内容
運動が上手くなるにはどんな練習をすればいいでしょうか?これまで当たり前のように毎日行ってきた練習をもう一度考え直してみませんか?まず、何のために練習をしているのでしょう?当然試合で勝つため、良い記録を出すためなどですよね。少し、練習方法を工夫するだけで、同じように練習していても、その成果は変わってきますよ。一緒に練習方法を考えてみましょう。
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内容
私たちの身体の動き、特にスポーツにおける動きは大変複雑に見えます。しかしながら、その複雑に見える動きには規則性が隠れています。有限の運動パターンと環境との接点で生まれるのが、複雑に見える動きで、そこにはフラクタルという自己相似性が潜んでいます。その規則性を利用すれば、新たな練習方法も考えられます。
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内容
人間が滑らかで自然な動きを遂行するためには、骨・関節・筋・靱帯・末梢神経・中枢神経系などの各器官が様々なレベルで滞りなく機能することが重要です。したがって、理学療法士は筋肉や神経・脳の構造と機能を十分に理解しておく必要があります。本講義では、筋肉や神経・脳の構造と機能について解説し、ヒトの動きのメカニズムについて考えます。
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内容
運動によって筋力や持久力が改善することはよく知られていますが、近年では脳の機能も改善することが分かってきました。本講義では、脳の機能の中でも「認知機能」に着目し、運動がもたらす効果について最新の知見を紹介します。
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内容
入院後の早い段階や集中治療室にいる時期から、リハビリテーションは行われています。本講義では、そのような時期にどのようなリハビリテーションが行われ、どのような効果が得られるのかについて、臨床現場の様子を含めて紹介します。
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内容
心臓や肺に病気を患うと、息切れや疲れやすさが原因で日常生活が行いにくくなります。これらの病気に対して行われるリハビリテーションは、その効果が科学的に示されています。では、どのようなリハビリテーションが行われ、どのような効果が現れるのでしょうか?耳慣れない分野のリハビリテーションですが、本講義では、その意義や効果のメカニズムなどについて説明します。
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内容
「コップに手を伸ばす」「廊下を歩く」といった、普段はごく簡単に行っている運動も、よくよく考えると実は“簡単”ではありません。健康そのもの元気いっぱいの子どもでも、これらの技を習得するためには1年以上もの期間がかかってしまいます。さらに、これらの運動に関係している筋肉や骨の数を考えだすと、ものすごく“複雑”なことに思えてくるのではないでしょうか?本講義を通して、“簡単”で“複雑”な「身体運動」が、いったいどのようにしてできあがっているのか一緒に考えてみましょう。
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内容
ヒトの特徴である直立二足歩行が、脳の拡大や言語の発達を促したことは紛れもない事実ですが、一方で肩こり、腰痛など多くの不具合の原因にもなっています。そして、直立二足歩行がもたらした不具合の一つに“難産”があります。つまり、難産は人類が人類であるが故に抱えた問題ともいえます。本講義では、ヒトの難産の仕組みと、その解消のために女性・子ども・パートナーがそれぞれに努力を重ねて今日にいたっていることについて解説します。
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内容
現在、地球上に生息している人類は、我々現生人類であるホモ・サピエンスの1種だけです。しかし、人類の長い歴史のほとんどの時間に複数種の人類が存在し、絶滅してきました。本講義では、その種の一つであり、我々ホモ・サピエンスの最後の隣人ともいえるネアンデルタール人類の消滅をみながら、ホモ・サピエンスの誕生について考えます。
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内容
あなたは縄文顔?それとも弥生顔?一重まぶたなどの特徴は、隠された過去の歴史を物語っています。日本列島にどのような人々が、どこから、いつごろ来たのか、日本人の起源を探るとともに、時代によって顔つきなどの体の構造が変化してきたことを明らかにします。本講義では、数万年に渡る日本列島の人類史を解説します。
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内容
本講義では、若者から高齢者までの様々な年代における骨折のリハビリテーションについて解説します。また、整形外科疾患で多い骨折の手術方法、回復していく過程、そして、いつ、どのような時期に運動や筋力強化などのリハビリテーションを実施していくのか具体的に紹介します。
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内容
心や体の痛みは日常的に誰もが経験します。痛みは直接的な死因になりませんが、我慢できない程のつらい痛みもあります。本講義では、医療の根源とも言うべき“痛み”に関して、その種類や性質、仕組みを分かりやすく説明し、その治療や予防法を紹介します。
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内容
筋肉痛には乳酸が関わる!?年齢を重ねると筋肉痛が遅れて出てくる!?トレーニング効果を得るためには筋肉痛は必要!?世間には筋肉痛に関するウワサが溢れています。本講義では、筋肉痛(いわゆる運動後の筋肉痛)に関する世界最先端の驚きの発見をわかりやすく説明し、筋肉痛の治療と筋肉痛にならないための予防法を紹介します。
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内容
「線維筋痛症」は体中が激しく絶え間なく痛む難病です。日本における患者数は約200万人もいますが、現在、有効な治療法はありません。本講義では、「線維筋痛症」がどのような病気なのかを知ってもらい、この病気に関する世界最先端の知見を分かりやすく紹介します。
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内容
本講義の前半では、リハビリテーション分野の専門職、取得できる資格、就職先ごとの仕事内容について紹介します。また、本学では現場で必要とされる「チーム医療」の知識を、学科混成で学ぶ「連携教育」を通して身に付けており、その教育について説明します。本講義の後半では、リハビリ専門職「理学療法士」について着目し、教育課程や卒業時の到達目標、1、2年次で学習する身体の動き、それに影響を与える関節の障害、その検査方法について体験実習を交えながら説明します。
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内容
スポーツを楽しむ際、常に気をつけなければならないのが、捻挫(ねんざ)などの怪我です。みなさんは、捻挫(ねんざ)をした場合にまず最初に何をしなければならないのか知っていますか?本講義では、捻挫(ねんざ)の適切な治療法や予防法について分かりやすく解説します。
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内容
リハビリテーションを行うにあたり、人間の体を皮膚の上から(体表上から)正確に触る(触察)ことは必要最低限の技術となります。しかし、正確な触察には3次元的な解剖学的知識や技術などが要求され、簡単なことではありません。本講義では、正確に触ることの重要性やそのための知識・技術について分かりやすく説明します。また、実際に骨・靭帯・筋肉・神経なども触ってみましょう。
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内容
皆さんは、からい食べ物は好きですか?今巷には激辛ラーメンやスパイスカレーが流行っていますし、世界にもインド料理や四川料理、メキシコ料理、韓国料理等々、からい料理がたくさんあります。ところで、「からみ」は味ではないって、知っていますか?本講義では、味の定義と「からみ」がどのように考えられているのかを紹介します。
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内容
誰しも小さい頃には、頭をぶつけてたんこぶを作って泣いたりしたことがあると思います。そんな時、「痛いの痛いの飛んでいけ~」ってしてもらったことはないでしょうか?そうすると不思議なことに痛みが和らいだような気になったのではないでしょうか?さて、このおまじないは本当に効くのでしょうか?本講義では、科学的な説明を試みてみたいと思います。
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内容
神経細胞の基本構造は、アンテナ役の樹状突起、核を含み遺伝情報からタンパク質の産生を行う等の役割を持つ細胞体、次の細胞へ情報を伝える電線役の軸索です。しかし、個々の神経細胞を見てみると実に様々な形をしています。では、どうしてそんなに多様な形があるのでしょうか?神経細胞の形は、その細胞の役割と大きく関係しています。本講義では、痛覚を含む皮膚感覚の神経回路から、その一端をご紹介します。
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内容
自分が見たり、聞いたり、触れたりして感じている世界は、本当に現実そのものでしょうか?本講義では、いくつかの錯覚体験をもとに、いかに脳が勝手に世界を意味づけ(錯覚)しているかを紹介します。さらに、脳に錯覚させることが医療現場での治療に繋がる可能性についても分かりやすく解説します。
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内容
私たちは何か悲しいことがあったとき、「こころが痛む」という表現をします。実際に脳の中でも、こころ(情動)と痛みには密接な関わりがあります。特に、痛みが長引いている方々は、こころの状態が痛みに影響を与えていることも多く、心理的なサポートを必要とします。この「こころ」と「痛み」の関連を、脳科学の知見をもとに解説します。また、そのような患者さんに対して、私たちができることを分かりやすくお話します。
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内容
脳梗塞は、血管が細くなったりつまったりすることで、脳に十分な血液が供給されず、脳がダメージをうける病気です。ひと昔前までは脳梗塞に対して有効な治療はありませんでしたが、近年、医療技術の発達により脳梗塞への治療が急速に進歩しました。脳梗塞治療において重要なポイントは「時間」です。本講義では脳梗塞の治療について、分かりやすく説明します。
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内容
古い時代の遺跡から発掘された出土物を調べるのは考古学者だけの仕事ではありません。遺跡で見つかった古人骨の分析には、解剖学や人類学の研究者たちも関わっています。病気や怪我の履歴、食事の内容、死亡した年齢、さらには当時の生活水準まで、古人骨には生前の暮らしぶりを探るヒントがたくさん隠れています。本講義では、歴史を解明する方法の一つとして、遺跡出土骨の研究が担う役割と面白さを解説します。
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内容
私たちホモ・サピエンスは動物の肉を多く食べますが、ヒトに最も近縁な霊長類であるチンパンジーやゴリラは果実や植物の葉を主食としています。実は、数百万年前に生きていた初期の人類も、植物食をメインにしていたようです。ヒトはいつから肉を食べるようになったのでしょうか?そして、肉を食べることによってヒトの体と生活はどのように変化したのでしょうか?本講義では、肉食開始問題を巡る最新の人類学の研究成果を紹介します。
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内容
私たちは、日々の生活の中で当たり前のように二足の脚で立位姿勢をとって、歩行動作を行います。しかし、ヒトは生まれてすぐには立位姿勢や、歩くことができない事から考えても、「二足の脚で立位姿勢をとる」「歩く」ということは、実は難しいことなのです。本講義では、ヒトが立つ・歩くといった動作について、ヒトの進化や発達、そして脳の機能について分かりやすく解説します。
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内容
脳卒中は、現在日本で介助を必要とする原因となる第1位の病気です。本講義では、脳卒中とはどんな病気なのか、また脳卒中になるとどのような症状が発生するのかについて分かりやすく解説します。今後、高齢化が加速していく日本で、さらに活躍が期待されている脳卒中の方へのリハビリテーションを最近の知見を含めて紹介します。
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内容
近年のスポーツ現場では「アスレティックトレーナー」と呼ばれる職業が注目を集めています。理学療法士は病院に勤務しているイメージが強いと思いますが、スポーツ現場で活動している理学療法士も多くいます。本講義では、自身のプロチームの帯同経験から、スポーツチームに帯同する理学療法士が「アスレティックトレーナー」として、どのような知識や経験を元に、どのような活動を行っているのか、現場でのエピソードを交えながら紹介します。
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内容
アスリートの活躍は、選手一人の力で栄光を勝ち取ることは難しく、様々な専門的な知識や経験を有した医療専門職者がアスリートを支えています。怪我をした時の対応や怪我をしないための身体作りなど、アスリートにとって必要不可欠な存在です。本講義では、そのような医療専門職者になるための知識や経験を得られるスポーツ医科学を学べる大学へ入学する目的や意義を、現在、医療機関でアスリートサポートをしている本学卒業生の声を交えて紹介します。
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内容
様々なアスリートの活躍の影で、多くのアスリートが怪我によって苦しい時間を過ごし、またその怪我が原因で引退を余儀なくされています。本講義では、日々の練習や試合などで生じやすいスポーツ障害・外傷について解説をし、さらには怪我をしない身体をどのように作るのか?セルフチェックやコンディショニング方法など、具体例を交えながら分かりやすく解説します。
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内容
本講義では、リハビリテーション分野における国際協力についての一例を紹介します。派遣国はフィジーです。派遣に至るまでの流れから派遣後における病院での問題点、活動内容などについて紹介します。また、大学4年間で準備するべきことについても説明します。“It's your turn to change the world.”
