2026.02.05

検査に関する仕事をするには?~進学ルートをわかりやすく解説!~

検査で人を支えたい!その想いを“仕事”にするには?

検査を通して医療を支える資格・専門職と、目指すための進学ルートをわかりやすくまとめました。

はじめに:「身体のサインを読み解くプロフェッショナル」

医療の現場で活躍しているのは、医師や看護師だけではありません。
臨床検査技師、視能訓練士、診療放射線技師といった「検査職」は、検査データや画像、身体の機能評価を通して診断や治療の土台を支える専門職です。彼らの共通点は、「正確な情報で医療を支えるプロフェッショナル」であること。患者さんの状態を見極める重要な手がかりを提供し、早期発見や適切な治療につなげる“医療の要”として活躍しています。
目立つ存在ではなくても、一つひとつの検査結果が人の命や生活の質に直結する――そこに検査職ならではの責任と大きなやりがいがあります。これらの職業を目指すためには、大学で国家資格や専門知識・技術を体系的に学ぶことが欠かせません。
「人の役に立ちたい」「根拠をもとに考えることが得意」「理科やデータ、機械・技術に触れることが好き」「身体の仕組みや科学的な分析に少しでも興味がある」といった高校生にぴったりの進路です。

① 臨床検査技師

〇仕事内容:血液・尿・細胞・組織などを調べて、体の中で起きている変化を数値や結果として示す仕事です。また、心電図や超音波検査など、直接体の機能を調べる検査も担当します。検査結果は、病気の発見や治療効果の確認に欠かせません。

〇やりがい:自分が出した検査データが診断や治療方針の判断材料になること。患者さんと直接話す機会は少なくても、医療の根拠を支えている実感があります。

〇進学ルート:養成校(大学、短大、専門学校)で必要単位を取得。その後、「臨床検査技師」国家試験に合格することで国家資格を取得。
〇学校選びのコツ:臨床検査技師は、血液検査・生化学検査・微生物検査・生理機能検査など、非常に多くの検査分野を学ぶ職種です。そのため、多種類の検査に対応できる機器・施設設備が整っているかが大きなポイントになります。実際の医療現場では、検査機器の自動化や高度化が進んでいるため、学生のうちから現場に近い機器に触れて学べる環境が重要です。

〇向いている人:データを見るのが好きな人/理科・生物が得意な人/正確さや集中力を活かしたい人 など

② 視能訓練士

〇仕事内容:視力や視野、目の動きなどを検査し、目の機能を評価・回復させる仕事です。弱視や斜視の訓練、眼科検査などを通して、子どもから高齢者まで幅広く支えます。

〇やりがい:「見えにくい」が「見える」に変わるなど、患者さんの変化を直接感じられること。特に子どもの視力の成長に関われる点は、視能訓練士ならではの魅力です。

〇進学ルート:養成校(大学、専門学校)で必要単位を取得。その後、「視能訓練士」国家試験に合格することで国家資格を取得。
〇学校選びのコツ:視能訓練士の検査や訓練は対人・実技中心のため、実習や教員指導の手厚さがポイントになります。また、卒業後すぐに即戦力となるためには、最新の眼科検査機器や実際の眼科クリニックを再現したような施設設備が整っている学校で、検査の流れや患者さんへの対応をリアルに学ぶことが重要です。

〇向いている人:人と丁寧に関わるのが好きな人/子どもの助けになる仕事がしたい人/観察力を活かしたい人

③ 診療放射線技師

〇仕事内容:X線、CT、MRIなどの医療機器を使って体の内部を画像として映し出す仕事です。放射線を安全に扱いながら、骨折や病気の状態を医師にわかりやすく伝えます。高度な機器操作と安全管理の両方が求められる専門職です。

〇やりがい:自分が撮影した一枚の画像が、診断の決め手になることもある点。癌や心臓病、脳卒中などの重大な病気の早期発見につながることも。患者さんの命や生活の質を守る実感を得られる大きなやりがいがあり、高度な機器を扱う専門職として医療現場で強く必要とされています。

〇進学ルート:養成校(大学、短大、専門学校)で必要単位を取得。その後、「診療放射線技師」の国家試験に合格することで国家資格を取得。
〇学校選びのコツ:医師のタスクシフトで業務の幅が広がってきているため、検査計画や読影(医療画像を見て病気や異常の有無を判断すること)まで充実して学べるカリキュラムがあるかが重要です。加えて、最新機器や安全管理教育の充実を確認しましょう。

