心理・福祉学部 Department of Social Welfare
心理・福祉学部 Department of Social Welfare
※各掲載記事は取材当時のもので、現在変更となっている場合がございます。
私は現在、区役所で生活保護のケースワーカーとして、生活困窮者や生活保護を利用している方からの相談に応じ、必要な援助と自立・就労に向けた支援を行っています。生活課題の解決を通してその人らしい生き方を実現できるよう継続的な支援を行っています。
市川 万友里
卒業年:2019年3月
出身高校:新潟県・新潟江南高校
勤務先:新潟市東区役所
職種・職位:社会福祉士
本学在学時に行政機関や医療機関での実習を通し、複数の課題が積み重なり世帯の課題となっているために多方面から支援をしていく重要性を肌で感じました。その中で幅広い分野の業務に携わりながら福祉を必要としている方々のニーズを知りたいと思うようになり、市民にとってより身近な存在である現職を目指しました。
人の抱える課題は個々の人生を生きる中で積み重ねられてきたものです。日々の業務を通して制度を利用される方と向き合っていく中で、現在の課題だけではなく、その背景についても広い視野を持ち理解できるよう心がけています。
相談者や利用者は、経済的に困窮しているだけでなく、様々な課題を抱えていることが多いため、課題を相手と整理していくためにも幅広い知識や話しやすい環境を作っていくことが必要だと感じています。本学では現場実習や日々の講義を通じて業務に必要な技法や知識を学び・実践する機会が多くあったため、その時の経験が日々の業務を行っていく上での基盤となっています。
その人らしい人生を送るためには、考えるための環境が必要ですが、何らかのきっかけで明日の心配しかできなくなる方がいます。福祉行政は制度等を通して生きていくための安心を提供できることが魅力の業務だと思います。進路はとても大変な決断ですが、本学科には最後まで共に考えてくださる面倒見の良い教員が沢山いらっしゃるので、安心して充実した大学生活を送っていただければと思います。
急性期病院の地域連携部門で、入院患者様の退院支援担当として働いており、病院から次の病院や生活の場へ移行するための支援・調整を行っています。支援内容は、介護保険や障害者手帳、医療費助成などの必要なサービスや制度の説明や情報提供を行うなど、社会復帰に向けての支援を行っています。
相澤 亘太
卒業年:2022年3月
出身高校:新潟県・新発田高校
勤務先:魚沼基幹病院
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
医療ソーシャルワーカーは、多くの不安を抱いている患者様や家族に寄り添い、支援するやりがいのある仕事です。また、病院は様々な職種とチームとなって一人の患者様を支えています。自らの分野を専門的に学びながら、他分野についても学ぶことができ、本学での学びが現場で活かされています。
医療ソーシャルワーカーは、病院と患者様・地域を繋ぐ仕事です。私は現在、入院・外来患者の医療費の支払いや診療に関する相談業務、社会保障制度の紹介、社会復帰に向けて関係する他職種との連絡調整などを担当しています。患者様が安心して生活を送れるよう思いやりを持って支援しています。
沢田 正樹
卒業年:2020年3月
出身高校:新潟県・長岡商業高校
勤務先:新潟県厚生農業協同組合連合会柏崎総合医療センター
職種・職位:社会福祉士・介護福祉士
現在の仕事である医療ソーシャルワーカーが、医療・高齢・障害・児童と様々な分野で活躍していることを大学の講義で学びました。当初は、医療ソーシャルワーカーではなく、介護福祉士を目指して入学しましたが、講義や実習を通じて社会福祉士という仕事に興味を持ちました。特に病院での実習において、医療ソーシャルワーカーが病院や地域でどのような仕事をしているのかを指導者から学べたことは、自分の将来の目標を設定する大きなきっかけになりました。このように、大学での学びを通じて、医療ソーシャルワーカーが病院と地域とを結ぶ要であり、やりがいのある仕事であることを知り、今の仕事を目指すきっかけとなりました。
医療ソーシャルワーカーは、患者さん・ご家族の人生・生活の重要な局面に関わる責任のある仕事です。その方の不安や課題に対して一緒に考え支えていくやりがいがあります。また入職当初から思いやりのある医療ソーシャルワーカーを目指しています。一人ひとりに合わせた言葉がけや提案が思いやりにつながると考えています。その方が抱える困っていることやその結果患者さん・ご家族から感謝の言葉をかけられたときもやりがいを感じます。介護保険や身体障害者手帳など多くの制度についてわかりやすく説明しなければならないためより制度に詳しくなることができます。
病院では一人の患者様をチームで支えるため、他の職種との連携が必要不可欠です。在学中、連携総合ゼミに参加し、一つの事例を多職種で考えることで、多面的に物事を考えられるようになりました。医療系総合大学である本学での学びは、今現場で活かされています。
大学では興味のある分野、専門的に学んでみたい分野を中心に学べる場でもあります。多職種を目指す人たちと一緒に学べる場もあるため、より実践に近い学びもあります。社会福祉士は高齢、児童、障害など様々な分野で活躍できます。福祉が漠然としている方もたくさんいらっしゃると思いますが、まずは触れてみることが大切だと思います。皆さんが少しでも福祉に興味を持ってくれると嬉しいです。
私はケースワーカーとして、生活に困窮した方や生活保護を利用している方への相談援助を通して、市民が「健康で文化的な最低限度の生活」を営めるよう支援しています。日々様々な相談に応じ、一人ひとりが抱える課題の解決に向けて一緒に悩み、寄り添いながら支援をしています。
内山 啓悟
卒業年:2018年3月
出身高校:新潟県・六日町高校
勤務先:長岡市役所
職種・職位:社会福祉士・介護福祉士
私は、福祉分野に限らず長岡市で暮らす市民一人ひとりに寄り添い、「日本一のふるさと」と言ってもらえる街づくりに貢献していきたいと考えています。社会福祉士という専門性を活かして市民のニーズを受け止め、必要なサービスを提供できる行政職員としてキャリアを形成していきます。