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内容
電気刺激にはヒトが運動する能力や触ったものの形や重さなどを知覚する能力を高める効果があります。リハビリテーションではそのような電気刺激の効果を上手く利用することで脳卒中によって生じた半身麻痺や感覚障がいを改善させることができます。本講義では、実例も踏まえつつ、電気刺激を用いたリハビリテーションについて分かりやすく解説します。
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内容
脳卒中を発症すると半身麻痺になります。その麻痺は、積極的にリハビリテーションを行うことで回復していきます。しかし、リハビリテーションによって半身麻痺がなぜ治るのかは、よく分かっていません。最新の知見も踏まえ、現在明らかとなっているその仕組みを脳科学的に分かりやすく解説します。
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内容
ヒトは、手足や身体を動かしたり、何かを感じたりすることができます。さらに、手足を別々に動かしたり、モノの感覚を繊細に識別することができます。実はそれには筋肉や皮膚だけでなく、脳の活動が密接に関係しています。本講義では、陸上競技における「フライング」について紹介することで、脳機能の観点から「運動」と「感覚」のメカニズムを解説します。
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内容
脳の病気によって、手足が動かしにくくなったり、感覚が悪くなったりします。そのような方に対して、理学療法や作業療法などのリハビリテーションが実施されます。本講義では、脳科学の観点から「なぜ、手足が動かしにくくなるのか?」「そのリハビリテーションはどのように考えて進められているのか?」などについて、最新の知見も含めて解説します。
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内容
今、健康で長生きするために「筋肉」が注目されています。本講義では、若者と高齢者の筋肉は何が違うのか?年齢を重ねても筋肉を落とさないための秘訣は?など「貯筋」のためのポイントをお伝えします。
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内容
専門的にヒトの足首から下を“足部”と呼びますが、足部は人体の中で最も骨が多いパーツです。そして、小さな骨が無数に集まって構成されています。なぜこんなに小さなパーツなのにも関わらず、骨がたくさん集まってできているのでしょうか?本講義では、この理由をヒトの歩きの観点から分かりやすく解説し、足部の重要性を紹介します。
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内容
専門的に、ヒトの足首から下を「足部」と呼びますが、足部は人体のなかで最も骨が多いパーツです。代表的な足部の変形に「扁平足」があり、土踏まずが無くなる状態を指します。この扁平足は様々なケガを引き起こすことが分かっているため、まずは自分自身の足が扁平足かどうかを認識する必要があります。本講義では、みなさんに自分自身の足を評価してもらい、体験をメインとした講義を行っていきます。
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内容
私たちは普段何気なく手や足などを動かしていますが、それらの動きは脳からの命令によってコントロールされています。本講義では、運動と脳機能の関係について、筋肉や神経、脳の構造や機能について解説するとともに、どのような運動をすると脳の活動が変化するのか、また脳の活動がどのように変化すると動きが変わるのかについて分かりやすく解説します。さらに、脳卒中の患者様などの麻痺肢のリハビリテーションを行う際に効果的な運動や脳への刺激についても解説します。
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内容
私たちの体には約200個の骨が存在します。そしてそれらの骨には、私たちの生活習慣や病気などについて、様々な情報が隠されています。本講義では、人類学的な背景から、人それぞれに様々な違いが見られる「ヒトの骨」について分かりやすく解説します。
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内容
本講義では、本学強化指定クラブの選手へのサポートや障害調査の結果をもとに、スポーツ傷害や整形外科疾患に対する理学療法に必要な知識・技術について解説します。またアスリートに特化した理学療法士なるためには何が必要か、自身の経験を含め紹介します。
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内容
21世紀は「脳の時代」と言われ、脳を理解するために盛んに研究が行われています。近年では脳の働きを生きたまま“見る”技術がめざましく発展し、脳がどのような状態になると病気になるのかが分かってきました。その一方で、超人と呼ばれるアスリートの脳はどのような働きをしているのかも明らかになってきました。本講義では、それら脳の類まれな機能について具体例を挙げて触れ、その驚くべき能力について分かりやすく説明します。
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内容
私たちはおいしいものを食べると「好き」と感じ、一方で腐ったものなどを食べたときには「まずい、嫌い」と感じます。これらの反応は、私たち人間をはじめとした動物が生き残るために必要な原始的な反応です。このような反応は動物においては情動と呼ばれますが、この感覚に対する情動の反応についてのしくみや、その意義について解説いたします。
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内容
パフォーマンスを低下させる痛みを軽減させてより良いスポーツ活動に繋げるためには、なぜそうした痛みが生じるのかを正確に理解することが重要です。適切にリハビリを行うことができれば、手術や離脱を回避することができる可能性もあります。本講義では、アメリカで最も支持を受けるリハビリの手技を取得した理学療法士が、最新のリハビリテーションと体幹コアトレーニングについて解説します。
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内容
みなさんは遺跡から出土した古人骨の身長をどうやって推定するのか知っていますか?昔の人たちの身長を知ることにどのような意義があるのでしょうか?本講義では、骨の解剖学を踏まえながら人骨から身長を推定する方法を分かりやすく解説します。さらに、身長の時代変化の背景に何が隠されているのかを読み解きます。
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内容
遺跡から出土する人骨に残された痕跡を調べて分析することで、過去の人々の生活や社会の様子を明らかにすることができます。口腔内の病気や傷痕などの観察では、個人の食べ物や調理法、生活習慣だけでなく、その集団の社会構造や生活環境の変化などについて知ることができます。本講義では、縄文人の虫歯や歯周病の研究で得た成果について、詳しく解説します。
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内容
皆さんは痛みを感じた時、どのような処置をしていますか?「さすっているうちに痛みがひけてきた」「スポーツに集中していたら痛みを全く感じなかった」といった経験はありませんか?私たちの体には、痛みをやわらげる様々なメカニズムが備わっています。本講義では、このようなメカニズムや、それが崩れた時に起こる現象などを紹介します。
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内容
高い競技パフォーマンスを発揮する、腰痛を予防する、若々しい姿勢を保つ。これら全てに、体幹筋の機能が関係しています。体幹筋が上手く機能しなくなると、私たちの身体にはどのような影響があるのでしょうか。本講義では、理学療法とスポーツ科学の視点から、体幹筋の機能について学びます。さらに、体幹筋の機能不全に対するリハビリテーションについてご紹介します。
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内容
近年、医学や工学技術の進歩により、脳卒中後患者に対する理学療法において、脳や脊髄、末梢神経などに対する電気刺激やロボットによるリハビリテーションなどの先進的な機器が用いられるようになりました。本講義では、脳卒中後患者に対する一般的なリハビリテーションの流れとともに、先進的機器を使用した理学療法の実際と今後の展望に関して解説します。
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内容
慢性腎臓病は成人8人の内に1人はいると考えられており、今や国民病ともいわれています。腎臓は生命を維持する上でとても大切な臓器ですが、一度障害が起きると治りにくく、中には透析療法を行う方もいらっしゃいます。近年では、透析を防ぎ、大切な腎臓を守るために運動療法が注目されてきています。本講義では、腎臓の役割や透析療法について解説し、腎臓と運動に関する知見を紹介していきます。
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内容
ヒトの足には「土踏まず」があり、足の裏がすべて地面に接しているわけではありません。これは、二足歩行が可能なヒトの大きな特徴の一つです。この「土踏まず」が少ない場合、いわゆる「扁平足」と呼ばれるような足になります。ヒトには「土踏まず」を支えるために働く筋肉があり、極端な扁平足となってしまわないようにしてくれています。本講義では、どのような筋肉が「土踏まず」を支えるために働いてくれているのか、それらの筋肉をトレーニングするにはどのような運動が良いのかを解説していきます。
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内容
腱は、あまり注目されることのない組織かもしれません。しかし、その役割は重要です。腱は、筋肉で発揮した力を骨へと伝えるだけではなく、伸びて縮むという「バネ」のような役割も有しています。さらに、腱の障害(ケガ)は、スポーツ選手だけでなく、一般の方々にも生じます。特に、腕(肩)を頻繁に使うスポーツ選手や、年齢を重ねた方は注意が必要かもしれません。本講義では、腱の機能(役割)や障害(ケガ)の理解につながる情報をご紹介します。
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内容
ハンドセラピィとは、交通事故などによって損傷を受けた手の機能を回復させる作業療法の領域の一つです。手の機能を良好な状態にまで回復させ、実際に手が使えるようにするためには、手外科専門医の治療に加えてハンドセラピィが必要です。現在では、一定レベルの知識・技術に達したセラピストに日本ハンドセラピィ学会から認定資格が与えられています。本講義では、手の機能とハンドセラピストの仕事内容について分かりやすく解説します。
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内容
病気や怪我で障害を負ってしまうと、これまでと同じような生活行為ができなくなる場合があります。作業療法士は心と体の回復を促進するとともに、その人らしい生き方が行えるように援助を行う非常に意義のあるリハビリ専門職です。本講義では、作業療法士の役割とその支援方法について分かりやすく解説します。
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内容
人のQOL(生活の質、生命の質)は現代において重要な視点です。近年、医療や福祉の分野では、対象者のQOLを尊重したり、QOLの向上を目指したりすることが特に重要視されています。本講義では、人のQOL、特に健康に関連するQOLがどのような要素で構成され、どのように測定するのか分かりやすく解説します。
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内容
注意、記憶、言語、空間認知、遂行機能などは高次脳機能と呼ばれ、人が人間らしく生活していくためには欠かせない機能です。しかし、脳卒中や認知症では、それらの機能が障害されてしまうことがしばしばあります。本講義では、高次脳機能が障害された時、どのような症状を引き起こすのか分かりやすく解説します。
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内容
病気や怪我による障害のために食事や排泄、着替え、身なりの整頓、入浴などの生活動作が一人ではできなくなる方がいます。そのような人たちに対し、作業療法士(OT)は一人ひとりの障害を把握し、様々な動作の訓練を行うと同時に、福祉用具を選んだり、自宅で安全に暮らせるように家屋の改修を提案したりします。本講義では、作業療法士(OT)の役割についても分かりやすく解説します。
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内容
私たちの身体には、体内時計が刻む生体リズムがあり、体調や気分、活動をコントロールしています。元気な毎日を過ごすためには、睡眠が大きな役割を果たしています。食事の摂り方や光の浴び方は、睡眠や覚醒(目覚めている状態)に影響を与えます。夜寝る前のゲームやTV、至近距離で見る携帯やスマホの光は良眠を妨げます。生活習慣を少し変えることで睡眠の質は変わり、快眠により勉学をはじめとする昼間のパフォーマンスは変わります。本講義では、QOL(生活の質)の向上を目指す睡眠のメカニズムについて解説します。
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内容
手は生活を豊かにしてくれる道具であり、仕事や家事に欠かすことのできない道具です。趣味やスポーツなどでも、人はあらゆる場面で手を使い生活を送っています。もし、事故や病気で手が使えなくなると、生活はどうなるのでしょうか?作業療法士は生活を支えるリハビリテーション専門職です。本講義では、手の機能や役割を通じて、人の生活と作業療法の魅力を紹介します。
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内容
昨今、メディアで盛んに認知症が取り上げられています。よく知られている症状は記憶障害ですが、その他にも色々な症状が出てきます。言葉がうまく出ない、変な幻が見える、うまく歩くことができなくなった、などその症状は多彩です。本講義では、認知症についての症状について分かりやすく解説します。また、普段の生活でどんなことを気をつければ認知症にかかりにくいのかについても紹介します。
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内容
作業療法士はリハビリテーションに関わる仕事であり、「作業」を通じて、病気や怪我で障害を負った方の社会参加を手助けします。では、作業療法士が専門とする「作業」とは、どのようなことを指すのでしょうか?本講義は、作業療法士が専門とする「作業」を分かりやすく解説します。そして、「作業」を用いた作業療法の実際についても紹介します。
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内容
作業療法士(OT)が活躍するフィールドは、急性期~慢性期、あるいは病院や施設など、多岐にわたります。その中でも、急性期病院におけるOTの役割や仕事についてお話します。急性期のOTというのは発症後間もなく、病態も不安定な状況から開始されます。「急性期で求められるOT」の仕事について、現場での様子も交えながら分かりやすく解説します。
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内容
私たちにとって、会話をしたり、メールを書いたり、“ことば”を通じたコミュニケーションは必要不可欠なものです。本講義では、脳の損傷によって起こる様々な“ことば”に関する症状について、クイズを交えながら分かりやすく紹介します。本講義を通して、ことばの不思議や、ヒトの脳の不思議について一緒に学びましょう。
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内容
食べることは、私たちの大きな楽しみの一つです。しかし、脳卒中やがんの手術後などに、食べたり、飲んだりすることに障害(摂食嚥下障害)が起こることがあります。そう言った摂食嚥下障害をもつ患者様に対して、様々な医療専門職が連携を図りながら、支援を行います。本講義では、“摂食嚥下障害”とはどのようなものか、どのような支援を行うのかについて、実技を交えながら具体的な支援法について紹介します。
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内容
私たちは、口から発した言葉を耳で聞くという作業を繰り返して人とコミュニケーションをとっています。その作業は、特に意識せず何気なく行われていますが、実は生体が様々な反応を組み合わせて行う大変高度なプロセスなのです。本講義では、人が声帯で作った音声を耳で感じ、最終的に言葉と認識するまでの仕組みについて分かりやすく解説します。
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内容
子どもの言葉を対象として臨床を行う際に、子ども自身は言葉にどのような問題を抱えているのか訴えることができないことがあります。どのような問題があるかはご両親などの訴えから考えていくことになります。本講義では、言語発達支援センターに子どもを連れて来られたご家族がどのようなことを訴え、言語聴覚士はその訴えからどのように考えて、言葉の問題を特定していくのかを紹介します。
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内容
言葉を話す時、私たちは自分の話していることをモニタリングしています。そのため、言い間違いを直すことができるのです。このモニタリングのタイミングや大きさを変えるとどうなるのでしょうか?本講義では、そのモニタリングを踏まえて、話すことと聞くことの不思議な関係について解説します。
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内容
私たちには耳が2つあります。耳が2つあることによって様々な能力が発揮されます。また、耳に届く音声情報が不完全であっても、そのメッセージを受け取ることができます。本講義では、実際に音を聞いて体験しながら、私たちの聞こえの不思議について分かりやすく解説します。
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内容
言葉は人と人をつなぐ大切なコミュニケーション手段です。しかし、その言葉の獲得が遅れている子どもや、言葉に障害を受けた大人の方々がおられます。そのような方々を支援するのが言語聴覚士です。言語聴覚士はリハビリテーション職の1つでありながら、その存在はあまり知られていません。この講義では小児を中心に実際の音声や動画を提示して、言語聴覚士の実際について紹介したいと思います。
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内容
物や文字を見る、音や声を聴く、言葉を話す、物事を記憶するなど、私たちが普段、無意識的に行っているこれらの行為は脳の高次機能と呼ばれています。脳が損傷するとその高次機能に障害が発生し、様々な症状を引き起こします。本講義では、皆さんが普段行っている高次機能と、脳が損傷した際の障害について分かりやすく解説します。
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内容
私たちは様々な困難に直面しながら生きています。そのような困難に負けずに、逆境を乗り越えていく力を「レジリエンス」といいます。心理学領域で注目されている概念のひとつです。私たちが自身のレジリエンスを育むためには、どんなことが大切なのでしょうか。本講義ではレジリエンスを育むためのエッセンスを紹介します。
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内容
苦悩を抱える人から相談されたとき、皆さんはどのようなことを心がけながら会話をするでしょうか?きっと普段の日常会話とは少し違った“コツ”が必要になるでしょう。本講義では、会話で相手を支援する際のコツをみなさんに紹介します。特別な道具や機械は必要ありません。大切なことは「ことば」や「からだ」を用いた会話です。
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内容
例えば、私がいま「白いポスト」と言うとします。するとどうでしょう?あなたは頭の中に白いポストをイメージしてしまうのではないでしょうか。実は「ことば」が持つイメージを喚起する働きは、時に過剰な不安や気分の落ち込みなどの苦悩を生み出します。本講義を通して、「ことば」の働きを理解するとともに、心理的苦悩に惑わされず自分らしく生きていくための体験的なエクササイズをしてみましょう。
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内容
皆さんも「難聴」とは、聞こえにくい、もしくは聞こえないことだということは知っていると思います。でも自分が「難聴」でなければ、「難聴」であればどんなことで困るのか、どんな気持ちで毎日を過ごしているのかなど、考えたことはないと思います。本講義を通して、聞こえにくい、もしくは聞こえないことについて、疑似難聴体験をしながら一緒に考えていきましょう。
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内容
新生児聴覚スクリーニング検査が普及して産まれてすぐ難聴が発見されるようになりました。難聴が重く聞こえない子供は、よちよち歩きの1歳の時から人工内耳を手術で埋め込んで装用することによって、聞こえるようになり、おしゃべりができるようになります。言語聴覚士は、人工内耳機器の調整をし、言語獲得できるように親たちと一緒に子供たちの療育に関わります。人工内耳装用児が言葉を話すようになるために必要なことについて、言語聴覚士が知っておくべきことをお話しします。
