮質脊髄興奮性に相反的な変化が観察された.