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過去のメッセージ

修士課程 保健学専攻

理学療法学分野

金谷 知晶

保健学専攻

理学療法学分野

私は本学理学療法学科を卒業し、そのまま本学の大学院に入学しました。学部生時代の卒業研究で取り組んだテーマに対して疑問が多く残り、研究活動を継続したいと思いました。また、私は将来外国で学びたいと思っているため、留学の準備を進める上で、海外経験の豊富な指導教員からアドバイスをもらうためにも大学院への進学を決めました。

私は現在、転倒予防を目的として、三次元動作解析装置を使用した片脚立位の姿勢制御について研究を行っています。学部生の頃から取り組んでいるテーマですが、なかなか思うようには進まず、研究活動の難しさを痛感しています。しかし同時に、新たな学びに対する高揚感が常にあり、分野の枠を超えて、様々な先生方・先輩方・同期から刺激を受け、充実した毎日を送っています。また研究以外にも、非常勤スタッフとしての病院勤務、ティーチングアシスタントとして学生の授業補助、学習支援センターの非常勤講師など多くの経験をさせて頂き、毎日忙しく有意義な時間を過ごしています。

理学療法の研究は臨床に還元することが目的であり、修士課程は臨床で生じる疑問に対するアプローチ方法を学ぶ場であると思います。修了後には自身の疑問に対して自分の力でアプローチすることが出来るような能力を身に付けたいと思っています。

郷津 良太

保健学専攻

理学療法学分野 2015年度修了
新潟中央病院 勤務

私は、2015年度に本学大学院を卒業しました。私は、学部生の時に「姿勢」に興味を持ち、卒業研究も姿勢に関係するテーマで取り組んでいました。研究を続けている内に、より知識を深めたいと感じ、思い切って本学大学院に入学することを決意しました。大学院生になってからは、より臨床に近い研究をしたいと考え、腰痛をテーマに腰背部筋に着目した研究を進めました。大学院生活は、2年間と短い期間でしたが自身の興味のある分野に対して時間をかけて掘り下げることができ、充実した日々を過ごせました。また、新潟県だけでなく他県の方々と出会い、様々な考えに触れることで理学療法士という職業に対する視野が広がりました。

本学大学院では、様々な分野で活躍されている先生方からの忌憚のない意見を頂けて、最先端の研究に触れることが出来ます。これほど恵まれた環境で自身の興味のある分野に没頭できる所は他にないと思います。ぜひ本学大学院に入学し、充実した院生生活を送ってください。

横山 絵里花

横山 絵里花

保健学専攻

理学療法学分野

私は本学の理学療法学科を卒業し、理学療法士として病院に勤務していました。臨床現場で治療を行う中で様々な疑問が生まれましたが、「疑問を明確にする力」「明確にした疑問をどのように解決するか考える力」が不足していることに気づきました。そこで、研究を通して疑問を自身の力で解決する能力を身につけたいと思い、大学院進学を決意しました。

私は現在、三次元動作解析装置を用いて肩甲骨の3次元動作解析を行っています。もともと肩関節疾患に興味があり、肩甲骨の動きを含めた肩関節評価を行ってみたいというのがきっかけでした。まだまだ力不足な部分もありますが、先生方や他の院生から多くのことを学び、毎日充実した院生生活を送っています。そして修士課程修了後も、大学院で学んだ知識や経験を臨床現場で活かすだけでなく、学会発表などを行うことで、 継続的に多くの方との情報交換を図っていきたいと考えています。

理学療法士は、エビデンスに基づいて治療する能力、論理的かつわかりやすく患者様へ説明する能力が必要です。研究活動では、常に疑問を見つけ、考え、他者へ「伝える」ということが要求されますので、大学院は理学療法士として必要な能力を成長させてくれる場だと思います。

萩原 康雄

萩原 康雄

保健学専攻

理学療法学分野 2014年度修了
博士後期課程 医療福祉学専攻

私は、学部時代に卒業研究で行った人類学の研究を引き続き行いたい、また、将来的に教員になりたいという志望を抱き、4年間の病院勤務の後に、学部時代の恩師が所属されている本学の大学院修士課程に進学しました。

修士課程在学中は人類学の研究を行い、日本列島に居住した人類集団の骨形態の変化や、その原因について検討しました。また研究以外にも、TAとして学生の指導補助、他の研究機関へ調査に行った際の様々な先生方との交流、遺跡での発掘調査など、多岐にわたる活動を行い、非常に有益な時間を過ごすことができました。修士課程で研究の面白さや難しさに触れ、今後も研究を継続したいと考えるに至り、私は2015年度から博士後期課程に進学し、引き続き人類学の研究を行っています。そして、将来的には研究機関、または大学などの教育機関で、学生や一般の方に研究を行うことの面白さや重要さを伝えていければと考えています。

修士課程の2年間は、研究計画の立案や、実施、論文の記述方法など,研究をするにあたり重要なことを身につけることができる非常に価値のある期間です。研究に興味のある方は大学院への進学を考えてみてはいかがでしょう。

高井 遥菜

保健学専攻

理学療法学分野

私は、卒業研究に取り組む中で運動時の循環調節と脳活動の関係について興味を持ち、さらに詳しく知りたいと思う気持ちから大学院進学を選択しました。また、卒業研究では、自身の「物事を論理的に考える力」「自分の考えを正しく伝える力」が不足していることに気づかされ、「研究をし、それを外に発信する機会の多い大学院生活は、正にこれらの力を身に着けるにはもってこいではないか」と考えたのも理由の一つです。

現在は、卒業研究で学んできたことから少し視野を広げて、運動の準備期や脳への微弱な電気刺激中といった実際の理学療法の場面で起こりうる脳活動と循環動態の変化の解析を行っています。自分の研究だけでなく、学部生の卒業研究や他の院生、様々な先生方の研究に参加させていただく機会も多く、刺激的で充実した毎日を送っています。

先に挙げたような大学院生活で身に着けられる力は、研究活動に限らず臨床に出てからも繰り返し活き続けるものだと思います。患者様を治療する過程は論理的なものでなければならないし、大きなコミュニティの中で、人を相手に仕事をする理学療法士にとって「伝える」という行為は必要不可欠だからです。この力を2年間で成しうる限り自分のものにして、将来はこれを患者様に還元していけるようになりたいと思います。

研究活動に全力を注ぐことの出来る2年間は、自分を成長させてくれる貴重な経験に溢れたものになるのではないでしょうか。

高林 知也

保健学専攻

理学療法学分野 2013年度修了
医療法人愛広会 豊浦病院 勤務

私は、学部時代に行った卒業研究をより追求したいという思いが募り、修士課程へ進学しバイオメカニクスの研究を行いました。理学療法士は患者様の動作を分析し、動作の問題点を治療することで社会復帰を促す専門職です。このプロセスを辿るには、動作分析が必要不可欠となり、動作の問題点を瞬時に見極める視点が重要となります。私が行っているバイオメカニクスの分野は、運動を分析・評価する領域であるため、理学療法士という専門職に直結する知識を養うことができたと考えています。また、海外での学会発表を経験したことで新たな知見を得ることができ、私にとって非常に大きな刺激となりました。

修士課程にて研究の面白さや難しさに触れ、私は2014年度から博士後期課程で更なる研究を行う道を選びました。博士後期課程修了後は、研究教育機関である大学で教員となり、学部生に研究の意義や面白さを発信したいと考えています。また、研究で培った知識を臨床現場に還元したいと考えています。

理学療法士はエビデンスに基づいて治療することが必要です。研究活動によって自分自身でエビデンスを見出す力を身につけ、理学療法士として臨床現場に生かしてみてはいかがでしょうか。

作業療法学分野

小泉裕昭

小泉 裕昭

保健学専攻

作業療法学分野

私は本学の作業療法学科を卒業後、手の外傷・疾患患者が多い整形外科病院で作業療法士として勤務しておりました。臨床現場では様々な患者様の治療に携わり、多くのことを学びました。しかし現場では、自身が行っている治療法が患者様にとって有効な治療手段であるのかどうか疑問に感じることが幾度もありました。そこで、治療法に対する効果や影響を科学的に実証できる能力を習得したいと考えるようになり、本学大学院への進学を決意しました。

現在は研究手法や論文作成などの基礎的な部分から学んでいます。講義の中では他職種の方と関わる機会も多くあり、幅広い知識を身につけることが出来ると共に、多くの刺激を受けています。また本大学院で学べる知識や考え方は、研究活動のみならず、臨床現場においても十分活かす事が出来ると思っています。

大学院では社会人として働きながら学んでいる方が多く、私自身も仕事と研究を両立させなければいけないため、入学前は漠然とした不安を抱えていました。しかし実際に入学してみると、先生方はそういった院生の状況を理解し、丁寧に指導してくれます。時間的な制約など大変な面も多くありますが、今では入学を決意して本当に良かったと思っています。

大学院進学を検討している方々、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

豊栄峻

豊栄 峻

保健学専攻

作業療法学分野 2013年度修了
恒心会おぐら病院 勤務

私はこれまで鹿児島県の病院で5年間、作業療法士として臨床に携わっていました。その間、業務で生じた疑問などを解決するために学会発表や臨床研究を行っていましたが、暗中模索のような状態でした。そこで、しっかりとした環境で勉強方法や研究手法を学びたいと考え、作業療法士6年目にして本学の大学院修士課程へ進学しました。

本学の授業では、研究法や論文作成に必要なスキルを学ぶことが出来た上に、保健医療福祉の幅広い分野の先生方の知識に触れることが出来ました。また、私は筋電図学的手法を用いて筋の特性を検討する研究を行いましたが、その過程において、研究方法や統計的手法、英語論文抄読を通して、自分の専門分野をより深く理解することができました。また担当していただいた教授に懇切丁寧にご指導していただき、自分で疑問を解決していくプロセスを学ぶことが出来ました。

現在は鹿児島の病院に復職し、作業療法士として臨床に携わっています。本学を修了した今は、大学院で学んだ知識や経験を現在の仕事へ生かすことの他、大学院で得た新たな知見を公表するための継続的な論文執筆や学会発表が私の課題となっております。また、今後も業務で生じた疑問などを解決するために臨床研究をどんどん進めていきたいと考えています。

