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Luong Thi Hai YenHi everyone. My name is Luong Thi Hai Yen, from Vietnam. After earning a master’s degree, I desire to be studied more about scientific research and up-to-date knowledge in the health field and doing more in-depth research on population aging. Thus, Japan is absolutely my first choice. I have the honor to know Niigata University of Health and Welfare as a crucial partner with Hai Duong Medical Technical University, where I has worked before coming to Japan. Luckily, I had the rare opportunity to apply and receive a MEXT scholarship with so much help from International Center of NUHW.
Under the distinguished supervision and guidance of people who are expert in their area of studies, I have valuable opportunities to access a lot of data and new research methodologies and do my research. This is also an opportunity as well as a challenge for me to develop my personal career and support for developing Vietnam healthcare field. I believed that NUHW is the one of the best choices for international student in the field of health and welfare in Japan.
五十嵐 小雪
博士後期課程
医療福祉学専攻 2022年度修了
大学4年生の頃の私は、漠然とした目標があるだけで、今後やりたいことを明確に答えることができず、進路に悩んでいました。当時、大学院という考えは全く持っていませんでしたが、大学院でしかできないことを経験し、新たな一歩を踏み出してみようと思い、進学を決意しました。
私は現在、博士後期課程に進学し、女性の月経周期に着目し、「月経を女性の味方にする」ことを目標に掲げて研究を進めています。月経周期は、競技パフォーマンスやスキルの習得レベルに影響を及ぼし、十分な力を発揮できないことに悩んでいる女性アスリートは少なくありません。そこで、スキル習得に欠かせない能力やそれに関わる神経活動の変化を明らかにし、すべての女性が月経周期に左右されずにスポーツを楽しみ、且つ、高いパフォーマンスを発揮できるための一助となることを目指しています。
また今後は、研究成果や月経周期とスポーツとの関係性について、中学生や高校生に向けて発信していきたいです。スポーツ現場では、月経との向き合い方に困惑している選手や指導者が多数いらっしゃいます。このような現状の中で、より早い段階から「月経」の正しい理解を持つことが、過度なトレーニングやそれに伴う身体への悪影響の予防、効率的なスキルアップに繋がると考えています。自身の研究活動を通して、社会における女性の更なる活躍に貢献できる存在になりたいと思います。
川上 紗輝
博士後期課程
医療福祉学専攻 3年
大学卒業後は、理学療法士として医療機関に就職しました。脳卒中リハビリテーションに従事する中で、運動障害や日常生活動作の改善程度には個人差があり、特に体力や認知機能が低下した症例では思うように改善しないことに悩んでいました。このような問題を解決するためには、「脳卒中患者の運動機能回復を促す治療技術の開発」が必要だと考え、大学院に入学しました。修士課程では、効果的な治療技術の開発まで至らず、ヒトの脳の複雑性を痛感しました。そのため、神経生理学に対する探求と、自身の研究力の向上を目指して博士後期課程に進学しました。博士後期課程では「一つ一つの事象に丁寧に向き合うことの重要性」を学びました。研究では、研究計画の立案から実験の遂行、解析に至るまで、すべての段階において筋道が通っていないと、意味のある結果を得られないことを痛感しました。どんな小さなことにも丁寧に向き合い、自身や周囲が納得できるまでこだわることが、最終的には医療の発展に繋がる大きな成果を生むと感じています。私はまだ研究者として発展途上ですが、この学びを常に念頭に置きながら、日々努力を積み重ねています。私の夢は大学の教員になることです。これまでの臨床活動や研究活動を通して、物事に対して疑問を抱き,問題解決を目指して学び続けることが,医療の発展には欠かせないと感じました。私が学部生の頃は、臨床実習を乗り越え、国家試験に合格することがゴールだと感じており、その先の将来設計まで考えられていなかったことを後悔しています。まずは私自身が臨床・研究・教育の多岐に渡る領域で活躍できる人材となり、教員として学生に「医療者として活躍できる多様なフィールド」を伝えられる教員になることを目指します。