私は、医療ソーシャルワーカーとして、患者様やご家族の身体的、心理的、経済的な思いを受け止め、課題解決に向けて支援をしています。また、社会保障制度の紹介や退院後のサポートをする地域スタッフなどと情報共有し、患者様が安心した生活を送れるように相談支援をしています。
長谷川 芽生
卒業年:2019年3月
出身高校:新潟県・新潟江南高校
勤務先:新潟県厚生農業協同組合連合会 佐渡総合病院
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
病院の相談室では、病気やケガにより身体が思うように動かせず、不安に思っている方も相談に来られるため、幅広い知識が必要です。本学では、相談業務に必要な知識や面接技法など幅広く学ぶことができたほか、他の専門職を目指す学生と一緒に学べたことが、現在の院内での連携や相談支援に活かせています。
私は現在、市役所の障がい福祉係で働いています。主に、障害のある方やそのご家族からの相談に応じ、解決方法を一緒に考えたり、適切な制度やサービスを案内したりしています。また、障害者手帳の手続きや医療費の自己負担軽減を目的とした自立支援医療などの福祉サービスも担当しています。
蝶名林 萌
卒業年:2017年3月
出身高校:新潟県・敬和学園高校
勤務先:燕市役所 社会福祉課
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
本学在学時に行政機関で実習をし、多くの福祉ニーズに対応できる福祉行政の仕事に憧れを抱きました。燕市では社会福祉士や精神保健福祉士の資格を持つ先輩方が多く在籍していることや、相談支援体制が充実していることから、自分自身も業務を通して学び、成長できる職場であると感じ志望しました。
障がい福祉係には、毎日多くの方が相談や手続きに来庁されます。障害の程度や状態も一人ひとり違いがあるため、話をよくお聞きし、その方を理解するよう心がけています。この仕事を始めて1年半が経ちましたが、「あなたに話してよかった」の一言がやりがいを感じる瞬間です。
本学では、「相談援助演習」といった相談支援の現場で実践できる演習が多くあります。また、行政機関、病院、民間施設など、多くの現場で実習を行い、仕事での「連携の大切さ」を学びました。また、「連携教育」を通して他学科の学生とともに学んだ知識や経験は、日々の業務でも活かされています。
自分の経験不足、知識不足を実感する場面が多々あるため、まずは日々の業務に真摯に取り組み続けたいと思います。そのなかで「自分らしい、そして燕市らしい福祉支援体制」を構築し、多くの市民の方に「この地で暮らしていて良かった」と思っていただけるような地域にしていくことが目標です。
福祉の仕事はきつい、つらいといったイメージを抱いてい方がいるかもしれません。しかし、私は本学での学びや現在の業務を行うなかで、人と人との繋がりを感じることのできる魅力的な仕事であることに気づきました。学生の夢の実現を全力でサポートしてくださる教職員の方々とともに「福祉」について学んでみませんか?
私は現在、病院の医療ソーシャルワーカーとして、患者様が安心して日常生活が送れるよう相談支援を行っています。具体的には、適切な医療が受けられるように環境を整える「受診・受療援助」や、傷病や障害による退院時の不安や心配事に応える「退院援助」などの業務に携わっています。
井上 一稀
卒業年:2018年3月
出身高校:山形県・南陽高校
勤務先:新潟県厚生農業協同組合連合会 上越総合病院
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
病院で実習を行った際に、患者様やご家族の話に耳を傾け、他の職種と連携しながら退院支援を行っている医療ソーシャルワーカーの姿に憧れたのがきっかけです。私はその医療ソーシャルワーカーの方から丁寧に指導をしていただき、社会福祉士が病院に存在する必要性を学ぶことができました。専門職としてだけでなくその方の人間性にも惹かれ、この人を目標に病院で働きたいと思いました。
患者様やそのご家族と信頼関係を築くために、その方々の価値観を尊重し話を受けとめることを大切にしています。また、複雑な問題を抱えている方は、他の職種や関係機関と連携しながら慎重に対応していきます。相談に応じた結果、感謝の言葉をいただけた時は何ものにも代えがたい喜びがあります。
基礎的な制度や相談援助の知識についてはもちろんのこと、ロールプレイでの経験が現在の業務に活かされています。また、多職種との話し合いの際には、本学で養った「連携教育」の基礎があるため、多職種の意見を支援の中に取り入れたり、社会福祉士の立場から意見を述べたりすることができていると思います。
どのような相談にも冷静かつ相手の立場に立った支援のできる専門職になりたいです。医療保険や介護保険の制度内容が年々変化していく中で、者様やご家族へわかりやすく説明するためにも日々勉強していかなければならないと感じます。そして、その経験を後輩の医療ソーシャルワーカーへ伝えていけるような人になりたいです。
社会福祉士は、多くの人の人生に関わることができます。私たちの関わりがその人の今後の人生を左右する大事な局面になることもあります。患者様の様々な想いに寄り添い、最後はその人が自分の力で前に進めるよう見届けるのが私たちの役割であり、この仕事の大きな魅力だと思います。皆さんと一緒に働ける日を待っています。
私は現在、区役所で生活保護のケースワーカーとして働いています。主に、生活困窮者からの相談に応じ、必要な援助を考え自立に向けた支援を行っています。必要に応じて家庭訪問を行い、生活状況や問題点などを把握し、個々の特性を踏まえた支援方法を考え、自立に向けた支援をしています。
五十嵐 将之
卒業年:2017年3月
出身高校:新潟県・新潟商業高校
勤務先:新潟市東区役所 保護課
職種・職位:社会福祉士・社会福祉主事任用資格
私は、児童・高齢・障がい・地域福祉など様々な福祉を学ぶ中で、すべての福祉分野に対応できる仕事をしたいと思いました。その中で、社会福祉行政職に魅力を感じ、生まれ育った新潟市で市民一人ひとりのQOL(生活の質)の向上を支えたいと考え、現職を目指しました。
生活保護業務は、市民の方々とより密接に関わることが多く、個々の状況を把握しながら仕事をしなくてはならないため、多くの悩みや葛藤が生まれます。しかし、様々な相談に応じる中で、私自身の助言や支援によって生活に改善が見れたり、市民の方々から感謝の言葉をいただいたりした際は大きな喜びややりがいを感じます。