塚原 美希

保健学専攻

作業療法学分野

私が初めて大学院を意識したきっかけは大学4年生の卒業研究でした。卒業研究で初めて臨床研究に触れ、大学院に興味を持ちましたが、臨床現場を経験したいという気持ちもあり新潟市内の病院に就職しました。臨床現場では様々な患者様の治療に関わり、多くのことを学びましたが、それと同時にたくさんの疑問が生まれました。働きながらそれらの疑問を解決したいと思い、本学の大学院に進学しました。

大学院では研究手法の基礎的な部分からじっくり学んでいます。講義は他職種の方と関わる機会も多く、作業療法士に求められていることを語る機会もあります。このような環境で、多くの刺激を受けています。私は、呼吸器疾患の方がより楽に生活できるような介入について研究しようと考えています。そして大学院で研究手法を学び、疑問を解決することで、より質の高い作業療法を提供していきたいと考えています。

本学の大学院には私のように働きながら学んでいる方が多くいます。大変な部分も多くありますが、それをサポートしてくれる先生方や仲間がいます。疑問をそのままにせずしっかりと解決することで自分自身のキャリアアップや治療の質の向上につながると思います。頑張る仲間が増えることを期待しています。

松本 卓也

保健学専攻

作業療法学分野

私が本学の大学院に進学したきっかけは、学部2年次に履修した研究プロジェクト演習(Undergraduate research opportunity program;UROP)の影響であると思います。UROPを通して、自分の身体内で何気なく生じている現象の複雑さを学び、明らかにすることの面白さを感じるようになりました。そして、さらに学びたいと思い、卒業と同時に本学大学院作業療法学分野へ進学しました。

現在、大学院では指導教員や研究所の先生方の研究の補助やその研究に関する文献の検索、抄読を行っています。一つ実験をするだけで、実験で用いる専用の機器、実験の手法、実験背景等理解すべきことが多くあるため、大変でありますが非常に勉強になります。自分の疑問を解決、仮説を実証するために実験をし、その結果を考察、解決していく能力を大学院では鍛えることが出来ると思います。大学院の2年間でこの能力を鍛え、臨床の作業療法で生かせるようにしたいと考えています。

私は働きながら大学院に通うのではなく、フルタイムの大学院生として通っています。このため、共に大学を卒業した仲間が作業療法士として働いている中、自分ひとり大学院に進学したことに不安を覚えましたが、研究活動に没頭する毎日を送ることができるのは非常に有意義であると感じています。

岩波 潤

保健学専攻

作業療法学分野 2012年度修了

私は本学の作業療法学科を卒業後(2005年度卒)、長野県の病院に就職しました。臨床場面ではリハビリテーションに関われる喜びを感じる一方で、治療的根拠の必要性を感じることが度々ありました。私はそれらを明らかにしたいと考え、就職6年目に本学の大学院修士課程へ進学しました。

大学院の授業では、作業療法学分野のみならず他分野においても高度で専門的な先生方による講義が行われるため、幅広い分野の知識に触れることができました。また、私は電気生理学的手法を用いてリハビリテーション手段を解明する研究を行いましたが、その過程においても研究方法や統計的手法の習熟、英語論文抄読を通して、自分の専門分野をより深く理解することができました。

現在は大学において教育・研究に携わっており、大学院で学んだ知識や経験を現在の仕事へ活かすとともに今後も臨床時に感じた疑問を明らかにしていきたいと考えています。本学の大学院には、長期履修生制度や奨学金制度など大学院生を支援するシステムがあります。ぜひ大学院へ進学し、皆さんの持つ「学びたいという熱意」を保健・医療・福祉分野の発展に役立てるとともに、自身のキャリアアップを目指してください。

田畑 智

保健学専攻

作業療法学分野

岩手県出身

作業療法士(新潟大学医歯学総合病院)

私は本学学部の1期生であり、卒業後も臨床場面での疑問をゼミ担当の先生と連絡を取り、教授頂いていました。ある時、反射性交感神経ジストロフィー(CRPS)における痛みの原因や治療方法について悩んでいた際に、発生機序やそれに対する有効な治療手段について興味を持ち、さらに追究しようと思い、大学院進学を考えました。社会人入学であったため、臨床業務と大学院での研究や講義受講の両立ができるか不安でしたが、興味のある専門的な分野の講義受講ができ、さらに研究方法についても学ぶことができるため、高いモチベーションを維持することができています。

授業では、作業機能回復学演習を履修しました。臨床での疑問点を元に文献検索や抄読会を行い、評価法や治療法について考えました。英語の文献を読むことは大変でしたが、ゼミ担当の先生の指導のもとに何とか読み解いていくことができました。また抄読会ではプレゼンテーションの技術も同時に学ぶことができました。

現在はCRPSの基礎研究にあたり研究計画を作成している段階です。電気生理学的な技術を駆使し、CRPSによる痛みと中枢レベルでの関係性についてまとめ上げるように努力しています。

臨床場面では治療効果の判定が難しいこともあり、また科学的根拠に乏しいためか経験で判断する場合が多いように感じます。研究を通して問題や疑問を明確にし、社会に還元すること、対象者により効果的な治療を提供することが専門職に求められていると考えます。また専門分野の発展に研究は欠かせないものと思っています。是非、本大学院でともに学び、努力の成果を社会に発信していきませんか。

言語聴覚分野

安達 侑夏

保健学専攻

言語聴覚学分野 2014年度修了
総合リハビリテーションセンター・みどり病院 勤務

私は本学の言語聴覚学科を卒業し、病院で言語聴覚士として勤務してきました。日々の中で、患者さんに対して親身になれていないのではと考えるようになったことと、臨床を通して興味のあることを研究したいという思いから本学大学院に進学しました。

大学院では、自分が臨床を行う中で興味のあることについてじっくりと研究することができ、患者さんと関わる時間が私にとってとても楽しみな時間になっていました。振り返ってみると充実した2年間を過ごすことが出来たと思います。また、学会発表をしたことでより専門的な知識を学ぶことが出来たり、他分野の院生と関われたことで、自分の考えや視野を広げることができたりしました。

言語聴覚士として今年で5年目に入りましたが、まだまだ分からないことが多くあります。自分の専門性をもっともっと伸ばしていくとともに、視野を広げていろいろなことを吸収して、患者さん一人ひとりに親身になれる言語聴覚士になりたいと考えています。大学院はこれまでの自分を振り返り、新しい目標を見つけることが出来る場所だと思います。

市野 千恵

保健学専攻

言語聴覚学分野 2011年度修了
新潟医療福祉大学 言語聴覚学科 勤務

私は、本学言語聴覚学科を卒業し、言語聴覚士として病院や地域リハといった医療・福祉の分野を経験してきました。また、並行して本学大学院修士課程に進学しました。

大学院では、研究として「レビー小体を伴う認知症患者の認知機能変動に関する質問票の検討」を行いました。そこでは、研究手法のみではなく症例を突き詰めて考える姿勢を学び、それが大学院修了後の臨床研究や学会発表に生かされています。

また、大学院ではそれまでの臨床経験を振り返り、再考できる良い機会を得られました。何より、他職種の様々な経験を持つ同志と出会えたことがとても刺激になりました。大学院というと、専門分野の研究にひたすら励むといったイメージがありますが、私はむしろ専門知識以外の自分自身の多面的な視野の広がりを得ることができたように感じます。

私は、今年から本学言語聴覚学科の助手に着任しました。臨床場面で得た経験と大学院で学んだ"突き詰める面白さ"を微力ながら学生に伝えることを通して、私自身も人として臨床家として成長していきたいと考えています。自分をより高めたいと考えている皆さんにとって、大学院はきっと何らかのプラスを与えてくれる場だと思います。

加藤 梓

保健学専攻

言語聴覚分野

私はこれまで、病院や介護老人保健施設において言語聴覚士として働いてきました。言語治療により機能や生活の状態が回復してくる患者さんがいる一方で、訓練しても状態が悪化していく患者さんを目の当たりにしました。特に、認知症により食事が摂れなくなったり、以前はできたセルフケアが徐々にできなくなったりすることが、家族の負担になっていく様子は強く印象に残りました。同時に「どうにかできないか、何か役に立てないか」という責務に駆られました。本大学院では働きながら学べるという利点もあり、また認知症の専門の先生もおられることが魅力だと思いました。現在は認知症の専門医である今村先生の下で最新の認知症の知識を学んだり、実際の臨床現場で認知症をもつ家族と関わったりしながら、日々勉強させていただいております。将来的には認知症を持つ家族の負担を軽減することを目的に、認知機能とその行動の関連、家族指導の有効性などについて研究していきたいと考えています。

今臨床現場にいて迷っている方や、疑問を解決したい方などにはぜひ大学院へ進学していただきたいと思います。言語聴覚分野ではさまざまな資格を持つ先生方が丁寧に指導してくださいます。私たちと一緒に勉強してみませんか。

阿部 尚子

保健学専攻

言語聴覚学分野 2011年度修了
医療法人新潟勤労者医療協会 下越病院 勤務

大学卒業後10年間、下越病院に勤務し、主に難病の方のディサースリアを対象として臨床を行ってきました。日々の臨床を行う上で、臨床と研究は表裏一体のものだと思いつつも、科学的に研究を行うということの難しさを感じ、研究手法を身につけたいと思い大学院に入学しました。大学院での講義では、論文を作成するために必要な知識を一通り学ぶことができ、修士論文の作成では指導教官から、より専門的な手法を学ぶことができました。また、論文を作成するだけでなく、他職種の方と一緒に色々な分野の講義を受けることができ、色々な視点で物事を考えるきっかけとなり、知識の幅や交友関係が広がりました。

私は在学中、妊娠・出産を経験し後半は育児と仕事をしながらの論文作成となりました。「とにかく時間がない」状況でしたが、長期履修制度があったこと、指導教官が時間帯に配慮しながら個別に指導をしてくださったことなどにより、無事に単位を取得し修了することができました。

今後は質の高い臨床と研究の指導ができる言語聴覚士を目指し、研究を継続し、経験を重ねていきたいと思います。

北村 葉子

保健学専攻

言語聴覚学分野
埼玉県出身
言語聴覚士
(デイサービスセンター勤務)