蓮野 敢
博士後期課程
医療福祉学専攻 3年
私は本学義肢装具自立支援学科の学部2年次より研究活動を行えるUROP(Undergraduate Research Opportunity Program)を受講して、研究の面白さとやりがいを知り、本学修士課程を経て現在の博士課程に進学するまでの5年間研究を行っています。研究のテーマは、女性に好んで使用されているヒール靴について、ヒールの高さの違いが足部形態の変化に与える影響を3D計測技術によって解明するということに取り組んでいます。
私の所属するゼミでは毎週英語抄読会(journal club)を行っており、海外雑誌への論文投稿を見据えた勉強を行っています。
将来の目標は大学院の教員になることです。指導者としての腕を磨くために、学科の非常勤講師や学習支援センター講師の活動を行っています。
本大学院を目指す方へ、唯一無二の経験ができると感じたことにはどんどんトライしてください。私は学会発表・論文執筆について、ゼミ教員である阿部教授から頂いた様々な難題への挑戦を通して多くの知識と経験を得ることができました。本大学院には存分に自分の力を伸ばすことができる環境があるので、ぜひ臆さずチャレンジしてください。
渡辺 夏樹
医療情報・経営管理学専攻
医療情報・経営管理学分野 2022年度修了
大学4年次の卒業研究の活動を通して、もっと深く研究の活動をしたい、統計の方法を知りたいと思ったので大学を卒業後大学院に進学しました。
大学院では大学生の頃以上に様々な刺激を受けることができ、知識だけではなく人間としてのステップアップができます。
研究の進捗の発表を何度も経験するのでプレゼンのスキルと論文の書き方を学べます。また、大学院には留学生の方や一度就職された方など様々な立場の方々がいる場所なので、自分と違う価値観、経験を得られると思います。
大学時代に研究活動に触れ、興味を持った方にとっては必要なことが学べる良い環境だと感じています。ティーチング・アシスタントで先生方のサポートを通じて自分自身もスキルアップができる環境です。
2020年からはオンラインでの講義が始まりましたが、情報系の先生のサポートもあり不自由なく講義を受けることができます。
将来は大学院で得た知識と経験を活かして医療にかかわる仕事に就き、データの処理能力を活かして活躍したいです。
清野 開
医療情報・経営管理学専攻
医療情報経営管理学分野 2年
学部生のころに始めた研究をさらに深く研究したいと考え、大学院進学を決意しました。
現在視覚障がある人でも使うことができる、スマートフォン向け入力支援デバイスの開発を行っています。近年スマートフォンの普及率が高まっていて、現代社会では必須の道具になっています。しかし視覚障がある人たち全員が、目の見える人たちと同様に入力操作を行えるわけではありません。そこでこの問題を解決すべく、視覚障がいの有無によらずスマートフォンの入力操作が行えるような、入力支援デバイスの開発に取り組んでいます。
私がこの研究を行えているのは、本学にいらっしゃる先生方の手厚いサポートによるものです。研究活動といえば孤独な環境で行うものと考える方もいらっしゃると思われますが、この新潟医療福祉大学大学院ではそのようなことはありません。困ったときはきっと先生方が手を差し伸べてくださいます。
今後博士課程に進もうと就職を選ぼうとも、この修士課程で得た知識と経験を活かし、進んだ先で活躍していこうと考えています。
林 正海
社会福祉学専攻
保健医療福祉マネジメント学分野 2022年度修了
大学院の先生方の工夫された授業とご指導を受け、実務者として自身の支援を振り返ることができました。
自分の支援分野だけでなく幅広い支援分野の知識や技術を学ぶことは、支援力向上に繋がります。コロナ禍のなか、仕事を持ちながらの進学はとても不安でしたが、大学院教員および事務職員の皆様の手厚い学習サポートと励ましにより安心して学ぶことができました。自身のキャリア再考、リカレント教育の場としてお勧めいたします。
渡部 樹里
社会福祉学専攻
保健医療福祉マネジメント学分野 1年
大学院を目指したのは大学4年生の春です。社会福祉学科で児童の分野を学び、その分野に就職しようと考えていました。しかし、希望の就職先が見つからず悩んでいた時、先生から大学院を進められ、進学を決意しました。
児童館での実習で中学生・高校生の少なさに気づき、中学生・高校生はどこで遊んでいるのかについて興味を持ちました。そこから現在は、中高生の考える「遊び」とは何かについて研究をする計画を立てています。多くの先生に支えていただきながら、自身の興味関心をさらに深め、調査方法や分析方法を学びながら研究活動を進めているところです。
大学院修了後は福祉臨床の現場に出て働きたいと考えています。そこで学んだことを将来的には大学等における教育活動を通じて広めていきたいと考えています。
大学院と聞くと難しいというイメージがあるかもしれませんが、自身の学びを深め、専門性を高める素晴らしい機会があります。先生方のサポートも充実しているので、今後の進路を広げるという意味でも大学院の進学をお勧めします。
田村 康平
社会福祉学専攻
保健医療福祉政策・計画・運営分野 2020年度修了
大学でDV被害者への支援について関心を持ち卒業論文を作成したのですが、もっとこの分野について学びを深めたいと思ったことから、大学院へ進学しました。