本学では、日々の講義に加えて実習やボランティア活動など様々なことを経験できました。また、ゼミ活動では自分の興味のある分野を自ら選択し、積極的に学ぶことができました。本学で学んだ知識は、現在の業務における基礎となっています。本学で学んだことが確かな自信となり、社会人となった今の大きな基盤となっています。
現在は、仕事を覚えることでいっぱいですが、早く仕事に慣れ新潟市の職員としての自覚と誇りを持ち、職務に全うしたいと思います。今後は本学で学んだことを活かして、児童・高齢・障がい・生活保護などの福祉分野の専門知識を深め、生まれ育った新潟市の福祉を担える「QOLサポーター」になりたいと考えています。
私自身も高校生の時は、「福祉を学びたい」という漠然な夢を描いて本学に入学しました。本学は、学生一人ひとりの「自己実現」に向けて教職員が全面バックアップで支えてくれる確かな支援体制があります。本学への入学は「福祉行政職」への大きな近道です。まだ明確な夢が無くても安心してください!夢が叶えられますよ。
私は現在、病院の医療ソーシャルワーカーとして、相談支援や退院援助などを行っています。生活で困っていることや病気の不安について、本人とそのご家族からの相談に対応しています。また退院援助では、本人の不安や課題と向き合い、退院後に安心して生活できるように支援をしています。
松尾 美希
卒業年:2015年3月
出身高校:新潟県・新発田高校
勤務先:新潟県立精神医療センター
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
はじめは、「精神疾患ってよく分からない」という疑問から、精神保健福祉の分野に関心を持ち精神保健福祉コースを選択しました。実際に精神科病院へ実習に行った際に、患者様や家族と真剣に退院後の生活を考え、多職種と協力して退院支援を行う職員の姿に憧れ、精神科の医療ソーシャルワーカーとして働きたいと思いました。
患者様の気持ちに寄り添い、一人ひとりに合わせた支援を心がけています。不安や緊張を持って相談に来る方が、安心して話せる場となるように丁寧に対応しています。「ありがとう」の一言や、安心した表情を見る時が、この仕事で一番やりがいを感じる瞬間です。
講義や実習で学んだ中で、相手が話しやすい環境を提供することを現在も意識して行っています。「こんなこと話してもいいのかな」「緊張して何を話したらいいのか」という不安や緊張状態から、話して大丈夫と安心感を持ってもらえるような話し方や雰囲気づくりを心がけています。
他職種と協同して支援にあたることが多いため、自分自身の意見を持ちつつも柔軟に対応できるような支援を行っていきたいと思います。職種や立場が違えば、それぞれ視点や考えが異なるため、お互いの専門性を理解し、尊重できる支援者を目指したいです。
現在、自分自身の支援者像や仕事に対する目標を持って仕事ができるのは、学生時代どのような支援者になりたいか、どのような仕事をしたいかを実習やボランティア活動を通して考えることができたからだと思います。「福祉ってなんだろう?」がスタートでも大丈夫です。本学科で経験豊富な教授や同じ目標を持った友人と楽しく学び、福祉について考えてみませんか?
私は現在、佐渡保健所で精神保健福祉相談員として勤務しています。具体的には、「相談業務」と「研修の企画運営」の二つの業務を行っています。「相談業務」では、地域住民の皆様の心の悩みの相談援助を行っています。「研修の企画運営」では、県や市の実情を捉えながら地域に合った研修を企画し実施しています。
齊藤 愛里
卒業年:2015年3月
出身高校:新潟県・新津高校
勤務先:新潟県佐渡地域振興局 健康福祉環境部(佐渡保健所)
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
もっと経験を積み自分自身の支援の引き出しをたくさん作りたいと思います。十人十色、同じ人が存在しないように支援の方法も多様です。このような中で、対象者にどのような支援が必要なのか、またどんなお手伝いができるのかについて多くの経験を積み臨機応変に対応できる人材になることが目標です。
本学科では、病院、地域社会、福祉施設における福祉分野の経験豊富な先生方が多く在籍しており、より良い環境で学びを深めることができます。福祉分野について、「少し気になる」「興味がある」その気持ちを大切にしてください。ぜひ本学科に足を運んでみてください。たくさんの可能性と出会えるチャンスだと思います。
私は現在、病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務しています。病気やケガをすると「医療費が心配」「仕事に復帰できるのか」「これからの介護が心配」などの問題が出てきます。このように、様々な問題を抱える方々やそのご家族に対して、その解決方法を一緒に考え、地域の中でその人らしい生活が送れるよう支援をしています。
渡邉 浩行
卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・高志高校
勤務先:社会福祉法人 新潟市社会事業協会 信楽園病院
職種・職位:社会福祉士
患者様を支援することで、不安な表情が安心した表情に変わった時、この仕事に就いて良かったと実感します。それは、私が学んできた知識や技術が活かされ、患者様と共に問題を乗り越えられた瞬間だからです。一つひとつの支援を通して、医療ソーシャルワーカーとして多くを学び、成長できていると思います。
日々の支援の中でもっと何かできることはなかったか、この支援方法で良かったのかなど反省することが多くあります。日々変化する社会や福祉制度の改正などにも目を向けて、複雑な問題にも解決策を見出せるよう、福祉制度の理解はもちろん、面談技術などのスキルアップに努めていきたいと思います。
私は現在、医療ソーシャルワーカーとして勤務しています。当院には、「体調が悪いので仕事ができません」「お金がなくて病院にかかれません」「ご飯を食べていません」のように、やっとの思いで相談に来てくださる方がいます。ご本人の言葉に耳を傾け、どうすれば良いのか一緒に考え、ご本人らしい生活ができるよう支援することが私たちの仕事です。患者様と一緒に一つひとつ課題を乗り越えていくと、患者様の表情が変わり、自分らしい生活を取り戻す、その姿に出会えた時「あー、いい仕事だな」と実感します。
