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過去のメッセージ

修士課程 保健学専攻

理学療法学分野

松澤 寛大

保健学専攻

理学療法学分野 2020年度修了

論理的思考を臨床に活かす

私は大学4年の臨床実習で、理学療法を論理的に考える事に苦労しました。そこで、大学院に進学し、自らの疑問について調べ、論理的に表現する力を身に付ける事ができれば、臨床にも活かせると考え進学しました。大学院では基礎研究を中心に行い、地道にデータ収集に励みました。論文作成では、論理的に述べる事や読者にどのように面白さを伝えるかの工夫など丁寧にご指導いただきました。さらに、国際誌への論文投稿や査読者への返答の仕方など修了後も研究を続けられるよう、手厚くご指導をいただきました。

私は現在、運動器やスポーツのリハビリテーションに特化したクリニックに勤務しています。日々、理学療法を論理的に考えるように努めていますが、疑問や分からない事ばかりで生涯勉強や研究は必要だと感じています。

大学院修了後は、研究者になる事だけがゴールではないと思います。論理的思考を活かす場所は研究、臨床、他分野など個々の考えに合わせれば良いのではないかと思います。自分の可能性を広げるためにも手厚いご指導を受けられる本学の大学院進学はいかがでしょうか?

佐藤 大地

保健学専攻

理学療法学分野

私は本学の理学療法学科を卒業後に、修士課程の急性期理学療法コースに進学しました。このコースは、大学と協定を結んだ急性期病院に勤務しながら、修士課程にも在学できる非常に魅力的なコースで、大学4年生での臨床実習もこのコースを意識して急性期病院を希望しました。その臨床実習の際、急性期の患者さんに初めて関わる機会があったため、急性期理学療法の効果を自分で検証したいと強く思い、社会人院生への進学を決意しました。現在は呼吸器疾患を持つ患者さんに対する急性期理学療法の効果や生命予後に関する研究を行っており、解析方法・統計学や理学療法の効果などを学んでいます。将来は、急性期理学療法の科学的根拠を解明し、患者さんに貢献できる理学療法士を目指しています。

本学は、研究活動に力を入れており、各分野の研究活動に精通している先生方が大勢いらっしゃいます。また、フルタイム院生の他に、社会人院生も多数おり、各個人に合わせて充実したサポートも得られます。皆さんも、「自分の興味のある分野の知識を深めたい」「理学療法の科学的根拠を解明したい」という気持ちで、大学院へ進学してみませんか?

渡邉 拓

保健学専攻

理学療法学分野

私は本大学の理学療法学科卒業後、フルタイムの大学院生として修士課程に進学しました。大学4年生の臨床実習の際、脳卒中発症により感覚機能が低下している症例を担当しましたが、感覚機能向上を目的とした理学療法の科学的根拠は不十分であり、治療手技に対して疑問を抱くことが何度もありました。しかしながら、私には「疑問を解決する力」が足らず、研究手法を基礎から学びたいと強く思い、大学院進学を決意しました。現在は、感覚機能に関連する脳活動についての研究を行っており、脳活動の計測・解析手法、統計学などを基礎から学んでいます。この研究活動を通じて「疑問を解決する力」を身に付け、将来は科学的根拠に基づいた理学療法の確立に貢献できる理学療法士になりたいと思っています。

本大学は、研究活動が盛んな大学であり、研究活動に精通している経験豊富な先生が数多くいらっしゃいます。さらに、研究設備は全国トップクラスであり、最先端の研究機器を使用することが可能です。皆さんも、自分のやりたいことができ、そのやりたいことをサポートしてくれる最高の環境で充実した大学院生活を送ってみませんか?