論文作成の際にインタビュー調査を行い、DV防止のためには被害者支援だけでなく、加害者対策など、さまざまな視点からのアプローチが必要だということがわかりました。今後も多くの研究が必要になる分野であるため、卒業後も仕事をしながらこの分野について研究を続けていこうと考えています。
1年次の授業は教員の皆様や仲間のお陰で乗り越えることができました。選択した授業の一つひとつが、論文の作成や自身の進路の参考になりました。論文作成や、研究についてわかりやすく丁寧に指導してくださった教職員の方々に感謝しています。
わからないことは気軽に相談できる環境ですので、入学を検討している皆様は、安心して学びを深めにいらっしゃることをお勧めします。
田中 真愛
社会福祉学専攻
保健医療福祉政策・計画・運営分野 1年
私が大学院に進学を決めた時期は大学4年生の夏休み、福祉現場実習中に低所得世帯の子どもへの学習支援について学ぶ機会があり、そこを深く掘り下げ、学びたいと考えたことが進学の動機です。在学中から先生方に研究テーマや進学後の生活などについて相談することで、見通しを持つことができ不安も軽減しました。そのため今は後悔もなく意欲的に学ぶことができています。
現在は、社会福祉に関する法律や、制度についてさらに深く掘り下げ学びを深めています。数名の院生と担当教員との少人数で議論を交わしながら授業が進んでいくので、疑問や悩みはその場で解決でき、新たな視点を得ることも多く、有意義な時間となっています。
将来の目標は大学院で学んだことを活かせる職業に就きたいと考えています。得た知識を教える立場になれたらいいなと思っています。
進学のきっかけは人それぞれです。少しでも大学院に興味があったら担当の教員などに聞いてみてください。授業はフルオンラインでの受講が可能なので、働きながらの両立もできます。是非本学大学院への進学を検討してみてください。
陳 曦
健康科学専攻
看護学分野 2023年度修了
中国にいる家族の影響で産婦人科に非常に興味を持ち、中国で看護師の免許を取得しました。もっともっと母子に関する研究に取り組みたいと思い始め、日本の医療制度、医療サービスが非常に優れているので、留学したいという思いが芽生えました。そして日本で大学院修士課程に進もうと決めました。私は今の日本における周産期の問題に着目し、さらに日本にいる間、妊産婦さんのためにできることは何かということを考え、母親の産後うつについての研究に取り組むこととしました。
入学してからわからないことがたくさんありましたが、大学院では先生の辛抱強い支援のもと、同級生ともたくさんディスカッションするまでに成長できました。大学院の授業では、たくさんの専門分野の先生に指導していただき、より深い専門知識を学ぶことができたことはもちろん、他分野の先生と国際的な視点で看護学専攻を理解することができました。
修了後はたくさんの支援の下、希望だった新潟の産婦人科に就職しました。今はまだ助手ですが、大学院時代からの日本の看護師国家試験取得のための勉強を継続しています。早く免許を取得できるように頑張ります。
これからも初心を忘れず、自分の目標に向かって進んでいきます。日本の妊産婦の心身の健康をよりよく支える医療環境づくりに貢献したいと思います。
大友 裕子
健康科学専攻
看護学分野 2年
私はJICA海外協力隊(JOCV)としてセネガルに派遣されていましたが、コロナの影響で一時帰国となりました。JOCVとして活動が出来ない中、再派遣に向けて母子保健分野の学びを深めたいと思い進学を決めました。私は学士を持っていないので出願資格審査を経て入学しました。
大学卒でない私にとって大学院進学はとても不安で、入学後も初めて耳にする言葉が多く、戸惑いが多い毎日でしたが、今ではわからないことが楽しく感じられ学べることの喜びを感じつつ、担当教員の先生や他の院生に助けられながら過ごしています。途中休学をさせていただき、セネガルへの再派遣を終え、今は最も取り組みたかった母子保健に関する研究に没頭しています。現在の学びを、将来国内外の母児に役立てられるよう充実した学生生活にしたいと思っています。
本学は自分次第で様々な学びを深められる場所であると思います。また助産師として働きながらでも勤務状況に合わせてゼミを開催していただいているので、本当に助かります。皆さんもぜひ、本学の大学院で一緒に学びを深めませんか?
中野 沙紀
健康科学専攻
健康スポーツ学分野 2018年度修了
私は、メディカルフィットネスで働くために、学部生の時以上に健康支援や運動指導についての知識を身につけ、経験を積みたいと思い、大学院に進学しました。そして、今は希望通り、メディカルフィットネスで働くことができています。大学院生活の中では、常に疑問を持つことを心がけていました。研究ではもちろんですが、運動指導等の現場に立った時でも、「どうしたら目の前の人たちを満足させてあげられるか」「どのような運動が効果的なのか」など、常に疑問を持ち、考えるようにしていました。このような思考力が身についたのも、大学院に進学したおかげだと思っています。研究については、認知症予防や認知機能低下予防をテーマとして取り組んでいましたが、学んだ知識を活かし、職場でも会員さんと脳トレをしたり、運動が認知機能に与える影響についてお話したり、学んできたことが職場の中でも私自身の強みとなっています。
2年間という期間はとても短いですが、その中で得られるものはとても多かったです。皆さんにも、新潟医療福祉大学大学院で充実した2年間を過ごす中で、自身の強みを作っていってほしいと思います。応援しています!