興梠 みゆき
卒業年:2012年3月
出身高校:新潟県・万代高校
勤務先:社会福祉法人恩賜財団済生会支部 新潟県済生会三条病院
職種・職位:社会福祉士・医療ソーシャルワーカー
福祉のサポートが必要な児童に対する支援活動や、障害児童の放課後支援活動などを行いました。現状を言葉で表現することが難しい子どもたちが、体を使って感謝の心を表現してくれたり、満面の笑顔を見せてくれたりと課外活動ならではの経験をすることができました。
社会福祉士は、目の前にいる援助対象者が住み慣れた地域で人と交流しつつ、必要な援助(住まいや食事、医療等)を利用できるように支援する必要があります。そのため、個のニーズと地域のニーズを把握し、相手の立場に立った心ある支援ができるようになりたいです。
私は現在、新潟県社会福祉協議会に勤務しています。少子高齢化が進む現代社会の中で、今後ますます必要になる福祉従事者の確保を目指し、現場が求める福祉人材と従事したい方をマッチングさせ、「人を支える人材」の確保や掘り起こしなどを行っています。
清川 祐介
卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・日本文理高校
勤務先:社会福祉法人 新潟県社会福祉協議会
職種・職位:社会福祉士
社会福祉士は現在、様々なフィールドで活躍しています。しかし、「福祉」は、子どもからお年寄りまですべての人々に関わる分野のため、福祉専門職はまだまだ不足しているのが現状です。「暮らしやすい」「安心して過ごしていける」「誰もが健康で日常生活を送ることができる」ような社会の実現を目指して、社会福祉士は身近な相談者として今後さらに活躍していくと思います。
4年間の学びの中で、福祉の基礎的な知識から対人援助の方法まで、スペシャリストとして働くために必要な知識・技法を修得することができました。また、実習では、福祉専門職が活躍する幅広い領域で様々な経験を積むことができ、色々な支援方法を学ぶことができました。
私は、白根健生病院の医療ソーシャルワーカーとして勤務し、現在は患者様・ご家族からの相談を受け、様々な問題に対する解決方法を一緒に考え支援する仕事をしています。また、退院支援も行っていて、院内外の様々な医療スタッフや関係機関と連携し、退院後、患者様やご家族が地域で安心して暮らせるようにあらゆる角度から支援しています。退院する患者様が地域での生活へ戻る際、患者様やご家族から「ありがとう」と感謝の言葉をいただいたとき、あらためてこの仕事へのやりがいと責任を感じます。
学生時代を思い返してみると、講義や実習での学びはもちろんですが、学科の枠を超えて学ぶ連携総合ゼミでの経験が特に印象に残っています。グループワークを通して一つの症例をもとに検討し、各専門職の立場から意見を話し合うことは「チーム医療」を意識するきっかけになりました。現在の職場でも、他の職種とのカンファレンスや連携を行っていますが、連携総合ゼミでの経験は現在の支援に繋がっています。
まだまだ一人前の医療ソーシャルワーカーにはほど遠いですが、大学での出会いや経験を大切にし、患者様・ご家族に寄り添うことで、不安を笑顔に変えられるように努力を続けていきます!
池田 祐希
卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・佐渡高校
勤務先:白根保健生活協同組合 白根健生病院
職種・職位:社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
講義や実習での学びはもちろんですが、学科の枠を超えて学ぶ連携ゼミでの経験が特に印象深いです。グループワークを通してひとつの事例について検討し、各専門職の立場から意見や考えを話し合うことはチーム医療やチームアプローチを意識するきっかけになりました。業務のなかでも他職種でのカンファレンスや連携を行っていますが、連携ゼミでの経験は現在の支援に繋がっています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
ボランティア活動としては、地域での活動への参加や被災地への訪問をしました。実際に地域の方々や被災者の方々にどのような支援が必要なのかを感じ取ることができました。自分が実際に相談を受けたときにどのように対応したら良いのかを考えさせられ、寄り添うことの大切さを学びました。
患者様・ご家族からの相談にしっかりと対応し、地域でよりよい生活をしていくために他職種で連携をし、寄り添った支援をしていきたいです。また、ただ相談を受けて答えるだけでなく、社会福祉分野の専門職として、大学で学んだ専門性を持発揮しながら取り組んでいきたいと考えています。自信を持って自分は「医療ソーシャルワーカー」だと言えるように日々精進していきたいです。
先生方の支えがあるからだと思います。就職活動や国家試験勉強に対して不安を感じることがとても多くありましたが、先生方からのサポートや助言があり、自分の希望していた分野に進むことができました。また、実習やボランティアといった学外活動に参加できる機会が多いこともひとつだと感じています。私もそうでしたが、たくさんの経験から卒業後をイメージでき就職へ繋がった卒業生も多いのかなと思います。
「希望」
社会福祉士は就職先も幅広く、病院、施設、行政など多岐に渡ります。多くの選択肢があるなかで自分の方向性を考えたときに、各分野の専門の先生方がおり、どの分野に関しても相談できる環境が整っています。また、他学科との関わりもあり、現在の業務にも活かされています。チーム医療を意識して取り組み、将来へ希望を持って学ぶことができました。
国家試験対策講義や模擬試験には積極的に参加しました。ベースとなる勉強方法を教わり、参考書、対策講義、過去問を中心に勉強を進めるなかで、自分に合った勉強方法を見つけていきました。模擬試験では、自分が苦手な分野や立ち位置を把握し、先生方の意見も聞きながら勉強に活かしました。また、友人と問題を出し合ったり、重要点を共有しながら勉強に励んだことも国家試験を乗り切れたひとつの理由だと感じています。