稲井 卓真

保健学専攻

理学療法学分野 2014年度修了

私は2013年3月に本大学の理学療法学科を卒業後、就職を選択せずその4月に本大学院修士課程に進学しました。その理由として、理学療法学科4年次に所属した久保雅義教授のもとで「バイオメカニクス」といったヒトの動きに関する研究をやってみたいと思ったからです。大学院では時間的な余裕があったため専門書を毎日朝から晩まで読むことができ、バイオメカニクス研究に必要な物理・数学的な知識を深めることができました。私は、これらの知識を生かして理学療法に役立つバイオメカニクス研究を大学院修了後も継続していきたいと考えています。

大学院では「自分が学びたい」と思う分野を選択でき、多くの時間をその分野の勉強にあてることができます。私の場合は「バイオメカニクス」を選択し、一晩中この分野を勉強できました。これは長い人生において本当に貴重な経験だと感じています。もし「私はこの分野(例:脳、細胞、スポーツ、解剖等)が好きかもしれない」という気持ちがあれば、大学院への進学を検討してみてはいかがでしょうか。

池津 真大

保健学専攻

理学療法学分野

私は、学生時代部活でケガに苦しんだ経験から、将来スポーツ理学療法に携わりたいと考え、理学療法士を目指しました。大学院への進学を決意したのは、大学4年次の実習で前十字靭帯を損傷した患者様を担当したことがきっかけです。実習を通じて、患者様により良いスポーツ理学療法を提供するためには、「より専門的な知識を身に付けなければならない」と実感し、大学院へ進学しました。

大学院では、スポーツ障害の発生メカニズムの解明や予防を目的に、解剖学的研究と生体力学的研究を行っています。先生方は各分野に精通している方ばかりで、非常にハイレベルな指導をしてくださいます。また、本学には最先端の機器が揃っており、充実した研究活動を行うことができます。

研究活動以外では、未来のメダリストになり得る人材を発掘する「JAPAN RISING STAR PROJECT」に参加し水泳(飛込)選手のトレーニングサポートを行っています。また、新潟県の小・中学校へ訪問し、野球部員のメディカルチェックを行うなど、アスリートをサポートする機会を多くいただいています。

将来は大学院で学んだことを活かし、スポーツ障害で苦しんでいる患者様を一人でも多く助けられるよう、知識や技術を高めていきたいと思います。

佐々木 亮樹

保健学専攻

理学療法学分野 2016年度修了

私は本大学院修士課程修了後、理学療法士として病院に勤務しながら博士課程に在籍しました。私は、脳卒中後の運動麻痺を抱えた患者様を対象とした理学療法を専門にしております。しかし、科学的根拠が十分ではない理学療法手技も存在し、どのような理学療法が運動麻痺治療に効果的なのか疑問に感じておりました。そこで、本大学院博士課程に進学し、研究活動を通して学術的知識の習得と科学的根拠に基づいた理学療法を行うための論理的思考の習得を目指してきました。私は臨床知識の習得に加えて、これらの知識を身に付けることで、エビデンスに基づいたよりよい理学療法ができると考えております。

今後はオーストラリアの大学に所属し、研究者として脳機能の研究活動に携わる予定です。最終的には、この研究成果を理学療法の場に還元することを目指しております。

本大学院は研究機器が充実しているとともに、様々な専門分野に精通した先生方が在籍しています。何か理学療法に関する疑問を抱き、研究活動に興味がある方はぜひ大学院に進学してみてはいかがでしょうか。きっと素晴らしい環境の中で充実した大学院生活が送れるはずです。

吉田 卓磨

保健学専攻

理学療法学分野

私は本学の理学療法学科を卒業後、整形外科の病院・クリニックで理学療法士として勤務していました。日々の臨床の中で患者様の病態や治療法などについて疑問を持つことが幾度もありました。この疑問点について文献などをもとに調べる中で、疑問点に対する明確な答えがまだ無いものが多く存在することが分かり、この疑問点を、研究を通して自分自身で解決出来る能力を身につけたいと思い大学院進学を決意しました。

