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健康科学専攻健康栄養学分野
食と栄養を通じて、生活の質を向上させる

健康栄養学分野では、食を通した健康の保持・増進、疾病の治療・重症化予防に関する研究、おいしさを追求した介護食、食事の栄養分析等に関する研究などを行っています。修士課程の履修コースは、「修士論文コース」と「臨床栄養専門コース」の2つに分かれていますが、いずれのコースも修士(健康科学)を取得することができます。

トピックス
健康栄養学分野臨床栄養コース大学院生の研究が外部から注目!

健康栄養学分野臨床栄養コースを2018年度に修了した野﨑彰子さんは、平成29(2017)年度、日本栄養士会河村育英資金(奨学金)を獲得しました。この制度は、将来の管理栄養士の役割、業務のあり方、制度等の向上に努めたいと考え、かつ大学院で栄養に関する高等教育を受けている、または受ける予定の管理栄養士2名に給付されるものです。野﨑さんは、「通所リハビリテーション利用者に対する短時間集団栄養講話が食生活に及ぼす影響」というテーマで応募し、数ある応募者の中から本奨学金を獲得しました。今後は、本研究結果を「日本栄養士会雑誌」へ投稿し、全国栄養士大会で研究発表を行う予定です。また、大学院在学中には、『臨床栄養』の連載企画に「人工膝関節全置換術後に発症した深部感染症に対するリハビリテーション栄養ケアプロセス:症例報告」が掲載されました。この企画は、日本リハビリテーション栄養学会に所属する管理栄養士から48名が選出され、質の高い症例報告を掲載したものです。更に、大学院での研究が外部の方の目にとまり、第7回日本静脈経腸栄養学会関東甲信越支部学術集会の指定演者や栄養療法の専門書籍の執筆依頼も届いています。野﨑さんは、「大学院への進学は、臨床分野での管理栄養士の役割や業務を深く学ぶことができたことに加え、人生でも大きな転機となりました。今後も研鑽を積んでいきたいです。」と話しています。

特色
修士論文コース 本コースは研究中心のコースです。食や健康に関連した研究分野は実に幅広く、基礎から臨床、応用にわたり様々な研究があります。研究では、あるテーマについて、計画、実施、結果に対する考察(評価)を行うことが必要です。学部教育でも卒業研究を行いますが、大学院ではそれをさらに深く追及します。管理栄養士の職場においても業務の計画、実施、評価がきちんとできることが求められています。研究を遂行することを通し、このような能力を身につけることを目的とし、さらに、研究者や高度専門職者の育成を目指しています。また、臨床栄養専門コースで開設されている臨床栄養学に特化した講義も受講可能で、管理栄養士としてのより深い専門知識を学ぶこともできます。
臨床栄養専門コース カリキュラムは、臨床栄養に関する高度な知識と技術を修得することを目的に、各種疾患別の栄養治療ならびに栄養管理、摂食・嚥下機能障害者に対する栄養サポートに関する講義や、病態栄養専門師、糖尿病療養指導士、静脈経腸栄養学会栄養サポートチーム専門療法士の資格取得を念頭においた症例レポートの作成演習、OSCE(客観的臨床能力の養成)演習などを配置しています。臨床現場の第一線で活躍している医師(臨床教授)、管理栄養士、看護師などから直接指導を受けることができます。
2019年度臨床教授・客員教授
小山 諭 新潟大学医学部保健学科 教授
大塚英明 南部郷総合病院 循環器内科部長
柄澤 良 豊栄病院 副院長
齋藤泰晴 みどり病院 副院長
八幡和明 厚生連長岡中央綜合病院 副院長
坂井邦彦 新潟臨港病院 内科部長
本コースでは、高度先進医療を実施している病院での半年間のインターンシップ(管理栄養士として医療施設や福祉施設に勤務している方は、各人の職場における活動で代替可)と課題研究を設けています。
修了後の進路・目指す将来像
  • 病院管理栄養士(チーム医療への参画)
  • 老人福祉施設管理栄養士(栄養ケア・マネジメントの実施)
  • 病院栄養管理部門のリーダー
  • 病院給食管理部門のリーダー
  • 厚生労働省等の国の栄養行政をおこなう技官
  • 都道府県・保健所の栄養行政のリーダー
  • 市町村健康増進部門、福祉部門、教育委員会等の栄養行政のリーダー
  • 食品系企業研究部門研究員
  • 食品系企業商品開発部門研究員
  • 小中学校栄養教諭
  • 栄養士養成専門学校教員
  • 栄養士養成大学・短大教員
  • 管理栄養士養成大学教員
  • 研究所研究員
  • 博士後期課程進学

分野長メッセージ

今、気になっている疑問を大学院で研究してみませんか?

永井 徹健康栄養学分野長

管理栄養士は、小児から高齢者、そして傷病者から健常者まで、すべての人を対象として、個人または集団の栄養に関する問題や課題を解決することが求められています。未解決な問題に対して、科学的検証によって生み出された解答が新たなエビデンスとして栄養に関わる分野を一歩ずつ進歩させていくと考えています。

現在、わが国では、過剰栄養問題が深刻化する中で、若年女性を中心に「やせ」や貧血がみられ、さらに傷病者や高齢者では低栄養が重要な問題となっています。同じ国に過剰栄養と低栄養が混在する栄養障害の二重負荷が出現しています。このような状況において、皆さまは疑問に感じていることはありませんか?

ありのままの疑問を具体的かつ明確にして、解決してみませんか。大学院健康栄養学分野にて、疑問を科学的に解決する手法を修得し、世の中に発信してみましょう。