就職センターの体制は充実しており、就職活動の際には多く利用しました。学生サイトで求人情報を随時更新していますし、就職活動の基本的な指導はもちろん、学生の相談に対しては親身になって聞いてくださいます。また、卒業生の就職活動の情報もあるので参考にしながら就職活動を進めることができるなど、幅広く対応して頂きました。事前に多くの情報を得て試験や面接に臨めることが就職率の高さに繋がっているのかなと感じます。
新潟医療福祉大学では、より良い環境で学ぶことができ、先生方も親身になって接してくれます。現在、専門職として働くことができているのはこの環境で学ぶことができたからだと感じています。進学を考えられている方は、オープンキャンパスに参加し、学校を見て、先生や先輩の声を聞いてみることもひとつかと思います。
現在私は、病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務し、患者様の抱える様々な問題に対し、ご本人やご家族と共に解決策を考え支援する仕事をしています。また、介護保険などの福祉制度を活用して自宅退院へ向けた支援なども行っています。
私がこのような仕事に就けたのは、当たり前のことですが社会福祉士の国家試験に合格できたからです。大学では、国家試験対策の特別講義には必ず出席し、また、授業内で配布される資料には、国家試験攻略へのポイントが凝縮されていたので、そのポイントをおさえながら勉強に励みました。国家試験に向けた学びの大切さは、医療現場で実際に働いてみて、あらためて強く実感させられています。
平成18年から、社会福祉士や精神保健福祉士の資格を有する医療ソーシャルワーカーを配置している場合は、病院等において診療報酬加算が認められるようになりました。チーム医療の担い手として患者様と向き合うことに、大きなやりがいを感じています。
これからも、相手の思いに寄り添いながら支援することのできる、人間味あふれる医療ソーシャルワーカーを目標に頑張ります!
笹川 千尋
卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・万代高校
勤務先:新潟市民病院
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士・医療ソーシャルワーカー
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
連携ゼミにおいて、他学科の学生と共に一つの事例への支援について考えましたが、他学科の学生の考えを聞くことで、各職種が行う支援の内容やどのような視点で支援を考えているかを学ぶことできました。現在も他職種と連携し業務を行っていますが、この経験を活かせていると思います。また、様々な現場での実習を通し福祉専門職の役割や業務内容の違いを学んだこと、地域に存在する資源を知ることができたことは、患者様の退院や転院を支援する際に役立っています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
課外活動では、児童養護施設における児童への遊びや勉強のボランティア、ゼミの研究でホームレス支援活動をしました。実際に関わらせていただいたことで、様々な人の生活実態を知ることができ、視野を広げることができたと共に、ニーズを探る力や必要な支援を考える力を養うことができたと思います。現在も様々な患者様やご家族と関わらせていただいていますが、その方の生活を理解し必要な支援を考える際に、在学中の経験を活かすことができます。
患者様やご家族の抱える不安や悩みはそれぞれ異なりますが、どのような相談にも対応できるよう、常に最新で正確な知識を持てるよう努力をしていきたいです。また、患者様やご家族と共に解決策を考えるためにも、必要な情報を患者様それぞれの個別の状況に応じて理解しやすく伝えることを意識して仕事に取り組みたいと考えています。相手の思いに寄り添いながら支援することのできる、人間味あふれる医療ソーシャルワーカーを目標としています。
学生一人ひとりが自分の目指す福祉専門職の姿を明確にしているからだと思います。新潟医療福祉大学は実習やボランティアなどで、様々な分野で活躍する福祉専門職と関わる機会が用意されているため、それぞれの学生が将来どのような分野へ就職したいかを考えることのできる機会が多く、就職活動にも一生懸命に臨むことができると思います。また、先生方や就職センターの方々の支援も手厚いため、安心し、自信を持って就職活動ができると思います。
「温」です。
大学生活における先生方や学生同士の関わりを通じて、多くの人が温かい心を持っているように感じました。先生方は、学生一人ひとりに対してとても親身になってサポートしてくださいますし、学生同士でもお互いのことを思いやり、協力し合う姿勢が構築されています。また、地域の様々な機関と繋がりを持っていることからも、人と人の関わりを大切にする温かい大学だと思います。
国家試験対策の特別講義には必ず出席するようにしました。授業内で配布される資料には国家試験攻略へのポイントが凝縮されていたので、そのポイントをおさえながら勉強に励みました。その他、過去問を繰り返し解くことや、模試を受け弱点を強化することなどに取り組みました。また、私はよく友人と共に学校に残り、互いに教えあったり励ましあったりしながら勉強していました。同じ夢を目指す友人と共に努力できたことで、国家試験を乗り越えられました。
就職センターには先輩方の就職活動の情報がたくさんあるため、過去に行われた筆記試験内容や面接での質問内容を知ることができ、自分自身の就職試験に向けて準備ができました。また、模擬面接をしてくださるため、緊張感を持ちながら質疑応答の練習ができますし、模擬面接後には自分の弱点に対し指導をしていただけます。模擬面接を受けたことで、本番の面接へ向けて修正できた点もありましたし、本番の面接に落ち着いて臨むことができました。
新潟医療福祉大学は、就職率が高いことや先生方が熱心であること、また多数の学科があり在学中から他職種と関わりをもてることなど魅力の多い大学です。福祉の仕事は様々な分野があるため、大学生活の中でたくさんの経験を重ね、自分の将来の夢を見つけられるといいですね。実りのある大学生活となることをお祈りしています。