私は大学院で「動作時の膝蓋骨の動き」をテーマに研究活動を行っています。臨床の中で浮かんだ何気ない疑問点から明確な問題点を導き出し、実際にどの様な方法で問題点の検証を行っていくのかといった過程に苦慮しながらも充実した日々を過ごしています。

また、私は現在も現職の理学療法士として臨床での業務を行いながら就学しています。時間的な制約など大変な面も多くありますが、本学大学院では長期履修制度があることや指導教員と相談しながら研究活動を進めることで仕事との両立も可能となっています。

本学大学院では様々な分野で活躍されている先生方から指導を受け、研究活動を行うことが出来ます。大学院進学を検討している方々、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。充実した日々が待っているはずです。

Pham Van Manh
ファン ヴァン マイン

保健学専攻

理学療法学分野 2017年度修了

2012年からHAI DUONG医療技術大学の教員として学生に理学療法を教えていましたが、自分の知識は不十分だと感じ、海外に留学したいと考えました。私は幼い頃からずっと日本人の考え方や働く姿勢について関心を持っていましたので、1年半日本語を学び、2016年に新潟医療福祉大学大学院に入学して2018年3月に修士課程を修了することができました。本学は実験設備が整っており研究環境がとても良いと思います。しかし何より一番感謝している事は先生方が優しく熱心に教えてくださることです。例えば入学したばかりの頃、研究のことなど全く分からなかった私に、分野長の小林先生や指導教員の大西先生が辛抱強く熱心に教えてくださいました。そして、事務職員の方々には生活の面でお世話になりました。外国人留学生が研究に専念するためにはそういった支援が必要なので助かりました。

現在、ベトナムのリハビリテーションの発展はまだ不十分なため、患者のリハビリテーションの開始が遅れ機能回復や能力改善が妨げられています。将来、ベトナムの患者さんを助けるために私に何ができるか今も悩んでいます。皆さんも患者さんのために自分に何かできるか、大学院で考えてみませんか?

早尾 啓志

保健学専攻

理学療法学分野

学部生時代、資格取得に向けた勉強だけでなく、研究に触れる機会を多くいただきました。私は、その研究の過程で抱く疑問に向き合い少しずつ解決していく中で、研究の面白みや難しさといった様々な魅力を感じ、より精力的に研究活動に取り組みたいと思い大学院への進学を決意しました。

私は、現在「骨格筋の損傷」に焦点を当て研究を進めています。リハビリテーションやスポーツ競技において骨格筋の損傷は、痛みや筋力低下といった悪影響を及ぼします。そのため、損傷の予防法や骨格筋線維損傷時の組織動態などを検討しています。

大学院では、先生や先輩方の丁寧な指導のもと、多くの分からない知見や知識・技術に対し一層理解を深めることができ、充実した研究活動を行うことができています。また、学内の学習支援センターで学部生を対象とした学習支援や非常勤での病院勤務など、多方面に渡り貴重で有意義な経験もさせていただいております。

今後は、研究で向き合っている疑問を検討し、得られた知見を社会に還元したいと考えています。そして、修士課程を通して学んだ専門性の高い知識や技術を活かし、理学療法士として臨床で患者様により良い医療を提供していきたいです。

佐々木 亮樹

保健学専攻

理学療法学分野 2016年度修了

私が本大学院へ進学した理由は、研究活動を通して自ら問題提起を行い、物事を論理的に解決していく能力を高めることで、理学療法士として必要な資質を身に付けていきたいと考えたためです。

私は、本大学の学部生の時から指導教員にご指導をいただき、神経生理学分野の研究活動に取り組んできました。その結果、多くの学会で研究発表をさせて頂くとともに、海外雑誌へ論文を投稿するなど大変貴重な経験を積ませて頂きました。

