プレゼンテーション1

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2016年8月1日

良く学び、良く遊ぶ

能村 友紀Tomonori Nomura

准教授

担当科目
高齢期障害作業療法評価学、高齢期障害作業療法学、高齢期障害作業療法学演習、地域作業療法学Ⅱ、環境調整・福祉機器学、卒業研究
専門領域
作業療法学

■出身地:石川県
■趣味:旅行,温泉めぐり、野球観戦
■経歴:リハビリテーション専門病院、市役所での勤務を経て,現職に至ります
■子どもの頃の夢:プロ野球選手、教師
■尊敬する人:当たり前のことを当たり前にできる人
■座右の銘:為さざるなり、能わざるに非ざるなり
■休日の過ごし方:社会貢献の一つとして野球審判員をしています。休日はどこかのグラウンドにいます。

専門領域・研究分野について教えてください。

高齢者や障がい者の認知・心理が生活機能に及ぼす影響について関心を持って取り組んでいます。その原点は、市役所で機能訓練事業を担当していた時に在宅生活をしている対象者からいろいろな悩みを教えていただいたことがきっかけになっています。「あなたには私の気持ちはわからない!」などと叱られたことも多々ありました(笑)。障害をお持ちの方はいろいろな悩みを抱えて生活されていますので、目にみえる障がいだけでなく、“みえないものをみる”感性が必要であることを学ばせていただきました。まさに“対象者がわが師”、“地域が教科書”です。

これまでに転ぶのが怖くて活動を行う自信が持てない方とたくさん出会いました。「こたつに入れない」、「買い物に行けない」等、心理的不安感によってこれまで行っていた活動が制限されて、身体活動が低下していく対象者の援助法を考えています。また、物忘れを主とした認知機能低下によって生活能力が段々と低下していく地域高齢者の方ともたくさん出会いました。超高齢化が進む中、認知症予防は喫緊な課題なので作業療法士による早期予防介入について探求したいと考えています。これらの対象者から学んだ課題を解決するために基礎研究と臨床研究の両側面から明らかにしたいと考えています。

作業療法学科の目指す資格の活躍の場や、将来性について教えてください。

リハビリテーションは多職種との連携によって行われるものであり、作業療法士もその一翼を担う職種です。作業療法は医療の中では理解しがたい部分もありますが、対象者に充実した生活が過ごせるようにするために活動を通じて支援いたします。こころとからだの機能だけではなく、環境を含めた活動そのものにアプローチができるので、対象者の生活に密着して援助できることが魅力的であると思います。

2025年には団塊の世代が75歳以上になることが推計されています。作業療法士の活躍の場は、医療での治療的支援だけではなく、地域生活支援を行う必要性がますます高くなってきます。これからは地域包括ケアシステムにおける「医療」、「介護」、「生活支援・予防」の全てのステージで作業療法士の活躍が期待されています。

教育・授業において大切していることや考え方を教えてください。

わからないことがあると早く答えを知りたいのは当然なことですが、作業療法士が関わる課題には明確な答えがあるとは限りません。学生には常に「Why?」「How?」を持つことを期待します。そしてわからないことをわかろうとするためには調べることが必要です。今は検索すれば何でも情報が手に入りますが、たくさんある情報の中から本当に大切な情報を選ぶことが必要となります。学生の「Why?」「How?」を大切にして、“考え抜く力”を身に付けられるようにサポートしたいと考えています。

作業療法学科では3・4年次に臨床実習があります。授業で学んだことを本当に理解していなければ対象者に適切な支援はできません。頭でわかっていても行動に移せないことはたくさんあります。行動に移せるようになるまで繰り返し学習し、経験を積んで欲しいですね。練習でできないことは試合ではできません。練習試合をしないでいきなり公式戦に出場するのは難しいです。日ごろからの積み重ねが大切ですね(自分自身に言い聞かせています)。

メッセージ

在学生の皆さん、大学生活は勉強も当然大切ですが、私はアルバイトなどを通じていろいろな世代の人と出会い、見識を広げることができるチャンスだと思っています。遊ぶ時は思いっきり遊び、勉強するときは集中する。このバランスとメリハリが重要ですね。世間知らずだった私も学生時代に多くのアルバイトやいろんな経験をして社会勉強をしました(笑)。今になっては学生時代の経験がいろんな背景のある対象者を理解する上で役立っています。かけがえのない4年間で人間的に成長できることを期待しています。私も戻れるものなら学生時代に戻りたい(涙)。

受験生の皆さん、人とコミュニケーションを取ることが好きな人は、作業療法士を目指してみませんか?百聞は一見に如かず、作業療法士が働いている臨床現場を実際に見学してみてください。そこで熱いものを感じた人は作業療法学科へご入学ください!対象者に真剣に向き合い、対象者が元気を取り戻す、この感動と醍醐味を味わってみませんか。

次のセンセイを紹介してください!

次は「委員会ツナガリ」の理学療法学科 椿 淳裕 先生です。よろしくお願いします!
そんな、能村先生が在籍する作業療法学科の詳細は以下バナーよりご覧ください。

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謝恩会でゼミ生との一枚です。

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担任である13期生の集合写真です

 

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作業療法学科の伝統行事.国家試験へ旅立つ日には在校生が壮行会を催して元気に送り出します!