私は本学卒業後、STとして急性期・回復期の病院で2年間勤務しました。当初は当たり前のように、療法室で訓練をすることがSTの仕事だと思っていましたが、次々と患者さんを担当していくにつれて、機能訓練よりも患者さんの生活や環境への働きかけのほうが有効な場合も多いと感じるようになりました。また、退院・転院される患者さんの後姿をみて、施設や在宅での様子がとても気になりました。“機能訓練に専念するより、患者さんのADLとQOLを共に考えるSTでありたい。”…その思いから、地域リハに携わるSTを目指して大学院に入学しました。STが地域リハに貢献するためには,認知機能障害をはじめとする患者さんの障害を適切にアセスメントして、現場で一緒に働く他職種にその評価の視点を理解してもらうことが重要です。私の研究テーマ(認知症の行動・心理学的症状の評価法)もそのために選びました。人へ理解してもらうには論理的に伝えることが必要であり、指導教員のもとで研究をすることは、地域リハそのものを学ぶとともに自分自身で整理して理詰めに考えるトレーニングにもなっています。また、地域リハにはケアマネジメントの考え方が欠かせませんが、大学院に入ってさまざまな医療・福祉職の社会人の方々に出会い、病院で勤務していた頃よりも視野が広がったと思います。患者さんと家族のエンパワメントというテーマも意識するようになりました。大学院生だった時は、デイサービスセンターで働きながら、指導教員と研究を進めてきましたが、これも本学の大学院だからこそできたことだと思います。

佐藤 厚

保健学専攻

言語聴覚学分野

新潟県出身
言語聴覚士(新潟リハビリテーション病院勤務)

私と本学との関わりは、すでに開学前、新潟医療福祉大学と主実習病院である新潟リハビリテーション病院の設立準備室が設置された頃でした。以来教育と臨床の連携で質の高い医療サービス、専門職の育成を目指すことに励んできました。

私は様々な人たちに日々教わりながら現在の仕事を続けてきましたが、中には生涯恩師と言えるくらいお世話になった方がいます。そんな方達に対して御礼をしたいと思っても、それに足るお返しなどできず、つまるところ自分がよりきちんとした仕事をしてその恩師達に“あいつにいろいろ教えて良かったな”と思ってもらえるような仕事をすることが一番の恩返しだと思っています。

さて前置きが長くなりましたが、そんな背景・心境から、更に自分をステップアップさせてゆかねば、と思い、一念発起して大学院修士課程にチャレンジしたわけです。私は現在、今村徹教授の指導の下、認知症、特にアルツハイマー病の書字障害の分析に取り組んでいます。結果に上手く理論付けできず苦しんでいますが、そんな勉強をしているときや様々な授業中、言い尽くせない楽しさを感じます(久しぶりの学生なので・・・)。私は自分の知識・技術を向上させることによって、臨床で常に最大限の利益を患者さんに提供し、後輩をしっかり指導し、更には自分の仕事を世に情報提供していける能力を身につけたいと思っています。

これから大学院を目指す皆さんには、常に自分が勉強できる環境にあることを幸せと感じ、情報の「発信者」としてその環境を活かせる道を進んでもらいたいと思っています。ぜひキャンパスでお会いしましょう。

義肢装具自立支援学分野

植松 茂也

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は会社に所属し義肢装具士として働きながら大学院に通っています。

義肢装具士として働いている中で、もっと義肢装具について深く勉強したいという思いがありました。臨床の現場で疑問に思うことがあり、感覚的には理解できても、科学的に解明されていないことがあります。しかし、会社では設備もなく研究することは難しく悩んでいました。そのようなとき学会等で阿部先生と出会い、社会人でも大学で学べるということを教わりこの機会を逃したくないと思い、入学を決意しました。

現在大学院では主に、人の足と靴・インソールについて研究しています。また、他学科の院生の方と授業を通して、他職種間の連携医療について学んでいます。社会人の院生同士でのディスカッションが多く、実際の職場でじっくりと他職種の方と議論を交わすことはないので、大変刺激的で楽しいです。このような体験ができるのも大学院ならではと感じます。

義肢装具の分野は医療の中ではまだ研究があまりされていない分野です。将来は臨床現場でも研究を続け、義肢装具の分野の発展に貢献したいと思っています。

仕事と大学の両立は大変ですが、その分とても充実した生活を送れています。大学院にきて1番感じたことは人生が変わるということです。皆さんも新しい知識・先生・仲間と出会い一緒に学びましょう!

池田 元

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2015年度修了
東名ブレース株式会社関東支店

義肢装具士として臨床に自信を持ち始めていた一方、学術的に解決していない現象に多く出会い、それらの解決手法を学びたいと強く感じていた時期だったため、今までの知識では解決しきれない事象の研究手法を数多く学ぶ事が出来ました。

在学中や卒業後は、日々の臨床で様々なデータ収集を行い、学んだ研究手法を活かし学会発表等を積極的に行えるようになりました。また、臨床で疑問に感じていた事象への学術的視点からの解決手法の取り組みが出来るようになり、社内の義肢装具士や技術者、病院の医師、コメディカルスタッフと共により良い義肢装具の提供に役立っています。

今後は、大学院で得た経験を基に仕事の中で研究活動を行いながら、学問を楽しみながら仕事に打ち込み、より高度なレベルの義肢装具士を目指して行きたいと思っています。

仕事をしながら学ぶことは決して楽な事ではありませんが、自分を奮い立たせる意味でも仕事では経験のできない充実した時間を過ごすことができます。また、指導教員の先生方も本当に親身になって研究指導を行って下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。大学院への進学を考えている方は是非、その一歩を踏み出すことをお勧めします。

霜鳥 大希

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は、学部時代から卒業研究やUROP(研究プロジェクト演習)といった授業でバイオメカニクスの研究を行っていました。学部だけでは物足りず、より深く研究したいと思い大学院へ進学しました。義肢装具士は、義肢や装具の製作だけでなく、製作した義肢や装具の評価も行いますが、この評価には動作分析がとても重要です。私が研究しているバイオメカニクスは運動の評価・分析を行う学問であるため、義肢装具士としての専門性より深めることができます。現在は自分の研究だけでなく、学部生や先生方との共同研究も行っているので、その過程において自分には無かった様々な知識を得ることができます。

将来は、研究で培った知識を活かすことでより良い義肢や装具の提供ができるよう努力したいと思います。私の目標は、生涯を懸けてバイオメカニクスの研究をすることであり、その研究を通して、より臨床現場に貢献できる義肢装具士になりたいと考えています。

本学大学院では、自分の所属する分野の方だけでなく、他分野の方とも交流する機会が多いため、日々切磋琢磨しながら過ごしています。皆さんも大学院で、専門家としての知識の幅を広げてみませんか?

伊藤 笑子

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2014年度修了
ウェルネス&シューズサロン・フラウプラッツ 代表

「学士がなくても大学院出願が可能」これは大学を卒業していない私にとってまさに福音でした。子どもの足の発達と靴の適合について20余年調査を続け、専門書籍の執筆や、学会/講演会等で啓発活動を行ってきましたが、いつも障壁となるのは私が靴店経営者であることでした。蓄積したデータと実績を単なる経験則や熟達者の勘で留めるのではなく、きちんとエビデンスを示せる研究者として、子どもの健康と靴環境を変える提言をしたいと希望し、日本で唯一である本大学院の「靴人間科学」を学ぶため、一年かけて出願資格審査の準備をし、社会人院生となり、その権威の教授に師事しました。

遠距離通学であり、仕事と家庭と院生のトリプル生活と、次々にクリアしなければならない課題、学術発表、論文執筆を続ける日々はモチベーション維持との戦いでしたが、集中講義やSkype等の対応と長期履修生制度を使い、指導教授の手厚い指導と学部から博士後期課程まで縦の繋がりのある研究室で切磋琢磨できたお陰で無事に修士の学位を得ることができました。

修士号は研究者の入口ですが、大学院で得た学識を活かし、現場だけでなく世の中で広く求められている医療・福祉・健康・スポーツといった多職種連携を行えるスキルが身に付くことは得難い経験です。いくつになっても意志があれば道は拓けます。日本のどこに住んでいても熱意があれば勉学や研究が可能な本大学院でその一歩を踏み出してみませんか?

松原 千裕

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は、看護師の母の影響で医療に携わる職業に興味を持ち、本学の義肢装具自立支援学科に入学しました。学部では、義肢装具士の技術や知識を学ぶ上で友人と互いに教えあう機会があり、人に分かりやすく自分の考えを伝えることの難しさや大切さを強く感じました。そのため義肢装具士を目指す女子学生を支援できるような教員になりたいと思い、大学院へ進学しました。

本学大学院は、靴と人間の関係に関する「靴人間科学」を学ぶことのできる唯一の大学院であり、日本でもトップレベルの設備・知識・技術を有しており、これらの問題を解決するための環境が非常に充実しています。

現在はヒール靴のインソールに興味を持ち、フルタイム院生の強みを生かして、研究と週に1日のTAを行っています。靴分野は、未解決の問題が多い分野ではありますが、足元の事のみでなく身体のアライメントにも関わるため、とても重要であると考えています。修了後は大学院で得た知識を臨床で活かせるように、靴分野にも深く精通したQOLサポーターになりたいと考えています。

興味を持ったことに関して深く研究できる機会はなかなかありません。不安もありましたが、ここでは様々な先生方が丁寧に指導して下さいます。少しでも興味を持たれた方は本学大学院に進学してみてはいかがでしょうか。

蔡 昀真

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野
台湾出身

台湾には義肢装具に関する教育機関が無いため、製作技術は先輩から教えてもらうことにより修得するしかありませんでした。そのため製作機関により技術水準が異なり、結果として患者様への医療サービスに格差を生じています。私は幸いなことに義肢装具の理論や製作技術を、職場の先輩である新潟医療福祉大学義肢装具自立支援学科1期生の劉文隆先生から教えてもらうことができましたが、もっと勉強をしたいのなら新潟医療福祉大学へ留学するべきだと強く勧められ、私もぜひとも正規の教育を受けたいと思い留学するに至りました。

将来、より良い医療サービスを提供するため、基本から勉強する必要性を感じ、日中は学部の授業や製作実習にも出席しています。また大学院の授業や研究は主として夜の時間帯に行われるため、朝から夜中まで勉学に精励しています。