穴澤 沙也可
健康スポーツ学分野 2年
博士後期課程
医療福祉学専攻
私の強みは、アスリート兼研究者として自分の可能性にチャレンジできることです。
私は本学の健康スポーツ学科を卒業後、フルタイムの大学院生として本大学院の修士課程に進学しました。
競技者としての現在は、進学後2年連続で「日本選手権」に出場することができましたが、まだまだトップ選手になる目標に向かって走っている最中です。大学院ではより専門的な知識が得られる授業が多いです。その中で、疑問に思ったことを積極的に質問したり、調べることでより学びが深まります。その学びは大いに競技に還元することができ、自身の競技力向上に繋がると感じています。
さらに研究者としては、男女差を決定づける要因の女性ホルモンに着目し、「女性特有の病気や症状を緩和させる」ことを最終目標に研究を進めています。男女差に関する研究はこれまでに数多くされていますが、未だ明らかになっていないことも沢山あります。誰も知らないことを自分が解明する楽しさや面白さを皆さんにも感じて頂きたいです。
今後も、この2点を軸に常に向上心を持って何事にも全力で取り組みます。そして、アスリート兼研究者として更に活躍できるように頑張りたいです。
本大学院は、分野を問わず活躍されている先生方が数多くおり、素晴らしい環境で学ぶことのできる場所です。自分の可能性を広げられるチャンスだと思います。皆さんも私たちと一緒に自分の可能性を広げ、興味のあることをとことん追求しましょう!
近藤 綾乃
健康科学専攻
健康栄養学分野 2023年度修了
私は栄養学科を卒業し、そのまま本学の大学院に進学しました。理由は、学部時代の卒業研究が楽しく、研究を続けてみたいと思ったことや、より深く管理栄養士としての知識やスキルを習得したいと思ったからです。修士論文のテーマは「痩せ願望によって食品への注意バイアスは大きくなるのか?」という疑問をもとに研究しました。脳波計を使用したことや神経生理学を今まで学んだことはありませんでしたが、他分野の先生にもご協力をいただいたおかげで、無事に修士論文をまとめることができました。また、現在私は、特別養護老人ホームで管理栄養士として働いています。特に、現場においても役立った授業は、「摂食嚥下リハビリテーション栄養学特論」です。この授業を通じて高齢者の方に対する適切な食事形態の考え方や、とろみ剤・栄養補助食品について学ぶことができました。
大学院での学びを活かし、食事の面から、ご利用者様の健やかな日々を支えられるようになることが今の目標です。少しでも大学院に興味のある方は、ぜひ進学を検討してみてはいかがでしょうか。
寺島 琢磨
健康科学専攻
健康栄養学分野 2年
私は青年海外協力隊としてグアテマラという国でボランティア活動をしている中、自分の知識不足を痛感し、もっと専門的な知識を深めたいと考え、大学院の進学を決めました。その中でも新潟医療福祉大学に決めた理由としては、オンラインでも授業が受けられること、担当教授のみならず、大学院全体でサポートしてくれるといった点でした。
実際に、1年生の時は海外で大学院生活を送ったのですが、オンライン等、柔軟に授業の対応してもらい勉強することができました。
大学院生といえば修論を書くことが必須となりますが、全く論文を書く知識のない私にも、論文の基礎を1から丁寧にご教授いただいております。
将来は今までの管理栄養士の経験や、大学院での勉強、研究を活かし、管理栄養士養成学校で将来の管理栄養士の役に立つ仕事がしたいと考えています。
大学時代に学んだことや、社会人での経験を論文を通して再度考えることは非常におもしろいので、少しでも興味がある人はぜひ挑戦してみてください。
金谷 心紀
保健学専攻
自然人類学分野 1年
私は、札幌の大学の理学療法学科を卒業後、本大学院の修士課程に進学しました。自然人類学分野を選んだのは、学部生のときに解剖学の講義を受けて骨学に関心を持ったことが理由です。卒業研究を行う過程で自身の情報処理能力の不足を認識し、研究結果を表現する難しさを感じましたが、その一方で、自分の疑問を研究の形で解決できる楽しさや新しい課題の発見に魅了され、より深く学ぶために大学院へ進学することを決めました。
自然人類学は、人骨から時代、性別、遺伝、病変などの情報を分析し、旧石器時代や縄文時代から近世江戸時代や現代までを対象に、人類の進化や過去の人々の生活を解明する幅広い分野です。
私自身、遺跡から出土した人骨や動物骨、土器などを目にして、そのロマンに惹かれながら、新鮮な気持ちで大学院生活を送っています。そして、人類学の豊富な知識と経験のある先生方からの指導を受け、とても多くのことを学んでいます。皆さんもぜひ本学の大学院で自然人類学を学んでみませんか?
