2025.08.05

あなたに向いている学科~進路選択のヒント~

迷っている今こそチャンス。自己分析→適性診断→仕事理解→学科研究→体験→比較→決定、の順で“納得の選択”を作っていこう。


全体ロードマップ(7ステップ)

1.自己分析:価値観・興味・得意の棚卸し

2.適性診断:客観データで強み・志向を把握

3.仕事理解:知らないと損!将来性の高い職種

4.学科研究:学びの中身・資格・学生生活

5.体験で検証:オープンキャンパス/見学相談会

6.比較・判断:評価表で点数化→第一志望・併願を決定

7.行動計画:出願までのToDo・期限を逆算


Step1|自己分析:まずは“自分の取扱説明書”をつくる

15分×3ワーク

1)価値観カード:うれしい・やりがいを感じた瞬間トップ3を書き出し、共通語を抽出(例:役に立つ/成長実感/安定/挑戦)

2)興味マップ:授業・部活・生活で「時間を忘れたこと」を5つ書く

3)得意の証拠集め:先生・友人・家族に「あなたの強み」を一言で聞く

チェックリスト

  • 人の役に立つことがモチベーション
  • コツコツ型/瞬発型のどちらかに自覚がある
  • 手を動かす実技が好き/理論で考えるのが好き
  • チームで動く方が得意/一人で集中が得意
  • 視覚・聴覚・細かい作業など感覚の得意不得意を把握

メモ欄

〇 "私が大事にしたい価値観":________

〇 "続けられる好き":________

〇 "人から言われた強み":________


Step2|適性診断:主観+客観のダブルチェック

1) 学校の進路室や無料適性テストで興味タイプ(例:社会・研究・現実志向)を確認

2)数学・理科・国語の基礎力チェック(模試や共通テスト等過去問の分野別正答率)

3)作業耐性(細かい作業に集中できる時間・姿勢)やコミュニケーション志向(聴く/伝えるどちらが得意か)も自己評価

チェックリスト

  • 適性タイプ(例:社会貢献志向・分析志向・創作志向)を把握
  • 数学/理科の得意分野・苦手分野が言える
  • 実技・実験・ものづくりに抵抗がない
  • 人と向き合う時間が多い仕事に抵抗がない

Step3|仕事理解:意外と知られていない、将来性◎な医療職ミニ図鑑

例えば…意外と知らない?医療職を例に、仕事内容/向いているタイプ/学科で学ぶこと/活かせる高校時の活動をCheckしてみよう!

義肢装具士(義肢・装具の専門家)

  • 仕事:義手・義足、装具(インソールやコルセット)などを設計・製作・調整し、利用者の生活動作を支える。
  • 向いている:手先が器用、ものづくり好き、相手の生活に寄り添う共感力。
  • 学ぶ:解剖学/運動学/CAD製作・基本工作実習/福祉用具・ロボット支援/靴型装具学
  • 活かせる活動:数学・物理・美術の基礎、技術科の経験、観察スケッチ。

視能訓練士(ORT:目の検査と訓練の専門職)

  • 仕事:視力・視野・両眼視機能などの検査、弱視・斜視の訓練、医師の診療補助。
  • 向いている:細やかな観察、子どもが好き、丁寧なコミュニケーション、長時間の集中。
  • 学ぶ:眼科学/視覚機能学/眼鏡学/検査学/視能矯正・訓練
  • 活かせる活動:生物・物理の基礎、記録の正確さを要する部活・活動経験。

言語聴覚士(ことばと飲み込みの専門職)

  • 仕事:ことば・聴こえ・摂食嚥下のリハビリを年齢を問わず支援。
  • 向いている:傾聴力、根気強さ、家族支援への関心。
  • 学ぶ:言語学/音声学/カウンセリング技法/小児発声発語障害学/摂食・嚥下障害学
  • 活かせる活動:国語・英語、音楽・合唱経験も活きる。

医療×データサイエンス(データサイエンティスト)

  • 仕事:電子カルテや医療ビッグデータから傾向を分析し、医療の質向上・業務改善・研究を支援。
  • 向いている:数学的思考、仮説検証、地道なデータ処理に耐性。
  • 学ぶ:統計学/人工知能(AI)/プログラミング(Python/R)/アシスティブ・テクノロジー
  • 活かせる活動:数学(確率・統計)・情報、データ分析コンテスト・探究活動。

