スポーツに関わる仕事をしたい!

  • 理学療法士
  • 義肢装具士
  • 鍼灸師(はり師・きゅう師)
  • 管理栄養士
  • アスレティックトレーナー
オープンキャンパスで仕事・資格をもっと知る!

理学療法士

ケガをした選手のリハビリや
動作改善を行う

どんな仕事?

病気やケガなどにより、歩く、立つ、座るなどの基本的動作に障害を持った人に対して、歩行訓練などの「運動療法」、電気治療や温熱治療などによる「物理療法」などを用いて、その機能を最大限に回復できるようサポートを行います。また、医学的な知識と身体の動作に関する知識を併せ持つ専門家として、アスリートのケガの予防やリハビリなど、スポーツ分野でも活躍しています。
スポーツチームに所属する理学療法士は、リハビリの指導はもちろんのこと、ケガをしない体づくり、競技に合わせた体の使い方やパフォーマンス向上のためのトレーニング指導、プレー中のケガに対する応急処置など、幅広い業務で選手のサポートを行います。ただし、実際にスポーツチームで活躍する理学療法士になるためには、実力はもちろん、多くの経験や実績が必要になってきます。いきなりスポーツチームを目指すのではなく、病院などで経験・実績を積み重ねてから目指していく道もあります。
また、スポーツチーム以外でも、理学療法士の医学的な知識や詳細な動作分析スキルを活かして、スポーツジムやフィットネス施設、障がい者スポーツなどで、トップアスリート以外のスポーツに関わる人をサポートしていきます。障がい者スポーツでは車いすや義足などを使用される人も多くいますので、義肢・装具の製作・調整のスペシャリストである義肢装具士と連携し、選手やチームのパフォーマンス向上のための支援を行っていきます。

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就職先は?

主な就職先は病院です。スポーツ分野に特化した就職先としては、スポーツチーム(プロ・アマチュア・大学・高校)、スポーツジム、フィットネスクラブ、スポーツクラブなどがあります。

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卒業生メッセージ

三富 陽輔

卒業年:2008年3月
出身高校:新潟県・日本文理高校
勤務先:(独)日本スポーツ振興センター
職種・職位:理学療法士

私は現在、日本スポーツ振興センターに勤務しており、主にアスリートのコンディショニングを担当しています。本センターでは、オリンピック・パラリンピックなどの世界大会で、日本代表選手がメダルを獲得できるように、戦略に基づいた専門的且つ高度な支援を実施しています。

義肢装具士

スポーツ用の義肢や装具の
製作・適合を行う

どんな仕事?

事故や病気により手足の一部を失った人に対して、その動きや形態を補うために使用する「義肢(義手・義足)」や身体の機能を補うために使用するギブスやコルセットなどの「装具」を製作し、患者様の身体への適合を行います。「医学」の知識と「工学」の知識を併せ持ち、患者様一人ひとりにあった「ものづくり」で人々が自立した生活を送れるようサポートします。
義肢装具士は主に民間企業である義肢装具製作所に所属し、提携している病院・リハビリテーション施設で医師の処方に従い患者様の採型や採寸を行い、これを元に義肢や装具を製作し、患者様への適合を行います。そのため、医師や看護師はもちろんのこと、リハビリを行う理学療法士などのリハビリ専門職など、多くのメディカルスタッフと連携しチーム医療を実践しています。
近年は、スポーツの現場において義肢装具士の活躍が目立ちます。競技用の義肢・装具をつけてスポーツをする人が増えているためです。テレビでよく目にすることの多くなった「スポーツ義手」や「スポーツ義足」の他にも、スポーツインソールやフェイスガードなどの製作も行います。また、世界選手権やパラリンピックなどの大きな大会には、理学療法士やアスレティックトレーナーなどのスポーツトレーナーと一緒に「メカニック」として義肢装具士が帯同することが多く、トップスポーツの現場でも義肢装具士は必要不可欠な存在となっています。

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就職先は?

主な就職先は義肢装具製作所です。他に、病院やリハビリテーション施設で働く義肢装具士もいます。また、世界選手権やパラリンピックなどの大きな大会では、スポーツトレーナーと一緒に「メカニック」として義肢装具士が帯同することが多く、トップスポーツの現場でも義肢装具士は必要不可欠な存在となっています。

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卒業生メッセージ

前田 藍子

卒業年:2011年3月
出身高校:新潟県・万代高校
勤務先:川村義肢株式会社
職種・職位:義肢装具士

私が義肢装具士を目指そうと思ったのは、地元の新潟県で義肢装具について学べる大学があるということ、また、スポーツ用義足に興味があったという2点が大きな理由です。
義肢装具士を養成する大学は全国でも数少なく、本学科には全国から学生が集まってきています。専門的な知識・技術を身につけることはもちろん、4年間で多くの友人と出会い、様々な経験を積む中で多くのことを学ぶことが出来たと思います。
地元を離れ、義肢装具士として働きはじめ、少しずつですが仕事の流れにも慣れてきたように思います。仕事では特に、お客様とコミュニケーションを取ることが楽しみになっています。経験も浅く、分からないことも多くありますが、バイタリティーとホスピタリティーに経験差はありません。義肢装具の知識をさらに積んでいくとともに、そうした意識だけはいつまでも忘れずに持ち続けたいと思います。

鍼灸師しんきゅうし
(はり師・きゅう師)

ケガをした選手への施術と
コンディショニングを行う

どんな仕事?

