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健康科学専攻健康スポーツ学分野
総合的にスポーツや運動をコーディネート

健康スポーツ学分野では、スポーツや運動に関わる人文・社会科学、自然科学に関する研究・教育を行うと同時に、スポーツ科学の方法論的課題に関する研究を通して健康スポーツ学の科学的基盤を強化し、総合的にスポーツや運動をコーディネートする高度専門職業人の育成を行います。また、体育学・健康科学・コ-チ学あるいは運動学に関する応用的な実践における開発を行い、その成果を社会に還元します。

トピックス
がん教育に関する研究の成果

図1 Environ Health Prev Med
(2014)より

図2 開発したデジタル教材より

学校保健、保健科教育を専門とする杉崎准教授は、がん教育に関する研究に取り組んでいます。無作為抽出した全国の小学校、中学校、高等学校において調査を実施し、わが国の児童生徒のがんについての知識の実態として、学年進行により知識が高くなること、女子の方が男子よりも知識が高いことなどを報告しました(Sugisaki K,et al. 2014)(図1)。特に、乳がんと子宮がんについての知識は男女で大きな差があることを示しています。また、わが国のがん検診の受診率向上に結びつけるため、青少年のがん検診の受診意図に関連する要因も明らかにしました(Sugisaki K,et al.2016)。さらに、「児童生徒のがんについての意識を高めるデジタル教材の開発とその実証的評価」というテーマで科学研究費補助金の助成を受け、現在も研究に取り組んでいます(図2)。この研究費による研究成果を小学校5・6年生に実際に触れてもらう「ひらめき☆ときめきサイエンス」が、独立行政法人日本学術振興会との共催によって本学で実施されることも決まっています。

特色
スポーツに関わる幅広い研究ニーズに対応 健康スポーツ学分野は学問体系から分類すると複合領域であり、すべての学問と関連する分野とみなされています。本学では院生の幅広いニーズに応えるため、分野をさらに健康医科学、コーチング科学、スポーツマネジメント、スポーツ教育学の4体系に分け、また指導教員もこれら全ての分野に対応できる、優れた人材を配置しています。
専修免許(保健体育)が取得可能 中・高等学校教員一種免許(保健体育)を取得している者は、所定の単位を取得することによって専修免許(保健体育)を取得できます。
幅広い職種への就職が可能 複合領域の分野であることから、その就職は多面的となっています。例えば、教職関係はもとより、研究職、公務員、各種の一般企業等、幅広い職種での活躍が期待されています。
修了後の進路・目指す将来像
  • 国の健康・運動対策部門
  • 市町村の健康・運動対策部門
  • スポーツメーカー研究部員
  • 体育系大学教員(専修免許)
  • 研究所研究員
  • クラブチーム指導者・スタッフ

分野長メッセージ

「コーチング」のスペシャリストになろう

佐藤 大輔健康スポーツ学分野長

「Coach(コーチ)」という言葉には、「人を導く」という意味が根底にあります。すなわち、コーチングの本質は、「人を育成すること」だといえます。多様な価値観の混在する現代社会では、人や地域の抱える問題を発見し、徹底的に探求することで、その問題を根本的に解決できる人材が求められています。健康スポーツ学分野では、健康科学、コーチング科学、スポーツマネジメント、スポーツ教育学の学問領域を基盤に、人や地域社会の抱える問題を根本から解決する思考を養うことを目指しています。修了後は、博士課程へ進んで研究者を目指す人、高度専門職として健康運動指導士やアスレティックトレーナー、体育教員、健康づくり政策担当者として活躍する人がいます。自ら問いを探し、解決し、活かすことで、あなたも、コーチングのスペシャリストを目指してみませんか?