湯口 志捺
保健学専攻
放射線情報学分野 2023年度修了
最先端の医療システムに対応できる研究や教育を行っており、様々な企業や病院と連携して活動している放射線情報学分野でさらに知識を深めたいと思い、大学院に進学しました。3TのMRIをはじめ様々な装置を使用することができ、近年ますます進歩しているAI技術を用いた研究などが行えるなど環境が整っている点も魅力の一つです。
大学院では自ら考え、行動し、自分の考えを発信することが求められます。研究活動を通して得た、常に学び続ける姿勢は臨機応変な対応が必要となる臨床現場において非常に大切なものだと実感しています。知らなかった病気や撮影方法、患者さんへの対応など日々学ぶことがたくさんあります。患者さんに適切な検査を提供するために、これからも学び続けたいと思います。将来的には大学院での研究を糧にして臨床問題の研究を行い、成果を発信できるようになりたいと考えています。大学院では他分野の院生の研究を学ぶことができ、ディスカッションを繰り返し行うことで様々な視点から問題を見つめることができます。
将来の選択肢を広げることにもなりますし、大きな糧にもなると思います。楽しみながら学んでいきましょう。
大石 美鈴
保健学専攻
放射線情報学分野 2年
脳は心身をコントロールする重要な臓器です。私は学部での卒業研究を通して非侵襲的に脳機能を計測する技術に興味を持ち、またその発展に携わりたいと思い大学院に進学しました。大学院では不安を感じている人とそうでない人の脳活動の違いについて研究しています。不安という目には見えない苦しみを抱える方の力になりたいという思いからこの研究を始めました。
修士課程修了後は病院に勤め、一人でも多くの患者さんを幸せにする診療放射線技師になりたいと考えています。この目標を実現するために医療技術や患者さんに寄り添った接遇を身に付けるだけでなく、研究活動にも携わり世の中に貢献していきたいです。
大学院への進学を悩まれる方は多いと思います。私もその一人でした。しかし、研究の方向性や実験データについて仲間や先生方と何度も議論し、いただいた意見を参考に研究を進めていく日々は私にとって貴重な経験となっています。大学院での経験は必ず将来への糧となると思います。大学院に興味がある方はぜひ一歩踏み出してみてください。
宮下 祐美子
保健学専攻
救急救命学分野 2023年度修了
私は一つのテーマを掲げ、それに関する論文を投げ出すことなく書き上げられたことが、大学院に進学して最も良かったことだと感じています。得られたデータを単に作業的にまとめるのではなく、なぜそのような結果が得られたのか、本質を見抜くことが肝要だと度々指導されました。それまでに培った知識を元に、論文や報告書を照らし合わせることで本質を探ろうとする過程は、決して楽なものではありませんでした。多面的に考えたつもりで主観が多分に含まれていたり、考察しようとしてさらに迷走し、見当違いな考察を行ったりと前途多難と感じる時もありました。何度も検討を繰り返してやっと及第点と言える回答に辿り着くことができたことも多く、心身ともに疲弊することもありました。
一方で苦労した日々があったからこそ、腐ることなく最後までやり遂げたという事実は、今後人生を歩む中で自信の一つになると思っています。現在に至ることが出来た要因には、指導教員の存在が大きいと考えています。自身の客観性を養うことや諦めずに論文執筆を継続することができたこと、今後の臨床現場に関する研究の足掛かりになるような研究を行うことができたことなど、大学院生活を送らなければ得られなかった経験が、この二年間の成果だと考えています。
外山 元
保健学専攻
救急救命学分野 2022年度修了
博士後期課程
医療福祉学専攻 2年
救急救命士として働いていた2020年夏、私は本学の大学院修士課程救急救命学分野が翌春に開講することを知りました。現場活動等で多くの疑問を感じていた私は、進学を決意し2021年4月、同分野に入学しました。修士課程での2年間は、救急医療に関する知見を深める日々となり、さらには現場の救急救命士らを支えていく研究を進めていきたいと強く感じ、2023年博士後期課程に進学しました。
これまでの3年間で私は、救急隊員の身体的負担や全国救急搬送データの分析、そして国内外での学会発表等、進学前には考えられなかった研究や経験を重ねてくることができました。病院前救護に関する課題、研究に向き合う姿勢等、指導教員はじめ経験豊富な学科教員の方々と幾度となくディスカッションを重ねてきたことが、私の考え方を大いに広げ、貴重な財産となっています。私の現時点での目標は、科学的思考を修得し、教育と研究の角度から今後の病院前救護に貢献していくことです。
本学での学びは、これまでの経験をより価値深く、これからのビジョンを創造的なものにします。学びたい情熱を大切にしながら、一緒に創造していきましょう。