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内容
赤ちゃんが言葉を覚えて、お話しするようになるのは本当に不思議なことです。誰も何も教えていませんし、必死に勉強している様子もありません。でも赤ちゃんが毎日毎日一生懸命にやっていることがあります。周囲の大人が話している様子をじっと見る、大人たちが出している声の真似をする、そんなことをしています。子供が言葉を獲得するとき、何をするのか、また言語獲得を促進するためにどんなことが大切なのか、言語聴覚士は知っていなければなりません。それを少しだけお教えします。
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内容
自動車の運転は、生活に欠かせません。仕事や買い物など車がないと困ることがたくさんあります。ところが最近は、高齢者の事故や認知症の運転などがたくさん報道されています。脳に関係する病気のほか、ある特定の病気になると、法律上運転できなくなることがあります。運転に関係する病気についてや、身近な人が病気になったときどうすればよいのか、社会の仕組みはどうなっているのかやさしく解説します。
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内容
子どもの発達について、一緒に学びませんか。特に言語発達、構音発達について、皆さんがこれまで成長してきた経過を振り返ってみましょう。また、子どもに関わる仕事や、発達に困難をもつ子どもへの支援について、皆さんと考え、お話していきたいと思います。
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内容
話しことばはコミュニケーションをとるためにとても大切です。また、話しことばは肺、のど、舌、口唇など様々な器官を使ってつくられます。それらの神経や筋の病気・加齢による影響、言語聴覚士が行う評価・治療について説明します。
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内容
後期高齢者の増加や少子化によって、現在は地域で一貫した医療と福祉の連携が求められています。本講義では、「地域包括ケア」というシステムについての説明と言語聴覚士がどのようにかかわるかを実際の患者さんについて議論しながら解説します。
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内容
想像してみてください。明日から突然耳が聞こえなくなって手話を使うことになったら?この講義では、この世の中は耳が聞こえる人を中心につくられていること、それによって聴覚に障害を持つ方がどのように困っているかをお伝えします。そうした困りごとをどのように解決をしていくことができるのか、私たちにどのようなことができるのか、皆さんと一緒に議論したいと思います。聴覚に障害を持つ方を支援する言語聴覚士の役割についてもお話しします。
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内容
皆さんはリハビリテーションにどのようなイメージを持っていますか?病院で訓練を行い、患者さんが歩けるようになったり話ができるようになったり、そんなイメージでしょうか?患者さんの中には、残念ながら訓練をしても機能が回復しない方がいます。進行性の病気を抱えた患者さんでは、訓練をしていても徐々に機能が低下していきます。進行性の病気の患者さんの多くは、病院のリハビリテーションではなく、患者さんのご自宅で行う訪問リハビリテーションを受けています。訪問リハビリテーションは患者さんが実際に生活している環境で行いますので、より実践的な訓練ができるというメリットがあります。本講義では、徐々にことばが話しづらくなっていく進行性の言語障害を持つ患者さんを紹介します。患者さんの事例を通して、生活に根差したことばのリハビリテーションとは何だろう?という問いを、皆さんと考えていきたいと思います。
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内容
加齢に伴い骨や筋肉は衰えていきます。衰えによって体の構造(姿勢)が変化し、機能(使い方)も変化していきます。この姿勢や使い方が、膝痛や腰痛の原因にもなっています。本講義では、加齢に伴う姿勢と使い方の変化を解説し、ご自身の姿勢や使い方をチェックします。「あなたの姿勢は本当に大丈夫ですか?」
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内容
国民病と言われている「腰痛」。なぜ腰痛は起きるのでしょうか?本講義では、生徒の皆さんと一緒にその謎に迫っていきます。また、腰痛が起きるメカニズムとその対応方法や予防方法についても実技を行いながら分かりやすく解説します。「あなたも腰痛と上手く付き合っていきましょう」
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内容
ヒトの動きをモーションキャプチャ装置でコンピュータに取り込むことができます。この技術は映画の特撮やゲームに応用されているのですが、もともとはリハビリテーションに応用するために開発されたもの。これを応用すると重心位置が計算できたり、筋の力の入れ方がわかったりして、自分たちがどのようにバランスを取りながら歩いたり走ったりしているかがよく分かります。本講義では、基礎知識を駆使してスポーツの成績を向上させたり、楽に歩ける義足の開発に繋げています。
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内容
本講義では、脊髄損傷者の生活についてリハビリテーション医療の立場からスライドや動画を使って紹介します。両下肢または両上下肢が完全に麻痺した人が、自立した生活を送るためにどのような工夫をして訓練を行っているのかなどの実例を紹介しながら、理学療法士、作業療法士、義肢装具士、看護師、ソーシャルワーカーなどの連携・役割について説明します。
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内容
本講義では、脳卒中片麻痺者のリハビリテーション医療の基本的な内容や問題点についてスライドを使って紹介します。片側の上下肢が麻痺した人は、総じて様々な合併症をともなうことがあります。これらに対処しながら訓練を行う理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、看護師、ソーシャルワーカーなどの連携・役割について説明します。
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内容
“歩行”はヒトにとって、単に移動するための手段だけではありません。実は、歩行には体温の上昇、老化防止、血行促進、ストレス解消、体脂肪燃焼、生活習慣病の予防など、様々な効果があります。本講義では、実際の歩行分析の手法を用いた研究事例の紹介を交えながら、歩行の運動学的仕組みや歩行分析について分かりやすく解説します。
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内容
「海外」に興味がある人はたくさんいると思います。語学留学をしたい人、大学で学びたい人、資格を取りたい人、働きたい人…。漠然とした興味や目標はあったとしても、実際にこの目標へ向かっていくには“何をしたらいいのか”、“どのような選択肢があるのか”、“どのように進めていったらいいのか”がわからない人はたくさんいると思います。本講義では、実際にアメリカ生活16年の経験をもとにそれらの「わからない」事について説明します。また、本学科で行っている海外研修について紹介します。
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内容
皆さんは「パラリンピックの義足ランナー」や「筋電義手」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?手や足を失った対象者に義肢装具を適合する専門職として「義肢装具士」という職種があります。義肢装具士は、医療専門職でありながら物づくりを通して患者様の自立の支援を行います。本講義を通して、このようなリハビリ専門職種について、体験用の義足や義手を用いて仕事の内容を理解し、障害者の生活や日常生活の動作を一緒に考えてみましょう。
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内容
切断者は義足を移動手段のツールとして使用します。義足そのものは幅広く知られていますが、「どのように組み立てられているのか?」「歩くためにどのようなコツがあるのか?」など知られていないこともあるのではないでしょうか?本講義では、義足の構成要素、義足使用者のバランスとその歩行のメカニズムについて地球から受ける力と筋肉の関係から解説します。
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内容
皆さんは義手や義足にどの様なイメージをお持ちですか?驚くことに、現在では3Dスキャンを用いて作ることができたり、義手や義足の動きをコンピューターで制御しているものもあるのです。実は義肢装具の世界も皆さんの知らないところでハイテクノロジー化が進んでいます。本講義では、そのような最先端テクノロジーを駆使した義肢装具について実演を交えながら紹介します。是非ハイテクな義肢装具に触れてみてください。
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内容
皆さんは「義肢装具」という言葉を聞いてピンと来るでしょうか?「義肢」は、言葉を分解し、義手や義足となると、少しイメージがつくのではないでしょうか。「装具」は怪我をした時に使用するサポーターやコルセット、病気などで手足や体幹の機能が低下し、生活が困難な方が装着・使用する補助器具です。義手や義足、装具を使用する方々はこれらの「義肢装具」が無いと、日常生活に大きな支障をきたします。本講義では、「義肢装具」を提供する“義肢装具士”の魅力について解説します。
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内容
脳卒中を患うと身体の半身に麻痺が生じたり、動かしにくさや歩きにくさがでることがあります。そのような場合に、下肢装具を足につけることで歩きを良くすることができます。下肢装具にはいろいろな形や種類、機能があり、対象者に合わせた装具を選び、適切に調整することが必要です。講義では、脳卒中後の患者さまの下肢装具を使用したリハビリテーションについて、病院での臨床経験と、三次元動作解析装置を使用した歩行分析の結果を基に、わかりやすく解説していきます。
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内容
義肢装具は各人の技量によって適合状態が左右されやすいという課題があります。本研究では、経験年数に依存せず対象者が不利益を被ることなく「適合」した義足を提供するために、人と義足のインターフェイス部となる大腿義足ソケットの定性的かつ定量的な視点を取り入れた研究に取り組んでいます。「大腿義足ソケットの適合とはどのような条件か?」という大腿義足ソケットの適合メカニズムを明らかにするために、大腿義足ソケット内に圧力センサを用いて歩行時に切断部位にかかる圧力を計測しています。最終的にはこれらのデータを基に、各対象者の切断部位から「適合」する大腿義足ソケット形状を圧力分布パターンから予測して製作することを検討しています。
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内容
健康を保つためには、自分自身に備わっている自然治癒力(自らが治す力)を高めることが必要です。東洋医学のはり・きゅうは、その自然治癒力を高め、病気にならない、重症化しない身体を作ります。~鍼灸の知らない世界~是非聴講してください。
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内容
アトピー性皮膚炎はかゆみを伴う皮膚疾患ですが、不眠、肩こり、足の冷えなど色々な全身症状をもみられます。鍼灸治療では皮膚を全身症状と関連づけて判断し、高い治療効果を示します。全身のバランス調整を求める治療は「全身を診る」東洋医学の特徴であり、内科、外科、神経科…と細分化された現代医療との違いです。現代医学と鍼灸医学との連携は医療先進国である我が国でこそ価値があります。アトピー性皮膚炎に対する治療の効果を通して鍼灸医学の理解を深めてもらいます。
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内容
鍼灸治療は年齢を重ねることによる体力の低下や様々な疾患の治療と予防に有効です。また、肺気腫やパーキンソン病などの高齢者疾患に対しても有効性が示されています。我が国の伝統医療であり、高齢者にも安全で安心な優しい医療である鍼灸治療の応用が高齢者医療や健やかな長寿社会の実現に必要とされています。本講義では高齢者に対する鍼灸治療の実践例を示しながら超高齢社会における医療について考えたいと思います。
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内容
新型コロナ感染症(COVID-19)は世界中に蔓延し多くの尊い命を奪いました。ワクチン接種が進む現在もブレインフォグや長い自粛生活に伴う高齢者の虚弱化などの問題がみられます。東洋医学の一つである鍼灸治療は、経穴(つぼ)刺激による自然治癒力や免疫力の向上を目指しており、長い歴史で数々の感染症に対して身を守る方法として伝承されてきました。今こそ東洋医学の知恵を生かし自由で快適な生活をとり戻しましょう。本講義ではWithコロナ感染症における鍼灸治療を解説するとともにセルフケアで実践できるツボの取り方も紹介します。
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内容
春のNHK連ドラ「らんまん」で神木隆之介さんが演じる主人公は、高知県生まれの偉大な植物学者、牧野富太郎博士がモデルになっています。「植物学」は草花の形の特徴に着目し、分類して名付けることから始まった学問ですが、牧野博士の時代以前に、植物が何の役に立つか、を調べる「本草学」という学問がありました。植物の中には、病気を治す薬としての効果を持つものもあり、「本草学」はやがて「生薬(天然物を薬として利用したもの)」の学問に発展していきます。身近にも薬として利用される植物があります。探してみませんか?
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内容
はり治療は、古くからある伝統的な治療法ですが、21世紀の現代ではいろいろな病気に効果があることが科学的にも証明されてきています。その中でも痛みを和らげる“はりの鎮痛効果”についてお話します。痛みは誰もが経験したことのあるつらい体験です。頭痛・肩こり・腰痛などの痛みは、日常生活を楽しく元気に過ごす妨げになります。本講義では、“痛み”と“はりの鎮痛効果”についてわかりやすく解説します。
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内容
サッカーJリーグチームで働く7割のトレーナーが、鍼灸師の資格を持っています。また、各競技種目でも鍼灸師の資格を持つトレーナーが増えてきています。なぜ?増えてきているのでしょうか。この問いかけについてお答えします。また、皆さんと一緒に、ケガの予防やコンディショニングといったスポーツ選手へ応用できる「ツボ」刺激を実践したいと思います。
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内容
人間の体には「361」個のツボがあるとされています。もし、ツボに異常がある場合、押すと痛かったり、硬かったり、凹んでいたりと色々な反応が体に現れます。ツボの異常=治療場所です。首や肩のこり、目の疲れなど、私達が治療で使用する代表的なツボを解説し、皆さん自身のツボの反応がどうなのかを経験して欲しいと思います。
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内容
お肌の悩み(肌荒れなど)がでたとき、みなさんの体調はいかがでしょうか?またストレスを抱えていませんか?このように、うつくしさを保つためには心と体の健康は切っても切れない関係にあります。そんな健康と美容をサポートするのが美容鍼灸(健美鍼灸)です。美容鍼灸(健美鍼灸)ってどんなもの?そしてどんな効果があるの?そういったお話をツボ(経穴)の魅力とあわせてご紹介したいと思います。
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内容
「歩きにくい」、「手足が思うように動かない」、「耳鳴りがする」、「物が見えにくい」など、年を取ると様々な変化が現れます。本プログラムによってみなさんに高齢者特有の症状を知ってもらい、体が不自由な方々の気持ちを感じ取っていただき、いたわりの心を育くんでいただきます。また、このような症状の治療として、日本古来の伝統医療である「はり」や「きゅう」治療について知り、ツボ刺激を体験することで古くて新しい東洋医学を実感してください。
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内容
スポーツ現場では様々なメディカルスタッフが選手を支えています。このメディカルスタッフの中に鍼灸師を配置しているチームが数多く存在します。では鍼灸師がメディカルチームの中でどのような役割を果たしているのか?選手が実際に鍼灸治療を受けてどのような効果を実感しているのか?スポーツ現場での体験談などを含めスポーツ鍼灸の可能性をご紹介したいと思います。
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内容
臨床検査技師の役割の一つには生理学的検査があります。本講義では、心臓の脈に乱れがないかどうかの検査や肺活量の検査に使用する「心電図計」や「スパイロメータ」の使用方法を分かりやすく解説します。また、検査する側(臨床検査技師)と検査される側(患者様)について検査装置を実際に使用して実習形式で体験学習を行います。
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内容
1674年にレーウェンフックが初めて顕微鏡を発明して微生物を確認しました。1800年後半には細菌を増やす技術が開発され、結核菌やコレラ菌などの病原菌が発見されました。現在では、細菌の遺伝子を調べることで、細菌の名前を決めたり、病気の箇所から直接原因微生物を見つけることができます。また、細菌の名称を10分程で解明できる装置もあります。本講義では、科学の進歩とともに病原菌検査法の変遷を考え、病気の克服について一緒に考えます。
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内容
AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)が医療技術の進化に役立っています。人体の情報の入り口になるセンシング技術や、その情報をインターネットなどのネットワーク上で集めてデータベースにする技術、集まってきたたくさんのデータ(ビッグデータ)を分析して傾向をつかむことで病理診断に役立てるAI技術などが医療現場でも使われはじめています。人体情報を集めて病理診断に利用する一連の流れについて、その内容や開発経緯、これから期待される高度医療への応用などをお話します。
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内容
皆さんの中で、おたふくかぜや水ぼうそうに2回かかった人はほとんどいないと思います。何故でしょうか?それが人間の防御力である「免疫」の働きです。この「免疫」は病気を未然に防ぐだけでなく、からだの状態を告知してくれる面も併せ持っています。本講義では、「からだの防御機能、感染から治癒、免疫検査」について分かりやすく解説します。疫から免れるからだの仕組みと信号を理解して、未病を目指しましょう!
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内容
急速な高齢化社会に伴い、日本における成人死亡の主因となる「がん」の罹患率は年々と増加傾向にあります。様々な治療薬が開発され、一定の効果が認められるものの、薬剤抵抗などによる再発や副作用などの問題が生じます。この問題点について、遺伝子、タンパク質、細胞環境などの視点から解説し、新しい視点での研究開発を紹介します。
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内容
「心臓」は全身に血液を運ぶポンプであり、一瞬でも休むことなく拍動し続ける不思議な臓器です。生まれてから死ぬまで一生動き続け、全身に効率よく血液を送るための非常に巧妙な仕組みがそこにはあります。本講義を通して、「心臓」の素晴らしさ、さらには「生命」の素晴らしさを感じてみませんか?
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内容
医療技術の進歩(不妊治療、クローン技術、再生医療、ゲノム編集など)について説明し、これらの技術が医の倫理および生命倫理に及ぼす影響について説明します。
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内容
本学では、臨床工学と臨床検査学の融合を目指す臨床技術学科を日本で初めて設置し、学生全員が「臨床工学技士」と「臨床検査技師」のダブルライセンス取得を目指しています。本講義では、本学科で養成する「臨床技術者(臨床工学技士・臨床検査技師のダブルライセンス取得者)」の将来の可能性について分かりやすく解説します。
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内容
医療現場で活躍する技術はとてもハイテクなものばかりです。本講義では、皆さんがテレビで見ることが多く、実際の病院での手術や治療に使用されている技術について実演を通して紹介します。今の医療技術がどこまで進歩しているのか、もしくは進歩していないのか、皆さんの目で実際に見てみませんか?
