研究の向こうに未来が見える。

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臨床技術学科

研究の向こうに未来が見える。

助教

藤井 豊(フジイ ユタカ)

最終学歴 大阪大学大学院
学位 博士(医学)
保有資格 臨床工学技士、臨床ME認定士、日本生理学会認定 生理学エデュケーター
趣味 マラソン
愛読書 プロ論。
座右の銘 常在戦場

体外循環中の
生体反応に
関する研究

研究をはじめたきっかけ

恩師に、「“科学者”になりなさい」と言われたことがきっかけです。学部生や大学院生時代から、動物実験を行い、生体の反応を観察してきました。何気なく日常生活を送っている我々ですが、生体には未だ解明されていないことがたくさんあります。さらに、病態を持った患者は様々な因子が複雑に関連して症状が現れます。これらを一つひとつ解明し、医療現場にフィードバックすることで貢献したいという気持ちから研究を継続しています。

研究内容

心臓血管手術を受ける患者さんや肺機能が低下した患者さんは、自身の心臓で血液の循環および肺での酸素化が維持できません。その際に、人工心肺や補助循環と呼ばれる体外循環が使用されます。しかし、体外循環は生命を救う一方で様々な合併症を引き起こすことが知られています。私の研究室では、体外循環中の生体反応のメカニズムの解明や生体適合性が高い機器の開発を通じて、より良い体外循環を提供するための研究を行っています。

研究成果による貢献

皆さんが、病院で受ける医療のすべては、これまでの研究から生まれた技術です。私が研究している、心臓の手術の際に使用する「人工心肺」などの体外循環もまさしくその一つです。我々が行っているような研究が無ければ、これからの医療技術の維持そして発展はあり得ません。

本研究の今後の展望

1954年、アメリカで世界で初めて体外循環を用いた心臓手術が行われました。日本では1956年、大阪大学で行われました。それから、60年経過した今、世界各国で確立した手技として行われていますが、改善するべき点も多数存在します。今後の更なる技術、機器の向上には詳細な研究が不可欠です。我々の研究室の成果を、今後の体外循環を用いた心臓手術等の医療技術の向上につなげることができればと考えています。

高校生へメッセージ

模擬講義では、体外循環を中心とした循環器分野に関する医療技術についてレクチャーします。皆さんのアイデアが、医療技術の発展につながります!ぜひご参加ください。お待ちしています。