私は研究活動を通して物事を論理的に解決していく能力が養われると考えています。この能力は研究活動だけでなく、理学療法士として患者様にエビデンスに基づいた理学療法を展開していく中でも必要な能力になります。そのため、研究活動を行うことで理学療法士として必要な資質も身に付けていくことができると考えています。そして私は、現在、病院で常勤として働くとともに大学院博士後期課程に進学し、論理的思考を身に付け、優秀な理学療法士・研究者になることを目指しています。

本大学院では、様々な分野に精通している先生方が多くいらっしゃいます。また、最先端の機器もあり、大学院で研究を行うための環境がとても充実しております。ぜひ、この恵まれた環境で大学院生活を送り、多くのことを学んでみてはいかがでしょうか。

作業療法学分野

渡邉 貴博

保健学専攻

作業療法学分野 2022年度修了

博士後期課程 医療福祉学専攻1年

私は本学を卒業し、約10年間の臨床経験を経て大学院へ進学しました。研究テーマは、「脳腫瘍患者の健康関連QOL」について、リハビリテーション治療の効果を検討するものです。大学院進学前から、学会発表を通じて現在の指導教員と議論を重ねる過程で、このテーマをより探求し、発信できる力を身につけたいと感じるようになりました。また、教員・先輩の姿を見るにつれ、私自身も研究活動を牽引できる人材になりたいと思った事が、大学院へ進学する強い動機です。

現在は、研究の途中経過を英文雑誌に投稿する作業を中心に活動しています。統計解析や翻訳作業など、慣れない事もありますが、教員のサポートや授業を通じて乗り越えることができています。

私が大学院へ進学した時期は、コロナ禍の真っ只中でした。また、夫・父親としての役割、仕事との両立にも不安もありました。しかし、授業やゼミ活動はオンラインが中心で、工夫次第で時間に余裕もできました。また、論文執筆活動の指導は、指導教員からメールで円滑に支援をいただいています。様々な社会活動が制限される世の中にあって、大学院進学は私にとって非常に前向きな選択だったと感じています。

「このような時代だからこそ、学べる環境がある」と捉え、大学院進学を検討してみてはいかがでしょうか。

池野 瑛吾

保健学専攻

作業療法学分野 2020年度修了

大学院では、自ら積極的に学ぶことのほか、ゼミでの活動が大切だと実感しています。研究では専門的で詳しい知識が必要になりますが、一番効率的に学ぶには自ら得た知識を基にゼミの仲間と知識を共有しあい、議論することによってより知識が深まります。また、同時に広い視野を持つこともできます。さらに、各分野には著名な先生が数多く在籍されておりますので、先生方からの指導によって実践的な知識を豊富に身につけることができました。

病院では、このような充実した研究経験を評価して頂き、給与面も優遇されました。また、大学院で学んだ知識の共有や研究に対する姿勢・考え方も現場での問題解決に役立っています。

今後は、効果的な治療が開発できるように臨床研究を進めたいと考えています。将来の目標は治療に役に立つ研究をしながら教員として働きたいと考えています。

大学院は自分の可能性を広げる場所だと考えています。将来は自分の研究成果によって少しでも効果的な治療が開発できればと考えています。ぜひ皆さんも大学院に進学し、将来の可能性をさらに広げてはいかがですか。

本間 健太

保健学専攻

作業療法学分野

私は本学の作業療法学科を卒業後、作業療法士として病院に就職しました。臨床の中で、脳卒中後うつ状態の対象者に対して、病前の趣味や役割だった作業を提供したことで、うつ症状が軽減した経験を得ました。しかし、「本当に介入の効果だったのか?」と疑問が生じました。そこで私は、脳卒中後のうつ状態について専門的な知識を身につけたい、生じた疑問を明らかにする力を身につけたいという思いから大学院への進学を決めました。

本学では、様々な分野で研究されている先生方の知識に触れることができます。また、文献検索や英語論文読解の方法など研究前の基礎的なスキルから、臨床研究を通して研究方法や統計手法まで学ぶことができます。