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内容
人工臓器は疾患などで生体機能が低下した際に用いられます。現在、人工臓器としては人工腎臓や人工心臓のように数年というかなり長期間にわたってその機能をほぼ完全に代行しているものもあります。本講義では、医療現場での人工臓器の使用状況や最新の研究について解説します。
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内容
本講義では、新型コロナウイルスが原因の重症肺炎から命を救うECMOについて講義します。ECMOの導入、患者管理、機器管理には臨床工学技士が必須です。本学の臨床技術学科で取得可能な臨床工学技士、臨床検査技師の2つ視点からECMOについて紹介します。
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内容
質量分析法は、物質の質量を測定する分析法です。質量分析装置の急速な進歩に伴い、質量分析法は臨床検査への応用が世界的に加速しています。本講義では、質量分析技術の基礎から、ヒトの病気診断に役立っている質量分析技術について、分かりやすく解説します。
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内容
怪我をすると出血することがあります。しかし、止血機構が働いて血液が凝固し、出血が止まり(=止血)ます。本講義では、「止血機構とは何か?」「なぜ血液が固まるのか?」「止血しにくい病気とは何か?」など、止血に関する様々な不思議について分かりやすく解説します。
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内容
心臓の手術をする場合には、一時的にでも心臓を止めなくてはなりません。その際には、医療機器である「人工心肺装置」が活躍します。心臓の手術をサポートする「人工心肺装置」を保守・管理・操作をする専門職が“臨床工学技士”です。本講義では、“臨床工学技士”が、操作する人工心肺の基本的な知識や、心臓の手術に関しての知識、また、人の命を一時的にでも預かる人工心肺装置について分かりやすく解説します。
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内容
コンタクトレンズを目に入れてもなぜ痛くないのか?それはコンタクトレンズの表面が涙とよく馴染み、眼球の表面には密着しないように化学的に設計されているからです。このように医療に使用される材料は人体と相性がよく、悪影響を及ぼさないことが必要とされています。人体の近くで使用される材料と最新の研究についてわかりやすく説明します。
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内容
腫瘍マーカーは、健康な人の血液や尿には存在しないのですが、がんができると血液や尿に分泌される物質です。分子生物学の解析の進歩によって、新しい腫瘍マーカーの研究が進んできています。将来、血液や尿から簡単にがんの診断をするための最新の研究を、分かりやすく解説します。
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内容
透析という言葉を聞いたことがありますか?透析とは、病気で機能が低下した腎臓の役割を機械が代わりに行う治療です。2018年末においては約34万人の患者さんが透析治療を受けています。本講義では、この治療に臨床工学技士がどう関わっているのか、また透析とは実際どのような治療なのか、分かりやすく説明します。
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内容
臨床検査技師と臨床工学技士のダブルライセンスを取得することで、双方の強みを生かした臨床技術者が誕生します。本講義では、実際にダブルライセンスを持ち病院で働いた経験からどのようなメリットがあるのか、どんなことができるようになるのかを具体例を用いてご紹介いたします。皆さんの将来の選択肢を増やせるよう楽しくわかりやすく解説いたします。
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内容
臨床検査技師は身体の中で病気をはじめとする身体の中の異常(犯人)を見つける探偵です。その捜査方法には、身体に医療機器を当てることで直接身体を覗く生理学的検査と血液や尿を介して身体の中を間接的に覗く検体検査があります。これらの武器を駆使することで犯人の手がかりを見つけ、医師へ報告する重要な役割を担っております。本講義では、実際に医療機器を使用して臨床検査技師の体験をすることで、病気を見つける楽しさを感じていただき、皆さんの将来の選択肢を増やせるよう楽しく分かりやすく解説いたします。
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内容
「もったいない」という価値観から、ペットボトル飲料物を再飲用することはよくある事かと思います。口を付けて飲んだ飲料物中に流入、残存する細菌の量や構成について、培養法や分子生物学的手法(PCR・シークエンス法)で解析しています。これまでの研究で、飲料物を飲んだ際には、口腔から一定量の細菌が流入し残存することを明らかにしました。現在は飲料物の種類やpHによる違いを研究しています。私たちの暮らしに身近な、飲み残したペットボトル飲料物中で増殖する微生物に関する最新知見を解説します。
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内容
日本人の死亡原因のひとつに「がん」があります。今までのがん治療は基本的にお腹を開ける開腹手術が主流でしたが、近年の医療技術の発展に伴い、お腹を切らずにからだの中で治療する「内視鏡治療」と、からだの外から治療する「腹腔鏡手術」が登場しています。最近では、Da Vinciと呼ばれるロボットの補助を受けながら、遠隔操作で行う内視鏡手術が普及しており、より患者さんに負担の少ない治療を提供しています。本講義では「内視鏡」とはどういった機器で医療現場でどのように活用されているのかをわかりやすく解説します。
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内容
医師、看護師、理学療法士、作業療法士…、そして視能訓練士など、医療に関係した専門職種はたくさんあります。何故、医療には多くの専門職種が関わっているのでしょうか?またその魅力は何だと思いますか?本講義では、医療系専門職種の関係性とその魅力を皆さんと一緒に考えます。キーワードは「ありがとう」です。
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内容
目のつくりは非常に緻密です。そして、あなたが見たいものをリアルに見えるようにするための精密な仕組みがあります。本講義では、簡単な小実験を交えながら視覚の不思議な成り立ちについて分かりやすく解説します。本講義を受けた後には、いつもは見えない何かが見えてくるかもしれません。
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内容
「目は口ほどにものを言う」とよく聞きますが、本当でしょうか?実は…、瞳孔(黒目)は嘘をつかない正直者で、あなたの心のリズムに合わせて変化しています。「目は心の窓」です。驚いたとき、恋をしたとき、相手の瞳を見つめ続けると真実が見えてくるかもしれません。本講義では、その心のリズムに合わせて変化する瞳孔について分かりやすく解説します。
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内容
私たちの身の回りには、様々な光と色があふれています。色は、物理現象としての光の性質と、人間の感覚、生理、心理が構成するものであり、様々な不思議な現象が起こります。本講義では、様々なデモンストレーションを交えて光と色の不思議な世界を紹介し、その科学的な背景を分かりやすく解説します。
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内容
ふだん私たちが視覚を使って、「見る」という行為を行っています。実は人間の視覚系は古い層から新しい層へと、地層が重なるように形作られているのです。それでは、身近なネコやネズミなどの齧歯類(げっしるい)の視覚はどうなっているのでしょうか?本講義では、人間の視覚の基盤を他の動物種と比較しながら視覚の不思議を分かりやすく紹介します。
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内容
メガネは低下した視力を取り戻す最もポピュラーな道具ですが、メガネをかけると見え方が改善されるだけでなく、集中力がアップして仕事の能率が上がったり、気分が上向いたりと、様々な良い影響があることが分かっています。本講義では、近視や乱視などを補正するメガネの重要な役割を紹介するとともに、ストレスを和らげボケ防止に役立つなど、脳に及ぼす効果について分かりやすく解説します。
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内容
視力が低下してよく見えなくなったときメガネをかけますが、自分に合ったよいメガネとはどのようなものでしょう?本講義では、次の3つの観点からよいメガネの条件について解説します。1.光学的条件:レンズ度数が適正であり、よく見えて疲れないこと。2.力学的条件:フレームの位置が適正で、耳や鼻に痛みがないこと。3.美的条件:フレームの形や素材が自分の顔型や雰囲気になじむこと。
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内容
ヒトには眼が2つあり、それらは顔の正面に位置しています。その理由は、眼には片方の眼で検査される視力や視野のような機能だけではなく、両方の眼で果たす役割として「両眼視機能」があるからです。その最たる力が「立体視(3D)」です。皆さんには当たり前の感覚ですが、なぜ立体的に見えるのか考えてみましょう。検査・訓練を行っている視能訓練士がその不思議な視機能について解説します。
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内容
私たちは日常生活における情報の約8割を目(視覚)によって得ていると言われています。目が見えにくくなると、日常生活に不自由が生じることは容易に想像できると思います。本講義では、眼球の構造を学び、ふだん、どのように視覚を得ているのか分かりやすく解説します。また「視能訓練士」の仕事内容も紹介し、眼科の世界へご案内します。
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内容
野球において打者は、投手が投げた最大速度160km/hのボールを本当に見ることができているのでしょうか?「一流の打者は動体視力が良いためボールが見える」という話を耳にしますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?本講義では、視機能検査の専門家である視能訓練士の立場から、打者がどのようにしてボールを見ているかを解説します。
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内容
視能訓練士という職業、皆さんはご存知ですか?視能訓練士は眼科検査・訓練のスペシャリストです。その視能訓練士の医療現場での仕事内容や社会で果たす役割についてお話しします。また、見ること(視覚)は皆さんの知らない様々な不思議に包まれていますが、そこにはちゃんとタネもシカケもあります。今回は体験を交えながら、視覚の不思議についても解説いたします。きっと視能訓練士と視覚について、見る診る(みるみる)わかるようになりますよ!
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内容
皆さんの視覚は光があってこそ成り立ちます。私たちがものを見るためには光が瞳を通って眼の奥でピントが合わなければいけません。眼鏡やコンタクトレンズはその手助けをするものとして使われています。今回は体験を交えながら、眼に関係した光の不思議な現象について解説してきたいと思います。
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内容
我が国では消防が救急車を運用していますが、海外では消防のほか、病院や民間救急会社が運用していたり、救急救命士が行う医療行為の範囲が異なるなど、国・地域によって様々な救急システムがあります。本講義では、日本の救急救命士制度の手本となった米国のほか、欧州、アジア諸国の救急救命事情について知ることで、より広い視点で日本の救急システムを考察することを目的としています。
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内容
同僚、家族、友人が大けがをしたり、急に倒れたりした場合、みなさんはどう対処しますか?また、そのような事態のためにどのような備えをしたらいいでしょうか?一般市民の適切な対応は“命を失う”可能性を小さくすることができます。本講義では、望まれる対応の仕方について事例をあげて説明します。また、みなさんが勇気ある行動をしていただけるよう分かりやすくお話します。
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内容
学校・職場の安全は社会的に求められている課題です。また、多くの職場や学校で緊急時のマニュアルが定められています。健康に害が及ぶような健康危機により適格に対応するためには、優先すべきことは何かを職場・学校全体で共有しておくことがが必要です。また、現在のマニュアルを訓練を通じて見直すことも大切です。本講義では、このような職場・学校の安全の向上のために必要な準備とマニュアルの改善法についてお話します。
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内容
急病・外傷の発生から救急車が病院に到着するまでの医療を「病院前救急医療」といいます。本講義では、わが国の病院前救急医療の現状と課題についてお話しします。
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内容
災害時には避難所が立ち上がります。地震や水害などでは避難所生活が長期にわたることが多く、いろいろな問題が生じます。避難所立ち上げから運営まで、どうやって住民がかかわっていくことが望ましいのかを学んでみませんか?東日本大震災や西日本豪雨、胆振東部地震など多くの被災地に救護班として参加した経験からお話いたします。もし時間的に余裕があるなら、シミュレーションを通じて体験してみることもできます。(要相談)
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内容
皆さんはこころを病んでいる(病みかかっている)人に対しての接し方をご存じですか?災害医療の分野ではPFA(心理的応急処置)という研修があります。専門家でなくても(むしろ専門家でない人にとって)とりあえずどう接したらいいのかという、自分の引き出しを増やしてみませんか?実際の研修コースではありませんが、こんな考え方があることを知るだけでも興味深いと思います。
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内容
新潟県では約10年前からドクターヘリが活躍しています。現在は新潟大学と長岡赤十字病院を基地病院とする2機体制で年間2000件以上の出動要請があります。演者は新潟・長岡ドクターヘリの立ち上げから関わってきました。今までの救急医療にドクターヘリが加わった現在の救急医療体制や、フライトドクターをめざすには…などをお話したいと思います。
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内容
本講義では、救急出動の現状や、躊躇なく救急車を呼ぶべき症状・ケガについて説明します。また、救急需要が高い高齢者や乳幼児の事故について、予防の観点から注意点や心がけについても紹介します。
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内容
本講義では、窒息や重篤なアレルギーなど、子どもの生命を脅かす緊急事態の予防法や起きてしまった場合の対応方法・応急手当について分かりやすく解説します。万が一、呼吸や心臓が止まってしまった場合の人工呼吸や胸骨圧迫(心臓マッサージ)についても紹介します。本講義を通して、身の回りの子どもの生命を守れるようになりましょう。
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内容
災害や大事故により大勢のけが人が発生した場合と、ひとりの人がけがをした場合とでは、その考え方や対応を変える必要があります。仮に大勢のけが人が発生し、同じ量の医療資源(医療施設や医療機器、医薬品など)を使用し治療を行う場合、ひとりのけが人に対する使用割合はどうしたらいいでしょうか?本講義では、「医療」に携わる多くの専門職の医療資源の使用割合の理解の必要性について分かりやすく解説します。
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内容
心肺蘇生法の講習は受けたことはありますか? 119番通報をしたり、マネキンの胸を押したり…という講習会です。さて、皆さんは実際の急病人・ケガ人を発見した時に同様の行動がとれるでしょうか?講義では皆さんに身近な事例を用いながら、その場でとるべき行動を一緒に考えていきます。
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内容
様々な災害から命を守るためには、災害を知り、地域を知り、対応を学び、行動することが必要です。本講義では、消防士、救急救命士、防災士、建築士としての知識と経験から災害時に取るべき行動についてお話します。
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内容
日本の主要な死因である“がん”などの死亡状況が改善され、病気になっても長生きできる人が増えてきました。がん患者様の50%は治るとさえ言われております。“がん”の治療法は外科療法、化学療法そして放射線療法が3本の柱と言われており、いづれか複数を組み合わせて行う集学的治療が主流となっています。本講義では、高齢化社会を迎えた今、その3つの中の一つの放射線療法がどのように行われているのかを分かりやすく解説します。
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内容
日本では少子高齢化が進み、認知症高齢者の増加が大きな社会問題となっています。認知症は早期に発見し、その進行を遅らせることが極めて重要です。本講義では、脳の構造上の変化を知ることができる「MRI」や、脳血流や代謝などの機能変化を知ることができる「SPECT」などの医用画像や神経心理学検査による認知症の早期発見方法、進行予防の方法などについて最新の研究成果を踏まえて紹介します。
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内容
病気を早期に発見することは患者様のその後の生活の質を向上することにもコロナのような感染症を広げないことにとっても大変重要になります。病気を発見するためには、X線などを使った画像を使った診断が有効ですが、さらに、画像解析の人工知能(AI)を使うことで、医師がより早く、より正確に病気を診断することをサポートできる可能性があります。本講義では、医用画像を用いたAIの役割と最前線の研究までを分かりやすく説明します。
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内容
本講義では、最先端の医療現場で行われているX線CT検査やMRI検査、核医学検査などの画像検査の解説と、これらの検査で得られた画像から作成する三次元(3D)画像と診療放射線技師の関わりを紹介します。
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内容
放射性物質・放射線といえば原子力発電所を連想する人も多いのではないでしょうか?実は半導体、タイヤの製造など放射性物質および放射線は様々な分野で利用されています。私たちの日常生活において、それらは広く普及し、利用されています。本講義では、私たちの暮らしの中で放射性物質・放射線がどのように利用されているのかということについて説明します。
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内容
現在日本国内に粒子線治療(患者に負担なく切らずに治療する放射線治療の一種)の施設が25あります。日本は世界的に見て粒子線治療が豊富にあると位置づけられています。しかし現状ではいつでも誰でも受けられる治療ではありません。本講義では粒子線治療について説明します。
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内容
2011年福島第一原発事故が発生して、放射線汚染が深刻な状況になりました。本講義では以前より身近に考えられるようになった、原子力発電所のついてお話しします。新潟県には柏崎刈羽原発があるため、放射線による健康への影響なども説明します。