生活相談員の業務内容はとても幅広く、入居者のQOL向上を図ることはもちろん、その家族との連絡や相談の受付、さらには数百名いらっしゃる待機者の方々の確認や新規入居へ向けての調整を行わなければなりません。主な内容としては、新規入居の契約、各種カンファレンスへの参加、ご家族や関係機関との連絡調整、そのほか、日々の電話対応や施設の苦情受付担当者としての業務があります。
私は、大学時代、「介護福祉コース」を選択しました。そのことにより実習の機会が通常より多くあり、教科書だけでは得ることのできない活きた学びを経験をすることができました。また、高齢者福祉分野の知識を深められたことは、社会福祉士国家試験合格の追い風となったと思います。
今後は、介護支援専門員の資格を取得したいと考えており、ゆくゆくは施設のすべてを任せてもらえるような人材になりたいです。そのために、まずは目の前のことを一つひとつ確実にこなして成長していきたいです。
瀧川 凌平
卒業年:2013年3月
出身高校:新潟県・佐渡総合高校
勤務先:社会福祉法人 愛宕福祉会 特別養護老人ホーム 新穂愛宕の園
職種・職位:社会福祉士・介護福祉士
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
介護福祉コースを選択したことで実習の機会が多くあり、より実践的な経験を積むことができました。また、高齢者福祉分野の知識を深められたことは、社会福祉士の国家試験合格への力となりました。4年次には「連携総合ゼミ」を履修して、自分の視野を広げることができました。現在の仕事は、多職種との連携が不可欠な仕事なので、その基礎を学べたことは非常に大きかったと感じています。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
実習だけでなくボランティア活動も、実践的な学びを得られる機会となりました。学生生活においては、他学科の人たちと交流できたことがとても有意義だったと感じています。今でも交流を持っている友人もいますし、あれほど各分野のスペシャリストが集う環境は、今後ないと思います。たくさんの出会いのきっかけが本学にはあります。
まずはたくさん経験を積んで、知識を蓄え技術を磨くことです。将来的には介護支援専門員の資格を取得したいと考えていますし、施設の全てを任せられるような人材になりたいです。そのためにまずは目の前のことを一つひとつ確実にこなしていきたいです。
在学時から多職種連携を学べることはとても大きいと思います。国家資格合格率も高いですし、即戦力を生み出す環境が整っていると感じます。また、素晴らしい先生方のもとで、他学科の学生だけでなく他校や地域との交流の場もありますし、常に様々な交流や選択肢があることは強みだと思います。
「無限大」です。
学べる内容、人との出会い、将来の選択肢…様々な可能性が無限大に広がっていると思います。
特別講義はもちろん、模擬試験を受ける機会を多く与えてくださったことに感謝しています。本番をイメージすることに繋がり、その後の自己学習にも活かすことができました。とにかく問題を解くことが合格への近道だと感じました。範囲がとても広いので、わかることを増やすというより、知らないことを減らすことの方が有効です。
就職ガイダンスでは、実際に人事を担当していた方の話を伺うことができたことが印象に残っています。また、就職試験直前に模擬面接をして評価していただいたことで、自身をもって本番に臨むことができました。
「たくさん学んで資格を取り、地元に帰って即戦力として地域社会に貢献する!」ということばかり考えていたので、常に目標を持って行動することの大切さを感じています。自分の仕事が地元の人たちのためになっていると思うと、誇らしい気持ちになります。
福祉関係の仕事がしたい! でも、具体的に何をしたらいいかわからない…。そんな人も、新潟医療福祉大学での学びを通して発見することがあると思いますし、どんな分野に進むとしても社会福祉士の国家資格は重宝するものだと思いますので、国家資格合格率と就職率が非常に高い新潟医療福祉大学はオススメです。
私は現在、新潟市児童相談所の相談判定係に所属し、主に児童に関する相談の入口(インテーク)として、電話や来所による相談を受けています。時には虐待の通告を受け緊急的に動くこともあり、正確性とスピード感が求められる仕事だと感じています。
また、子どもの発達や非行に関する相談などを受けて、子どもや親に助言することもありますが、すぐには良い方向に進まないことも多く、自分の無力さを感じ悔しい思いをすることも多いです。それでも、子どもや親と向き合い、少しずつ問題が収束してきた時に、微力ながら自分が役に立てたことにやりがいを感じます。
大学時代には、国家試験特別講座があり国家試験合格に向けて徹底的に勉強しました。自分ひとりだけでなく友人と一緒に授業の空き時間に勉強し、試験のポイントを考えたり法律の解釈を議論したりしました。その結果、念願の社会福祉士と精神保健福祉士の両方の国家試験に合格し、ダブルライセンスを取得することができました。
今後も児童福祉だけでなく、障がい者福祉、高齢福祉、地域福祉などの様々な分野で仕事をしながら、対人援助について学びを深めたいと思います。
玉井 ちひろ
卒業年:2010年3月
出身高校:長野県・屋代高校
勤務先:新潟市児童相談所
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士(児童福祉司)
勉強面(講義や演習・実習を通じて身につけたもの)
福祉の基礎を学びました。福祉制度は時代によって改正され変わっていくことが多いですが、制度の理念や福祉そのものについて自分なりに考え、学びを深められたと思います。また福祉の現場で直接的に支援をされている先生方や、各専門分野の最前線で活躍されている先生方もいらっしゃったため、様々な視点に基づいた知識を学べたことも貴重な経験になったと思います。
課外活動面(ボランティアやサークル活動、その他学生生活で身につけたもの)
部活はハンドボール部と園芸部に所属しており、空き時間にはボランティア活動も行っていました。活動を通して他学科の学生や先生方、地域の方とつながることができ、様々な人との交流を深められたことが良かったと感じています。福祉に携わる上で、周りの人とつながったり、連携したりすることはとても大切なことだと思うので、学生時代の経験は今でも役に立っていると思います。