帰国後は日本で学んだ最新の技術と知識を基に、より良い義肢装具を製作して患者様の生活の質の向上へ寄与することが最初の目標です。しかし私一人が担うことのできる範囲は限られています。そのため近い将来、現在の台湾に無い義肢装具に関する教育機関の設立に関与し、更にその教師となることが次の目標です。そして私が教えた学生達が台湾全土において、高水準の義肢装具医療サービスを提供するようになることをもって社会貢献とすることが最終目的です。

医療技術安全管理学分野

渡邊 博昭

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

私は、臨床検査技師として一般病院に長年勤務していましたが、キャリアアップのため本学の修士課程に入学しました。

本学の保健学専攻医療技術安全管理学分野を選んだ理由は、全国に先駆けた新しい分野であり、近年の医療現場で重要視されている医療安全管理や臨床検査における精度管理・安全管理を国際標準から学ぶことができるからです。また、臨床検査技師学校養成所でも新たな教育内容として「医療安全管理学」が1単位追加となり、その教育者・研究者を目標とすることもできます。

本分野は国際標準化機構(International Organization for Standardization : ISO)の認定取得プロジェクトマネージャーや医療安全管理者、医療機器安全管理者、精度管理責任者などを育成します。大学の学部学科からの進学だけではなく、医療現場の中間管理職や医療安全管理関係者、また一般企業におけるISOコンサルタント業の方々にも多くを学べる分野だと思います。それから、本学の客員教授(公益財団法人日本適合性認定協会 Japan Accreditation Board : JAB 所属)より、直接的にグローバルな指導を享受できるのも大きな魅力です。

これから、私は指導教員の下で、国際標準に基づく医療技術安全管理システムの構築や医療事故とインシデントの低減に関する研究を行いたいと思っています。

修士課程 健康科学専攻

健康栄養学分野

寺尾 幸子

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は本学健康栄養学科の2期生として卒業しました。管理栄養士を目指す中で、大学で学んだ栄養学についての知識を、どんな人にも自分の力で形にできる技術が欲しいと考え、卒業後に調理師の資格を取得しました。ホテルで調理師として働いた経験の中で、誇りとプライドを持って食事を提供する精神を学びました。その学びは、食事を管理し、コーディネートする存在である管理栄養士について新たな視点で捉えるきっかけとなり、その後産婦人科クリニックで管理栄養士としての現場を経験しました。現在は、本学にて助手を務めながら大学院へ通い、うま味と代謝に関する勉強をしています。大学卒業後に調理師を目指したのは、栄養管理が整った中での「おいしい」を提供するプロフェッショナルになりたいという思いがあったからであり、今度はそれに関する科学的根拠を見出すことを目標としています。うま味成分は、味覚だけでなく、実際に体内でどのように代謝に関わっているのかという部分について理解を深めたいと考えています。今後は、食と命を繋ぐプロフェッショナルとして、根拠をもって対象者に寄り添える管理栄養士育成に関わりたいと思っています。社会に出ると、疑問や理想像は学生時代よりもはるかに大きく膨らみ、具体化します。それを突き詰めて学ぶことのできる大学院は、価値ある挑戦の場です。

北林 紘

健康科学専攻

健康栄養学分野 2014年度修了
新光会村上記念病院 勤務

私は社会人院生として修士課程に入学し、食品に含まれるリンについて研究を行いました。リンは腎臓病患者にとって注意が必要な栄養素の一つです。本邦では体内における生理作用についての研究は進んでいる一方、食品内におけるリンの研究は少ないことから、研究テーマに選びました。実験はそう簡単ではなく、失敗を繰り返しくじけそうになることもしばしばありました。しかし、指導教員である伊藤直子教授は、すぐに改善点や他の実験方法などを提案してくださり、諦めないように励ましてくださいました。この姿から研究者としての姿勢を学び、2年間研究を続けることができました。

仕事と学業との両立は易しいものではありませんでしたが、伊藤教授は私の都合に合わせて夜間や祝日等にも時間を割いてくださり、手厚いサポートをしてくださいました。その結果、修士課程で行った研究に対して日本静脈経腸栄養学会からYoung Investigator Awardを受賞することができ、私の2年間の院生生活は掛け変えのないものになりました。今後は大学院で行った研究結果を臨床現場で活かし、新たなエビデンスを作成することを目標にしています。

進学を検討されている皆さんには自信を持って本大学院をお勧めします。素晴らしい指導教員と仲間達と共に、掛け変えのない2年間を過ごせることをお約束いたします。

外山 友里恵

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は本学健康栄養学科の第8期卒業生で、上越市にある新潟県立中央病院で管理栄養士として勤務をしながら、車で片道2時間かけて大学院に通っています。往復4時間の道のりは正直楽ではありませんが、「それでも大学院で学びたい!」という強い意志が、入学への覚悟に繋がったのだと思います。臨床栄養専門コースでは臨床栄養の高度な知識や技術の習得を目的とし、授業は現場で活躍している医師、看護師、言語聴覚士等から講義や演習があります。例えば、経管栄養チューブ等の道具を実際に用いて挿入手順の実演がありました。課題研究は勤務先の病院で行うことができ、計画・実施・評価・発表までの過程の中で、医師や他の医療福祉専門職との関わり方について学んでいます。私の研究分野は胃がん術後患者を対象とした質的研究で、慣れない研究手法ですが看護学科の教授よりご指導いただきながら、一人一人の患者様と向き合い研究を進めています。

大学院では多くの発見と経験、そして出会いがあります。先生方はもちろん他分野の学生とも授業を通して交流することができ、とても良い刺激になりました。人生において出会いはたからものです。大学院での経験は臨床現場に戻ってからも活き続けていくものだと感じています。

大学院入学に不安がある方も多いと思いますが、私自身、説明会で納得がいくまで相談にのってもらい決意することができました。まずは行動に移してみて下さい!

髙橋 洋平

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は本学の健康栄養学科を卒業後、病院の管理栄養士として就職し、現場で多くのことを学ぶ中で、どうしたらスキルアップが図れるか、医師、看護師等の他職種や患者さんからより必要とされる人材になれるかを考えるようになりました。

スキルアップという点では学会の資格取得もありますが、そういった資格を実際に活かすためのスキルとして、臨床栄養に関する最新の知識や技術を系統的にじっくり学ぶことが必要ではないかと考え、臨床栄養専門コースに進みました。

本コースは、臨床現場におけるチーム医療および栄養ケアの担い手として活躍できる管理栄養士を養成することを目的としており、授業は、内科・外科・歯科等の現役医師、管理栄養士・看護師・言語聴覚士・社会福祉士等による講義や演習、課題研究があります。その中で、現在、現場で抱える問題を自ら提案し、議論する機会も多くあります。1年間を振り返り、大学院の授業は、自分たち学生側が作り上げるものとも感じました。現場での経験や問題を様々な視点で議論することで、自分にとって「生きた学び」になりました。また、大学院は何かを「与えられる」場所ではなく、自分が頑張った分、望んだ分の成果を「獲得する」場所だと感じました。

大学院の授業は土日が中心なので、私は今、勤めながら通っています。正直大変ですが、充実した1年でした。2年目は課題研究も入り忙しくなりますが、多くを「獲得する」年にしたいと決意を新たにしています。

山川 純子

健康科学専攻

健康栄養学分野 2013年度修了
信楽園病院 勤務

高齢でなおかつ咀嚼・嚥下障害のある透析患者が増える中で、栄養管理とそれに合った食事を提供しなければならない難しさに直面していました。加水して作る嚥下調整食は、透析患者には不向きな食事であり、ただ普通に作っていたのでは体重増加が多くなってしまい患者の身体に負担をかけてしまう・・・大学院では透析患者用の嚥下調整食の基盤を作りたいと思い研究を始めました。

正直なところ、学位には興味がなく研究の為だけに入学しましたが、結果的には学位を取ることにより様々な専門職の方と交流する機会が増え、仕事の幅も広がりました。

大学院では、先生方を始め、志の高い仲間と出会え、世代や職種を超えてたくさんのことを学ばせてもらい刺激を受けました。卒業しても色々なアドバイスを頂いています。

私は仕事と子育てをしながら大学院に通っていました。大変な時期もありましたが、家族や先生方、大学院の仲間に支えてもらい2年間過ごしてきました。目標があれば仕事をしていても子育てしていても通えると思います。皆さんもぜひチャレンジしてください!

吉村 達彦

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は将来、大学等で教育と研究に従事したいと考え大学院に進学しました。本学健康栄養学科卒業後は3年間仕事をしておりました。学部生のころから研究には興味があり、就職活動の際に大学院進学か就職かで迷ったのですが、結局就職することにしました。しかし、仕事をしながらも、大学院に進学していたらどうなっていただろうかという気持ちをずっと持っていました。そのような中、様々な偶然が重なり進学するには今しかないと思い決意しました。

大学院では、運動や食事が脳の糖代謝機能にどのような影響を及ぼすかについて研究しています。近年、糖尿病が認知症の危険因子であるとの報告がされています。糖尿病は骨格筋の糖代謝能力が低下することにより引き起こされますが、このような現象が脳でも生じ、それにより脳の神経細胞に栄養が行き渡らなくなることが原因の一つではないかと考えられています。適切な運動や食事により、筋肉の糖代謝能力が高まり、糖尿病を防ぐことができますが、同様に適切な運動や食事により脳の糖代謝能力を高めることができるのか?大学院ではこの可能性について研究しています。

正直、仕事を辞めて大学院に進学することは不安でした。しかし、結果がどうであれ、人生は一度きり、やらないで後悔するよりは良いと思い進学しました。特にフルタイムの大学院生は学部生より楽ではないと思いますが、楽でない分得るものも大きいと思っています。

健康スポーツ学分野

松井 浩亮

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は、小さいころからスポーツを続けてきたため身体機能や特性に興味があり、より詳しく学びたいと考え大学院への進学を決意しました。大学4年間は本学の理学療法学科に所属していたこともあり、大学院ではスポーツ分野の講義や研究を通して新たな発見が多く、充実した日々を送れています。また、学んだことをスポーツ活動に活かし、今まで以上に自分が成長するためにはどうしたら良いかを考えながら過ごすことができていると実感しています。