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内容
放射線は、病気を見つけるために欠かせないものです。しかし福島第一原発事故以降、「恐ろしい」「怖い」「危険」などと言った印象を持つ存在になりました。本講義では、「放射線」は本当に大丈夫なのか?という疑問を解消し、実はとても我々には欠かせない重要なものであることをお話しします。
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内容
放射線はがんを「見つける」「治す」ことにとても重要なツールです。診療放射線技師は放射線を人体に照射することのできる医療現場で重要な役割を担っています。本講義では、放射線が「がん」に対してどれだけ重要であるかを分かりやすく紹介するとともに、診療放射線技師の役割についても解説します。
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内容
地震や水害などの自然災害で病院の機能が失われた時、どのようなことが起こり、どのように回復していくのでしょうか。本講義では、新潟県内で起きた災害(中越地震・水害・新潟市大停電)の事例を交えて解説します。また、東日本大震災では、原子力発電所の事故が発生し、放射性物質が放出されました。その際に、放射性物質を地域ごとで測定した経験を踏まえて紹介します。
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内容
超高齢社会の中で、認知症患者様は増えているにも関わらず、多くの認知症患者様は正しい診断を受けていません。認知症は誤解も多く、診断が難しい病気です。本講義では、適切な画像検査や神経学的検査などを組み合わせ、正しい診断をすることが治療やケアに役立つことを分かりやすく解説します。
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内容
本講義では、病気や怪我で病院に行った時、どんな検査をしてどのような画像ができるのか、検査画像を中心に解説します。また病院の中で働く様々な専門職がどんな仕事をしているか、診療放射線技師は何をしているのかを紹介します。
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内容
近年の医療において画像検査から病変を疑う領域を自動的に検出し、解析をすることで、医師による診断をサポートする「コンピュータ支援診断」が導入されつつあります。また、このコンピュータ支援診断に人工知能が使われるようになってきています。本講義では、医療業界の、特に画像診断支援で使われている人工知能がどのようなものなのかについて分かりやすく解説します。
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内容
救急車で運ばれてくる患者様の中には、まったく意識がなく命の危険が差し迫った状態の方がいます。そのような患者様の状態をいち早く調べる方法に「画像検査」が存在します。本講義では、この「画像検査」において診療放射線技師がどのような活躍をしているのか実例をもとに説明します。
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内容
胃がん検診の目的は、食道、胃、十二指腸の早期がんの発見することです。正式には「上部消化管X線検査」といい、俗にバリウム検査とも呼ばれています。具体的には、発泡剤で胃を膨らませ、濃度200w/v%程度のバリウムを150ml程飲んで、食道、胃、十二指腸にある病変を見つける検査です。胃がん検診には大きく2つ区別されています。主に集団検診などの対策型検診と企業検診などで施行される任意型検診で撮影方法および撮影枚数などが変わってきます。本講義では、検査の具体的な方法や検査精度などについて解説を行います。
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内容
CT(Computed Tomography)やMRI(Magnetic Resonance Imaging)は、医療画像の診断に重要な役割を担っています。近年、人工知能(AI)と医療画像を組み合わせた技術が開発されてきています。CT検査やMRI検査ではテレビで言う4K→8Kのような画像を高分解能にして細かい病変を探すこと、さらにはCT検査で問題となりやすい被ばくの低減を目的としたAIを使用した技術が導入されてきています。医療現場におけるAIを組み合わせた画像の有効性をや医療の現場で実際に使用されている画像の紹介および説明します。
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内容
人は病気になると身体の働き具合(生体機能)が段々と悪くなり、最終的には身体が動かなくなったり、五感が働かなくなってしまいます。しかし、生体機能のわずかな変化をキャッチできれば、病気を早期診断し、治療できる可能性が大きく高まります。「核医学検査」では、この生体機能の微妙な変化を画像化し、身体のどの部位が悪くなってるか正確に知る事ができます。本講義では、「核医学検査」の原理から医療現場における使われ方までを分かりやすく解説します。
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内容
病院で診療放射線技師がどんなことをしているか皆さんは知っていますか?本講義では、身近な検査から、なかなか知ることのできない仕事までを紹介し、診療放射線技師の魅力について紹介します。
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内容
医療において放射線は、私たちの生活の中で例えると「火」のような存在です。使い方を大きく間違えると悪影響を及ぼす可能性はありますが、非常に便利であり、放射線がないと現在の医療は困難になります。X線検査や、CT検査、核医学検査では必要な分だけの少ない放射線を用いて人体の中を調べます。特に、近年進歩しているCT検査では手術を補助する画像なども作成でき、外科手術に役立っています。本講義では、このような最新の検査では何ができるようになっているかについて紹介します。
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内容
乳がんの罹患率は年々増加し、日本人女性の9人に1人は発症するといわれています。そして、乳がんを早期発見するためには、乳がん検診が重要です。本講義では、乳がん検診がどのように行われているのかといった基礎知識、また、医療現場にて近年用いられるようになった人工知能(AI)が乳がん検診にてどのように役に立つのかについて分かりやすく紹介します。
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内容
近年、高齢化などの影響により栄養管理の重要性が広く認識されています。病院管理栄養士の役割は、適切な栄養管理を行い、あらゆる角度から患者様の病状改善に寄与することです。「食べることは生きること」であり、管理栄養士は患者様の生命を支える重要な仕事です。本講義では、長い期間、病院管理栄養士として勤務した経験談を交えながら、医療現場での管理栄養士の仕事について紹介します。
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内容
従来は「職業病」と考えられていた病気でも、汚染物質の拡散などによって特定の職業だけでなく地域社会にまで被害がおよぶ場合には、「公害病」として周知されます。新潟県では第二水俣病(新潟水俣病)が「公害病」として広く知られています。また、石綿(アスベスト)による肺がんや中皮腫についても、従業員とともに一般住民にまで被害がおよび、平成18年から健康被害救済給付が開始されました。本講義では、「職業病」と「公害病」の違いについて分かりやすく解説します。
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内容
以前、生活習慣病は「成人病」と呼ばれていました。メタボリック症候群対策のために平成20年度から始まった特定健康診断は、「メタボ健診」とも呼ばれています。生活習慣病の一つである“がん”は、メタボ健診においては別立てとなっているものの、生活習慣病とメタボリック症候群の概念は酷似しています。しかし、日本のメタボリック症候群の基準はWHOなどとは異なります。本講義では、両者の違いや基本的な概念について分かりやすく解説します。
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内容
「食育」という言葉を知っていますか?意味まで説明できる人は少ないと思いますが、ほとんどの人は聞いたことがあるはずです。なぜかというと、小中学校には「食育」の授業があったからです。では、「食育」の授業で何を学びましたか?そして、その学びは今の生活の中で、どのように活かされているでしょうか?本講義では、「食育」についての認識を深めてもらうために、栄養学に偏りがちな「食育」についてあらためて問い直し、分かりやすく解説します。
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内容
スポーツ選手を対象とした「栄養サポート」についてご紹介します。ヒトが生きていくには、どんなヒトにも栄養は大切です。その中でも、活動量が多いスポーツ選手に対するサポートはどんな特徴があるのか?実際にセミナーで選手にお話しする内容を盛り込みながらご紹介します。
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内容
日本は経済的に豊かな国にもかかわらず、痩せの比率が高い稀な国です。特に、若年女子の痩せの問題は深刻になりつつあります。痩せの母親から誕生する子どもは将来、生活習慣病に罹患するリスクが高いことが知られています。また、痩せに伴い月経が長期間止まると骨量は低値で推移し、骨粗しょう症になるリスクも高くなります。痩せであることが自分のみならず、次世代の健康にも影響するため、本講義を通して、過剰なダイエット志向を考え直して欲しいと思います。
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内容
ボート競技日本代表チームの強化戦略担当者であり、フィジカル強化担当スタッフである講師が、運動生理学の観点から、勝つためのキーワードである「フィジカル」について考え、「フィジカル」を改善するための食事について講義します。
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内容
新潟県では脳卒中や胃がん死亡率が全国平均より高く、その要因として食塩摂取量が多いことが挙げられます。そのため、地域では現代の食環境に応じた減塩活動が産学官連携で展開されています。本講義では、“おいしい減塩”のヒントと共に、家庭・地域・行政等での様々な減塩活動とその成果を紹介します。
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内容
新潟県では中越大震災、中越沖地震などの多くの自然災害に見舞われ、その教訓から、災害時の栄養・食の果たす役割が重要になっています。そのため、現在、学校や地域では災害時の食に関する防災教育や食育活動が活発化しています。本講義では、災害時はもちろん日常生活でも役立つ食料備蓄やパッククッキングの方法と共に、地域での様々な災害食への取組みを紹介します。
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内容
血液中の細胞には赤血球、白血球の他に血小板があります。血小板には血栓を作って出血を止める働き(止血)がありますが、血管内で詰まると脳梗塞や心筋梗塞といった重篤な病気も引き起こします。核が無く、赤血球の約1/4ほどの小さい細胞ですが、活性化すると形を変え、偽足と呼ばれる足を伸ばします。また、様々な生理活性物質を持ち、活性化すると放出して血小板同士を集めます。本講義では血管内を流れる血小板や、血栓形成の様子を共焦点レーザー顕微鏡を用いたリアルタイムイメージング画像で紹介します。
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内容
食中毒の原因にはどんなものがあるか知っていますか?腸管出血性大腸菌 O157はニュースで聞いたことがあるかもしれません。食中毒はいわゆる細菌以外にも、毒キノコやジャガイモの芽の部分といった植物性自然毒や、フグ毒など動物性自然毒、さらに生物以外でも金属や農薬などの化学性食中毒や、ウイルス性食中毒などもあります。また、食中毒の症状は、発熱、下痢や嘔吐だけではなく、重症化すると死にいたることもあります。食品を衛生的に扱うにはどのようなことに気をつけたら良いのか、日常の生活に潜む食中毒の話をします。
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内容
食べ物の味、色、匂い、食感や栄養素の消化吸収。これらには化学が密接に関係しています。本講義では、ふだん何気なく感じている食べ物の「美味しさ」や「栄養」にどのように化学が関わっているのか、実際に大学で行っている授業や取り組んでいる研究内容の一部を紹介しながら説明します。
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内容
本講義では、スポーツを行う上での栄養素の役割、食事のタイミング、水分補給のポイント、疲労や怪我の際の注意点などについて、実際のスポーツ選手(アルビレックス新潟や新潟アルビレックスランニングクラブなど)の食事例の紹介を交えながら分かりやすく解説します。特にエネルギー源となる糖質、たん白質の働きを生理学的観点と栄養学的観点から説明します。
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内容
食べることは、全ての人が日常的に行うとともに、唯一「五感全てを同時に使う」行為です。おいしさとは、心地よい情動であり五感の相互作用によりもたらされますが、「視覚」の占める割合がとても多い!という説が近年提唱されています。本テーマでは、視覚とおいしさの関連について、人のもつ認知機能と経験、脳の発達との関連から、実際大学でおこなっている講義形式で紹介していきます。
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内容
モノを飲み込む動作のことを「嚥下(えんげ)」と言いますが、これはヒトが生まれた時から備わっている機能です。私たちが、わずか数秒のうちに無意識下で行われている嚥下には、複雑な運動生理機能が関わっています。食べ物をいつまでも美味しく食べるために必要な機能について、栄養学的な視点も踏まえて説明します。
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内容
医療系の大学や職場では、生理学の知識が必須です。例えば、血流は心臓の拍動だけで生じる訳ではありません。では、心臓以外のどのような機能によって血流は生じるのでしょうか?本講義では、組織や細胞へ過不足なく血液を送り続ける心臓と循環の生理機能について分かりやすく解説します。
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内容
人間の場合、たった1個の受精卵が60兆個もの細胞に分裂し、様々な組織へと分化していきます。カラダのすべてのもととなる受精卵や初期胚には、多くの秘密が隠されています。本講義では、動物の生殖細胞の成長と受精に至るまでの変化、受精のメカニズム、さらに受精後の初期発生について分かりやすく解説します。
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内容
高校生が生活するのに必要なエネルギー量はどれくらいでしょうか?そもそも、エネルギーとは何でしょうか?そして、なぜ私たちにはエネルギーが必要なのでしょうか?本講義では、基礎を学びながら自分に必要であろうエネルギー量を計算(推定)します。さらに、ご飯でとると望ましい重量も計算して、実際の摂取量との比較をしてみましょう!
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内容
「若いから、まだ高校生だから生活習慣病なんて関係ない」と思っていませんか?後の生活習慣病は、現在の食生活や運動と大きく関係します。また、今問題になっている慢性腎臓病についても正しい知識をお伝えしていきます。クイズや体験を交えながら、自分の健康管理に興味を持ってもらえるようにお話させていただきます。
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内容
本講義では、日本食、フランス料理、イタリア料理、中国料理について、それぞれの成り立ちや歴史を知り、各国の料理における違いや特徴などを紹介します。また、各国のコース料理の構成を知り、それぞれの意味や使用する食材の種類などを知ることで、各国の食文化について一緒に学びましょう。
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内容
“乳酸”と聞くと、運動中に無酸素状態で生じ、運動を妨げる疲労物質であり、悪者とのイメージが根強くあるようです。しかし、運動中に筋肉で産生する乳酸は疲労物質というよりも、寧ろ利用し易いエネルギー源です。本講義では、生理学的、生化学的視点から、運動中の乳酸を中心とする糖代謝についてお話しさせていただきます。
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内容
運動後に糖を摂取すると、筋肉や肝臓にグリコーゲンの形で貯蔵され、運動の準備が整います。運動中、活動筋は活発に血糖を取り込み、これをエネルギー源としています。本講義では、生理学、生化学的視点から、運動中の筋肉でのエネルギー産生を支える糖代謝について、お話しさせていただきます。
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内容
病院の食事は患者さんの病態に合わせて管理栄養士が献立を考えています。患者さんによっては、控えた方がよいものや、積極的に摂りたいもの、食べやすく加工が必要なもの等があり、様々なケースに配慮して献立は作成されています。本講義では、病態に合わせた病院の食事についてお話させていただきます。
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内容
高校生の皆さん、お昼ごはん何を食べていますか?高校生の昼食実態は、中学生までは学校給食により栄養バランスが取れた食事をしていますが、中学校を卒業すると、好きなものだけを食べるような食生活に一部変わり、栄養バランスからかけ離れた昼食を取ることが増えると言われています。そこで、本講義では学校給食を教材として、「これまで」「これから」の食と健康づくりについて考えていきます。
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内容
『食』に携わる仕事と一口にいっても、「管理栄養士」・「栄養士」・「調理師」・「製菓衛生師」などいろいろあります。そこで、本講義ではそれぞれの職業についての理解を深めます。「管理栄養士と栄養士の違い」・「各資格を取得するためには」・「高校生活で何をすべきか」・「卒業後の進路」など興味のある内容をお知らせください。
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内容
スポーツにおけるアスリート、コーチ、スポーツ用品を作る人などは、プロフェッショナルとしての「職人技」を持っています。本講義では、なぜイチロー選手はバックホームのランナーをアウトにできるのか? Jリーグの監督はベンチで何を考えているのか?優秀なアスリートは優秀なコーチになれるのか?といった内容などについて分かりやすく解説します。スポーツのプロフェッショナルについて一緒に考えましょう。
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内容
社会が変わればスポーツ環境も変わってきます。20年前には、まさか日本にJリーグができて、サッカーがこんなに盛んになるとは誰も想像していませんでした。これからのスポーツ環境は、学校体育や部活動だけにとどまらず、新しいスポーツ環境にまで広がってきています。本講義では、このような現代と近未来のスポーツ環境について分かりやすく解説します。
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内容
女性には、月経周期という特有の生体リズムが存在しており、女性の様々なライフイベントに欠かすことのできないものです。その一方で、このリズムが、こころやからだの変化を引き起こし、仕事や私生活に大きな影響を及ぼしています。近年、社会では、「働く女性の増加」や「女性の活躍増進」を目指した取り組みがなされており、女性の健康について注目が高まっています。本講義では、月経周期によって女性の脳や心身機能が変化するかについて、大学で実施している実験機器を用いながら最新知見を紹介します。
