パラスポーツの普及を目指した新発田市との連携事業 小学生対象の「パラスポーツ出前講座」を実施

2020年9月11日 08:45 更新

障がい者スポーツ推進チーム

sako1.jpg

2020年9月7日(月)~10日(木)に、新潟県教育委員会オリンピック・パラリンピック教育推進委員長である健康スポーツ学科 佐近慎平(さこんしんぺい)准教授、本学学生らによる新発田市との連携事業「パラスポーツ出前講座」を実施いたしました。

本事業は、新発田市(新潟県)との連携事業で、今年で2年目となります。新発田市内の小学校でのパラスポーツ出前講座を通じて、障がいの有無や年齢に関わらず、多くの方々が楽しめるユニバーサルスポーツに触れる機会を創出し、「心のバリアフリー」の推進を目的として開催しました。

◆実施校
9月7日(月)
新発田市立東豊小学校 
5年生77名

9月8日(火)
新発田市立東小学校
5年生73名
新発田市立菅谷小学校
5年生12名、6年生13名

9月9日(水)
新発田市立二葉小学校
4年生56名

9月10日(木)
新発田市立七葉小学校
3年生38名
新発田市立荒橋小学校
3年生3名、4年生9名

◆体験種目
車いすバスケットボール、ボッチャ

本学からは、健康スポーツ学科 佐近慎平准教授、義肢装具自立支援学科 佐藤未希助教をはじめ、パラスポーツについて学ぶ本学学生、本学車いすバスケサークルに所属している学生らが講師として参加し、4日間で6校約280名の小学生にパラスポーツの魅力を伝えました。

【参加学生のコメント】
健康スポーツ学科4年 中林みなみさん
今回初めてパラスポーツ出前講座に参加しました。活動を通して感じたことは、子どもたちがパラスポーツに強い興味・関心を持っているということです。スポーツ用車いすの存在を知っている児童がすでに半分以上いたり、普段なかなか見慣れない義足に積極的に触れていたり、車いすバスケに熱心に取り組む姿を見て、新発田市が掲げる"心のバリアフリー"化が進んでいるのだと感じました。先生方の話やプロの動きを見て、児童がキラキラした眼差しで学ぶ姿から沢山の刺激を受けました。そして、今後もパラ教育活動に積極的に参加していきたいと強く思いました。

義肢装具自立支援学科4年 土橋茜さん
今回初めてパラスポーツ出前講座に参加しました。この講座は、小学生にパラスポーツのことを知ってもらえる良い機会になったと思います。小学生と話していると、みんな素直なリアクションをとってくれるので、こちらもとても楽しく義足について話すことができました。また、義足を知らない方へ分かりやすく説明をすることの難しさもあり、自分自身の勉強にも繋がったのでとても良かったです。

医療情報管理学科1年 知野光希さん(車いすバスケサークル)
今回、初めて講師として参加しました。車いすバスケットの実演を通じて、小学生たちは良い反応を示してくれて、教えている私たちも大変楽しむことができました。『車いす操作が難しい』、『障がい者でしっかりスポーツをやれているのが凄い』とパラスポーツや障がい者に対しての認識を、小学生に対して深める機会に携わることが出来て良かったと感じました。これからもパラスポーツの魅力を浸透させる為に、今回のような機会を作ることが大切だと思いました。

新潟医療福祉大学では、これまで多くのパラスポーツ普及活動に取り組んでいます。
2019年にはパラリンピック、デフリンピック(聴覚障害者対象)、スペシャルオリンピックス(知的障害者対象)の関係者が一堂に介した「2019にいがた3´pics SPORTSチャレンジ」を開催し、競技の楽しみ方や魅力を伝え、お互いの理解を深めるイベントを開催しました。
他にも、大学の授業や課外活動として、「車いすバスケットボール活動」や「障がい者ランニング教室」など障がい者スポーツの実践的な活動を、地域と連携しながら行っています。
今後も、多様なイベントや教室を通じて、本学の学生たちが日頃の授業の成果を地域の方々と共有し、パラスポーツの魅力を伝える活動を推進して参ります。

>>健康スポーツ学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/health/hs/

>>義肢装具自立支援学科の詳細はこちら
https://www.nuhw.ac.jp/faculty/medical/at/

sako2.png

sako3.png