研究では、現在も選手として競技を続けている水泳について、理学療法の視点も含めながら行っていきたいと考えています。時には悩むこともありますが、教員と相談しながら自分で考えていくことで一歩ずつ成長できていると感じています。また、大学院に進学してからは英語に触れる機会が増え、今までよりも英語に対する苦手意識が少なくなってきました。大学院への進学後、英語に関わらず、様々な面において今までの自分からの大きな変化を感じています。本学にはそれぞれの分野のプロフェッショナルである教員が多く在籍し、様々な実験機器があるなど充実した環境が整っています。それをどのように活かすかは自分次第ですが、強い意志や意欲があれば自分を大きく成長させることができると感じています。

小林 真里奈

健康科学専攻

健康スポーツ学分野 2013年度修了
開志国際高等学校 勤務

私が修士課程を修了して2年目ですが、高校の教員として現場にいるものの、研究したことを現場で実践できているわけではありません。しかし、大学院で研究を行ったことで、1つの論文を作り上げることの大変さは痛感しました。それまでは何事も自分の感覚に頼っていた私には、「なんとかなるだろう」という精神がありましたが、それは甘いものでした。論文には誤魔化しは通用せず、計画の時点でしっかりしていないと研究自体が頓挫してしまう可能性もあります。これは、高校現場における教材研究でもそうです。経験の少ない私は、授業計画がしっかりしていないと授業がスムーズに進みません。生徒の反応がそのまま結果となり、それは授業研究次第で大きく変わってきます。

今改めて考えると、大学院で学んだことは「研究する姿勢」だと思います。それはもちろん自分ひとりで学べることではなく、お世話になった先生方が、最後の最後まで熱心にご指導してくださったおかげです。また、同期や後輩からも刺激を受けました。研究する姿勢を学び、熱心に指導してくださる教授や仲間と出逢えたことに感謝しています。この気持ちを忘れずに、高校教員として精進していきたいと思います。

濱田 祐輔

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

体育教師になって子供たちにスポーツの楽しさを伝えたい、その夢を叶えるために本学健康スポーツ学科に入学しました。学部での4年間を通して、学生自治活動での広報活動を経験することで、より多くの人にスポーツの楽しさを伝えたいと感じました。スポーツが人々に感動を与える魅力を体感し、スポーツメディアを理論的に解釈して実際に発信する能力を身につけたいと思い、本学の大学院に進学しました。

大学院では、スポーツメディアやスポーツマネジメントについて主に研究しています。また、本学のスポーツの情報を発信するNUHW SPORT Magazineを立ち上げ、学生のQOLの向上をコンセプトに実践的に活動しています。企画を実現する能力や組織を運営する能力など、実践的に学ぶことができる非常に素晴らしい環境だと感じています。現在は、学部入学当初の夢とは違うものを追う形になりましたが、スポーツ活動を支える人材として専門的な知識や技術を身につけ、より多くの人にスポーツの魅力を発信することを目指していきたいと思います。

本学の大学院では、専門分野に深く精通した先生方と充実した設備が整った環境の中で、自分の夢を実現するために思う存分チャレンジすることができます。その経験はきっと自分を成長させる貴重な2年間になると思います。

阿部 弘典

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私が本学大学院に入学を決めた理由は、現在の職場である総合型地域スポーツクラブの発展に貢献できる、そして地域のスポーツ振興に貢献できる人材になりたいと考えたためです。

私は、本学の健康スポーツ学科に在籍していたころから総合型クラブに関わる機会が増え、そこでの活動を通じて運動指導に魅力を感じ、現在の職に就きました。しかし、総合型クラブはまだまだ歴史が浅く、発展途上のものも少なくありません。現場で働く中で、県内にあるクラブのさらなる発展の手助けをしたいと考えるようになりました。その思いを叶えるため、仕事を続けながら学ぶことができる本学大学院に入学を決意しました。現場を離れずに研究ができる環境は、とても大きなメリットだと感じています。

現在所属している西原研究室では、スポーツマネジメントや人材育成について主に研究しています。今までは、運動指導を通じて「人に何かを伝える」ことが多かったのですが、それをさらに発展させて「人やクラブを育てる」活動や研究を行っていきたいと考えています。そして、私自身だけでなくこれから同じ分野に進もうと考えている方々のスキルアップや学びの環境づくりに取り組み、お互い刺激し合えるような仕組みを築いていきたいと考えます。今後は、常に広い視野を持ち、自身が所属するクラブのみならず県内・国内のクラブがより発展していけるような活動を行っていきたいと思います。

自分が挑戦したいことにチャレンジできる場所が大学院です。大変なことも多い分、得られるものも多いと思います。

奈良 梨央

健康科学専攻

健康スポーツ学分野 2013年度修了
新潟医療福祉大学 健康スポーツ学科 勤務

私は幼少期から大学生まで選手として水泳を続けていたため、いつしか教育と水泳に携わった仕事に就きたいと考えていました。そのため、新潟医療福祉大学大学院修士課程に進学し、研究とともにコーチングの勉強を行いました。私は昨年度から本学健康スポーツ学科の助手として勤務しており、現在は授業の補助や学科業務とともに、水泳部のコーチとしての取り組みも行っています。大学院で学んだコーチングや、教育者として学生とどのように接することが大切か、などについて日々考えながら過ごしています。

水泳のパフォーマンスについて興味があったため、修士論文では水中から受ける浮力がパフォーマンスにどのように影響するのかを追求しました。論文を書き上げることは非常に厳しい道のりではありましたが、論文を読むことや実験を繰り返し行うことで、研究者としての基礎を身に付けられたと思います。さらに、研究だけでなく大学院生活を通して、人として行動力と適応力を身に付けられたと考えています。

今後は、女性スポーツリーダーシップに関わる研究会などにも参加することで、スポーツ界の優れた女性研究者および指導者を目指したいと考えています。

専門的知識を修得しさらに人間的成長を遂げたい方は、ぜひ一歩を踏み出してはいかがでしょうか?

土田 祥太

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は本学の健康スポーツ学科に在学していました。卒業研究で自分の専門競技である陸上競技の研究を行い、そこで「陸上競技についてもっと詳しく研究がしてみたい」と思い本学の大学院に進学しました。健康スポーツ学分野は今年度から新たな研究施設が加わり、研究に集中できるような環境が整っています。現在私は陸上競技のバイオメカニクスという分野に興味を持ち、動作の分析などの研究を行っています。私自身、現役の選手として競技を続けているので、自分自身の動作などについても分析を行っていてとても楽しいです。今後は研究の結果が自分自身の競技力向上につながるようにしていきたいと考えています。

また、本学にはTA(ティーチングアシスタント)制度があり、そこで授業担当教員の指示・監督のもと、学部生の授業の補助を行い、本学の学生とふれあったりすることでコミュニケーション能力や指導法などを身につけることができます。将来は研究で得た知識やTA制度で身につけたコミュニケーション能力などを活かし、スポーツの現場に携わる指導者になりたいと思っています。

本大学院には研究をするための様々な設備が整っています。研究に興味のある方や専門知識の修得を目指す方は、本大学院に進学してみてはいかがでしょうか。

看護学分野

阿部 文絵

健康科学専攻

看護学分野

看護師として病棟勤務を10年を過ぎたころに青年海外協力隊として西アフリカ・ベナン共和国で看護師活動することとなり、日本を離れる準備をしていた出国3日前に本大学院の先生と出会ったことがきっかけで当プログラムを知りました。その時はまだ派遣国で協力隊活動をすることで頭がいっぱいだったので、大学院へ進学するとは考えてもいませんでした。

実際に協力隊として派遣国での活動が始まり、貧困な中での人々の生きる力の強さ、辛抱強さ、人間味のある純粋さなど多くの事を感じました。その反面、自分自身の無力さと知識不足も痛感しました。派遣国での貴重な経験をより有意義なものとし、途上国で生活をする方々が安全で健康に暮らすには何が出来るのか学びたいと思い当プログラムをの存在を思い出し受験をしました。

現在、看護学分野に在籍し専門分野や国際保健医療学、多職種が集まる他分野の科目も受けています。他分野も学ぶことで自分の専門分野も客観視することができ、途上国の現状を知ることで日本の位置づけも学ぶことが出来ます。派遣国で学んだことに加えて、修士課程で学んだことを発展させ、いつかまた途上国の方々のためになれるように学びを積み重ねていきたいと思います。

本大学院入学をお考えの方は、学業や研究に費やす時間や授業料を十分確保し、気持ちに余裕を持てる状況で臨まれることをお勧めします。

久保田 恵

健康科学専攻

看護学分野 2014年度修了
富山県済生会富山病院 勤務

私は、臨床でさまざまながん患者さんと出会い、もっと患者さんのために自分にできることはないのかと考え、より質の高い看護を行うためにがん看護専門看護師を目指したいと思い大学院に進学しました。

大学院の講義ではこれまでに直面した困難な場面を取り上げてディスカッションすることで、具体的な対処方法を検討し、今まで思いつかなかった方法に気づくことができ、これまでの自分の看護を立ち止まって見つめ直す大変良い機会となりました。また、実習ではがん専門病院で実際にがん看護専門看護師に指導していただき、がん看護専門看護師が求められる役割・機能をどのように担っていくのかを学ぶことができました。また、課題研究では終末期がん患者の家族看護をテーマに取り組み、初めての質的研究でしたが、じっくりと研究に取り組む機会を得ることができ、今後の看護に活かしていくことのできる結果を得られたと思います。

現在は再び臨床に戻り、多くのがん患者さんと向き合いながら看護を行っています。今後は、がん看護専門看護師の資格取得に向けて努力するとともに、大学院で学んだがん看護専門看護師としての考え方を活かし、がん看護専門看護師としての役割を担いながら患者さんにとってより良い看護が行えるように努力していきたいと思っています。

舩山 健二

健康科学専攻

看護学分野

看護師10年目の節目に、対象理解を深めることや仕事の中で湧いてくる疑問について、ひとりで解決することの困難に直面しました。そんな時、学生時代の恩師から、大学院で学ぶことを勧められました。大学院をどのように選べば良いのか戸惑いながら、自らの研究課題と研究方法について指導が受けられる先生を探し、現在、ご指導いただいている教授の存在を知り、研究室を訪ねたことが出会いの始まりでした。

