心理・福祉学部
Department of Psychological Sciences 心理健康学科
スポーツ場面では、常に他者と競い合うことで「切磋琢磨」しながら、お互いに上達していきます。この「切磋琢磨」の仕組みには、人が成長を繰り返すヒントがあるはずです。「切磋琢磨」するためには、他者の意図を読む必要があります。上手な人は他者の意図を探るための駆け引きを行っているので、実際の試合での動きから、この駆け引きの妙を探り、人がどのように他者の意図を推察し、「切磋琢磨」しながら成長しているのかを考えています。
私たちは身の回りの情報を、目や耳などの器官を使って体に取り入れ、記憶や感情などと合わせてどのように振舞うかを決定します。同じ情報でも、処理の仕方には動物一般に共通する部分と、種や個体ごとに異なる部分があります。私は、これらの認知機能の共通点や相違点の由来を知るために、動物の心や体の進化との関係に着目して研究を行っています。このような研究を通して、動物の考え方の多様性や、それを支える体の役割について理解を深めたいと思います。
精神的な問題を抱える方の中にはつらく、苦しい状態になり、場合によっては望まない入院をする方がいらっしゃいます。「クライシス・プラン」はそうした方々を支えるツールであり、安定した状態を続け、ピンチの時でも冷静に対処できる力を養うためのものです。さらに、家族や専門家と協力し、一人ひとりが自分らしい回復の道を見つけ、成長することを助けます。こうしたクライシス・プランの有効性を研究し、良い支援を目指しています。
乳幼児期の発達から、高齢者のウエルビーイングまで,生涯にわたる人間の発達を,幅広い視点から捉え直す研究に取り組む発達研究ラボです。本学科の特徴である多彩なスタッフが共働して取り組んでいます。
現在は
①子どもの発達研究
②地域貢献として発達アセスメント(知能検査等)を
実施しています。
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