〇向いている人:機械・技術が好きな人/理数系科目が得意な人/専門性の高い仕事に挑戦したい人 など

~おまけ:検査職に関連する仕事~

④ 臨床工学技士

〇仕事内容:人工心臓や人工呼吸器、透析装置などの医療機器を操作・管理・保守する仕事です。手術や治療中に機器を安全に使い、患者さんの命や治療の安全を支えます。機器の調整や故障防止も重要な役割です。

〇検査職との関わり:検査職が行う検査の安全性や正確性を支える役割を担います。例えば、透析や心臓手術でのモニター管理や医療機器操作により、検査や診断が正確に行えるようサポートします。

〇やりがい:機器を通して患者さんの命や生活の質を支えられること。治療がスムーズに進むのを間近で見たり、安全に医療を提供できたと実感できる瞬間に、大きなやりがいを感じます。

〇進学ルート:養成校(大学、専門学校)で必要単位を取得。その後、「臨床工学技士」国家試験に合格することで国家資格を取得。
〇学校選びのコツ:臨床工学技士は、手術室や透析室などで医療機器を操作・管理する機会が多いため、透析室や手術室の設備が再現されているか、人工呼吸器や人工心臓などの最新医療機器を扱えるか、といった実習環境が充実している学校を選ぶことが重要です。

〇向いている人:機械や装置の操作が好きな人/責任感や注意力がある人/臨機応変に対応できる人 など

⑤ 医療事務

〇仕事内容:病院やクリニックで診療や検査がスムーズに進むよう裏方から医療チームを支える仕事です。患者さんの受付や予約管理、保険請求、検査結果や書類の整理など、医療の現場が正しく、安全に機能するように関わります。

〇検査職との関わり:医療事務は、検査職が安心して業務に集中できる環境を整える役割を担います。患者さんがスムーズに診療や検査を受けられるように、検査の予約や受付・データ整理を通して、医療チーム全体を支え、病院の診療や検査の質を支えます。

〇やりがい:患者さんや医療スタッフを支える縁の下の力持ちとして、病院の運営や医療サービスの質に貢献できることがやりがいです。

〇進学ルート:養成校(大学、短大、専門学校)で医療事務の知識やスキルを学び、希望に応じて各種資格を取得します。
〇医療事務におすすめの2つの資格「診療情報管理士」と「ドクターズクラーク」について:
・「診療情報管理士」:養成校(大学、短大、専門学校)で必要単位を取得、もしくは通信教育を修了することで受験資格を得て、日本診療情報管理士会「診療情報管理士」認定試験に合格するとで資格を取得。病院の医療情報管理やデータ分析に関わりたい人に向いており、将来的に病院内でのリーダー的な立場で活躍できる可能性もあります。
・「ドクターズクラーク」:養成校(大学、短大、専門学校)もしくは通信教育で、医師が行う書類作成や診療報酬請求の補助・診療情報整理などのスキルを身につけ、日本医療教育財団「医師事務作業補助技能(ドクターズクラーク)」認定試験に合格することで資格を取得。診療録や各種診断書・証明書・処方せん等の医療文書作成業務等、医師事務作業補助職として必要な基礎的知識・技能を有していることを証明するもので、今後多くの医療機関での活躍が期待されています。

〇向いている人:整理整頓や事務作業が得意な人/裏方から支え、チームの一員として活躍したい人 など

まとめ:医療の現場で“人を支える”

これら5つの職業に共通しているのは、「専門スキルで医療現場を支える“縁の下の力持ち”」という点です。活躍の場は、病院やクリニック、研究施設、医療機器メーカーなどさまざま。どの道も、進学先での専門的な学びがスタートラインになります。

◆ 最短ルートは、資格取得に直結した学科を選ぶこと。
◆ 学校選びは、最新の医療機器や設備、実際の医療現場に近い環境が整っているかを重視すること。
◆ 向いている人は「人を支えることにやりがいを感じる」「根拠をもとに考える仕事がしたい」「数字やデータ・機器を扱うのが好き」「専門スキルを身につけたい」と感じている人。

新潟医療福祉大学では、これら5つの職業を目指せる学科と環境が整っています。あなたの“興味・関心”が将来の仕事につながる第一歩を、ここから踏み出してみませんか。

 

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