育児と病院勤務、大学院の両立ができるか不安でしたが、指導教員の理解もあり丁寧に指導して下さるので、両立しながら研究を進めることが出来ています。

今後は臨床研究を進め、現状の課題を明らかにするとともに、効果的な介入の開発や予防など発展的な研究にも取り組んでいけるようになりたいです。

大学院の進学を迷っていましたら、本学に一度相談してみてはいかがでしょうか。

小泉 裕昭

保健学専攻

作業療法学分野 2017年度修了

私は手の外傷・疾患患者の多い整形外科病院で勤務していますが、臨床で得た疑問を科学的に実証できる能力を習得するために本大学院への進学を決意しました。

修士課程では、肘関節の支持機能に関与する筋の特性について研究してきました。ここで得られた研究成果や本大学院での活動のおかげで、医療職に必要な論理的思考を養うことができ、現在では臨床現場においても科学的根拠のある治療が提供できるようになったと実感しています。

現在は博士後期課程に在籍していますが、修士課程で得た知見をさらに深めるべく研究を重ね、外傷性肘関節損傷の術後リハやスポーツ障害の発生予防等に役立つ研究成果が得られるよう取り組んでいきたいと考えています。

私は臨床業務の傍ら研究活動を行っているため時間的な制約も多くありますが、長期履修生制度を利用することにより自分のペースで学ぶ事が出来ています。大変なことも多いですが、本大学院では間違いなく有意義な時間を過ごせると思います。本大学院に興味のある方は、是非検討してみてはいかがでしょうか。

上野 愛範

保健学専攻

作業療法学分野

私は愛知県内の大学を卒業後、理学療法士として病院に勤務しています。急性期から在宅領域をカバーするケアミックス病院として療法士もそれぞれのフィールドで活動しています。4年目の頃に訪問リハビリへの部署異動があり、病院勤務の臨床とは違った視点を持つことが大切だと学びました。特に、排泄は在宅生活を継続していく点ではとても重要ですが、療法士として関われる中心が動作練習であり、排泄の一連の行為へのアプローチには下部尿路機能の知識も必要になってきます。大学時代では学ぶことができなかった視点をさらに広げていきたいと思い、大学院への進学を決めました。

現在は、疫学や統計といった研究・論文作成に必要な基礎的知識の勉強を中心に行っています。加えて臨床現場での問題点を明確にし、解決へ結び付けられるよう情報収集や分析等を担当教員の先生にご指導を頂きながら実施しています。

診療報酬の改定もあり、今後は療法士の働き方や活動場所が多様になっていくことが予測されます。いろいろな視点をもちながら可能性を広げていき、臨床・研究・教育の3本柱をしっかりともった療法士となれるよう今後も励んでいきたいと思っています。

本大学院には、私のように働きながら大学院で学ぶ学生もおり、臨床と研究の両立ができる環境にあります。私も不安が多い進学でしたが、熱心に相談に乗って頂ける教職員の方や先輩方がいます。是非とも一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

塚原 美希

保健学専攻

作業療法学分野 2015年度修了

私は大学院で研究手法の基礎と臨床研究の面白さを学びました。

臨床現場にて、働きながら様々な疑問にぶつかりました。そして疑問を解決するための力を身につけたいと思い、大学院に進学することを決意しました。研究を始めた当初は、論文を「研究」のベースとして読むということが難しく感じました。論文を深く読むということに慣れていなかったと痛感しました。

しかし、継続していると自分が働いている臨床現場でも少しずつ変化を感じるようになりました。目の前に起こる問題に対して、今まで以上に深く考えるようになりました。大学院にて学んだことで、より深く考える力を得られたと思います。

今は老健で働きながら、地域で暮らしている方が自分たちで健康を管理していく生活を支援する施設づくりに関わっています。

臨床現場で働きながら大学院に通うのは大変でした。何度も挫折しそうになりました。しかし、先生や周りの仲間がサポートしてくれました。苦しい時もあると思いますが、確実に自分が成長できるチャンスだと思います。