現在、看護学分野(精神看護学)2年となり、研究室の授業では、精神看護の英話論文抄読に取り組んでいます。また、自らの疑問解決のため、研究計画に沿った指導を受けながら研究を進めています。じっくりと研究に取り組み疑問を解決することが私の目標であり、仕事や研究の中で湧いた次の疑問を更に研究し続けることで、社会や対象者に善き変化をみることが私の夢です。

本学の大学院には、私の夢の実現に近づく強みがあります。それは、医療福祉に特化し、連携教育に力を入れており、他分野の先生方や院生からの意見をいただけることです。専門を異にする見地からの意見には新たな発見があり、学びに深化を与えていただくことができます。

社会人入学をお考えの皆さんは、入学後、学業や研究のための時間を十分確保できるよう、あらかじめ職場や家庭の理解を得ておくことをお勧めします。

佐藤 純子

健康科学専攻

看護学分野 2014年度修了
新潟医療福祉大学 看護学科 勤務

私が大学院で学んだことは、人々の暮らしの中でキラリと光るものを見つけ、それを明らかにしていく過程です。一つの研究方法を通して一連の研究過程をじっくり学んだ2年間でした。これまで、保健師として地域で働く中で、人と集団との関係、コミュニティと健康について興味が湧き、現在明らかにされていること、まだ明らかにされていないことを調査し、研究の意義を明らかにするなど、多くの時間をかけて研究計画を練りました。

私が修士課程のテーマに取り上げたのは、成人期である職業生活を送る人々を対象とした、産業保健の専門家のいない事業所で自分たちの職場環境を労働者自身が改善する参加型職場環境改善活動の実態調査についてでした。調査の結果、職業性ストレスの結果も全国調査より良好であり、その背景には、労働者が職場の安全や健康を守る改善点に気付き、集団として職場をよくしていこうとする仕組みがありました。人は環境との相互作用の中で生涯成長し続け、人の健康や生活にはコミュニティ、地域社会が重要な役割を果たすのです。

新潟には素晴らしい自然風土、文化が息づいています。今後、この土地にキラリと光る何かをみつけ出せる感性と知性を磨き、修士課程で学んだことを発展させながら地元に還元していくことが今の私の目標です。

有田 薫

健康科学専攻

看護学分野

看護師10年目の節目に、対象理解を深めることや仕事の中で湧いてくる疑問について、ひとりで解決することの困難に直面しました。そんな時、学生時代の恩師から、大学院で学ぶことを勧められました。大学院をどのように選べば良いのか戸惑いながら、自らの研究課題と研究方法について指導が受けられる先生を探し、現在、ご指導いただいている教授の存在を知り、研究室を訪ねたことが出会いの始まりでした。

現在、看護学分野(精神看護学)2年となり、研究室の授業では、精神看護の英話論文抄読に取り組んでいます。また、自らの疑問解決のため、研究計画に沿った指導を受けながら研究を進めています。じっくりと研究に取り組み疑問を解決することが私の目標であり、仕事や研究の中で湧いた次の疑問を更に研究し続けることで、社会や対象者に善き変化をみることが私の夢です。

本学の大学院には、私の夢の実現に近づく強みがあります。それは、医療福祉に特化し、連携教育に力を入れており、他分野の先生方や院生からの意見をいただけることです。専門を異にする見地からの意見には新たな発見があり、学びに深化を与えていただくことができます。

社会人入学をお考えの皆さんは、入学後、学業や研究のための時間を十分確保できるよう、あらかじめ職場や家庭の理解を得ておくことをお勧めします。

淺島 宏美

健康科学専攻

看護学分野 2013年度修了
新潟医療福祉大学 看護学科 勤務

私は、助産師として産科病棟と新生児集中治療室で勤務する中で、母子とその家族に対して当たり前のように実施しているケアや関わりに疑問を抱くことが多くありました。大学院で「どんな疑問からでも研究が生まれる」と学び、研究に対しては苦手意識がありましたが、徐々に身近なものとなりました。

研究を進めるプロセスでは行き詰ったり、思うように行かず焦ったり、今更ながら自分の無力さに落ち込んだこともありました。重い足取りで研究室へ向かうこともありましたが、ともに学ぶ仲間や指導教授に励まされ支えられました。ゼミの時間では、思う存分ディスカッションをすることで探求する面白さが実感できたり、ハッとするような意見がもらえたりと、自分が成長できる貴重な時間でした。

大学院で過ごした2年間は、「着実に力がついている」と感じられる時もあり、手応えのある充実した日々でした。現在は、大学教員として研究を続けています。今後も看護を探求し続け、将来的には臨床の現場に還元したいと考えています。

皆さんも、自分の秘めた力を引き出してステップアップしてみませんか?

修士課程 社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

今村 美帆子

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

青年海外協力隊に合格し、水泳隊員として2年間ボランティア活動をしてきました。

任地の子どもやコーチ達に水泳の基礎や陸上トレーニングについて説明する際に、下山教授のDVDを参考にしたことが本学を知るきっかけとなり、JICAプログラムに興味を持ち派遣2年目に入学しました。

実際の研究は、フィールドワークの進捗を担当教員とメールで連絡を取り合いながら進めることが出来たので、多忙な毎日でしたが大変満足した2年間を送ることが出来ました。

現在は帰国し、国際保健や福祉政策の授業を中心に履修し、JICAプログラムのメンバーと新潟医療福祉学会でのポスターセッションに向けて準備を進めているところです。また、同じ授業を受けている他分野の学生に対して任地での活動について話す機会も多く、大変興味を持ってもらえ充実した学生生活を送っています。

卒業後は福祉系大学等の教員、10年、20年後は、シニアボランティアや専門家として、もう一度海外で活動する事が現在の目標です。

本学の最大の魅力は任国で活動しながら修士課程に在籍し、2年間の活動を論文にまとめることが出来る点です。自分の活動を多くの人に知ってもらい、社会還元することが帰国隊員の役割です。

また更なる国際分野で活動したい方には修士号が必須になってくるでしょう。帰国後、5年後10年後、自分がどうありたいか、健康やスポーツ、医療福祉に携わりたいと考えている方には当プログラムへの参加をお勧めしたいと思います。

大坪 美香

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

私は、生活相談員として老人福祉施設の軽費老人ホームに勤務し、ご利用者様やご家族様の相談援助、関係機関との連絡調整、地域との連携など多岐にわたる業務に携わっています。ご利用者様の生活に寄り添った業務を心がけておりますが、相談援助をさせていただいている中で、利用者様は現在の生活に満足されている一方で、施設での老後の不安を抱えて生活されている現実があると感じています。

私は、実践の中から見えてくる課題や問題意識を理論化し、実践へと活用できるための技術を磨きたいと思い、理論と実践を融合させた教育環境にある、本学院の大学院に進学することを決意しました。

大学院では、在宅での生活が困難となり、軽費老人ホームやサービス付き高齢者住宅等に居住し、介護保険サービスを利用しながら生活を維持している方々のケアプランをICF(国際生活機能分類)の視点から分析・検証する研究に取り組んでいます。また、認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活できる仕組みづくりも今後の課題であると考えています。仕事と学業の両立は大変ですが、現場を経験し研究の必要性を実感してからの学びは、より深いものとして心に残ります。大学院への進学を考えている方、学ぶ意欲を大切にして、今一歩踏み出してみてください。

栁田 真実

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野 2012年度修了
新潟医療福祉大学 社会福祉学科 勤務

私は児童福祉施設である母子生活支援施設で勤務した経験があります。 母子生活支援施設における支援は、子育て、貧困、DV被害など様々な社会的問題と密接に関わりがあり、それ故に、福祉施策の中でもっと重要な立場を担うことができるのではないかと、施設での勤務の中で日頃から感じていました。

大学院では、このような興味や思いを研究し、深めるための調査方法や理論から、論文作成の基礎的な技法などを、専門的な知識と経験をお持ちの先生方から学ぶことができました。たとえ自分の興味ある分野であっても、現場で従事することと研究することは全く異なり、戸惑いを感じることもありましたが、疑問や課題をひとつひとつ明らかにしていくことの面白さを実感することもできました。

現在は新潟医療福祉大学で助手として勤務しています。今後も大学院での経験を活かして、様々な角度から研究を深めていきたいと考えています。

大学院での学びは、専門的な知識だけでなく、様々な分野で研究をしている院生や先生方との出会いなど、得られることがたくさんあります。幅広い経験をすることができ、人生における貴重な財産にもなると思います。

宮原 イミ子

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

新潟県出身
学校カウンセラー

言語聴覚士として、発達に問題をもつ乳幼児の指導・訓練に取り組んできましたが、障がいのみを対象にした支援では問題が解決しないということを強く感じていました。退職後は小学校で学校カウンセラーとして、発達障がい児に対しての支援に携わることになりましたが、在職中よりも一層、障がいに焦点を当てた支援の限界を感じ、『ソーシャルワークの視点』が必要との思いを強くしました。

そのような時に、新潟医療福祉大学の【保健・医療・福祉について横断的に学ぶ『多職種間連携教育』を推進する】という理念に深く共鳴し、修士課程・社会福祉学を選びました。

学習から遠ざかって久しく、学びに不安がありましたが、仕事をしてきたことによって、講義を深いところで理解できることが多々あり、学ぶ楽しさがでてきました。また、他の分野の院生と同じ授業を受けることが出来るシステムは、それぞれの専門分野の連携の重要性を講義や議論を通して体得していくことができます。

学びの両立は、時間の調整や制限があって決して楽ではなく大変なことが多いのも事実ですが、それらに応えるものがこの大学での学びにはあると思います。

それら全てが、自分の仕事に還元できるよう、これからも学びを続けようと思っているところです。

是非、今専門職として働いていらっしゃる方々に、学ぶ仲間としてきていただきたいと思います。

渡邉 敏文

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野 2006年度終了
新潟医療福祉大学 勤務

社会福祉の現場で25年以上働いてきた私にとって、大学院のどの授業も新鮮で新しい学びの連続でした。その中で、学んだ科目の一つに「保健福祉計画・住民参加演習」があります。福祉を推進していく上で、地域住民の様々な場面への参加は欠かせないものです。大学院に入学する前から興味をもっていた分野であり、現在は、新潟医療福祉大学に所属し、自分の研究テーマをその「住民参加」としています。そこで学んだ研究手法は、直接、研究の役に立っています。また、大学院の教員として、その演習を行い指導する立場にもなりました。今の私を支える源となっているのです。