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内容
「繰り返し練習をして、技(わざ)を身に付ける」。皆さんがスポーツや生活の中で当たり前にやっていることです。しかし、練習したからと言って誰もが同じように期待するレベルまでの技を身につけられるわけではありません。それは何故なんでしょうか?また、どうすれば期待するレベルまで技能を身につけられるのでしょうか?本講義では、技を身につけることと「脳」の関係について分かりやすく解説します。また、大学の研究で用いる機器に触れていただきます。
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内容
「どうしてあんなことができるのだろう?」。トップアスリートを見て、そう感じたことはないでしょうか?鍛え上げられた筋肉があるから?心が強いから?素質?実は、アスリートの超人的なパフォーマンスには、「脳」が関係しているんです!本講義では、そんなアスリートの天才的な「脳」についてご紹介します。
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内容
健康運動指導士は、安全で効果的な運動を実施するための運動プログラムの作成を行い、生活習慣病の予防や健康の維持・増進に大きく貢献しています。また、フィットネスクラブをはじめとした健康増進施設や医療機関、介護施設など幅広いフィールドで活躍しています。本講義では、本学が養成校に認定されていることから、資格の説明とカリキュラム内容および実際の健康運動指導士としての仕事の内容について紹介します。
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内容
スポーツでは、1回の怪我や毎日の練習の繰り返しにより身体の様々な部分に痛みが生じます。これらの痛みには、スポーツ種目や性別、身体の大きさ、身体の動かし方で特徴があります。本講義では、スポーツによって生じる様々な痛みの内容やメカニズムを知り、高校生の皆さんにもできる「痛みが出た時の対処法」や「痛みが出ないようにする予防法」について学びます。
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内容
本講義では、スポーツコーチングの理論について分かりやすく解説します。スポーツ現場で実際に行われている具体的な指導方法やトレーニング方法について、競技力向上に向けた環境づくりやサポートシステムなどの紹介を交えながら説明します。
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内容
スポーツでは、「緊張して力が出せなかった」という言葉をよく耳にします。なぜ、過度に緊張すると競技パフォーマンスが低下してしまうのでしょうか?トップアスリートは、この緊張をどのようにコントロールしているのでしょうか?本講義では、スポーツ場面で実力を最大限に発揮するために必要な心理学的知識や技法などについて分かりやすく紹介・解説します。
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内容
スポーツ場面で求められる集中力には幾つかの種類があり、種目特性や課題の難易度によってそれぞれの重要性が異なります。本講義では、スポーツに必要な「集中力」について理解を深めると同時に、集中力を高める基礎トレーニングや集中を阻害する要因などについて、実習を交えながら分かりやすく解説します。
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内容
スポーツでの運動技能は、スピード・正確性・フォーム(効率)など、幾つかの要素から構成されています。例えば、野球のピッチャーなどのスピードと正確性(コントロール)がどちらも要求されるような運動技能の学習では、そのどちらを強調して指導したら良いのでしょうか?本講義では、運動技能の習得による効果的な言語教示(声がけ)について、簡単な実験を交えながら分かりやすく解説します。
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内容
日本の教育や学校は、世界各地のそれらといったいどのように違うのでしょうか?世界各地の教育や学校について学ぶことで教育全般に関する視野が広がり、日本の教育や学校についてより深くまで理解することができます。将来、教職を目指している人はもちろん、それ以外の人も、本講義を通して「教育」という人類共通の営みについて考えてみましょう。
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内容
「ゆとり世代=学校教育の内容が削られた結果、身についた学力が低い世代」という社会認識があります。しかし、はたしてそれは本当でしょうか。また、そもそも学力とはいったい何なのでしょうか。本講義では、学力に関する私たちの認識を踏まえたうえで、過去の高校入試問題や国際学力調査の内容などを紹介しながら、学力低下問題について一緒に考えます。
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内容
本講義では、高校で学んでいる科目「保健」のもとになっている公衆衛生学について分かりやすく解説します。また、高校で習う保健の単元である「現代社会と健康」、「安全な社会生活」、「生涯を通じる健康」、「健康を支える環境づくり」のそれぞれに関連するトピックと新たな健康課題などについても紹介します。さらに、簡単に行える健康セルフチェックも行います。
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内容
野球の体づくり・動きづくり「コーディネーション」のドリル(反復練習)によって野球の動作は格段にうまくなります。本講義では、野球だけではなく、すべてのスポーツの基本となるベーシックな「コーディネーション」について、皆さんの部活動における戦績向上の一助となるよう、分かりやすく解説します。
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内容
運動やスポーツを楽しむことは人生をより豊かなものにします。本講義では運動やスポーツはどんな楽しみ方があるのか、また自分に合った楽しみ方や付き合い方の見つけ方にについて、みんなで意見交換をしながら、自分の考えをより深め理解します。
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内容
小学校入学から高等学校卒業までの期間において導入された体つくり運動は、比較的新しい体育の内容であり、その重要性は今後、ますます大きくなります。なぜなら、それは健康で長生きするためにとても役立つものだからです。本講義では、体つくり運動がなぜ必要なのか?また、一人一人に合った運動プログラムをつくるポイントは何か?について、演習を通して実感的に学びます。
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内容
2022年5月1日、稀代の名将イビチャ・オシム氏が80年の生涯を閉じた。元日本代表監督でもあり、欧州での確かな実績を持つオシム氏のトレーニング方法は、モダン且つ斬新的であった。ゼッケン(ビブス)を何色も使う「ヴィジュアル・トレーニング」は後に有名となるが、そのトレーニングには日本人選手への重要なメッセージが込められていた… 本講義では、故イビチャ・オシム氏の指導観やトレーニング方法について、科学的根拠を基に詳しく解説します。
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内容
筋肉は、筋収縮による機械的刺激や栄養素などに対して反応し、力強さや持久力を獲得する一方で、萎縮したり疲れやすくなったりします。これらの反応は細胞中に含まれている様々な分子の働きによって行われており、分子を上手くコントロールする方法はアスリートのためのトレーニング法や食事法などにも応用されています。本講義では、主に運動生理学の分野における筋肉の巧みな営みを生物学の視点から学びます。
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内容
競技で勝つため、健康の維持増進のため、そして趣味としてなど、様々な目的でスポーツや運動が行われますが、スポーツや運動を行う人の食事や栄養は、それ以外の人とどのように違うのでしょうか?本講義では、こうした食事や栄養の基本的な考え方をクイズなどを交えてお伝えし、関連する資格や仕事の内容を紹介します。
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内容
近年、脳科学が飛躍的に進歩し、脳の働きが詳細に分かってきています。「脳トレ」や「運動」が脳に与える影響に関しても、様々な研究で明らかにされつつあります。しかし、まだまだ議論が多いことも事実です。本講義では、「脳トレ」、「運動」、「ゲーム」が脳に与える影響について解説し、「脳のホント」について皆さんと一緒に考えます。
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内容
ウサイン・ボルト選手によって短距離の世界記録は次々と塗り替えられています。最近では、ボルト選手のみならずジャマイカ勢の台頭が非常に目立ち、かつての陸上王国アメリカは大きく水をあけられています。その強さ(速さ)の裏には、いったい何があるのでしょうか?本講義では、科学的な分析を含めながら、どのようにしたら「自分」が速く走れるのかを高校生にも分かりやすく解説します。
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内容
「意欲のない子は教えたくない!!」こんな言葉が教師間でよく交わされます。なぜ意欲が低下してしまうのか?意欲低下を招いている生徒をどのように意欲を引き出させたり、コントロールさせたりすればよいのでしょうか?本講義では、長年のスポーツ指導を通して、選手とともにに乗り越えてきた数々のケーススタディから、意欲を引き出し、実力を最大限に発揮するために必要な知識や技法をお伝えするとともに、みんなさんと意見交換を通して、より自分の考えを深めたいと考えます。
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内容
好きな部活動を自ら選び、「勝利」を目指し、仲間と共に汗を流すことは素晴らしい経験です。そこから得られることも想像以上に多いことでしょう。しかし、大切なことは競技を引退した後の世界でも、その経験を活かし社会に貢献できる人材に成長していくことです。時代は令和になりました。あらためて、部活動の意義について考えてみましょう。
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内容
大人から子供まで、立場関係なく平等に与えられている『時間』をどのように使っていますか?また多くの人が『行動』を起こせないでいる現実があります。本講義では、普段何気なく過ごしてしまっている自分の人生(時間を)を理解したうえで、よりよい人生を送るための『行動』をどのように実践していくのか?行動を起こしていくうえで立ちはだかる要因を一緒に考え、今後の人生をよりよくしていく術を共に学んでいきましょう。
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内容
結果を出す指導者は、必ず『指導観』を持っています。本講義では、男女関係なく、高校、大学、海外での指導経験や、プロスポーツの指導者としてこれまでの経験、実体験をもとに日々のリアルをお伝えいたします。
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内容
皆さんの中で今まで体力テストをしたことがある人は、自分の結果をみた時どのように感じたでしょうか?時には自分の体力が全国平均値よりも高い場合も低い場合もあると思います。そんな中、そもそも体力は必要なの?と考えたことはありませんか?本講義では、体力の意義や体力測定の活用法、健康づくりから競技スポーツを含めた体力向上の理論について分かりやすく解説します。
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内容
昨今のスポーツ界では、テクノロジーの発展により、これまで見えなかったものがデータとして見えるようになってきました。また、バイオメカニクスの研究によって、競技力の高い選手の動きの特徴やそのメカニズムがわかってきました。この講義では、主に野球・ソフトボール競技を中心に、データやバイオメカニクスの知識がどのように現場で活用され、選手のパフォーマンス向上に役立てられているのかを解説し、皆さんの運動能力を高めるためのヒントを提供します。
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内容
スポーツや学校体育の現場では、骨折や脱臼、捻挫などのケガが発生することがあります。また、一度回復したケガは再発することもあります。テーピングはケガが発生した時の応急処置、あるいはケガの再発予防を目的として行われますが、テーピングの方法が適切でない場合、その効果を発揮することができません。本講義では、スポーツ現場で効果を発揮できる適切なテーピングの巻き方について実技を通じて学びます。
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内容
人口約560万人の北欧の小さな国デンマークは、近年、様々な国際調査で幸福度が世界一であるとされ注目されています。本講義では、日本とは大きく異なる非常にユニークなデンマークの社会の仕組みや、見たことのないような学校などを写真などのメディアを活用して紹介します。デンマークの社会・文化・教育に触れて視野を広げていく中で、日本の社会や教育・学校についてより深く理解しましょう。
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内容
ドイツのミュンヘンでは、2年に一度、子どもによって運営される街「ミニ・ミュンヘン」が誕生します。この街では、子どもたちが様々な仕事や大学での学習を通して独自の通貨を集め、街の中で使用します。市長選挙があったり、デモやストライキもあったりします。本講義では、この壮大な「あそびのまち」の取り組みと日本での展開について紹介します。若者や子どもが地域づくりに参加する意味について一緒に考えてみましょう。
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内容
水泳は、浮いた状態で水平姿勢に浮かび進行方向に進みます。水泳独特の不安定な環境でのパフォーマンスを発揮するにはどうすれば良いのでしょうか?本講義では、本学水泳部で取り組む準備運動やトレーニングについて、コーチング分野からの観点で解説します。
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内容
生きていくうえで目標を持つことは大切です。本講義では、競技スポーツこだわらず、目標の「見つけ方」さらには「取り組み方」について分かりやすく解説します。これまで陸上競技の実業団選手として競技を行ってきた自身の取り組みや、経験、反省なども踏まえながら紹介します。
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内容
近年スポーツの現場で「トレーナー」と呼ばれる職業が注目されています。学生スポーツやプロスポーツなど様々な環境のアスリートをサポートする立場として、アスレティックトレーナー(トレーナー)は仕事をしています。しかし、実際に「どんなことをしているのか?」「どんな資格があるのか?」「どうすればなれるのか?」といったことは知られていないことも多いと思います。本講義では、アスレティックトレーナーと呼ばれる仕事の特徴や実際の活動内容、さらには実例を、スポーツ現場での経験を踏まえて紹介します。
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内容
スポーツにおける頭部の怪我として、「脳しんとう」という言葉が広く知られています。しかしながら、皆さんが「脳しんとう」と思っているものは、実は間違っているかもしれません。「脳しんとう」は決して格闘技やラグビーのような激しくぶつかるスポーツだけの問題ではなく、どのようなスポーツにおいても身近に潜んでいる問題です。本講義では、「脳しんとう」という怪我を分かりやすく解説するとともに、実際に「脳しんとう」になった場合の対処の方法も紹介します。
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内容
スポーツで怪我をした時、皆さんはどんなことをしていますか?ただ練習を休むだけでは、その時は痛みが消えても、動き始めてまた痛めてしまうといったことが多く見られます。怪我からスポーツにより良い状態で復帰するためには、ただ休むだけではなく積極的な運動による改善(アスレティックリハビリテーション)も必要になります。本講義では、アスレティックトレーナーの立場からスポーツ競技への復帰に向けたポイントを紹介します。
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内容
楽しい運動・スポーツ・レクリエーションであっても、長く激しく行い過ぎると、うまく動けなくなったり、注意が散漫になったりします。この、運動に必要な力、集中力を発揮できない状態である「疲労」が起こると、私たちはパフォーマンスを発揮できません。なぜ私たちの身体は疲労が起こるんだろう?超人的なアスリートはどのようにして疲労に打ち勝っているのだろう?それを紐解くべく、本講義では身体で起こる疲労のカラクリと、疲労を乗り越え、最大パフォーマンスを発揮するためのトレーニング・コンディショニングについてご紹介します。
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内容
運動やスポーツと聞くと、体力をつける、筋肉を鍛え上げる、ダイエットなどがイメージしやすいかもしれませんが、注意・集中力、記憶力といった脳機能も高めます。「でも、運動ってきついよなぁ…」大丈夫です。短時間で軽い運動でも脳機能が高まるんです!しかも、楽しいと感じる運動、例えば音楽や仮想現実(バーチャルリアリティ)と合わせた運動が効果があるかもしれない!?本講義では、最新の研究に基づいて、脳機能に着目した運動、スポーツの可能性についてご紹介します。
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内容
東京2020オリ・パラリンピック大会において、多くの女性アスリートが活躍をしました。それとともに、近年、女性コーチの活躍にも注目がされています。「女性とスポーツ」というワードが注目されるようになっているのは、IOCが女性のスポーツ参加に向けた取り組みを積極的に行っていることが1つとしてあげられます。様々な組織が、多角的な立場で女性のスポーツ参加を目指しています。そのような背景を踏まえ、私自身、女性コーチとして、どのような取り組みをしているか、女性コーチのコーチングについて、ご紹介します。
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内容
スポーツ界では「チームワークを高めよう」という言葉をよく耳にします。本講義では、チームワークを高めるためにはどのようにしたら良いのか、どのようなアプローチが必要なのか、指導者の視点・選手の視点で分かりやすく解説します。
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内容
スポーツで良いパフォーマンスを発揮するためには、良いトレーニングを継続すること、良いコンディションを保つこと、さらにはケガを予防することも重要な要素となります。本講義ではアスリートのパフォーマンス向上に必要な要素をアスレティックトレーニング分野の観点から紹介します。
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内容
私たちは、年間を通して様々な環境で運動・スポーツを行います。例えば、暑い夏や寒い冬、水中や高地トレーニングなど、私たちにとって決して最適な環境ばかりではありません。このような様々な環境において運動・スポーツを安全に行うために、また、最適なパフォーマンスを発揮するために身体の機能はどのように働いているのでしょうか。本講義では、環境の変化に対応するための身体の働きに加え、安全に運動・スポーツを行うための対処法について解説します。
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内容
みなさんが受けている授業、昔はなかった教科や科目があるのをご存知ですか?日本には学習指導要領があり、教科や科目、授業時間数が決められていて、それは時代とともに変わってきました。当時のコマーシャルや映画などから時代の背景を探り、どんな教育がされていたのかご紹介します。日本の教育の移り変わりを知ることで、日本の社会や教育について考えてみましょう。さあ、一緒に昭和、平成の時代へタイムスリップ!