石飛 直史
保健学専攻
視覚科学分野 2023年度修了
私は視能訓練士として働きながら研究発表を経験し、より科学的な研究スキルを身に付けるために大学院進学を考えていました。しかし仕事と家庭と大学院の三立ができるか不安があり、進学に踏み切れずにいました。そんな中、新潟医療福祉大学の大学院ではオンライン環境が整っていることを知り、思い切って進学いたしました。
大学院の平日の授業は18時10分以降に行われ、その全てをオンラインで受講 (毎回、姫路から参加しました) できました。毎日17時まで勤務の私にとって、この環境は社会人大学院生として理想的でした。授業では、先行研究の調査から英語論文の読み方、研究計画の立て方、そしてそれらを分かりやすい文章で計画書にまとめる基本的な内容からご指導いただきました。日々、好奇心が刺激される学びを重ねました。
大学院を修了した現在、視能訓練士の検査データそして日々の業務を科学的に見つめ直すことができるようになり、明らかな成長を実感しています。執筆や発表の機会も増え、大きなやりがいを感じています。大学院を経て、私は視能訓練士として新たな展望が拡がりました。
皆さんも、大学院でしか得られない経験をしてみませんか。きっとワクワクする未来が待っていますよ!
辻󠄀 拓海
保健学専攻
視覚科学分野 2年
私は本学の視機能科学科を一期生として卒業し、埼玉県内の病院に就職しました。臨床では視能訓練士として目の前の患者さんに向き合いながら、日々、眼科検査を行っていました。ある時、これまでの検査データをまとめる機会があり、その分析を通じて多くの気づきを得ることができました。私の視能訓練士としての世界観が明らかに変わり、もっと研究したいと考えるようになりました。
そのため私は研究者としての科学の作法や方法を学びたいと考え、大学院への進学を決意しました。現在は、視機能科学科の教員に転身し新たな環境で大学院生活を送っています。大学院に進学するまでの私は、見よう見まねの自己流で研究を進めていました。データの手入力や研究プロトコルの組み立てなどで、いくつかの失敗を経験しました。大学院進学後は、正確で効率のよいデータの入力方法、研究開始前に詳細にプロトコルを定めることの重要性、さらには統計処理やグラフ作成などを具体的に学ぶことができ、大きな成長を実感しています。
大学院と聞くと敷居が高く、とにかく難しいようなイメージを持っていましたが、基礎から学べる丁寧な授業を通じてそのイメージは無くなりました。ぜひ、関心はあるけど研究のやり方がわからないという方にお勧めです。大学院で一緒に社会に貢献できるような研究をしてみませんか。
阿部 拓也
保健学専攻
医療技術安全管理学分野 2021年度修了
私は本学の臨床技術学科を卒業した後、実臨床で5年間経験を積み大学院へ進学しました。実臨床では日々の業務に追われ、疑問を抱いても参考書等を調べる止まりで、記載のないことを自分で実験し検証することは少ないのが実情でした。学部生の頃から研究職に興味があり、キャリアアップのため大学院へ進学しました。大学院では、熱心に指導して下さる教員のもと、自分のアイデアの堀を深めていただき、実臨床で抱いた疑問を解決することができました。どんな些細なアイデアでもメモをとり、実現できる機会まで温めておく大切さを学びました。
将来の目標の1つは、熱心に指導して下さった指導教員のように、自分が大学院の教員として学生指導することです。研究や生涯学習はもちろん、学生に魅力を伝えられる研究者になれるよう邁進します。
学部卒業、大学院修了はゴールではなく、ゴールにたどり着くための目標の1つだと思います。実臨床で自分の疑問を解決したい、研究をしてみたい、キャリアアップをしたいと考えている方は、ぜひ本学の大学院を覗いてみてはいかがでしょうか。
江ヶ崎 梓
保健学専攻
医療技術安全管理学分野 2年
私は幼いころから物事にこだわりを持って取り組む性格で、高校時代の課題研究をきっかけに研究職に憧れを持ちました。私が学部生の頃は「自身が大学院でやっていけるか」不安がありましたが、勇気を出して本学の臨床技術学科を卒業後そのまま大学院に進学しました。その結果、本学の大学院でしか学べない研究者としての知識・技術を学ぶことができ自身の成長を感じられ、今では本当に進学してよかったと思います。
具体的に大学院では研究に必要な論文検索方法、実験結果の解釈、説得力のある論文の書き方など研究を遂行する上で必要な知識はもちろん、実践的な研究を通して、専門的な技術の習得ができています。また、研究の第一線で活躍している先生方に「方法」だけではなく「コツ」を教えてもらうことができ、とても参考になっています。
