ヒトの刺激変化の「認知」は二次体性感覚野が担っている!

ヒトの刺激変化の「認知」は二次体性感覚野が担っている!

 

★山代幸哉准教授(健康スポーツ学科,スポーツ神経生理学Lab,運動機能医科学研究所)らの研究論文が国際誌に掲載されました!

 

研究の概要

ヒトの生存にとって身の回りに起こる「刺激変化」をいち早く捉えることは非常に重要です。
本研究では、ヒトの変化認知に関わる脳活動が刺激からどのくらいの時間帯で起こるのかについて点字様
の刺激を使って検討しました。その結果、ヒトの変化認知は刺激から約100ミリ秒で成立し、その脳活動
は二次体性感覚野(S2)が担っていることを明らかにしました。
本研究成果は、国際誌「Brain Topography」に掲載予定です。

 

研究者からのコメント

本研究は、体性感覚領域に起こる変化を認知した際の脳活動について「刺激変化前の長さ」をコントロールすることで検証しています。その結果、刺激変化前の長さに関わらず一次体性感覚野(S1)の活動は同様に起こり、二次体性感覚野の活動のみ刺激変化前の長さに依存して大きくなることがわかりました。この手法を用いることで、将来的には運動学習などに関与する体性感覚の記憶機能などを評価できると考えています。

 

本研究成果のポイント

①一次体性感覚野(S1)の脳活動は、刺激変化前の長さが0.5秒から3秒に変化しても一定である。
②二次体性感覚野(S2)の脳活動は、刺激変化前の長さが長くなるについて大きくなる。
③二次体性感覚野の脳活動は体性感覚記憶を含む脳活動である。

図.刺激変化前の長さと一次体性感覚野および二次体性感覚野の脳活動

 

原論文情報

Koya Yamashiro, Daisuke Sato, Hideaki Onishi, Kazuhiro Sugawara, Naofumi Otsuru, Hikari Kirimoto, Sho Nakazawa, Yudai Yamazaki, Hiroshi Shirozu and Atsuo Maruyama. Change-driven M100 component in the bilateral secondary somatosensory cortex: a magnetoencephalographic study(in press)

 

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山代幸哉准教授