
最近、日本の各地域において住民自身が直接、参加した形での様々な活動が盛んに行われています。筆者は、地域福祉において、どうして、このように「住民参加」が言われているのか、地域と住民にとってどのような意味があるのか、関心を持ってきたところです。
特に最大の関心事は、実践活動をとおしての参加者の内的な面(心や思い)でした。
また、その領域についても、これまでの福祉の分野だけではなく、保健の分野においても、福祉国家の再構築、福祉社会の形成が進められるなかで、地域保健福祉を住民参加を求めつつ推進すること、特に社会構造と生活構造の変化、少子・高齢化などに対応して、国民の健康を増進し、生活習慣病・生活環境病を予防し、生活不安を解消し生活の質を高めることが重要な課題となっています。そこで、地域保健福祉における「住民参加」について、様々な角度から考察することとしたものです。
本書は、さまざまな文献や資料及び、アンケート・ヒアリング調査の結果をもとに、地域保健福祉における住民参加の意味や、住民参加の保健福祉活動が地域で果たす役割を分析、考察したものです。さらに、住民自身が運動に参加し行動する要因も明らかにしており、実際の住民参加の保健福祉活動の様子や、活動に参加されている方々の現況を把握することができます。これからの地域保健福祉において欠かせない住民参加の本質を知るには、欠かせない1冊です。
| 多彩な教員スタッフと 総合的な教育・研究体系 |
保健医療福祉政策・計画・運営及び保健医療福祉マネジメント学分野の大きな特色は、保健学、社会学、地域政策学、社会福祉学、教育学、経済学、法学等を基盤とした多彩な教員が理論と実践を融合させた教育・研究に取り組んでいることです。したがって、両分野では、保健医療福祉に関する政策からソーシャルワーク実践にいたる幅広い課題に対して、専門的かつ総合的で理論的・実証的な研究を深めることができる教育・研究体系になっています。 |
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| 機能的で恵まれた 教育・研究環境 |
保健医療福祉政策・計画・運営分野及び保健医療福祉マネジメント学分野の教育・研究環境は、両分野の授業を担当する教員と一体的な環境にあることです。具体的には、教員の研究室と同フロアに「院生研究室」を設置していますので、常に教員の教育・研究機能と連結できるシステムとなっています。 |
| 個性の尊重と 双方向の コミュニケーション |
本専攻の指導体制は、それぞれの院生の個性を最大限に尊重することが特徴です。理論の押しつけや研究テーマの制約はありません。また、授業で心がけているのは双方向のコミュニケーションです。講義一辺倒ではなく、院生と教員、院生同士、他の専攻分野の院生との活発な議論および質疑応答をすることで多様な視点や連携を育むことができます。 |
| 高度専門知識を 活かした進路の選択 |
社会福祉学は論じるだけでは不十分です。研究成果をいかに実践につなげていくかが大切です。事実、多くの院生が当専攻で学んだ知識や研究成果を生かし、福祉関連の大学や専門学校での教員職や保健福祉行政職、医療や福祉の現場におけるソーシャルワーカーなどとして活躍しています。 |
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社会福祉学とは、援助を必要とする人に対する社会的支援のあり方に関する諸問題について解明する学問です。そうした社会的支援は、社会福祉援助活動とか、ソーシャルワークと呼ばれています。ソーシャルワークは、個人や家族が生活するうえで直面する問題や困難を解決するため、多様な福祉制度・福祉サービスの活用をはかり、提供することが課題となりますが、保健医療福祉マネジメント学分野では、そうしたソーシャルワークの理論と実践事例を研究することができます。また、少子・高齢化社会の進展や、貧困層の増大、環境汚染・公害・医療問題等の激発、社会・自然災害の多発等により、援助を必要とする人は明らかに増加しており、そうしたことに伴う社会福祉の問題解明・解決も求められています。学部卒業者、社会人を問わず、数多く存在する研究テーマの中から、自分独自のテーマを設定して調査研究をすることにより、福祉社会をつくるために貢献したいと考えている人たちの参加をお待ちしています。