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内容
ドイツには古くから、働きながら学ぶしくみ「デュアル・システム」があります。週に2、3日は企業で実際に業務に就いて給与ももらい、残りの週に2、3日は座学で学びます。日本でも昨今「日本版デュアルシステム」といって同じような取り組みが進んでいます。他の国の職業教育について知ることで、専門職になるための教育について理解を深めましょう。
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内容
皆さんは「前転」ができますか?学校の体育授業の中で、一度は経験したことがある技ではないでしょうか。一見、簡単そうな技ですが、体を両手で支えたり、背中を丸めたりすることができないとうまく前に転がることはできません。本講義では、運動遊びの中で、動きを学習するということをテーマに、これまでに経験してきた運動遊びをもとに動きの発達についてみなさんで考えましょう。
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内容
「スポーツ」と「こころ」は、様々な場面で広く深く関わってきます。近年、競技現場への心理サポートの形は多様になってきています。たとえば「スポーツカウンセリング」と「メンタルトレーニング」の違いって、皆さんは区別できるでしょうか?実はこの二つ、アプローチもスタンスも全く異なるのです!「こころ」のことに取り組むとき、その先にどのような可能性を開拓できるのでしょうか?本講義では、特に「スポーツカウンセリング」について、「メンタルトレーニング」と比較しながら体験的に解説します。
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内容
相手に言いたいことを分かりやすく伝える時、対象者によって話し方や用いる資料が異なると思います。例えば、大人には伝えられることでも、子どもに同じ内容を同じ方法で伝えようとしても、必ずしも伝わるとは限りません。本講義では、私が専門とするスポーツ教育学、体育科教育学において相手に意見を分かりやすく伝えるために、どのような工夫をしているかということについて紹介します。また、相手に分かりやすく伝える方法についても一緒に考えてみましょう。
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内容
私たちの生活にとって、切っても切れない存在である「ストレス」。そのストレスとは一体どんなものなのでしょうか?本講義では、ストレスについて考え、その対処方法について学びます。また、リラクセーション法についても実践を通して学びます。
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内容
近年、自然災害や、事件・事故の報道などで取り上げられることの多くなった「トラウマ」や「PTSD」という言葉。これらは、どのような出来事が起こったり、どのような状態になった時に用いられるのでしょうか?本講義では、「トラウマ」や「PTSD」ということばが示すものと、そのメカニズムや対処方法、治療法などについて臨床心理学の立場から分かりやすく解説します。
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内容
対人援助職を目指すにあたって必要な資質とはどのようなものでしょうか?本講座では、カウンセラー(臨床心理士・公認心理師)の仕事について紹介しながら、対人援助職に共通して必要な資質について、ディスカッションなどを交えて一緒に考えていきます。
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内容
オリンピックやワールドカップ、そしてプロスポーツの世界。華やかな舞台の裏側には、人々を魅了するためのたくさんの創意工夫や努力があります。オリンピックを開催するために必要なおカネはどのようにして集められているの?!プロスポーツのリーグでは観客を楽しませるためにどのような工夫を行っているの?!スポーツを「シゴト」にするってどういうこと?!本講義では、「スポーツビジネス」をキーワードにしながら、スポーツイベントの最前線で展開されている様々な取り組みについて紹介します。
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内容
皆さんはこれまで様々な人に出逢っていると思いますが、ひとつの出逢いが人生を変えることがあります。本講義では、皆さんの今まで出逢った方、影響を受けた方について振り返り、今の生き方にどのように影響しているのかを考え、出逢いの大切さについて学びます。
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内容
皆さんに平等に与えられている時間。目標を達成するためにうまく使えていますか?本講義では、目標を達成するための時間の使い方、考え方を紹介します。
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内容
陸上競技では「走る」・「跳ぶ」・「投げる」といったヒトの基本的な動きをもとにして、時間や距離などを競います。陸上競技でよく目にする「数値」はタイム、跳んだ距離や投げた距離などの記録だと思います。しかし、ヒトの動きはビデオカメラや特殊なセンサーなど様々な機器を使うことで、より詳細に数値として示すことができます。トップアスリートの動きを数値化することで、速く走る、高く跳ぶ、または遠くに投げるためのヒントを得ることができる可能性もあります。本講義を通してヒトの動きについて新たな視点で学んでみましょう。
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内容
バイオメカニクスとは、人体の構造や運動を力学的に明らかにして応用する分野で、スポーツや医療を含めた幅広い領域で役立っています。この講義では、バイオメカニクスについて実際の研究や利用例を解説します。
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内容
「月経」という生体リズムは、女性のこころやからだ、日常生活にも大きな影響を及ぼします。そして、多くの女性が月経リズムに関する悩みを抱えています。本講義では、月経リズムが女性の心身機能や日常生活での行動に与える影響について学び、女性の健康について考えます。
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内容
「スポーツは素晴らしい文化だ」と言われますが、例えば2021年の東京オリ・パラ開催をめぐって世論が賛否で分かれたように、現実的には問題も生じています。そもそも身体をうまく操作すること、その身体操作の上手さを他人と比べることが、どうして人々の注目の的となり、時に世論を巻き込むほどの力をもつのでしょうか。本講義ではこのような問いに対し、スポーツという文化がどのような社会的文脈で生まれ、発展していったのかという社会文化的側面から考えてみたいと思います。
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内容
都市化によって自然の中で遊ぶ経験が少なくなってきています。そんな中、子ども達が「生きる力」を育むためには、自然や社会の現実に触れる実際の体験が必要であると言われています。それはなぜなのでしょうか。自然の中で五感(見る・聞く・味わう・嗅ぐ・触れる)を働かせる体験はどんな効果があるのでしょうか。皆さんの過去の経験を振り返りながら、その理由を一緒に考えてみましょう。
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内容
私は今、大学の先生です。でも、最初から大学の先生になろうと思っていたわけではありません。一人ひとり違った人生がある中で、なぜ私が大学の先生になったのか、それまでの挫折と様々な人との出会いについてお話します。自らが進む進路に悩む生徒さんも多いと思いますが、私と一緒に自分の将来について考えてみませんか?
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内容
日本は、地震や洪水などの自然災害が多い国です。本講義では、このような災害が発生した時に人々の命を助けるために看護職がどのような活動をしているのかについて、写真やDVDを使用して分かりやすく解説します。さらに、災害に備えて私たちが準備すべきことについて一緒に考えてみましょう。
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内容
お母さんが抱える育児不安や虐待の問題、精神疾患を抱える人々やその家族が抱える問題など、複雑な問題の実態とそうした状況に携わる仕事をしている看護職があります。本講義では、主に市町村などの行政における母子や高齢者の支援、生活習慣病の予防など、様々な困難を抱える人たちへの支援やそうした人たちを支える仕組みづくりを主な仕事としている「保健師」の活動について分かりやすく解説します。
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内容
看護職は、病気からの回復の支援だけではなく、人々が暮らす様々な場所で健康を守る手助けをしています。本学看護学科では、人間や社会、健康について広く学びます。もちろん卒業後は、病院に勤務する人がほとんどですが、看護学を学んだ人たちが活躍できる場には、病院だけではなく非常に多様な現場が想定されます。本講義では、看護職の仕事内容の幅の広さや可能性について分かりやすく解説します。
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内容
病気や障害を有する当事者の人々は、様々な苦労や弱さとともに日々暮らしています。そうした生き方から私たちが学べることは多いと思います。本講義では、メンタルヘルスに関する当事者活動を示し、当事者とともに創り上げていく住みやすい社会について皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
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内容
ICU(集中治療室)では卓越した(頼りになる)ナース達が活躍しています。ICUナースが目指すのは大手術や集学的治療を受ける患者さんの「早期回復」です。暮らしの場に早く復帰するためにこの時期の看護はとても重要です。ICUナースたちはどのような方法で、早期回復を手助けしているのでしょうか。本講義では、現場のICUナースとともに歩んできた実践経験を踏まえて、早期回復を目指して活躍するICUナースの看護についてわかりやすく紹介します。
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内容
現在の日本は、生涯のうち2人に1人が「がん」になり、3人に1人が「がん」で亡くなると言われています。自分自身はもちろんあなたにとって大切な人たちが「がん」になることも不思議ではない現状において、「がん」の予防や早期発見、「がん」になってもその人らしく生活できるような支援や取り組みが行われています。本講義では、その中で看護師がどのような力を発揮しているのかについて解説します。
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内容
本講義では、看護師や助産師の仕事内容や資格の取得方法について、クイズを交え楽しみながら解説します。また、新生児モデルに触れることで小さな生命へのケアを実際に体験しながら、赤ちゃんとママが安全に快適に過ごすための具体的な支援方法についても分かりやすく解説します。
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内容
看護専門職にとって、対象者の安全・安楽を重視して看護活動することが重要となります。その際の身体の使い方は、対象者にとっても看護師にとっても安全・安楽であることが重要です。そのために「ボディメカニクス」を活用することが必要となります。本講義では、看護の基本として行っている授業の一部を体験し、「ボディメカニクス」とその活用について学びます。
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内容
日本人の大半は労働者です。皆さんもいずれ「労働者」になります。労働者の健康は誰が支援するのでしょうか?もちろん、労働者自らが自分の健康を管理していくことが基本となりますが、産業看護職と呼ばれる医療者も支援に携わっています。本講義では、労働の場で活躍する「産業看護職」に焦点を当て、その活動内容や役割について紹介していきます。
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内容
あなたの友人で、つらそうにしている人がいたとします。そんな時、どのようにかかわればいいのでしょうか?「がんばれ」って言えばいい?実際の場面を設定して4人程度のグループワークで進めていきます。
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内容
10代から見られる心の病気には、パニック症や不安症、うつ病や双極性障害、統合失調症など大人と同じ心の病気、つまり精神疾患(心の病気)にかかることがあります。10代は心身の変化が著しく大人に向かっていく年代です。体の中ではホルモンの分泌が活発となり、脳の活動にも変化が生じます。精神疾患について正しい知識と理解を深めることは、中・高校生の皆さんにとって大事です。また、心の病気にならないための考え方(精神保健)があります。病気にならないための予防(保健)についても、この機会に考えてみませんか?
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内容
個人の意識は、本人にも自覚されていない部分が多く、知らず知らずのうちに変化しています。自分自身ですらつかめていない自分の意識を、他人が把握するのは困難です。対話をすることで、相手を理解すると同時に、無意識だった自分の価値観や考えに気がつくこともあるのです。本講義では、対人関係に悩まない対話や、関係を悪化させる対話を紹介します。
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内容
養護教諭は、そのほとんどが1つの学校に1人という職種です。学校の「保健室」を訪れた経験はありますか?「保健室の先生」とした方がイメージしやすい人も多いかもしれません。本講座では、学校保健活動の中心的な役割を担っている養護教諭の仕事とその役割、魅力について一緒に考える機会にします。
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内容
地球温暖化とともに、熱中症予防が大きな健康課題になっています。熱中症は死に至る可能性のある病態ですが、予防法を知っていれば防ぐことができ、応急処置を知っていれば救命できます。本講座では、事例をもとに、予防方法や救急処置方法を一緒に考える機会にします。
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内容
病気を持っている人というと、どこにでもいるように感じますが、実はとても不安を抱えて通院している人が多いです。健康な人からは、普通の人にしか見えませんが、実は高齢者の白内障ですごく見えにくい中歩いているとか、貧血がありふらふらしながら過ごしているなど、気を付けないとわからないことが多くあります。例えばどのような人が、どんなつらさを抱えているかを知ると自然な手助けができ、お互いに心が温かい生活ができると思います。そんなことを話していきたいと思います。
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内容
開発途上国と聞いてどのようなイメージを持っていますか?「貧しい」「感染症」「内戦」など…暗いイメージでしょうか?決してそんなことはなく、不平等な環境下でも明るく、地域で助け合い、臨機応変に生活をしている人々がたくさんいます。本講義では、開発途上国で暮らす家庭の核となる女性たちの暮らしについて紹介します。
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内容
小さな子どもは治療に恐怖や不安を感じてしまう場合があります。子どもの苦痛を和らげるために「ディストラクション(気を紛らわす)」という方法があります。本講義では、ディストラクションを有効に活用して、子どもの「できた!」という自信に繋がる看護について紹介します。
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内容
看護師は患者さんの症状だけを観察して、その対応を判断しているわけではありません。看護師は患者さん一人ひとりに合った最適なケアを提供するために、その患者さんのことを詳しく知っている必要があります。本講義では、「看護師は患者さんの何を観察し、どう判断しているか」について分かりやすく解説し、その中で看護師としての役割や看護師の魅力について紹介します。
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内容
【イクメン】という言葉が広く浸透したように、父親も母親と一緒になって子育てを頑張っています。母親と赤ちゃんはもちろん、父親への支援も担う看護師・助産師の役割について、分かりやすく解説します。また、「妊婦疑似体験」や、新生児モデルを用いた「赤ちゃん抱っこ」の体験を通して、家族で取り組む楽しい子育てについて、皆さんと一緒に考えます。
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内容
近年は糖尿病や慢性呼吸不全など、慢性病を抱えながら生きる高齢者が増えています。本講義では、老化や病気があっても人生を生き抜く姿と、それを支える私たち看護師の役割について説明します。
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内容
皆さんは「おとな」と聞いて何をイメージしますか?私たちは人生の大半が「おとな」といわれる成人期の時期を過ごします。「おとな」は社会の中で多くの役割や責任を担っており、最も充実した時期といえるでしょう。しかし、その中には健康問題を抱えながら生きる方々が多く存在します。本講義では、病とともに生きる「おとな」を支える看護について紹介します。
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内容
薬物乱用防止活動として「ダメ。ゼッタイ。」普及活動が1993年より始まり30年が経とうとしています。しかし近年、薬物に関する犯罪で検挙される人数は大きく変わらず、大麻については検挙される人が増えている傾向があります。このような状況の中、どんなことを知り、どんなことに気を付けていくことが薬物乱用や依存症の問題と向き合うために必要か一緒に考えていきます。
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内容
現代の社会福祉は、従来の高齢者や障がい者などの福祉に加え、自然災害の被災者や食品公害への支援も新たな福祉分野といわれています。その領域はますます広がっており、福祉は人間の生活のあらゆる場面に関係しています。これらを踏まえ、本講義では、①「福祉とは?」②「福祉の専門職とは?」③「福祉の考え方(ideology based)とは?」④「暮らしと生活」などについて分かりやすく解説します。
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内容
ソーシャルワークとは、子どもや高齢者、障害のある方など、支援を必要としている人の問題の解決やウェルビーイング(より良い状態、幸せ)を手助けすることをさしています。その役割を担っているのがソーシャルワーカーであり、相手の話に耳を傾け、気持ちを受容し、寄り添う支援を行います。また、ソーシャルワーカーは、より良い支援の開発や社会の仕組みづくりを働きかける役割(ソーシャルアクション)も担っています。本講義では、様々な分野で活躍するソーシャルワーカーの仕事を紹介しながら、ソーシャルワークの魅力を語ります。
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内容
本講義では、国内における国際化の現状や課題について理解するための基礎を学びます。そして、日本の地域社会に居住する外国人をはじめ、さまざまな文化的背景を持つ人々をめぐる近年の問題を取り上げて多様性について解説します。それにより、外国人のみならず、多様な人々とともに生活する現代の日本社会における多文化共生のあり方について検討します。
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内容
社会福祉の仕事の一つに「つなぐ」支援があります。また現在、国は施策として自治体ベースで取り組む「地域包括ケアシステム」を確立しようと考えています。地域で繋ぐ、繋がるということはどのようなことなのか、自分自身の暮らしの中での繋がりを通して考えてみたいと思います。本講義では、実際に授業などで用いているソーシャルサポートネットワークマップを活用しながら、暮らしの中での支え合う「つながり」を考えていきます。
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内容
本講義では、医療機関において相談援助、退院支援、地域医療連携などを仕事としている医療ソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)について、実践例を交えながら紹介します。また、医師や看護師、理学療法士、作業療法士などの医療ソーシャルワーカーと連携する他職種の役割について確認すると共に、医療ソーシャルワーカーが社会福祉専門職としてどのような役割を担っているのか、さらにその必要性について分かりやすく解説します。
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内容
マンガ「ドラえもん」。皆さんも一度は夢中になったことがあるのではないでしょうか?実は今、ドラえもんは一つの学問として確立されようとしています。マンガの中には勇気づけられる言葉、人生の生き方のヒントがふんだんに盛りこまれています。本講義では、マンガ「ドラえもん」を“社会福祉の視点”から読んでみます。現代社会の諸問題をドラえもんのストーリーから一緒に考えてみましょう。もしかしたら秘密の道具で解決ができるかも…。そんな夢がふくらむ講義を行います。
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内容
福祉の専門職に社会福祉士があります。別名「ソーシャルワーカー」ともいいます。社会福祉士は、福祉施設・病院・自治体など様々なところで活躍しています。本講義では、社会福祉士が実際にどのような仕事をしているのか、その一端を紹介します。また、「福祉のお仕事適性診断」やソーシャルワーカーになったつもりで、皆さんならばどのような対応をとるか「二択クイズ」にも挑戦します。
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内容
病気や心身に障がいを負ったり、高齢で働けなくなった時、収入が途絶え生活することが困難になることがあります。そのような時に命と生活を守る最後のセーフティネット(安全網)である「生活保護制度」を活用するという方法があります。本講義では、あるお笑いタレントの生活保護に関する一連の報道をもとにして生活保護制度の内容と現状と課題を分かりやすく解説します。
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内容
本講義では、日本における社会福祉の発達の過程を学習する一環として、社会福祉の前史にあたる慈善活動が古代社会の中でどのように行われていたかを中心に解説します。「平城京への遷都」という当時の国家プロジェクトの陰に、慈善による救済を必要とする人々が多くいました。そのことに目を向けていた人物に焦点を当てます。
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内容
本講義では、1980年代から2021年までの間に、医療ソーシャルワーカーを主人公として描いて制作されたフィクション作品(漫画5点、小説2点)を中心に、ソーシャルワーカーの働きや職業像がどのように描写されているかを比較検討し、それぞれの特徴や現実との違い、作品が提示している課題について考察した結果を解説します。
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内容
寝ているときに見る夢。それは個体内の生理学的な現象であり、その内容には意味がないと考える立場があります。一方、夢は他者に向けられたメッセージとして関係の中で理解される可能性を持つ現象であり、その内容には意味があると考える立場もあります。本講義では、睡眠時の夢を題材に、生理心理学と臨床心理学の2つのアプローチを比較しながら、心理学および心理的支援について考えます。
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内容
災害は忘れた頃にやって来る」と言われていますが、地震、豪雨、豪雪などの災害が近年増えています。本講義では、災害が起きた時のお互いの助け合いや福祉などの専門職の役割(自助・共助・公助)について、阪神淡路大震災、新潟・福島豪雨、中越地震、中越沖地震、東日本大震災などにおいて、子ども、高齢者、障害者、外国人の方々(災害時要配慮者)に支援活動を行った経験をもとに分かりやすく解説します。
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内容
福祉サービスの利用や財産の管理を自分で行うことに不安がある認知症高齢者、知的障害者、精神障害者が、住み慣れた地域の中で安心して自立した生活を送れるよう支援する仕組みとして、日常生活自立支援事業、成年後見制度などがあります。本講義では、これらの制度の利用方法や地域の高齢者、障害者を包括的に支援する人達(機関・団体)のネットワークについて、分かりやすく解説します。
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内容
私たちは、幸せに暮らしているときはまわりの人がよく見えるし、趣味嗜好も自分に潤いをもたらしてくれるものとして認識しています。しかし、ひどく落ち込んでいる時や困って混乱の中にいるときは、なぜかまわりの人々も、あれほど好きだったものたちも見えなくなり、自分は独りぼっちだと感じるから不思議です。自分を支えている人、ものを普段から自覚していることは、切羽詰まったときのお守りとなります。普段から自分を囲む「支え」を「こころの支えマップ」として描き出してみましょう。マップの描き方は誰でもできる簡単なもの。上手い下手もありません。遊び感覚で心の中を引き出してみると、実は助けてくれる人やものはいつでもそばにあることを思い出してほっこりするものです。
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内容
「こころの問題」をもっていない人は一人もいません。頭やおなかが痛くなったり、眠れなくなったりがストレスからくることはみなさんも納得ですよね。また、本来見えないものが見えたり、まわりには聞こえない声が聞こえたりする精神病も、実は10代後半から発症することが多いんです。さまざまな精神的な症状を理解しておくことは、自分の精神状態を自覚し早期に治療するためにも、家族や友人を身近で支えるためにも大事なことです。そのほかに、発達障害の捉え方についてもわかりやすく解説していきます。
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内容
「精神保健福祉士」をご存知でしょうか?「精神保健福祉士」は、社会福祉士、介護福祉士と並ぶ福祉の国家資格(通称:三福祉士)の一つです。本講義では、仕事の内容や資格、仕事の魅力について、精神保健福祉士の実務経験ある教員と一緒に学びます。
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内容
人は一人では生きていけない生き物です。生活をしていくためには必ず人との関わりが必要ですが、人との付き合いが面倒で、避けてしまいたくなることってありませんか?そんな人との関わりを円滑にするためには、自分自身を知っておくことが大切になります。本講義を通して、「人との距離の取り方・保ち方」を理解し、「自分自身を知ること(自己覚知)」を一緒に考えてみませんか?