私は血液中のエクソソームを解析し癌を中心とした疾患の早期発見を目指す研究を行っています。将来は医療従事者としての知識を持ち合わせた研究者になり活躍することが私の夢です。『夢』実現のために皆さんも大学院進学を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。
プラゥピパット ボンコック
保健学専攻
義肢装具自立支援学分野 2022年修了
博士後期課程
医療福祉学専攻 2年
私はマヒドン大学のSirindhorn School of Prosthetics and Orthotics(SSPO)を卒業し、タイ国立研究センターで研究助手として働いていました。私はタイ政府から修士課程と博士課程の奨学金を得ることができました。本学を選んだ理由は、質の高い大学であり、義肢装具分野においてアジアで最も有名だからです。それに加えて、指導教員の江原先生は動作解析の専門家として、私が興味を持っている研究分野をサポートして下さるからです。
私は留学生として多少の日本語は理解できますが不安もあります。しかし先生や友人の温かいケアのおかげで日本での生活に慣れ、毎日新しい知識を得て楽しみながら勉強しています。指導教員の緊密な研究指導により、自分の研究テーマに関して自由に実験を繰り返すことができました。
私は本学で得た知識と経験をもとに、障害者、高齢者、そして支援機器を必要とする人々の生活の質を向上させるため、将来的に高レベルの義肢装具を開発することを目指しています。
佐々木 穂果
保健学専攻
義肢装具自立支援学分野 2年
私はパラスポーツの世界でも活躍できる義肢装具士になるために大学の4年間勉強をしてきました。そのなかでパラスポーツの世界にはたくさんの課題が残っていることを知り、それらの課題を解決するための研究をしたいと考えるようになりました。現在は神奈川リハビリテーション病院で義肢装具士として働きながら研究活動を行っています。全ての授業をオンラインで受講することができるため、仕事と研究の両立を行うことができています。オンライン上で指導教員とこまめに連絡を取り合えることができるので困った時にはよく相談をしています。また職場やプライベートでパラスポーツに関わることが多いため研究分野の現場を知ることもできています。
働きながら大学院に進学し両立できるのか悩んでいる方は多いと思います。正直業務後に勉強をすることは体力面で大変なこともありました。しかし、指導教員とスケジュールを調整しながら自分のペースで研究活動をしていくことができるのでやりたい研究に挑戦してみてほしいです。
田村 俊暁
保健学専攻
言語聴覚学分野 2018年度修了
博士後期課程
医療福祉学専攻 2022年度修了
私は本学の修士課程(言語聴覚学分野)を修了して、そのまま同じ研究室の博士後期課程に進学しました。
博士後期課程では、関連分野の先生方の研究内容を学ぶ講義もあり、広い視点で研究をとらえることができます。修士課程で行った舌の運動性と発音の関係についての研究を発展させて、音響学的解析手法から発音時の運動性をとらえる研究をしています。仮説を立ててそれを検証していく過程は、現場の仕事にも通じることだと感じています。
将来は、発声発語障害領域を中心に、質の高い臨床研究ができる研究者になるのが目標です。現在勉強中の音響学的解析手法や運動学的なデータ処理技術を用いた研究をさらに発展させるため、勉強と実験に取り組んでいます。
私はずっと現場で働いていて、新鮮な環境を求めて、研究の世界に飛び込みました。学会での研究発表などで一流の研究者と交流する機会が増えたことは、私にとってとても貴重な経験だと感じています。今、自分がいる環境に刺激が欲しい方、将来の目標がある方は、大学院進学も一つの道として考えるといいのではないかと思っています。
丸山航輝
保健学専攻
言語聴覚学分野 1年
私は「現場で働く中で感じた臨床的疑問を論理的・科学的に解決する力を身につけたい」、「研究するためのノウハウを学びたい」と思い大学院の進学を決めました。
現在、大学院では文献検索や読み方、研究法、統計学など研究の基礎を学んでいます。講義内での他分野の院生とのディスカッションは新たな発見やアイデアを知れ、自分の考え方の幅が広がり、とても刺激的です。
講義は対面授業だけでなくオンライン授業が中心のため、社会人院生の私にとって仕事と学業が両立しやすい環境です。時間調整もしやすいため、家族との時間も大切にすることができています。
今後は患者様に対して科学的根拠に基づいた質の高いリハビリテーションを提供できるようになりたいです。また、発声発語障害領域を中心に研究活動を行っていき、研究者としても成果を積み重ねていきたいと考えています。
大学院での学びは「言語聴覚療法学」の面白さを再認識させてくれると思います。新たな知識と経験がキャリアをさらに充実させてくれるはずです。大学院の進学を検討してみてはいかがでしょうか?
