社会福祉学専攻　保健医療福祉政策・計画・運営分野

行政施策から福祉実践まで幅広く学び、福祉社会の未来を切り拓く

保健医療福祉政策・計画・運営分野では、地域生活を支える個別支援に加え、住民が暮らす地域全体へのコミュニティ支援の方策についても学びを深めます。地域の特性を把握して支援策を構築することで、包括的な福祉サービスを提言、提供できる専門家を育成します。そのため修了生は、大学院との繋がりを保ちながら、その専門知識を活かして多方面で活躍しています。特に新潟や福島、山形を中心に公務員や社会福祉協議会の職員などとして地域福祉を推進したり、教員や研究者として地域に根差した密着した教育や研究の発展に貢献したりしています。

社会福祉学専攻（保健医療福祉政策・計画・運営分野と、保健医療福祉マネジメント学分野）では、フルオンラインでも受講できます。そのため、自宅や職場で働きながら学位（修士）を取得することが可能です。長期履修制度もあるので、働きながら3～4年かけて計画的に履修することもできます。
また、平日は18時10分からオンラインで受講でき、土曜に開講する集中講義もあり、効率的に学べます。院生一人ひとりの個性を尊重する研究指導体制で、ほとんどの授業が少人数のため、教員は院生一人ひとりの個性を大切にするコミュニケーションを重視しています。

コミュニケーションを大切にするフルオンライン授業

保健医療福祉政策・計画・運営分野と、保健医療福祉マネジメント学分野では、フルオンラインで受講可能です。対面指導をご希望の場合は、担当教員と相談の上、設定します。ほとんどの授業が少人数のため、院生とのコミュニケーションを大切にして、多様な学びのニーズにお応えします。

院生の個性の尊重した研究指導体制

院生一人ひとりの興味や関心を重視する研究指導体制です。これまでに院生が取り組んだ研究テーマのキーワードの例は、以下の通りです。介護職の労働環境、児童虐待、DV、国際比較、看取り、住民参加活動、家族支援、医療保険制度、障がい受容、ボランティア活動、ひきこもり支援など。

理論と福祉実践の融合

社会福祉学や社会学、地域政策学などを基盤とした多彩な教員が研究指導を行います。また、社会福祉学専攻の2分野の科目を両方とも履修できます。そのため、限られた領域の知識や理論だけではなく、幅広く高度な専門性とマネジメント力を身に付けることができる教育・研究体系です。

自身の経験や関心、知的好奇心を研究に結び付けよう

寺田 貴美代 社会福祉学専攻長／保健医療福祉政策・計画・運営分野長

保健医療福祉の現場実践でも、行政機関での政策・計画・運営の立案・実践でも、その評価と研究が不可欠になっています。そのため大学院では、これまでのご自身の経験や関心、実践などに基づく知的好奇心を大切にして研究に結び付けていただきたいと思います。

当分野では、現代社会の多様なニーズや問題に対応し、人びとが暮らしやすい福祉社会の構築や推進に寄与できる高度な専門性を養います。「自分にも研究ができるだろうか」と気になるかもしれませんが、院生一人ひとりの事情を考慮して研究活動を支え、修士論文の指導を行います。保健医療福祉領域のリーダーとして活躍する高度専門職業人や、広い視野を有する研究者、教育者を目指してみませんか。