義肢装具自立支援学科 2年
出身高校:野々市明倫高校(石川県)
選抜区分:総合型選抜
※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試、旧推薦入試
高校一年の冬です。義肢装具士という仕事を知ってから新潟医療福祉大学に義肢装具自立支援学科があることを知りました。学科の定員の半数をAO入試でとることと、筆記だけでなく面接で合否を判定するところから出願を決めました。あまり勉強が好きじゃなく、成績もお世辞にも良いとは言えなかったので人間性を見てくれるAO入試は自分にぴったりだと思いました。
母が看護師をしていて、昔から医療職につきたいと思っていました。また、物を作ることが好きだったこともあり、どちらもできるような仕事がないかと探した時に義肢装具士という仕事をみつけました。人の一生を支えていく物を作るという所に惹かれて志すようになりました。
まずは自分を知ることから始めました。無地の紙に義肢装具士になりたい理由や自分の性格など思ったことを書き連ねてその中から書くことを決めていきました。志願理由書には自分が義肢装具士になりたいという意思が読んだ人に伝わるように、自己アピール書には自分はこんな人だとイメージ出来るように心がけました。
試験範囲は高校一年の内容がほとんどなので過去問を中心に学校の教科書や参考書などで基礎を固めました。分からないところは先生や友達に聞いたりして、人に教えられるようになるまで繰り返し解いていました。資料解釈は過去問を社会科の先生と一緒に見ながら問題のコツを聞きました。
静かすぎるところでは集中できないので職員室の前の勉強スペースや飲食店で友達と勉強していました。分からないときにすぐに聞ける環境で勉強することはとても大事だと思います。面接の練習は学校でしてもらえなかったので塾の先生や友達にしてもらいました。
慣れない土地で受験をするということもあり、体を休めることを最優先にしました。面接と基礎教養の復習を軽くして、お風呂にゆっくり入って好きな音楽を聴いて寝ました。当日に寝不足で実力を出し切れなくて後悔はしたくなかったので、前日はゆっくり出来るように試験対策は二日前までに完了しておきました。
父の車で来ていたのでそのまま父の運転で会場まで行きました。車では音楽を聴きながら一日の予定に目を通したり面接の内容を確認したりしながらゆったりしていました。会場の雰囲気に慣れておきたかったので試験開始の約1時間前に到着して過去問を見直したりしていました。
一次試験では志望理由やどんな義肢装具士になりたいか、自分の長所と短所などよくある質問と『インターネットのいいところと悪いところ』という質問が出ました。二次試験では面接課題として質問が3つでました。その他に今まで頑張ってきたことや部活の事、最後にもう一度自己アピールをして終わりました。一次ではとても緊張してしまったけど、二次は終始穏やかな雰囲気で落ち着いて挑むことができました。
緊張を落ち着かせるルーティンを作っておくといいと思います。試験本番はどんなに自信があっても緊張してしまうものなので、それをいかに早く抑えるかが大事になってきます。私は部活の試合前に緊張をほぐすためによくしていたので試験前でもなるべく早い段階で落ち着くことができました。
好きなアニメの曲やゲームのサウンドトラックを聞いていました。歌詞がある曲だと頭がつられてしまうので、極力歌詞のない歌を選んでいました。勉強があまり好きではなかったので気分を上げるために明るい曲が多かったです。曲を選ぶ時間をなくすため勉強用プレイリストをいくつか作って好きな曲がずっと流れているようにしました。
とても充実した毎日を送っています。勉強は大変ですが共に切磋琢磨し合う仲間と学べるのはすごく楽しいです。実習環境もすごく良くて力がついていると実感できます。親元を離れ、一人暮らしを始めたたことで自分のことは自分でするということが身に付きました。また、一人の時間が増えて好きなことに熱中できるようになり趣味も増えました。最近は料理にはまっています。
将来はこの大学で学んだことを中心に見聞を広めて義肢装具士として成長し、地元の人々の生活を支えていきたいと思っています。
勉強、面接練習、自己アピール書・志望理由書、ほかにもやることが多くて大変だと思います。周りよりも早い時期の入試で不安や焦りもあると思いますが、目標のために頑張る時間は結果がどうであれ自分の成長のためになります。弱い気持ちに負けないよう、自分に自信をもって頑張ってください!
※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試、旧推薦入試