竹田 裕樹
保健学専攻
作業療法学分野 2023年度修了
作業療法学科在籍中、ゼミに大学院生の先輩が所属していたことで、大学院に興味を持つようになりました。また、実習先の病院でも、ずっと研究を続けている先輩の姿を見て憧れました。先輩から研究についての話を聞いたり、学んでいる様子を間近で見たりすることはとても刺激的でした。大山峰生先生の下でもっと学びたい、研究を続けたいという思いが強くなり、大学院進学を決めました。
大学院には様々な講義が開設されており、大学在籍時よりもっと様々な分野についても深く学ぶことができました。仲間と意見を出し合い議論する中で、お互いを高め合いました。学会に参加する機会もありました。なかでも、実際に臨床に出ている先輩方と学べたことは、とても楽しく有意義でした。知識も考え方も、病院勤務をするようになった今、臨床での課題解決に役立つことばかりです。
私は、科学的根拠に基づいた作業療法を対象者に提供したいと考えています。今後も研究を続け、より効果的な治療方法の開発を行いたいです。また、対象者に寄り添い、安心して任せてもらえる、そして職場の皆さんからも頼られる作業療法士になれるよう、努力を続けていきたいと思います。
平岡 汰門
保健学専攻
作業療法学分野 1年
私の大学院を志望した動機は、探究心からです。私は卒業研究で脳波と記憶について研究していました。卒業研究を通して、新たな興味と研究の難しさ、楽しさを感じました。そして、卒業研究で行った分野をさらに探求したいと思い、大学院進学を決めました。
現在大学院では、「研究」について学んでいます。また、今までの勉強とは違い、自分自身で問題点を整理し、どのような情報が必要でどのようにしたら問題解決に導けるかという思考過程が求められます。この思考過程は研究や今後の人生において非常に重要なものであると私は感じています。
将来の目標としては、現在行なっている研究を通して作業療法士として大きな功績を残すことです。そして、作業療法士という職業を世の中に浸透させていき、メジャーな職業にしていきたいと考えています。
本大学院を目指す方たちへ、本大学院は設備や教員の分野の広さ・層の厚さなど、環境が十分に整っているため、幅広い興味を持ちながら楽しい大学院生活を送ることができます。大学院を目指して頑張ってください。
小島 将
保健学専攻
理学療法学分野 2023年度修了
学部4年時の卒業研究を通して、ヒトの運動時における全身および脳の循環動態について興味を持ち大学院に進学しました。修士課程はフルタイム院生、博士後期課程は病院で働きながら社会人院生として進学し、現在でも指導教員の先生や大学院進学によって出会った方々と様々な議論を行い、臨床疑問の解決に取り組んでいます。大学院進学で得られた論理的思考は、臨床業務における患者の問題抽出や治療計画の立案に役立っていると感じます。また、実際に臨床現場でデータを取ることで、研究活動を通して臨床現場へ新たな知見を提供することができています。今後は、心疾患や腎疾患を抱える高齢者の身体機能、認知機能に対して、より効率的で効果的な運動療法を提供できるような研究を行い、臨床現場へ還元したいと考えています。本大学院では、多くの理学療法研究が行われており、様々な視点からの意見をもらうことができ、社会人院生としても進学しやすい環境も整っています。共に研究を臨床へ活かせるQOLサポーターを目指しましょう。
髙橋 ひろな
博士後期課程
医療福祉学専攻 1年
私は、本学の理学療法学科を卒業後、フルタイムの大学院生として本大学院の修士課程に進学しました。修士課程では、研究活動や学会発表、学部生の授業補助といった多くの経験を積み、理学療法を研究・教育といった観点で学ぶことができました。しかし、修士課程では、研究活動の中で論理的に考える能力が足りないことを痛感し、博士後期課程の進学を決めました。
私は現在、バランス機能を向上させる非侵襲的脳刺激の確立を目指し研究活動を行っています。バランス障害は高齢者や脳卒中患者のADLやQOLの低下を引き起こす大きな問題とされています。そこで、MRIを用いてバランス機能に関与する脳領域を特定し、効果的な脳刺激部位を明らかにすることで、高齢者や脳卒中患者の転倒予防に貢献できると考えています。
将来は、専門的な臨床能力と研究力を兼ね備えた理学療法士になりたいと考えています。そのためには、課題解決に向け、広い視野で物事を捉える力と論理的思考を身につけ、研究活動に励みたいと思います。
本大学院は、多分野で活躍されている先生方がおり、多くの先生方からご指導していただける機会があります。皆さんも本学大学院で興味のあることを学んでみませんか?