小泉裕昭

小泉 裕昭

保健学専攻

作業療法学分野

私は本学の作業療法学科を卒業後、手の外傷・疾患患者が多い整形外科病院で作業療法士として勤務しておりました。臨床現場では様々な患者様の治療に携わり、多くのことを学びました。しかし現場では、自身が行っている治療法が患者様にとって有効な治療手段であるのかどうか疑問に感じることが幾度もありました。そこで、治療法に対する効果や影響を科学的に実証できる能力を習得したいと考えるようになり、本学大学院への進学を決意しました。

現在は研究手法や論文作成などの基礎的な部分から学んでいます。講義の中では他職種の方と関わる機会も多くあり、幅広い知識を身につけることが出来ると共に、多くの刺激を受けています。また本大学院で学べる知識や考え方は、研究活動のみならず、臨床現場においても十分活かす事が出来ると思っています。

大学院では社会人として働きながら学んでいる方が多く、私自身も仕事と研究を両立させなければいけないため、入学前は漠然とした不安を抱えていました。しかし実際に入学してみると、先生方はそういった院生の状況を理解し、丁寧に指導してくれます。時間的な制約など大変な面も多くありますが、今では入学を決意して本当に良かったと思っています。

大学院進学を検討している方々、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

豊栄峻

豊栄 峻

保健学専攻

作業療法学分野 2013年度修了
恒心会おぐら病院 勤務

私はこれまで鹿児島県の病院で5年間、作業療法士として臨床に携わっていました。その間、業務で生じた疑問などを解決するために学会発表や臨床研究を行っていましたが、暗中模索のような状態でした。そこで、しっかりとした環境で勉強方法や研究手法を学びたいと考え、作業療法士6年目にして本学の大学院修士課程へ進学しました。

本学の授業では、研究法や論文作成に必要なスキルを学ぶことが出来た上に、保健医療福祉の幅広い分野の先生方の知識に触れることが出来ました。また、私は筋電図学的手法を用いて筋の特性を検討する研究を行いましたが、その過程において、研究方法や統計的手法、英語論文抄読を通して、自分の専門分野をより深く理解することができました。また担当していただいた教授に懇切丁寧にご指導していただき、自分で疑問を解決していくプロセスを学ぶことが出来ました。

現在は鹿児島の病院に復職し、作業療法士として臨床に携わっています。本学を修了した今は、大学院で学んだ知識や経験を現在の仕事へ生かすことの他、大学院で得た新たな知見を公表するための継続的な論文執筆や学会発表が私の課題となっております。また、今後も業務で生じた疑問などを解決するために臨床研究をどんどん進めていきたいと考えています。

松本 卓也

保健学専攻

作業療法学分野

私が本学の大学院に進学したきっかけは、学部2年次に履修した研究プロジェクト演習(Undergraduate research opportunity program;UROP)の影響であると思います。UROPを通して、自分の身体内で何気なく生じている現象の複雑さを学び、明らかにすることの面白さを感じるようになりました。そして、さらに学びたいと思い、卒業と同時に本学大学院作業療法学分野へ進学しました。

現在、大学院では指導教員や研究所の先生方の研究の補助やその研究に関する文献の検索、抄読を行っています。一つ実験をするだけで、実験で用いる専用の機器、実験の手法、実験背景等理解すべきことが多くあるため、大変でありますが非常に勉強になります。自分の疑問を解決、仮説を実証するために実験をし、その結果を考察、解決していく能力を大学院では鍛えることが出来ると思います。大学院の2年間でこの能力を鍛え、臨床の作業療法で生かせるようにしたいと考えています。

私は働きながら大学院に通うのではなく、フルタイムの大学院生として通っています。このため、共に大学を卒業した仲間が作業療法士として働いている中、自分ひとり大学院に進学したことに不安を覚えましたが、研究活動に没頭する毎日を送ることができるのは非常に有意義であると感じています。

