※2021年4月新設予定
救急医療環境の変化や医学の進歩に対応した適切な救急救命士業務体制を学問体系として創造していくには、救急救命士の業務実績の蓄積から新事実を発見し、それを普遍化、体系化して、より的確な効率的業務を開発していく知識が求められます。本大学院修士課程において、以上のすべての過程における科学的アプローチと科学的思考を修得させることを通じて、救急医療の専門家としてチーム医療が実践できる優れた高度専門職業人を育成することを目標としています。
院生用に共同研究室を用意しています。院生が研究のために使用できる机やプリンタなどが準備され、研究や論文作成に集中できる環境として大いに活用できます。
実験・データ分析 | 研究の意義や研究の進め方について学んだあとで、探求したい研究課題を決定します。救急救命学分野では地域社会で生じる病院前救護システムの課題を実験等によりデータ化・分析し、改善策を創出するまでの一連の方法について演習します。 |
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論文作成 | 演習により発見した新たな知見を広く社会に発信するために論文を作成します。論文作成の過程では、病院前救護システムの課題を十分な論拠をもとにして、主張や証明を行い、論理的に原稿を執筆する方法を修得します。 |
学会発表 | 自身の研究の有意性や独創性を、いかに明確に主張することができるかが重要となります。研究成果について学会等で発表することを通じて、論理的に伝えるスキルを修得します。 |