最先端の技術は、人の命や生活を支える力にもなります。
医療機器やリハビリ支援VR
、福祉ロボット、ICTなどの進化はめざまじく、AIやビッグデータの活用、業務のDX化も急速に進んでいます。
こうした技術を扱う人材の需要が、今まさに高まっています。
医療・福祉・スポーツ・ビジネスなど、テクノロジーの活躍の場は広がり続けています。
工学の知識を活かして「人のために技術を使う」未来のプロフェッショナルたちの世界を、ここでのぞいてみませんか。
義肢装具士
Prosthetist and Orthotist
義肢や装具の製作・適合や、福祉用具などの提案により
「自立」を支援するスペシャリスト。
義肢装具士ってどんな仕事?
「義肢(義手・義足)」や、身体の機能の障害を軽減するために使用するサポーター・インソール・コルセットなどの「装具」を製作し、患者様の身体に適合させます。
また、科学技術の進歩に伴い3Dスキャナ・3DプリンターやCADを用いた効率的な身体形状の測定・義肢装具製作、電子制御式の義手義足、AI・ロボット技術を駆使した福祉機器など、最新テクノロジーの活用が日々進んでいます。
「医学」の知識と「工学」の知識を併せ持ち、患者様一人ひとりにあった「ものづくり」で人々が自立した生活を送れるよう、サポートする専門職です。
義肢装具士ってどこで働くの?
- 義肢装具製造販売企業
- 福祉用具・機器関連企業
- 靴・インソール製造販売企業 など
臨床工学技士
Clinical engineer
生命に関わる高度な医療機器・装置の操作・点検・
保守・管理を行い、 命を支えるスペシャリスト。
診療放射線技師
Radiological technologist
放射線を用いた検査を中心に、
病気の発見・治療を支えるスペシャリスト。
診療情報管理士
Health Information Manager
“医療スタッフを支える”診療データのスペシャリスト。
診療情報管理士ってどんな仕事?
患者さんの病状、検査記録、治療経過などが入力されたカルテの情報を専門的に扱い、管理を行います。医師や看護師からの求めに応じて、患者様の治療記録や看護記録といった情報提供を行うなど、専門的な医学知識はもちろん、情報管理能力や医師や看護師らとの協調性も必要とされます。
さらに近年では、少子高齢化やビッグデータの収集を背景として、医療・IT・経営に精通し、統計学とデータ分析のスキルを活かして、病院経営と医療の質の向上に貢献できる人材が強く求められています。より質の高い診療情報の作成・管理・活用が求められており、診療情報管理士は、病院経営や病院運営を左右する重要な役割を専門的に担っています。
診療情報管理士ってどこで働くの?
- 病院などの医療機関
- 健診センター
- 医療関連のIT企業 など
データサイエンティスト
Data scientist
収集したデータを読み解き、活用するスペシャリスト。
データサイエンティストって
どんな仕事?
さまざまなデータを使って「未来を予測したり、問題を見つけたりする仕事」です。たとえば、スポーツでは選手の動きや体調データを分析して勝つための戦略を立てたり、病院では患者さんのデータから病気の傾向を見つけたりします。
大量のデータをコンピュータで整理し、AI(人工知能)や統計の知識を使って役立つ情報を引き出すのが仕事です。近年では企業の経営やマーケティング、VRやアプリの研究開発など、さまざまな分野で活躍の場が広がっています。数字やデータを使って社会をより良くする「情報の専門家」はこれからますますニーズが高まっていきます。
データサイエンティストって
どこで働くの?
- 病院などの医療機関
- 福祉関連施設
- スポーツ
- 一般企業・金融機関など
膨大な医療データを高速かつ正確に分析し、病気の早期発見に役立てます。
データを活用し、個々の対象者へのより最適なケアプランの開発に応用します。
試合中の選手の動きや身体データを分析し、新たな戦術分析やアスリートへのケア・サポートに役立ちます。
顧客データをもとに分析を行い、一人ひとりにマッチした商品を開発・提案したり、業務の効率化などの新たなDX推進にチャレンジしたりと、幅広いフィールドで活躍できます。