今後も児童福祉だけでなく、障がい者福祉、高齢福祉、地域福祉等の様々な分野で仕事をしながら、対人援助職について学んでいきたいと思います。新潟市の福祉がより良くなるようにと考えていますが、それよりもまずは自分の目の前にいる相手に対して、今自分ができることを精一杯やっていきたいと思っています。
先生方や就職センターの方が親身に相談にのってくれることだと思います。私も今の職場から内定をもらう前に、就職活動の中で悩むことや行き詰まることが度々ありました。その度に先生方に相談をしてアドバイスを頂き、自分自身を見つめ直すことができたと思います。
他学科との連携や、それぞれの役割が学べるところが大きな魅力だと思います。周りと連携する力は、福祉以外の仕事に就いたとしても必要不可欠な能力だと思います。私が在籍していた頃は総合ゼミという授業の中で、他学科と同じクライエントの支援を考えるという実践に基づいた演習をしました。その経験は今でも他機関との連携に役立っていると感じています。
授業とは別に、国家試験の特別講座があり、その中で試験に特化した勉強ができました。空き時間には友人と一緒に勉強をする中で、自分たちで試験のポイントを考えたり、法律の解釈を議論したりすることも、記憶に残るよい勉強方法でした。また、この友人と一緒に勉強した時間が、今では学生時代の良い思い出となっています。学科のほとんどの学生が国家試験を受験するため、みんなで一丸となって取り組めたことで最後までやり遂げられたと感じました。
就職センターで求人情報を確認するだけではなく、センターの職員から自分の履歴書やエントリーシートに対して助言を受けたり、先輩方の就職活動の記録を見ながら試験対策の相談にのっていただいたりしました。就職活動は正解がなく、自分の中の答えを見つけるしかないために、周りの人に支えてもらう部分が多く、就職センターの存在はありがたいものでした。
高校生の段階で、やりたいこと、興味があることは沢山あると思います。私が大学に進学して大切だと感じたことは、どこで学ぶかよりも、どのような気持ちで学ぶかということです。私は「誰かのためになる仕事をしたい」というなんとなくの思いからこの大学を選び、大学で学ぶ中でやはり福祉に関係する仕事につきたいという思いを深めることができました。少しでも興味があることがあるならば、まずは一生懸命取り組むことが大切だと思います。その結果別にやりたいことを見つければ、その道に向かって進んでいけると思います。受験勉強も大変だと思いますが、自分が何をしたいのかという思いとも向き合ってみてください。
私たちは、病気をすることによって健康な時には想像もしなかった問題に遭遇し、家庭や社会生活にも支障をきたすことがあります。現在、私は病院で医療ソーシャルワーカーとして勤務し、そうした問題の解決方策を患者様、ご家族の方々と一緒に考え、援助する仕事をしています。患者様が、退院後の生活の見通しを立てて安心して退院できるよう、院内スタッフ・関係機関と連携、橋渡し等を行っています。患者様が無事に退院を迎えられたとき、ご家族がほっとした表情で退院に付き添われる姿を見ることが、この仕事の醍醐味と感じています。
大学時代に行った演習でのロールプレイやグループワークは、面接技法などが実践的に身についたり、様々な価値観を学べたりと、自分の考えに膨らみが増し伝える力が身につきました。
今後も本学での学びを活かし、どんな問題にも患者様と一緒に解決していけるよう努力を重ね、自分の理想とする医療ソーシャルワーカーを目指していきたいです。
熊谷 麻美
卒業年:2010年3月
出身高校:新潟県・三条高校
勤務先:社会福祉法人 新潟市社会事業協会 信楽園病院
職種・職位:社会福祉士
就職して感じたことは、学生時に講義にしっかり取り組み、専門的知識を身に付けたことで、技術が後から自然についてきたことです。就職後も日々勉強が欠かせませんが、学生時に学び得たものが土台にあってこそ新しい知識が吸収されやすいと感じます。また、演習でのロールプレイやグループワークは面接技法などが実践的に身に付いたり、人は皆それぞれの価値観があることを学べたりと、自分の考えの幅に膨らみが増し、伝える力や自信につながりました。
また、サークル活動は、レクア.コム部(ボランティア部)に所属し、肢体不自由のある子どもたちとレクリエーションをしたり、募金活動や地域のお祭りのお手伝いをしたりする活動をしていました。サークル活動を通し、積極性や協調性、相手の意見や立場を尊重し理解する力、ニーズに合った策を創造する力が身に付きました。また、学生生活では同じ分野の夢に向かって頑張っている友人がいることで、励まし合いながら時にはライバルとなりながら良い刺激をもらい、学生生活を送ることができました。
相談に来られる方には、身寄りのない方、経済的な不安がある方等、様々な背景の方がいらっしゃいます。社会が変化していく中で、相談に来られる方の問題も複雑化・重層化してきています。どんな問題にも患者様と一緒に解決していけるよう努力を重ね、社会福祉の香りのする医療ソーシャルワーカーを目指していきたいです。また、制度や施策も新しいものに変わっていくので、多方面でアンテナを張り、情報にも常に敏感でありたいです。
現代社会は、高齢化、疾病・貧困の増加などから、医療や福祉、保健などの役割が欠かせない時代です。そのため、資格だけでなく、高度な専門的知識や技術、コミュニケーション能力、問題解決能力など求められる質やその必要度も高いように思います。本学は、その力を育むことのできるカリキュラム、勉学に励む環境、行き届いた連携教育、サポートしてくれる先生方、バックアップ体制の整った就職支援などにより、専門性を活かした多岐に渡る職場にみなさんが就職しているからだと思います。
「専門性」です。
本学は、看護、リハビリ、医療、栄養、スポーツ、福祉など、多岐に渡る専門資格の取得が可能な大学です。各分野で実際に仕事をして来られた先生方も多くおられ、生の声で内容の濃い授業を聴講できます。また、在学中から各分野の学生が連携し、チームとなって学ぶこともでき、就職後のチーム医療へと繋がっていきます。様々な分野でのQOLサポーター、スペシャリストを目指して、高い専門性を学ぶことのできる、夢を叶えることのできる大学だと感じるからです。
