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2019.04.25

障がい者Sports of All プロジェクト

障害者スポーツを体験できるイベント 「2019にいがた3'pics SPORTS チャレンジ」を開催しました

2019年4月21日(日)に、本学にて障害者スポーツについて理解を深め、親しんでもらうことを目的とした、「2019にいがた3'pics SPORTS チャレンジ」を開催しました。
3'picsとは、「パラリンピック」「デフリンピック(聴覚障害の方が参加)」「スペシャルオリンピックス(知的障害の方が参加)」の3つの障害者スポーツの祭典のことを言います。この3大会の競技を体験できる催しは全国的にも珍しく、それぞれの大会への理解促進を図るとともに、障害の垣根を越えたスポーツの楽しさを知っていただくことを目的とし開催しました。

イベント内では、車いすバスケットボールやボッチャ、耳栓で音を遮断して行うデフバレーボール体験、障害のある方とない方が一緒に行うユニファイドサッカーなどの競技コーナーのほか、世界マスターズ陸上 400mリレーで金メダルを獲得した、佐藤 政志(さとう まさし)選手による体の使い方を学べる陸上教室も開催しました。
また、本学の学生たちが日頃の授業の成果を発揮する場として、トレーナーブースや義足体験コーナーも設け、子どもから大人まで多くの方々に参加していただきました。



【イベントに参加された家族のコメント】
義足をつける体験、目隠しをして音を頼りにスポーツをする感覚、車椅子に乗りながらスポーツをする経験すべてが新鮮で、ブースごとについつい夢中になってあっという間に時間が過ぎました。ボッチャのブースでは「障がい者スポーツのほとんどは、障がいの有無はもちろん年齢や経験も関係なく楽しめるんですよ」というお話を聞きました。今日、参加してみて3'picsスポーツの競技をもっと知ってみたいと思いました。


【イベントに参加した学生のコメント】

(健康スポーツ学科3年 佐藤愉生)

私は今回の3Picsが初めての障害を持ったアスリートの方々と関わることができたイベントでした。わたしは主にデフバレーボールを体験させてもらい聴力障害を持つアスリートの方々や老若男女問わず様々な垣根を超えて純粋にバレーボールを楽しむことができました。ただ楽しむだけでなく耳栓をつけ実際にあまり周囲の音が聞こえない中プレーをするという貴重な体験ができました。周囲の音が聞こえないためその分ジェスチャーやアイコンタクトを通じてチームメイトと意思疎通をしボールを繋げる難しさを感じましたが、その分レシーブやトスは相手が打ちやすいように考えることができました。この体験を通してスポーツはどんな垣根も超えることを自ら体験できました。


(健康スポーツ学科3年 阿部栞)

3picsは日本初ということでそこに参加できたことがまず光栄なことでした。
私は聴覚障害者の方とデフ・バレーボールを一緒にやってみて、デフリンピックの日本代表選手の方から直接指導、体験をさせてもらって普段当たり前に声を出している中で耳を塞いだ時大切なことが仕草だったり身振りだったりで、普段耳で確認していることが目でしか感覚をつかめないかつボールも飛んでくるので人との感覚がものすごく大切だなと感じました。そして、話している時にどの人をもちゃんと人の顔、目を見て話していて手話や口の動きを見ているかもしれませんでも私たちに伝えたいって言う思いがすごく伝わり、今回参加できて普段なら味わえない経験をすることができとても充実した時間でした。


(健康スポーツ学科3年 大野将太郎)

3picsのメーンイベントである車椅子バスケのエキシビションが最後に行われました。新潟´81という本格派な車椅子バスケチームに混ざり試合をしましたが、シュート、パス、車椅子の操作がプロのように自分からは見え、でも歯が立たなかったわけではなく、試合をしていくうちに得るものはものすごくありました。そして、前以上に車椅子バスケの魅力にも気づくことができ、いい経験ができました。もっと車椅子バスケの魅力だったり、楽しさをいろんな人に知ってもらえるよう、いろんな活動を行っていきたい。


(健康スポーツ学科3年 貝尾淩)

私は今回の3Picsに参加して、とても貴重な経験や交流をする事が出来ました。また、ユニファイドサッカーや車椅子バスケットボールを通して障害者スポーツの魅力や楽しさを伝える事も出来たと思います。これからも障害者スポーツと関わり続け、魅力や楽しさを発信し続けたいと思えた1日でした。


(健康スポーツ学科3年 中林みなみ)

今回3picsに参加させて頂き、私はデフリンピックの競技であるバレーボールに携わらせて頂きました。実際に体験してみて、普通の状態でプレーするのと聞こえづらい状態(耳栓をつけた状態)でやったときと比べて、状況判断がしづらくなり、より注意を払ってしなければならない難しい状況になるのだと感じました。そして試合を通して、障害を持つ人もない人も関係なく同じコートでプレーできる喜びや楽しさを感じることができました。


>>健康スポーツ学科の詳細はこちら

https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

>>義肢装具自立支援が学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/at/

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