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内容
刑務所は悪いことをした人が罪を償うために入るところです。でも「悪いことをした人=悪人」でしょうか?世の中には隠れた障がい(軽度の知的障害や発達障害など)があり、社会の中で生きづらく、だれの助けも受けられずに孤立し、結果的に犯罪(窃盗など)をすることで命を繋いでいる人もいます。近年、福祉と司法が連携してそのような人々の生活を出所後に支える役割もできました。本講義では、このような幅広い福祉のあり方について分かりやすく説明します。
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内容
児童福祉施設の1つ、「児童厚生施設」として法律に規定されている通称「児童館」。地域によって呼び方は様々ですが、身近な人とそうでない人がいるはずです。実は全国に4500か所近くが設置・運営されています。社会福祉学科では児童館と関連の深い児童厚生一級指導員を養成しています。本講義では、実際の児童館実習を行っている学生の様子の資料を見ながら演習的に検討します。そして参加者と「発達段階に応じた遊びの支援」「子どもの視点による居場所の展開」などを考えます。
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内容
大学生による、地域貢献活動の事例を通して、本当の意味でのボランティア≒社会貢献を皆さんと考えます。大学生は、ボランティア活動を通してどんなことを学ぼうとし、また、成長できたのか。これから社会へ踏み出す皆さんにぜひ考えてほしい内容です。
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内容
皆さんは「プレーワーカー」という専門職を知っていますか?遊びを通した児童の発達を支援する専門家として活躍しています。本講義では、プレーワーカーが実際に用いる「カプラ」という板状の教材を用いて、児童に向けた遊びを体験的に考えます。
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内容
皆さんは人に相談する場合、どんな人に相談したいと思いますか?一つは身近で信頼関係のある人に相談したいと思うことでしょう。社会福祉士には、“この人なら信頼して話してもいい”と利用者が思って頂けるような相談しやすい雰囲気作りが求められます。相談しやすい雰囲気作りの一つにコミュニケーションがありますが、コミュニケーションは「言葉で話す」以外にも種類があります。この講義では、相談職として必要なコミュニケーションスキルの基礎について学ぶと共に、社会福祉士についても理解を深めていきます。
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内容
私たちは新型コロナウイルスの世界的大流行(パンデミック)に悩まされてもう2年以上になります。でも、そもそもウイルスとはなんでしょうか?目にも見えないのにそんなものが本当に存在するのでしょうか?本講義の講師はヒト免疫不全ウイルス(HIV)の研究を長年行ってきました。その経験から、人類とウイルスとの切っても切れない関係について、そして実は皆さんの身体の中にこんなにウイルスがいる(!)という衝撃の事実について、分かりやすくご紹介したいと思います。
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内容
本講義では、新潟県における保健・医療・福祉の現状を捉えるとともに、今後解決すべき課題について皆さんと一緒に考えます。将来的にはさらなる需要の増大が見込まれているこの保健・医療・福祉の分野について、本講義を通して、具体的な方法や施策を提案できるように、皆さんと一緒に考えます。
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内容
本講義では、新潟県職員として主に保健・医療・福祉の分野に36年間勤務した経験から、公務員としてのこころ構え、仕事内容について分かりやすく解説します。さらに、医療情報管理学科で養成している診療情報管理士やドクターズクラークの職務と役割、将来性について分かりやすく説明します。
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内容
バイオインフォマティクス(生物情報科学)は、生命科学に関わる様々な情報について情報科学の視点からアプローチしていく研究分野であり、現在注目されている学問の一つです。本講義では、バイオインフォマティクスがどのような分野なのか、実際の研究事例などの紹介を交えながら分かりやすく解説します。
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内容
バイオメカニクスとは、人体などの生体(バイオ)に運動の法則などの力学(メカニクス)を応用して解明する分野で、医療などに役立てられています。本講義では、そのようなバイオメカニクスについて分かりやすく解説します。
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内容
医療において診断や治療を行う際に、医師が患者側に意思決定を求める場面では、医師から提供される何らかの理由や根拠に基づいて意思決定が行われています。本講義では、医師が導きだす根拠のもととして用いられることの多い「ベイズ統計」の保健・医療での応用について、基本的な考え方を分かりやすく解説します。
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内容
診療情報管理士とは、そもそもどういう仕事をしている人なのでしょうか?本講義では、診療情報管理士の日常の業務内容を詳しく説明し、私がこの資格を目指そうと思ったきっかけについて自身の経験を交えながら説明します。また、一般の医療事務との違いやこの資格の魅力と将来性についても分かりやすく解説します。
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内容
「コンピューターの中に社会を創る。」まるで映画やゲームの世界の話のようですが、現実でもこのような取り組みは行われています。本講義では、コンピューターの中の社会がどのように創られ、現実の社会に活かされているかについて実際の研究事例を交えながら分かりやすく解説します。
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内容
近年では「障害者」という語を「障碍者」や「障がい者」と表記するなど障害者福祉分野は注目されてきています。本講義では、その中でも知的障害者福祉について、私自身が支援者として携わってきたエピソードを交えながら分かりやすく解説します。
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内容
医療機関で扱われている「情報」について、その種類や管理の例を紹介します。情報の記録・保管・分析という観点から、統計や人工知能(AI)などのITスキルが医療のためにどのように応用されているかについてお話しします。また、そうした医療情報を管理する職種である「診療情報管理士」や「医療情報技師」について、資格や仕事の内容を紹介します。
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内容
SNSやメディア等で“データサイエンス”という言葉を目にすることが増えてきました。統計や人工知能(AI)などのITスキルは、私たちの身近なところでも活用されています。この講義では、様々な分野で集積されているデータと活用例を紹介しながら、「データサイエンスとはどのような分野なのか」「なぜ社会の関心を集めているのか」についてお話しします。情報化が進む現代社会で求められる人材について、一緒に考えてみましょう。
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内容
人とのコミュニケーションにおいて、言語は重要なツールです。友達との会話、授業で使う教科書、SNSを使った情報交換など、私たちはあらゆる情報のやり取りを「文字」で行っています。情報・データと聞くと、つい数学をイメージしてしまいがちですが、情報の多くは文章で記録されており、これらを整理・分析することが求められています。この講義では、こうした文字のデータを対象とした分析手法である自然言語処理(テキストマイニング)についてお話しします。高校までに学ぶ内容を組み合わせて、一緒に文章を読み解いてみましょう。
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内容
近年、日本の研究力の低下が指摘されています。本講義では、研究力をさまざまな指標を用いて測ることを通じて、優れた研究とはどのようなものかを一緒に考えます。また、高校で使っている教科書が最先端の研究とどのように繋がっているのかについても学びます。
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内容
私たちは、普段何気なく様々なものを購入しています。私たちの「ものを買う」という行為は、それらの物を作っている会社の人たちの様々な工夫によって引き起こされていることを知っているでしょうか。それはテレビやネットで宣伝をするということだけではありません。この講義では、身近に売られている品物はどんな特性を持っているのか、成功している会社はどのように工夫しながら売っているのかを経営学の視点から解説します。
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内容
近年、倒産企業の半数が「黒字倒産」をしています。いったいどうして黒字なのに倒産してしまうのでしょうか。本講義では、皆さんの身近にあるお小遣い帳から始まり企業会計制度に至るまで、会計の歴史を紐解きながら、会計の仕組みについて、私自身が病院の経理をしていた中で経験したエピソードも交え、分かりやすく解説します。
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内容
私たちの暮らしは、先人たちが積み重ねてきたアイデアのおかげでとても便利になっています。本講義では、ヒットを生みだしたユニークなアイデアの事例を紹介しつつ、新しいアイデアを生み出すための発想法を、皆さんに体験してもらいながら、分かりやすく解説します。
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内容
病気や障害があるとかわいそうですか?思いやりのつもりの優しいまなざしが、時に人を傷つけることもあります。「病気や障害を持つ人」とひとくくりに見てしまう「ステレオタイプ」が心優しいあなたの中にも潜んでいるかもしれません。ヘルスコミュニケーションの視点から一緒に考えてみましょう。
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内容
授業やちょっとした集まりでのプレゼンやスピーチ。できれば避けて通りたい、という人も多いはず。本講義では、効果的なスピーチをするためにはどうしたら良いか、スピーチコミュニケーション理論を踏まえながら分かりやすく説明します。ちょっとしたコツを押さえれば、もうスピーチなんか怖くない!
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内容
映画を単純に娯楽として観るだけでなく、ちょっとした視点を追加すると学びの機会にもなります。例えば、洋画の字幕とセリフを比較して、言語構造や文化的背景の違いに注目したり、ジェンダーや差別といった視点で問題点を探したり。新たな映画の楽しみ方をご紹介します。
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内容
2020年の統計によると在留外国人は約288万人、更に日本国籍で外国にルーツを持つ人々も多くなっており、日本のグローバル化は確実に進んでいます。異なった文化背景を持つ人々とよりよい社会を作っていくためには、英語を学ぶだけではなく、異文化コミュニケーションのための心のリセットが重要です。私が10年間過ごしたイギリスでの社会状況や国連機関での経験から実例を提示しながら、Critical Thinkingの10ステップを使って意見や質問を生み出すワークをしてみましょう。
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内容
人工知能学者カーツワイルは、人工知能(AI)が人間の脳を超えるとされるシンギュラリティは2045年と予測しました。AIは日々確実に私達の生活に取り入れられ進化し続けいています。では、AIとは一体どのようなものなのでしょうか。基礎的なプログラミングをミニロボットDash君を動かしながら試行し、ICTやAI、プログラミング教育の真の目的を考えて、これからの医療社会福祉を考えてみましょう。フィンランド、ニースなどのスマートシティ訪問時(2019年)の情報も共有します。ご希望に応じて、実際にプログラミングができる環境(ロボットとタブレットを複数台)をご用意します。
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内容
イギリスにはアフタヌーンティーという習慣があります。午後3時頃からサンドイッチやケーキを紅茶で頂きながら、2時間ほどおしゃべりを楽しむという貴族の習慣が元になっています。アフタヌーンティーのマナーや、イギリス英語の会話練習をしながら、イギリスの階級社会や医療社会福祉などについて、日本と比較しながら考えてみましょう。
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内容
外国語としての英語(English as a Foreign Language)を学ぶ学習者にとって、英語技能のうち、書くことの力を身につけることが最も時間がかかり、難しいといわれます。しかし、私たちの実生活では、ウェブサイトやSNS上で、またはメールで、書くことを通して英語によるコミュニケーションをはかる機会が身近にあります。その際、私たちが書く目的は様々です。その目的を果たすために、適切かつ効率的にまとまりのある文章(テクスト)を書く近道を与えてくれるのが、ジャンルを活用したライティングです。
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内容
実生活の場面で読む外国語としての英語(English as a Foreign Language)には何がありますか。ウェブサイトやSNS上の投稿、メール、雑誌の記事、海外商品の取説など、身の回りには英語で書かれたまとまりのある英文(テクスト)が溢れています。これらはどれも、意味をやり取りしてある目的を果たそうと書かれた文章です。この目的達成の仕方として、文化が創り出す文脈と状況の文脈により慣習的に定まったテクストの型があります。これはジャンルの知識の一つですが、これらを用いてテクストを適切かつ効率的に読むのがジャンルを活用したリーディングです。
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内容
瞬時に的確な身体反応が求められるスポーツでは、感覚のほとんどを視覚(眼の機能)に依存しています。私たちが「視力」といっている静止視力は、モノの形を見極める視覚機能の一つにすぎません。特にスポーツで重要とされる機能には、動いているモノを的確に見極める動体視力、ボールや選手との正確な距離感覚を見極める深視力、瞬時に情報を判断し、素早い身体の反応を導く瞬間視などがありますこれらを実際に体験してみます。
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内容
目指す職業にとって重要な社会連携活動について概説します。大学での4年間の学びの中で実践力を磨く課外活動は重要です。ゼミ、サークル活動などで取り組む地域社会(国・地方公共団体、産業界及び地域住民等)と連携する意義を実際の活動内容をお示しして説明します。
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内容
物の遠近感、立体感を作りだしている仕組みを実演しながら解説します。ほとんどの生き物は2つの眼を持っています。馬やウサギの眼は顔の外側についていますが、ライオンやネコは人間と同様に顔の正面についています。このことは生き物の生態系と大きく関わっていいます。いくつかの実験を交えてわかりやすく説明します。
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内容
幼児期に夢中で遊ぶことは、生涯にわたる心と体の基盤になります。幼児期の発育発達の特徴、運動や遊ぶことの意義、身体教育による介入事例、幼児への指導映像を見ながら幼児の「できた!」仕組みを一緒に考えます。
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内容
車いすバスケット専用の車いすを使うと、足に障害がある人もない人も一緒にスポーツ、遊ぶことができます。障害者本人に障害はありますが、人や道具によって、社会にある障害(障壁)を取り除くこともできます。皆で作り上げる「共生社会」「新しい当たり前」をパラリンピック教育の視点から考えます。
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