東洋医学に基づき、はり師は身体のツボを鍼(はり)で刺激し、きゅう師はツボを灸(きゅう)で暖めることで、人間の自然治癒力を活性化させて病気の治療や予防を行います。はり師ときゅう師は別々の資格になりますが、両方の施術を行う人が多いため鍼灸師(しんきゅうし)と呼ばれています。副作用がなく、身体に優しい治療を施せる鍼灸師は、医療の現場にとどまらずスポーツや介護・福祉、美容業界でもニーズが高く、様々なフィールドで活躍することができます。また原因を特定できない身体のだるさや慢性的な生活習慣病、病気になる前の未病に対して対応できるのも特徴です。
スポーツの現場では、選手がベストパフォーマンスを発揮できるよう、ケガの治療や予防、コンディションの回復などを行います。鍼灸治療は、ツボを刺激することで血流が促進され硬くなった筋肉がほぐされていくため、身体の関節可動域を広げる効果や、痛みやはれ・炎症などをやわらげる効果が期待できます。また、ツボを刺激することで自律神経や内臓不調を整えることができ、選手の調子を整えるなどコンディショニング効果も期待できます。
このような鍼灸治療を行うために、高い鍼灸技術とスポーツ医学に関する広い知識が求められます。また、それに加え、選手を支える多職種と連携する能力が求められています。ケガをした選の応急処置を行うアスレティックトレーナー、リハビリを担当する理学療法士、回復期の食事管理を行う管理栄養士など、様々な専門職と連携することで選手のベストパフォーマンスをサポートしていく能力が必要とされています。

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就職先は?

鍼灸院、病院・クリニック、スポーツ関連施設、美容鍼灸サロンなどがあります。

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管理栄養士

栄養や食事面から
アスリートのサポートを行う

どんな仕事?

主に病院、福祉施設、行政機関、学校などで、傷病者の栄養管理や栄養指導、給食の管理、国の健康づくり対策である内臓脂肪症候群(メタボリックシンドローム)の予防を目的とした特定保健指導、生徒・児童への食育、地域の食環境づくりなどを行います。さらに、研究機関・大学・企業などで、調査・実験・商品開発を行うなど、食と栄養に関わるあらゆるフィールドに携わります。
スポーツ現場においては、選手の栄養や食事に関する指導、食環境の整備などを通じ、選手のベストパフォーマンスをサポートします。チームや団体においては、トレーナーやスポーツ医学の専門家、スポーツ心理学の専門家など、さまざまなプロフェッショナルと連携し、選手のサポートを行っていきます。スポーツにおける栄養や食事の重要性は広く知られるようになり、スポーツ栄養士のニーズが近年ますます高まっています。
また、トップアスリートのサポート以外にも、スポーツに打ち込むジュニア選手や高校・大学の部活動、健康の維持・増進を目的に運動をする人やスポーツ愛好家など、スポーツに関わる様々な人に対して、栄養や食事面でのサポートを行います。管理栄養士としての知識をしっかりと身につけた上で、競技特性などスポーツに関わる様々な知識を身につけ、一人ひとり異なるニーズを満たすサポートが重要です。

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就職先は?

病院、委託給食会社、スポーツチーム(プロ・アマチュア・大学・高校)、スポーツジム、フィットネスクラブ、スポーツクラブなどがあります。

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卒業生メッセージ

笠原 まどか

卒業年:2019年3月
出身高校:新潟県・糸魚川高校
勤務先:新発田リハビリテーション病院
職種・職位:管理栄養士

私は、病院で患者様の栄養管理や献立作成などを行っています。他職種や患者様と関わることで、カルテの内容だけでは分からなかった情報を得られることが多く、連携の重要さを日々実感しています。献立作成では、普通の食事から様々な疾患や食事形態に合わせて献立を展開していきます。

アスレティック
トレーナー

選手の身体の調子のケア、
ケガの手当を行う

どんな仕事?

アスレティックトレーナーは、日本スポーツ協会公認スポーツ指導者制度に位置づけられ、公認スポーツドクターや公認コーチと緊密に協力し、選手のコンディショニングや障害の予防、ケガなどの応急処置を行います。また、選手が監督やチームメイトにも話せない悩みの相談に応じるなど、それぞれをつなぐパイプの役目も担っています。
よく耳にする「スポーツトレーナー」という言葉がありますが、スポーツトレーナーになるために必要な資格はありません。スポーツトレーナーは選手のコンディションを整えるためにあらゆる面からサポートをする仕事の総称であり、資格名ではありません。そのため、誰でもスポーツトレーナーを名乗ることは可能ですが、選手をサポートする重要な仕事となるため、専門的な知識とスキルが必須であり、スポーツトレーナーを目指す場合、アスレティックトレーナーや理学療法士の資格取得を通じ、選手をサポートするために必要な専門的知識やスキルを習得しておくことが大切です。
スポーツ医学の知識を持つアスレティックトレーナーは、選手たちにとってもっとも信頼できるパートナーとなります。トレーニングを指導するプロとして、日々理論を学びそれを実践することで最適な方法について研究し、選手からの信頼を得ていくことが必要となってきます。

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就職先は?

スポーツチーム(プロ・アマチュア・大学・高校)、整形外科・整体院、スポーツジム、フィットネスクラブ、スポーツクラブなどがあります。

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卒業生メッセージ

石倉 孝樹

卒業年:2011年3月
出身高校:新潟県・加茂暁星高校
勤務先:三条市体育文化会館
職種・職位:アスレティックトレーナー・健康運動指導士

私は、地域の体育館でトレーニングルームの見守りや施設貸し出しなどの業務に加え、トレーナーのシフト管理や、講座の企画・立案・運営業務を行っています。最近では、スポーツを楽しむ方のサポートを目的として、足首のテーピング・ねんざ対応の講座を企画・開催しました。