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はり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)

身体に優しい(はり)(きゅう)による治療で、スポーツ・医療・美容・介護福祉の分野で活躍

大きな異常がないと分かっても、つらさが続くことがあります。 そんなとき、体全体のバランスに目を向け、はりやお灸で内側から整えていくのがはり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)】です。スポーツや勉強、日々の生活で疲れた体に寄り添い、東洋医学(人が本来もつ回復する力を大切にする考え方)に基づいて、自然に治ろうとする力を引き出します。はり治療は髪の毛ほどの細い鍼(はり)でツボを刺激し、痛みや疲労をやわらげ、体のバランスを整えます。きゅう治療はお灸でツボを温めることで血の流れが良くなり、冷えやだるさの改善をめざします。薬や手術を中心とする西洋医学とあわせ、体質や生活習慣にも目を向け、根本からの健康回復を目指す点が特徴です。部活動で痛めた足や肩、頭痛、不眠、ストレスによる不調にも効果が期待され、病院だけでなくスポーツチームや福祉施設など活躍の場が広がっています。さらに、肌の調子を整えたり、むくみをケアしたりと、美容分野でも注目されています。

はり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)】の仕事

はり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)】の仕事は、体の様子をしっかり見て、施術を行い、毎日の生活までサポートすることです。まずはどんな生活をしているか、どんなときにつらくなるのかを丁寧に聞き、脈やお腹の状態などを確認しながら不調の原因を探ります。そのうえで、鍼やお灸を使って血の流れを整え、痛みをやわらげたり、体調を整えたりする施術を行います。また、不調の再発を防ぐために、運動、生活習慣や食事についてのアドバイスを行い、一人ひとりに合わせた施術や健康づくりの計画を立てることも大切な役割です。部活動でのねんざや足の痛み、長時間のスマートフォンや勉強による頭痛や肩こり、睡眠の乱れなど高校生に身近な悩みはもちろん、スポーツ選手の体づくりや産後のケア、肌のトラブルやむくみといった女性が気になる美容面のサポートまで、幅広い世代の健康づくりに関わることができます。さらに、抗がん剤の副作用の軽減や痛みの緩和など、医療の現場でも活躍しています。

仕事の内容

鍼治療

髪の毛と同じぐらいの細さの鍼をつぼに刺入し、筋肉の緊張を緩和したり、興奮した神経を安定させて、痛みやしびれを緩和する治療方法で、時には即効性を示します。自律神経の失調を是正して、ストレスを軽減したり、食欲や睡眠を改善させて全身状態の安定を図ることも可能です。

灸治療

艾(もぐさ)を燃焼し、その直接的あるいは間接的な温熱刺激が血流を改善することにより、血流低下に伴う冷えや痛みの症状を緩和します。また、免疫機能を活性化して体質を改善する作用もあります。心地よい温感がリラクゼーション効果をもたらして、ストレスや慢性的な不調の改善にも役立ちます。

私がこの資格・職業を選んだ本当の理由

はり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)】になるには

適性

はり師・きゅう師【鍼灸師(しんきゅうし)】には、痛みや不調を抱える人ができるだけ快適に生活できるよう、体の状態を丁寧に観察し、適切な施術を行う力が求められます。そのためにはまず、患者さんの症状や生活習慣、体質を理解し、一人ひとりに合った施術を考える観察力や判断力が大切です。 また、安心して施術を受けてもらうために、人の話を聴く力や分かりやすく伝える力も必要です。体調の変化に合わせて施術を工夫する柔軟さや、相手の気持ちに寄り添う思いやりの心も、この仕事に欠かせません。さらに、医師や看護師など他の医療職と協力しながら、人の健康を支えていく姿勢や、知識や技術を学び続ける意欲も大切な適性です。

活躍するフィールド

はり師・きゅう師 【鍼灸師(しんきゅうし)】は、鍼灸院や病院だけでなく、スポーツ現場や美容分野、福祉施設など、幅広いフィールドで活躍する医療職です。部活や勉強で疲れた体をケアし、だるさや体の不調を整えて、元気に毎日を過ごせるようサポートします。スポーツの現場では、試合や練習前後のコンディション調整やケガの予防・回復を支え、チームに欠かせない役割を担います。さらに近年は、美容分野や音楽アーティスト・舞台関係者の体調管理など、「こんな場所でも?」と思う分野にも活動の幅が広がっています。専門性を高めれば、自分の鍼灸院を開業することも可能です。大学で学びながら、自分の興味や強みを伸ばし、活躍の場を広げられる職業です。

将来性

プロスポーツ現場では、ケガの予防や早期回復、無理のないリハビリのサポートだけでなく、練習や試合で選手本来の力を最大限に発揮させるためのパフォーマンス向上や、緊張対策などのメンタル面の支援にも活用されています。美容分野では、中高生の肌トラブルやむくみの解消、顔のトーンアップやリフトアップなどの関心に応え、健康とかわいいを両立させるサポートも可能です。さらに、病院や在宅医療では、病気になる前の体調管理や、治療中の体のケアなど、様々な医療職と連携して活躍する場もあります。このように、身近な悩みから専門的な医療現場まで幅広く活躍できるため、将来も安定した需要が見込まれる、社会に欠かせない医療職です。

鍼灸健康学科