特色
大学概要
学部・学科
キャンパスライフ
就職・資格
入試情報

リハビリテーション学部

Department of Occupational Therapy

学びの特色

1.世界水準の臨床実習に加え、教科書では学びきれない実践的な授業

本学科では、1年次からの学外での実習のほか、臨床の最前線の現場で活躍する卒業生や作業療法士を学内に招き、実際の臨床現場を想定した高度な実技演習を行います。対象者とのコミュニケーションや身体に負担をかけない検査・評価方法など、よりリアルな臨床場面を想定した作業療法を体験することで、国家資格の取得のみならず、将来の活躍も見据えた技能を学ぶことができます。本学は世界作業療法士連盟(WFOT)が認定基準として定めている1000時間の臨床実習を確保している養成校として登録されており、世界水準の実践的な環境で理論・臨床技術を学ぶことができます。

2.臨床経験豊富な教師陣

本学科には「からだ」「こころ」「高齢者」「子ども」に関する様々な専門資格を持つ教員が多数在籍しています。全国の作業療法士養成校で使用されている教科書の執筆に携わっている教員や、全国でも数少ない認定作業療法士、専門作業療法士、認定ハンドセラピストといった多様な資格を持つ教員が多数在籍しており、学生たちは臨床と理論を兼ね備えた教員による指導を受けることができます。

「手」と「脳」に特化した独自の授業・研究

作業療法士は、手や脳の機能障害を持つ患者様と接する機会も非常に多く、臨床技術やコミュニケーション能力に加えて、手と脳に関する高度な知見と専門性を身につけることで、活躍の幅が広がります。本学科では、認定ハンドセラピストや脳研究のエキスパートによる「手」と「脳」に特化した独自の授業を展開し、手と脳に関する研究活動も推進しています。臨床技術に加え、手や脳・神経に関する理論的な学びや研究活動を通じ科学的に思考できる能力を持つ作業療法士は医療現場での評価も高く、活躍の幅を広げることができます。

3.少人数ならではの丁寧な学び手厚い指導

学生と教員の距離が近いことも、本学科の大きな特色の一つです。1人の教員が1学年3~4人の学生を担当することで、徹底した少人数教育を実施し、作業療法の基礎から応用まで、1年次からの段階的な学びを可能にしています。作業療法の基礎から応用・発展へと続く体系的なカリキュラムと教員による手厚い指導により、臨床の技術のみならず、対象者とのコミュニケーションといった実践的なスキルも養い、学生それぞれを思い描く進路へと導きます。国家試験対策にも力を入れており、各領域の第一人者である専任教員による効果的な指導により、他の養成校と比べても高い国家試験合格率を維持しています。

FEATURES

アクティブ・ラーニングを活用した国家試験対策

国家試験対策として、アクティブ・ラーニングを活用した4~5名の学生によるグループ学習を積極的に取り入れています。 グループ学習では、各学生の得意分野や苦手分野を共有・補完し合うことで、グループ全体での理解を深め、高い学習効果を得ています。 また、模擬試験やオンライン型の自主学習システムの結果を学生と教員で分析し、学生一人ひとりに合わせたオーダーメイド型の個別指導を行います。 こうした取り組みにより、本学科では18年連続で全国平均を上回る国家試験合格率を達成しています。

地域の茶の間でのボランティア活動

子どもから高齢者まで、障害のあるなしに関わらず誰もが参加できる居場所である、新潟市の「地域の茶の間」に学生ボランティアとして参加しています。作業療法士の活躍の場は、医療機関や福祉施設だけでなく、地域の介護予防や健康増進にまで拡大しています。ボランティアでは地域の高齢者の方と会話をしながら、活動のサポートを行うことで、大学で学習する専門知識だけではなく医療従事者としての資質や適性を成長させることができます。

高齢者施設でのボランティア活動

本高齢化が進む中で、作業療法士の働く領域の一つである介護保険関連施設も多くなってきています。本学科では高齢障害者の方が利用されている通所サービス施設や有料老人施設においてボランティア活動を行っています。実際に対象者の方と会話としたり、補助を行うことで、学内では学べない実践的な体験をすることができます。授業で学んだ専門知識を再確認し、臨床的視点を養うことができます。このような体験を通して、対象者から喜ばれるような人材に成長してほしいと願っています。

義肢装具自立支援学科との連携

作業療法士は、対象者の生活能力の向上のためにオーダーメイドで装具等を作成することがあります。その際には、知識はもちろんのこと装具を作成する技術も必要です。そこで、本学の特色でもある多職種連携を活かし、装具作成のスペシャリストである義肢装具自立支援学科の義肢装具士に実技を含めた講義を実施していただいております。そのため、義肢装具に関しての知識や技術をより深く学ぶことができます。

国際交流特別講義開催

本学科では、国際的な視野を身につけた作業療法士の育成を目指して、海外研修や国際交流を行っています。2014年6月、2015年2月、2018年7月には、カナダのクイーンズ大学の教員を本学に招聘し、国際交流をはじめ特別講義を実施していただきました。カナダの作業療法の特徴、クイーンズ大学の教育システムや世界の作業療法など、日本との違いを学ぶことのできる貴重な経験となりました。クイーンズ大学とは大学間提携を締結し、今後も積極的な交流を進めていきます。

教師による教科書等の執筆

本学科には、全国の作業療法士養成校や現役の作業療法士が使用している、様々な教科書や参考図書の執筆に携わっている教員が数多く在籍しています。また、本学科教員が執筆に携わった書籍の中には、国家試験対策用として使用されているものや、一般の方向けに作業療法士の役割ややりがいを分かりやすく伝えているものなどもあります。このように作業療法の各領域で幅広い活躍をしている教員の指導を受けることができることも、本学科の大きな特色の一つです。

最先端のリハビリテーション医工学研究

本学科では、理学療法学科や健康スポーツ学科と共同で、ヒトが運動を巧みに行うことができる仕組みを解明する研究に取り組んでいます。対象となる方に痛みを与えず安全に脳を刺激する装置や、脳の中のよく活動している部位を明らかにするための最新鋭の実験機器を使用して、国際的な英文雑誌や学会でも注目を集めるような研究成果を挙げています。学生たちも、こうした実験機器を利用することで大いに刺激を受け、日々質の高い実習や高度な卒業研究を行っています。