まずは国家試験対策特別講座に限らず、普段から意識的に一つひとつの授業をしっかり聞いて理解するようにしていました。他には、参考書をひたすら読んで理解したり、過去問を繰り返し解いたり、電車やバスの移動時間に友人と問題の出し合いをしたりしました。また、定期的に行われる全国模試を受け、自分の弱点を知り、どこが合っていたのか間違っていたのか等、振り返りをしていました。自分に合った勉強法を見つけ、自分のペースで取り組むことも大切にしていました。
就職センターによる就職支援は4年生から始まるのではなく、各学年に対して就職指導プログラムが用意されており、きめ細やかな就職支援体制が整っていました。また、就職ガイダンスや求人説明会、公務員試験対策指導、面接試験対策や履歴書添削指導など、就職活動のノウハウを丁寧に教えてくださり、本当に役に立ちました。時には、就職活動に関する悩みや不安なども相談できる、心の支えとなる場所であったように思います。
高校生の段階で将来の自分をイメージし、大学を選ぶのは大変なことと思いますが、新潟医療福祉大学を目指そうと決めたこと自体、素晴らしいと思います。たとえ4年間の大学生活の中で夢が変わるのもおかしなことではありませんし、具体的にこんな場所で働きたいというイメージがまだ湧いていなかったとしても大丈夫です。資格一つとっても、働く場所は多岐に渡っています。大学生活の中で色々なことに挑戦し、経験をしながら、夢をみつけることに繋げていってください。応援しています。
現在、私が勤務している茨内地域生活支援センターでは、市の「相談支援事業」「地域活動支援センター事業」、県の「障害者地域生活支援センター事業」を行っています。
私の主な業務は、「相談支援事業」において、地域で生活している方の困りごとに対応することです。生活するうえで一人では解決できないことの相談を受け、本人とよく話し合い、自宅へ行ったり必要な書類や物品を用意するなど、障害福祉サービス等を行ったりします。その支援において大切にしていることは、本人の望んでいる生活を理解・想像し、本人らしい生活のお手伝いすることです。私たちが解決するのではなく、本人が持っている力で実現できるようにすることが大切であると思います。
今も大切だと感じている大学時代に学んだ「聴く」という言葉。「聞く」「聴く」という言葉の違い以上に、実践することは違います。「聴く」ことの難しさと奥深さを感じながら、これからも頑張ります。
今井 和貴
卒業年:2008年3月
出身高校:新潟県・柏崎高校
勤務先:医療法人立川メディカルセンター 茨内地域生活支援センター
職種・職位:社会福祉士・精神保健福祉士
特に印象深いのは実習です。実習前は講義の中で言葉や概念として頭で理解していたものが、実習を通してそれらが具体的なイメージとなり理解が深まったと感じました。さらに実習後は、先生方もとても丁寧に実習の振り返りをしてくださり、さらに理解が深まったと感じています。たとえば、今でも大切だと感じている「聴く」という言葉。「聞く」「聴く」という言葉の違い以上に、実践することは違います。今でも「聴く」ことの難しさと奥深さを感じますが、そういった大切な気付きができるのが実習だと思っています。
また、新潟医療福祉大学は、多くの学科があり、色々な人と知り合えることが魅力だと思います。現在の仕事に就いて感じたのは、自分の中でより多くの引き出しを持っていることの重要性です。それに関して、新潟医療福祉大学はそういった機会に恵まれており、色々な人との交流を通して自分の視野を広げることができると思います。
目の前にいる方が、その人らしく生活できるように、少しでも役に立つことです。その為に、大学で学んだこと、また業務の中で経験したことを活かし、本人主体の支援を貫きたいと思っています。
先生方の力だと思います。現場で活躍されていた先生方が多く、講義の中でも、実習指導でも、より実践的な指導をしてくださることが大きいと思います。さらには、先生方が熱心に指導してくださることが、学生を通して、就職先の病院や事業所などに伝わっていると思います。
まずは、講義、国家試験対策の特別講義に出て基礎的な部分を押さえることが大切だと思います。それと同時に、過去問を解き、出題傾向に慣れることが大切だと思います。自分にとって役立ったと感じたことは、友人と問題を出し合ったことです。それぞれ得意科目が違ったこと、違う参考書を使っていることで幅広い問題に触れ、また間違った際に、なぜ違うかの根拠を説明したり、されたりすることで学習が進んだと思います。
まずは、キャンパスライフを楽しんで、自分の生活に潤いを持たせましょう。楽しむ中で、色々人のいいところを探してみてください。それはきっと大きな力になると思います。
介護老人保健施設の支援相談員として主に入退所調整に関わっています。通所リハビリテーション、短期入所療養介護、長期入所の各担当がそれぞれ調整を行っています。
その中で、私は短期入所療養介護を担当しています。主な仕事としては、新規の利用相談を受けています。各居宅介護支援事業所のケアマネジャーより相談を受け、サービス利用希望者の情報収集を行います。その後、施設内で受け入れ可否の判定会を実施し、受け入れ可能となれば面接を行います。そして、利用者とその家族の状況や意向などを再度確認するとともに、利用に際しての施設約款の説明や必要な持ち物などの確認を行います。また、病院併設型のためソーシャルワーカーから相談を受けることもあります。入院中の患者が退院後に短期入所療養介護の利用希望があるということでケアマネジャーからよりも先に相談及び情報提供を受け、退院後もしくは退院直前にケアマネジャーから相談が入った時に、すぐ利用に繋げられるようにと連携を図っています。
菅野 渉
勤務先:立川メディカルセンター 介護老人保健施設 悠遊苑
職種・職位:社会福祉士
実際に働いていると、利用者と施設との間に挟まれ思うような援助が出来ないこともたくさんあります。しかし、社会福祉士は常に利用者の側に立ったサービスを行う立場にありますので、利用者側に不利に働くようなことは絶対に避けなければなりません。だから、私は利用者の利益を最優先に考えることをモットーにしています。
社会福祉制度はたびたび改正があるため、その都度新たな知識を身に付け、利用者に還元できるようにしたいです。また、他職種と協同して一人でも多くの利用者さんの笑顔が見られるよう、より良い施設を目指したいと思います。