作業療法士(生活をつくるリハビリのスペシャリスト)

  • 仕事:病気や障がいのある方の「暮らし」を活動・環境調整で支える。
  • 向いている:創造性、観察力、生活全体を設計する視点。
  • 学ぶ:作業療法学/精神・身体機能評価/日常生活活動学/地域実習
  • 活かせる活動:美術・家庭科・技術、ボランティア経験。

そのほか:リハ工学、医療情報、臨床検査分野なども要チェック。


Step4|学科研究:同じ職でも“学び方”は大学で違う

調べる項目(公式サイト/パンフ/教務案内)

  • カリキュラム(1~4年で何をどう学ぶか)
  • 実習の時期・期間・提携施設数
  • 取得可能資格・国家試験合格状況
  • 研究室・設備(3Dプリンタ、シミュレーション環境、検査機器 等)
  • 少人数教育・学習サポート体制の有無
  • 学費・奨学金・学生寮・一人暮らし支援
  • 卒業後の進路(求人数・就職率・大学院進学)

医療職を志望するなら!見るべきシラバス例

  • 基礎:解剖生理/統計・情報リテラシー
  • 専門:評価法・実習指導・演習
  • 横断:地域連携/多職種連携

Step5|体験で検証:オープンキャンパス&入試対策講座

夏以降もチャンスは続く! 秋(9~11月)にも学科体験・模擬授業・キャンパスツアーや、志望理由書・面接対策講座を開催する大学が多数。8月に決めきれなくても、体験しながら絞り込める。

参加前の準備

  • 聞きたい質問を5つ用意(例:学習のサポート体制/1日の時間割/大学を選んだ理由)
  • 気になる学科の“魅力仮説”を一文で書く
  • 体験ブースの内容を確認、参加優先順位を決めておく

当日の行動

  •  学科体験・模擬講義は“理由を持って”選ぶ(その学びが将来どう活きるか)
  • 在学生に“リアル”を聞く(テスト・バイト・サークルの両立)
  • 実習室・設備は必ず見て写真とメモ(許可の範囲で)

参加後の振り返り(10分)

  • 期待とのギャップは?良い意味/悪い意味
  • 面白かった学びトップ3と理由
  • 志望理由書に使える“自分の言葉”で3行まとめ

 

申し込みページ例:

  • オープンキャンパス日程・申込 [こちら
  • 入試対策講座(志望理由書・面接対策) [こちら

Step6|比較・判断:評価表で“見える化”

以下の表を参考に、候補大学・学部学科を点数化(1~5点)。重み付けをして合計点で比較。

判断のコツ

  • “総合点”だけでなく低い項目の理由を読む
  • 家族・先生・友人の第三者視点も1票として反映

Step7|行動計画:出願までのスケジュール例

1)自己分析・適性診断/学科候補3つに絞る

2)オープンキャンパス・個別相談会・入試対策講座参加に1~2校参加

3)第一志望群を決める/入試情報・スケジュールの確認

4)第一志望校決定/志望理由書の下書き→第三者添削/必要書類の準備・面接練習

5)出願・最終調整(学校推薦型/総合型の各日程に合わせて)

今週の3アクション

  • 適性診断を1つ受ける(スクショ保存)
  •  オープンキャンパス/対策講座に1件申込
  • 候補職種の“好きになれそうなポイント”を3行で書く

よくある悩みQ&A

Q. 理系が苦手でも医療系に行ける?
A. ひとことで医療系といっても、職種によって重要視される力は様々なため、理系科目を必須としていない入試設定もある。専門職の学びの中で必要となる数学や物理の基礎知識は、進学後に大学サポートの効率よく学ぼう。

Q. 1つに絞れない…
A.大学パンフレットやホームページなどで 情報収集をして、いくつか的を絞ったら、今度は実体験で検証!オープンキャンパスなど実際の体験、現地見学、教員や在学生との対話の中で差分を明確にして比較しよう。

Q. 将来の働き方が不安
A. 医療職でも、病院だけでなく、企業・研究・在宅・教育など選択肢は広い。卒業生の進路分布を確認しよう。


まとめ:迷いは“行動”で小さくなる

自分を知り、仕事と学科を知り、体験で確かめて、数字で比べる。これから踏み出す一歩が、納得できる進路決定に繋がります。

 

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