2025.05.19
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子どもに関わる仕事というと、保育士や学校の先生などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、医療系の職業で子どもに関わるお仕事は以外にもたくさんあります。この記事では、子どもの好きな人におすすめしたい、医療系の仕事8つと、保育園以外の主な就職先について解説します。
作業療法士は、遊びや学習・身の回りのことなど、子どもにとって必要な動作の練習を行います。また、精神科や心療内科に勤務し、精神疾患を持つ患者様に対して訓練をしたり相談に乗ったりすることもできます。一人ひとりの発達や特性に合わせて支援内容を工夫し、できることを増やして自信を育てることを大切に、子どもの成長や発達を促すような支援を行います。
言語聴覚士は、発声・発音などの言語障害や嚥下障害のリハビリに関わる仕事です。発語が遅いなど、言語障がいを抱えた子どもをもつご家庭に寄り添い、悩み事に関する相談対応や言語訓練などを行い、コミュニケーションの発達を助けるのが、言語聴覚士の役割です。
視能訓練士は、子どもの弱視や斜視を矯正したり、集団健診を実施したりする仕事です。集団検診は3歳児健診や就学時健診など、弱視・斜視の訓練も視機能が発達途中の幼い子どもが対象となります。医療系の仕事で、子どもに関わりたいと考えているなら、視能訓練士になるのも1つの選択肢です。
看護師は、子どもから高齢者まで、全ての世代の人と関わる仕事です。中・大規模の病院では、希望の診療科に配置されるかは分からないため、子どもに関わる仕事をしたいなら、産婦人科・小児科の診療所への就職を目指すのもおすすめです。また、看護師と助産師のダブルライセンスを取得すれば、助産師として働くことも可能です。分娩を助け、母子の健康を守る仕事に就きたいなら、看護師+助産師を選択するのもよいでしょう。
養護教諭とは、学校の保健室で、児童や生徒の病気やケガに対応する教諭です。医学・看護の知識が必要で、養護教諭養成課程を卒業して、養護教諭の免許状を取得する必要があります。保健や道徳の授業を受けもつこともあり、子どもが好きな人におすすめの仕事です。
栄養教諭は、学校で給食の管理や、子どもに対して栄養教育を行う教諭です。バランスの良い食事の提供や、児童・生徒の食生活に関する教育を行い、健康的な食習慣の確立を目指します。
社会福祉士は、児童相談所、福祉事務所、学校、児童養護施設、母子生活支援施設など、さまざまな場所で子どもと関わる支援を行っています。いじめや虐待、家庭の困難などに悩む子どもやその保護者の相談に応じ、必要な支援につなげるのが主な役割です。関係機関と連携しながら、子どもが安心して生活し、健やかに成長できるようサポートします。
公認心理師は、子どもの心の健康を支える心理の専門職です。学校や病院、児童相談所、発達支援センターなどで働き、不登校やいじめ、発達の悩み、家庭の問題など様々な心の悩みや問題に寄り添い、心理的支援を行います。カウンセリングや心理検査を通して子どもの心の状態を理解し、本人や保護者、関係機関と連携してより良い支援につなげます。また、心の健康に役立つ情報を広く発信することも仕事の一つです。
スクールカウンセラーとは、学校や児童福祉施設で、子どもや保護者へのカウンセリングが主な仕事です。スクールカウンセラーになるために必須とされる資格はありませんが、文部科学省のスクールカウンセラー活用事業では、公認心理師、臨床心理士、精神科医、大学の心理学関係の教員などが望ましいとされています。子どもを精神面から支えたい、という場合には、スクールカウンセラーとして関わる方法もあります。
保育園以外に、子どもに関わる仕事ができる就職先は、病院(診療所)・学校・児童福祉施設です。ここでは、主な就職先3つについて、それぞれ説明します。
医療系で、子どもに関わる仕事をしたいなら、病院やクリニックを選ぶのが一般的です。看護師や医師、言語聴覚士として、子どもに携わることができます。ただし、大きな病院では担当の診療科を選べないこともあるため、どうしても子どもと関わりたい気持ちがあるなら、小児科や産婦人科専門のクリニックに就職するのもよいでしょう。
保健師や養護教諭、栄養教諭で、子どもと関わる仕事をするなら、学校が主な就職先です。学校は教育の場でありながら、子どもが安心して通える環境づくりや心のケアも大切にする必要があります。子どもたちの成長を見守りときに手助けする保健師・養護教諭・栄養教諭として、子どもたちが学びや社会性を身につける学校という場で、成長を見守りその支援をすることができます。
児童福祉施設とは、さまざまな事情で家庭での生活が難しい子どもたちが、安心して暮らし成長できるよう支援する場所です。児童養護施設や乳児院、母子生活支援施設などがあり、子どもたちは職員とともに生活を送ります。乳児院は乳幼児を養育するための施設で、看護師や保健師が就職先として選べます。言語聴覚士や視能訓練士なら、障害児入所施設などでも活躍できます。学校と異なり、生活の場として24時間体制で子どもの心身のケアや生活支援を行うのが特徴です。安心できる人間関係や生活リズムの中で、子どもたちの心の安定と自立を支える役割を果たしています。
子どもに関わる仕事を目指すのであれば、国家資格を取得するのがおすすめです。子どもの発達を支援するために、上記で紹介した医療・福祉職は欠かせない職業です。子ども本人はもちろん、時には不安を感じている保護者に寄り添い、子どもたちのすこやかな成長をサポートしたい人に向いています。
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