新潟医療福祉大学大学院には、さまざまな分野で活躍する専門的で実践的な研究者が多くいらっしゃいます。しかも、個々の領域が違っていても、関連性や連続性をもった教育が展開されています。それは、学部教育からの一貫した「連携教育」という理念があるからです。したがって、個々の学びが、大学院を修了するときには総合的な大きな学びとして集大成できるのです。これらのことは、大学院を修了したときにはあまり実感として湧かなかった専門的知識の社会への還元や、社会的な意義・役割なども意識させるようになりました。

大学院で学んだことは、自分だけの学びではなく、地域社会に貢献するための高度な知的財産なのです。そして、大学院で学ぶことで多くの人との繋がりができ、皆さんにとっての人的な財産にもなると思います。

保健医療福祉マネジメント分野

杉山 敦彦

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2015年度修了
地域生活支援センターやすらぎ 勤務

大学では経営学を学んだ私が障害者福祉に携わるようになって約10年。何一つ福祉の知識がない中、日々利用者と接する事で多くを学び、支援者として育てて頂きました。

施設の管理者を任されるようになりスーパーバイズする立場に立ってみると、私が語れるのは、私が実践してきた支援から得られた経験談でしかないことに気づきました。そこで福祉を理論的に学ぶ必要性を感じ、42歳で大学院生になる決意をしました。

授業ではソーシャルワークとカウンセリングに関する授業が有意義でした。これらの授業によって職場で実践すべきソーシャルワークを明確にできましたし、普段行っている面接場面のセルフチェックを行うことができました。

研究テーマは入学当初に考えていたものとは全く違う内容に取り組みました。仕事をしながら大学院で学んでいるうちに、研究したいテーマが次々に浮かんでしまい、テーマが決定したのは2年次になってからでした。そんな優柔不断な私でも、主査の先生の手厚いサポートのおかげで、自分の研究したいテーマにたどり着くことが出来、論文にまとめることが出来ました。

働きながら学ぶことは大変ですが、働きながらでしか学べないことがあります。そしてその学びはきっと現場で働く皆さんに大きな力を与えてくれることでしょう。

國兼 明嗣

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2011年度修了
新潟県地域生活定着支援センター 勤務

大学院で福祉をさらに深く学び研究しようと思われている皆さん、ようこそ新潟医療福祉大学大学院へ! あっ、まだ入学の検討中でしたか?

大学院で学んでいる学生は年代も経験も様々です。かくいう私も老人デイサービスや小規模多機能型居宅介護、グループホームを統括する役割をこなしつつ大学院に通いました。2足のわらじは正直しんどかったです。しかし終わってみれば大学院で学んだ2年間は貴重な経験で、今でも懐かしく思い出されます。特に記憶に残っているのは、様々な専攻分野の学生が集まり各々の専門知識を持ちよりどのように連携して支援をしていくかを架空のケースを題材にして考えるという講義。福祉の現場でよく言われる「多職種共働」を疑似体験できました。実際の現場ではこの講義で集まった精鋭たちのようには連携ができなかったのでとても新鮮でした。

現在は「地域生活定着支援センター」という相談支援機関で矯正施設から退所する高齢者・障害者を支援する立場にいますが、ここでの実践を踏まえて「次はこんな研究をしてみたい」などと構想を練るようになりました。現場での実践と、研究とを交互にミックスしながら福祉を極めていくことが一つの理想形なのではないか、今ではそう考えています。

永峯 靖央

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野

大学院が開設した2005年度、私は本学社会福祉学部の3年生でした。当時は、「大学院」というと学術の理論や応用を研究するところであり、学識者が進む道であると考えていました。卒業後は、現場実践を重んじていたこともあり、総合病院のソーシャルワーカーに従事し、現在は、精神科単科の病院に勤務しています。

日々のソーシャルワーク実践では、生活環境、家族関係調整、経済問題、疾病・心理教育、社会復帰やアフターケアなど、様々な問題を抱える方々への支援を行なっています。

ソーシャルワーカーが活躍するフィールドは多岐にわたることから、援助を必要とする方へより良い支援を行うために、幅広い知識を持ち、技術に磨きをかけることが必要であると考えています。このような経緯から、日々の業務を振り返り、ソーシャルワークの理論と実践事例を研究・モニタリングするとともに、保健医療福祉分野におけるケアマネジメントの方法について研究したいと考えるようになりました。現場実践の中から見えてきた課題と私の向学心の追求先として、働きながら学べるという新潟医療福祉大学院の特色が合致したこともあり、進学を決意しました。

大学院生として歩むキャンパスライフは、学部時代とは異なるものの、慣れ親しんだ環境での講義には安心感を覚えています。実践の理論化を新潟医療福祉大学院で深く追究し、スペシャリストであり、ゼネラリストでもあるソーシャルワーカーを目指します。

清水 弘美

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント分野 2011年度修了
敬寿苑在宅介護支援センター 勤務

 私は、介護支援専門員として居宅介護支援事業所に勤務し、高齢者のケアマネジメントに関わってきました。現場では介護保険制度下だけではどうしようもない問題に直面することも多々あり、そのたびに支援の方法に疑問を感じたり悩んだりしました。そして、その解決方法を探求したい、そのためには専門的な知識も学ばなければいけないという思いが日々募っていきました。当初、大学院への進学は私の選択肢にありませんでしたが、本学大学院には、社会人として仕事を継続しながら学べるカリキュラムがあることを知り、富山県に住んでいる私でも通学できると考え、進学を決意しました。入学してからは、実践現場とは違う研究に戸惑いを覚える日々、富山での仕事と勉強の両立で大変な時期もありましたが、指導教員の適切なご教授により修士論文をまとめることができました。2年間という短い期間でしたが、研究を通して学んだことや、同じ志を持った仲間との交流は私にとっては貴重な財産となりました。そして現在、実践で疑問に感じていることをさらに深く探求し実践に生かしていきたいと思い博士後期課程で学んでいます。大学院での研究と仕事の両立は苦労の多いことだと思いますが、それ以上に実りある経験となるでしょう。専門職として実践現場で感じている課題があれば、思い切って一度大学院の扉を開けてみてください。扉の先には新しい世界が見えてくると思います。

池田 しのぶ

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野

新潟県出身
大学職員(ボランティアコーディネーター、社会福祉実習助手)

私は以前、在宅介護支援センターのソーシャルワーカーとして勤務していました。そこでは地域の高齢者やその家族の介護に関する相談だけでなく、行政や社協とともに地域福祉の向上を目的とした事業にかかわりました。そのソーシャルワーク実践の中で私は、社会福祉士としての価値、知識、技術を生かすことができたと思います。

現在は、大学でボランティアコーディネーターとして、また社会福祉実習助手として、教員とは違う立場で学生を支援していますが、この仕事に就いてすぐに、ソーシャルワーカーとしての経験や知識だけでは学生を支援するのに不十分だと考えるようになりました。私は、私自身の学生支援の基盤を固めるため、そして学問的なバックグラウンドを得るために、大学院進学を決意しました。

大学院での学習は講義をきくだけではなく、あるテーマに沿って課題を調査、研究、発表しさらに討議することによって形成されています。先生方の導きのもとで行う他の専門職との議論で、多様な視点を受け入れ形成する協働のイメージを描き出すこともできるようになります。すでに職場での他職種連携は経験していた私でしたが、大学院の学習では特に、社会福祉専門職における価値、知識、技術を再確認できました。

大学院へ進学すると、教員になりたいのかと問われることがあります。しかし、私はこれからもソーシャルワーカーとして学生に寄り添い支援していきたいと考えています。

中村 佳代子

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野

学部時代の実習で病院へ行きました。そして実習後に"もっと社会福祉を学び、医療ソーシャルワークの研究をしたい"という気持が強くなったことから、本大学院へ進学を決めました。私は研究をするのが初めてで研究に関しては不安でいっぱいでしたが、本大学院では論文を書く技術や研究方法を丁寧に教えてくれます。

私は肝炎患者の生活を通して、病気を抱えた高齢者の社会保障について研究しています。本研究をよりよいものにするため、授業以外にも勉強会や学術集会などに参加し、全国を飛び回っています。さらに、知見を広めるとともに学術集会で本研究を全国へ発信(発表)する準備をしています。

卒業後は、研究分野に携わりながら、NPO法人設立など社会的起業を目指したいと考えています。

私は学部から社会福祉学を学んでおりますが、保健医療福祉マネジメント学分野は社会福祉を学ばれた方はもちろん、社会福祉の領域だけではなく、他分野で学ばれた方や幅広い知識と豊富な経験を持った社会人、退職した方にも本学への進学をオススメしたいと思います。

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

金子 裕

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

私は大学院に入学する前、本学の学部生でした。卒業が間近になり進路に迷っていたとき先生から大学院進学のお誘いを受け、IT分野についてもっと深く学びたいと考えていたこともあり医療情報・経営管理学分野に進学することを決めました。

私は今、ITと医療の変遷について研究しています。研究活動では予期しない困難に直面することが多々ありますが、それを乗り越え新たな発見をすることができたときは感動すら覚えます。授業では医療制度や統計学を中心に学びます。とても専門的な内容で理解することは難しいですが、基本的に少人数制の授業なので発言しやすい環境が出来ており、納得するまで質問することができます。

現在就職活動中で、将来は様々な意味での「情報」を扱うエキスパートとして活躍したいと思っています。

進路で迷っている方、ある分野を究めたいと考えている方、本学には学習環境、先生方の手厚いサポート等、目的を達成できる環境があります。

大学院進学はとても重大な決断で私も入学前は正直不安でしたが、恵まれた環境のなか今はとても充実した毎日を送っています。

伊東 正和

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

2025年問題における医療機関の機能分化による淘汰再編の荒波の中で、自院のデータ解析を行い、経営戦略をいかに立案できるかが多くの病院で求められています。私自身も業務で病院の計数管理業務を行っており、大学院で実践に役立つ質の高い知識やスキルを身に付けたいと思い入学いたしました。

