2026.06.15
目次
2026年放送の日曜劇場「GIFT」では、パラアスリートたちの挑戦や、それを支える人々の姿が描かれています。華やかな試合やメダルの裏側には、アスリート本人の努力だけでなく、多くの専門職の支えがあります。パラスポーツの選手たちは、障がいやケガと向き合いながら競技に挑戦しています。しかし、その道のりは決して簡単ではありません。
「思うように身体が動かない」
「競技を続けられるだろうか」
「周囲との違いに悩む」
そんな不安や葛藤を抱えながらも、自分の可能性を信じて挑戦を続けています。
そして、その挑戦を支える仕事があります。今回は、パラアスリートの支援に欠かせない3つの仕事・資格を紹介します。
理学療法士は、ケガや障がいによって身体機能が低下した人に対し、運動やリハビリを通して「動ける身体」を取り戻すサポートを行います。
パラスポーツの現場では、競技力向上のためのトレーニング指導やコンディショニング、ケガの予防などを担当。選手一人ひとりの身体の状態を見極めながら、最高のパフォーマンスを発揮できるよう支えています。
選手ができなかった動きをできるようになった瞬間や、目標としていた大会に出場できたときの喜びを一緒に分かち合えることです。
「先生のおかげで思うように身体を動かせるようになった」
「またスポーツを続けられた」
そんな言葉をもらえることも、大きなやりがいです。
義肢装具士は、義足や義手、装具を製作・調整する国家資格の専門職です。
パラアスリートにとって、義肢や装具は競技を行うための大切なパートナー、大事な自分自身の身体の一部です。わずか数ミリの調整が記録やパフォーマンスを左右することもあります。
選手の身体や競技特性に合わせて、世界に一つだけの義足や装具をつくり上げるのが義肢装具士の仕事です。
自分が製作・調整した義肢や装具を使って、選手が新記録を出したり、大会で活躍したりする姿を見られることです。
「あなたの作ってくれた足で、もう一度走り出せた」
「私にぴったりです、これでいいパフォーマンスができます」
技術だけでなく信頼関係も重要な仕事。選手の身体の状態、そして夢や目標に寄り添いながら細かな調整を行い、その名の通り二人三脚で選手を支えることができます。
車いす競技では、競技用車いすが選手の身体の一部ともいえる存在です。
車いす安全整備士は、車いすの点検や整備、調整を行う専門職。競技中にトラブルが起きないよう、細かな部分までチェックします。
タイヤの状態やフレームの歪み、部品の緩みなどを確認し、安全かつ最高の状態で競技に臨めるよう支えています。
選手が安心して競技に集中できる環境をつくれることです。
普段は目立たない仕事ですが、整備が不十分であれば選手の命に関わる事故につながることもあります。だからこそ、「見えないところで選手を支える」という大きな責任と誇りがあります。
パラスポーツは、選手・チームだけで成り立っているわけではありません。
理学療法士、義肢装具士、車いす安全整備士など、多くの専門職が裏方で力を合わせることで、選手は安心して挑戦し続けられます。
競技で輝くのは選手ですが、その舞台を支えている人たちもまた、欠かせない存在です。
もしあなたが、
「スポーツが好き」
「誰かの夢を応援したい」
「人の役に立つ仕事がしたい」
そう思うなら、パラスポーツを支える仕事という進路も選択肢の一つかもしれません。
選手の挑戦を支え、その先にある感動を一緒に味わう。
そんな仕事が、あなたを待っています。
--
◆理学療法士を目指せる学科はこちら
◆義肢装具士・車いす安全整備士を目指せる学科はこちら