作業療法学科 2年
出身高校:三条東高校(新潟県)
選抜区分:総合型選抜
※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試、旧推薦入試
私が小学二年生の時に父が進行性の難病を患いました。本人が1番辛かったとは思いますが、私自身その父を家族として支えた日々がとても辛かったのをよく覚えています。だからこそ私は患者、そして患者を支える家族の両方の目線を持って接することが出来ると考え、母の勧めにより知った作業療法士になりたいと強く思うようになりました。
AO入試への出願を決めたのは高校三年生になってからでしたが、高校一年生の頃から新潟医療福祉大学に入学したいと強く思っていたため、受けられる試験はすべて受けたいと考えていました。また、私は成績は良いとは言えない方だったのですが作業療法士になりたい!という思いは強かったので、自分の熱意を面と向かって伝えられるのはAO入試だと感じこの形式を選びました。
作業療法士を目指したきっかけはもちろん、作業療法士になったのちにその身内とどう向き合っていきたいか、障害を抱えた方を身近で見ている私だからこその視点を大切にして書きました。
資格を取得したのちの展望を正直に書くのが大切だと思います。
基礎教養試験では出題範囲がとても絞られているため、早いうちからオープンキャンパスに参加して過去問題集を集め、ひたすら過去問を解いていました。また、隙間の時間を縫って先生に個別指導をしていただいたりもしました。
私は特に面接に力を入れて受験対策をしました。AO入試では集団面接も個人面接もあるため、どちらにも対応できるように担当の先生にマンツーマンで面接指導をしていただきました。同じ入試を受けた先輩方のレポートに、「突拍子もない質問をされる」と書かれていたため、そういった内容も答えられるようにと対策をしました。
一次試験の前日はちょうど文化祭一日目だったため、先生の力もお借りして隙間時間でできる限りの面接練習をしました。二次試験の前日は後述するスピーチの原稿を最後の最後まで練り直し、覚えるのに必死だったのをよく覚えています。
電車を乗り継ぎ、最寄駅から大学のバスに乗って会場まで行きました。あまり詳しくは覚えていませんが、待機室で十分に復習などができるくらい時間に余裕をもって到着したと思います。
一次試験の面接では基本の「大学、学科への志望動機」「AO入試を選んだ理由」のほかに個人個人で違う質問として「思いやりとありがた迷惑の違いとは」ということを聞かれました。また、面接の最後には挙手制で自己アピールの時間も設けていただきました。二次面接ではあらかじめ課題として提示されていた「作業療法士の職務内容」についての3分程度のスピーチをした後、志望動機などをより深く掘り下げて質問されました。
ボランティア活動や作業療法士体験などはぜひ積極的にやっておくべきだと思います。私はどちらの活動も経験していたので面接時にこれらについて聞かれたときに、少しでも現場を知っているという自信もあり積極的に回答ができたと感じました。
いろいろな曲を聞いていましたが、特に印象に残っているのはS.E.Mの「Study Equal Magic!」です。一見するとふざけたような曲ですが、勉学に取り組む生徒に寄り添い全力で応援するこの曲に受験期はとても背中を押され励まされました!
専門科目になり学習内容が一新し大変ではありますが、確実に夢に向かって進んでいる実感があるため非常に充実しているのではないかなと思います!
自分の経験を生かし患者さん本人やご家族が笑顔で家に帰れるようにサポートのできる作業療法士になりたいです。
AO入試は倍率が高くなりがちで狭き門なのではないかと思います。ですが、作業療法士に限らずその他専門職種になりたい!医療従事者として患者さんや社会に寄り添いたい!という強い思いがあるならAO入試こそ一番自分の情熱を伝えられる一番の機会です!「患者さんの気持ち」を一番に考えたうえで、自分の思いに正直な答えを出すことができればAO入試は大丈夫だと思います!どうか最後まであきらめず頑張ってください!
※学生の在籍学年は2020年度在籍時のものです。
※総合型選抜=旧AO入試、旧推薦入試