大学院の講義では、疫学、統計学を基に医療政策、医療経営、管理を学んでいます。医療情報・経営管理学分野では、毎月、自身の研究到達点のプレゼンテーションを行い、お互いに熱い議論を行っております。個性とバラエティにあふれた教授陣や学友と共に、熱い議論を交わすことで、実践的な能力が身につき、とても良い刺激となっています。卒業後は、診療情報を病院経営や医療の質向上に役立つように分析・評価し、必要不可欠な地域医療を担う医療・福祉施設や医療関連企業の健全な発展に寄与したいと考えております。

社会人と学生を両立することは、時間の制約もあるためとても大変ですが、20年振りの充実した学生生活を送っております。あなたも是非、本学大学院で一緒に学びませんか。

NGUYEN THI HUONG グエン・ティ・フォン

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

ベトナム出身

私の国では現在、教育・環境・交通状況などの様々な問題があります。医療の状況も同じく、改善すべきところが多くあります。貧困層への医療の質を少しでも向上させるため、病院サービスに関することを学びたいと思いました。

ベトナムの大学を卒業後、日本の大学院に進学しようと思いましたが、どの大学院がいいか分からず悩みました。そして新潟の日本語学校に通っていた時、ある大学の教授から新潟医療福祉大学大学院を紹介されました。2014年4月に新設される医療情報・経営管理学専攻なら学びたいことが学べると思い、入学を決意しました。最初は、自分が外国人であること、医療情報や経営管理の基本的な知識を持っていないことなど、多くの心配がありましたが、先生方や入試担当の方々に応援して頂き、無事入学することができました。

現在は、授業を受けたり研究活動を行ったりと忙しい日々です。基礎知識をちゃんと身につけるため、担当教員の許可をいただき学部の授業も受けています。授業の内容で分からないことは、質問すれば先生が親切に説明してくださいます。生活の中で困ったことがあれば、先生や事務局の方、また同級生にも相談できます。時には、学部生との交流活動にも参加します。大学院生としての生活は忙しいですがとても充実しています。

博士後期課程

高林 知也

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は学部生時代の卒業研究がきっかけで大学院に進学し、修士課程では膝関節負荷や前十字靭帯張力の定量化を行っていました。当時は臨床もフルタイムで勤務していましたが、臨床をしていくなかで足部に興味を持ち、足部の動きをテーマに博士後期課程への進学を決意しました、現在は、足部に焦点をあてることでランニング障害の発生予防へ役立てる研究を行っています。博士後期課程では、学会発表や論文発表を通じて国内外の多くの理学療法士と意見交換を行うことができ、非常に有益な大学院生活を送っています。私はまだ基礎的な研究データを構築している段階ですが、今後は実際に臨床現場に還元できる研究データを提示していくことが目標です。また、今年度より本学の理学療法学科助手に着任させていただきましたが、学部生が少しでも研究や大学院に興味をもってもらえるように、研究の重要性や楽しさを学部生に発信していきたいと考えています。

最後に、臨床現場で患者さんを治療するにあたり、疑問に思うことは数多くあると思います。「なぜ?」と疑問に思うこと、この疑問を自分自身で解決する能力を本学で身に付けることができ、この疑問を解決するプロセスを学ぶことは臨床現場でも必ず生きると思います。また、大学院では英語論文を読む力を格段に伸ばすことができます。臨床ではエビデンスに基づいた治療が求められるなか、国際的な知見を基に治療を提供することは非常に重要だと思います。興味がある方はぜひ博士後期課程に進学してみてはいかがでしょうか。

入山 八江

博士後期課程

医療福祉学専攻 2012年度修了
新潟医療福祉大学 健康栄養学科 勤務

数年前、私は職場で仕事上の悩みを抱え自分自身の力量不足を感じておりました。学問は時代とともに変化して、知っている考え方や手法が色あせてみえたのです。そんな折、本学で社会人の大学院進学のための制度が整備されたことを知り、入学しました。修士課程に2年間、博士課程に5年間と修了するまでに7年の歳月を要しました。この期間を一言で表すならば、それは自らを生きた年月といえます。大学院は思った以上にすばらしいところでした。学生の学びへの支援は温かく、学問に対する姿勢は常に厳しかったです。博士論文を仕上げるため、徹夜したことは自分にとってよい思い出です。今、私は本学の教員として教鞭をとっております。中学生の時の夢がかなったことになります。ずいぶん回り道をしましたが、学生から「先生のこの授業聞いてみたい」という言葉に感動し、自己効力感はこういう時に高まるということを実感しています。スタートは遅すぎることはないと思います。自分を信じて進んでください。

Aduayom-Ahego Akouetevi
アドゥアヨム アヘゴ アクエテビ

博士後期課程

医療福祉学専攻

義肢装具の分野では、現在ますます新しい技術が開発されてきています。これまでに学んだ義肢装具の製作技術だけではなく、バイオメカニクス(運動力学)の面から義肢装具歩行について学ぶために新潟医療福祉大学大学院に入学しました。本学には最新の設備がそろっており、また、設備の安全性にも優れています。現在、私はVICON(3次元動作分析装置)を使って、日常生活動作分析(例えば「椅子からの立ち上がり」「歩き始め」「歩行」「立位姿勢から椅子への着座」など)について研究しています。

将来の目標は、母国トーゴのような発展途上国や、他のアフリカの国々に貢献するため研究を継続してゆくことです。 私は、新潟医療福祉大学大学院で国際レベルの知識と技術を習得し、グローバルに活躍したいと考えています。今後、アフリカにおいては義肢装具に関する分野を発展させていかなければなりません。そのためには若い人材を育てることが最も重要であり、そのために私の日本留学経験を生かせればと思います。

博士後期課程に進学した理由は、アフリカにおける医療・社会発展に貢献するために研究法と教育法を学びたいからです。本学のキーワード”STEPS”(Science Teamwork Empowerment Problem-solving Self-realization)からさらに発展させ、POINTS(Professionalism Originality Innovation New Technology and Sharing)を目指しています。アフリカではSharingが必要とされており、私が学んだ専門知識をシェアすることが目標です。日本の技術をアフリカの学生がより身近に学べるよう、道を作っていきたいと思います。

松澤 翔太

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は手の外傷・疾患の治療を専門とした病院に勤めていることから、常日頃から手のリハビリテーションに高い関心を持っておりました。しかし、臨床現場では治療的根拠が少ないことから困惑することが幾度もありました。そこで私は、新たな治療技術や治療的根拠を確立できる能力を習得し、手外科分野の発展に貢献できる人材になることを目的に本大学院へ進学することを決めました。

修士課程では、電気生理学的手法を用いて上肢の筋に関する運動制御機構について研究しましたが、この過程を通じて研究法の他に英語論文の読解能力、論理的な論文作成能力なども向上させることができました。これらの得た知識・能力は、臨床現場においても新たな治療方法の考案や治療効果の確立に役立ち、学会発表や論文投稿を行えるようになるなど自身のスキルアップを図れたと思っております。また今後は海外での学会発表や英語論文の投稿なども視野に入れ、世界の手外科分野の発展に携われるような人材になることを目標に努力するつもりです。

働きながら大学院に通うということは、時間的な制限もあり苦労はありますが、本大学院で得た知識は臨床現場で必ず役に立つと思います。また研究者、教育者を目指すことができるなど将来の選択の幅を広げることもできると思います。日々臨床で疑問を持っている方、自身のスキルアップを目指している方、是非本学大学院で学んでみませんか。

劉 文隆

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は台湾の大学病院で義肢装具室の責任者として働いてきました。毎日の診療の中で患者さんと真剣に向き合い多くのことを学びました。患者さんへ最高の義肢装具を提供するためにもっと勉強したいと思っていたのですが、台湾には義肢装具士の教育機関がありません。そこで2007年に本学の医療技術学部義肢装具自立支援学科の第1期生とし入学しました。

授業はすべて日本語で行われるため、最初は戸惑うことも多かったのですが、教員や多くの友人に支えられ、無事卒業することができました。卒業研究では「台湾における義肢装具士教育制度確立のための調査研究」というテーマで、台湾全土の医療・教育関係者などの専門家と患者さんやその家族に対し、約200名を対象として調査を行いました。その結果、専門家および患者さんらも台湾に義肢装具士制度を創設して欲しいという要望が非常に多くあることがわかりました。国家資格を創設するためには、まず教育制度の確立が前提となります。そのためには教師となる人材の育成が欠かせません。今から約30年前、日本の義肢装具士制度の草創期には、アメリカで教育を受けた日本人が中心となったそうです。台湾はいま、まさにこの時期にあたります。

私は台湾の義肢装具士教育の礎となるため、帰国後に教師となって貢献したいと考えています。そのため4年間の学部教育、2年間の修士課程修了後、今年度博士後期課程に入学しました。自分の研究を進めることはもちろんですが、本学の優れた教育システムをつぶさに見聞し、これをどのように台湾に移植して発展させるかが目下の焦点です。

稲村 雪子

博士後期課程

医療福祉学専攻 2012年度修了
新潟医療福祉大学 健康栄養学科 勤務

私は59歳で本学の修士課程を修了し、迷うことなく博士後期課程に進みました。それは、是非、成し遂げたい課題があったからです。精神科の管理栄養士として30数年勤務し、精神科の患者さんと向き合ってきましたが、肥満が健康上の大きな問題となっていました。そこで修士課程では、「外来統合失調症患者の肥満に関連する食事因子の検討」をテーマに研究をし、間食がその大きな要因であるという結果を得ました。博士課程ではさらにそれを発展させ、肥満にならない食教育システムの構築とエビデンスに基づいた教育媒体の作成のために、全国の統合失調症入院患者のBMIの実態調査を行い、外来・入院の両面から課題を明らかにすることを目的に研究を行い、5年をかけて博士論文として完成させました。そして、2013年3月に念願の博士(保健学)の学位を取得することができました。私のこの5年間は、大学院生であるとともに本学の健康栄養学科の教員であり、同時に公益社団法人新潟県栄養士会の会長でもあり、3足のわらじを履き極めて多忙な日々でした。しかし終わってみれば、わが人生で最も充実した時間でした。世界の研究者としてのスタ-トラインに立てたことに感謝し、これからも社会に貢献できる研究を続けていくつもりです。