岩波 潤

保健学専攻

作業療法学分野 2012年度修了

私は本学の作業療法学科を卒業後(2005年度卒)、長野県の病院に就職しました。臨床場面ではリハビリテーションに関われる喜びを感じる一方で、治療的根拠の必要性を感じることが度々ありました。私はそれらを明らかにしたいと考え、就職6年目に本学の大学院修士課程へ進学しました。

大学院の授業では、作業療法学分野のみならず他分野においても高度で専門的な先生方による講義が行われるため、幅広い分野の知識に触れることができました。また、私は電気生理学的手法を用いてリハビリテーション手段を解明する研究を行いましたが、その過程においても研究方法や統計的手法の習熟、英語論文抄読を通して、自分の専門分野をより深く理解することができました。

現在は大学において教育・研究に携わっており、大学院で学んだ知識や経験を現在の仕事へ活かすとともに今後も臨床時に感じた疑問を明らかにしていきたいと考えています。本学の大学院には、長期履修生制度や奨学金制度など大学院生を支援するシステムがあります。ぜひ大学院へ進学し、皆さんの持つ「学びたいという熱意」を保健・医療・福祉分野の発展に役立てるとともに、自身のキャリアアップを目指してください。

言語聴覚分野

平井 香織

保健学専攻

言語聴覚学分野 2015年度修了

「自分のやってきた臨床は意味のあるものだったのか?」という疑問を解決するための方法を学びたいと思ったことが、私が大学院進学を決めた理由です。研究に取り組んだのは卒業以来で研究者として初心者レベルではありましたが、大学院では経験豊富な指導教員に、研究計画の立案から進行状況、研究成果を厳しくチェックしていただき修士論文としての精度を高めることができました。同時に、文献検索や読み方、先行研究の整理、実験方法、統計処理など、研究に必要な多くのことを学ぶことができました。現在は、在学中に研究補助員として勤めていた研究所で助手として勤務した後、急性期病院で臨床業務に携わっています。

将来は、臨床家としてだけでなく研究者としても研鑽を積んでいきたいと考えていますが、このような機会に恵まれたことや研究所で働こうという選択肢を選べたことも大学院へ進学し研究の面白さを学んだことが少なからず影響していると思います。仕事と学業の両立は体力的にきつい時期もありましたが、大学院生活は想像した以上に価値のある素晴らしい体験でした。様々な事情で進学を迷われている方もいると思いますが、まずは「挑戦してみる」ことだと思います。学びの深さ、そして貴重な出会いと濃厚な経験が、今後の言語聴覚士としての仕事に深みを与えてくれるのではないでしょうか。

田村 俊暁

保健学専攻

言語聴覚学分野 2018年度修了

大学院修士課程の2年間で、様々な講義から研究の技術的なことはもちろんですが、臨床の小さな疑問を研究として未解明なことへ昇華する方法を学びました。主体性を持って自分で解決していく過程は、現場の仕事にも通じることです。

修士課程での勉強・研究から得たものは、臨床で遭遇した問題から、短時間で患者さんに有益な情報にたどり着けるようになったことです。苦手だった英語の医学論文も検索・参照できるようになり、時間の有効活用・臨床内容の充実化が図られました。

将来は、発声発語障害領域を中心に、質の高い臨床研究ができる研究者になるのが目標です。修士課程で学んだ音響学的解析手法や運動学的なデータ処理技術を用いた研究をさらに発展させるため、新潟医療福祉大学大学院の博士課程に進学し、現在次の成果に向けて研究を継続しています。

研究に対する技術や知識をつけることももちろんですが、高い志を持った大学院生との交流はかけがえの無い時間でした。今自分がいる環境に刺激が欲しい方、将来の目標がある方は、大学院進学はいいきっかけになると思います。

藤原 怜子

保健学専攻

言語聴覚学分野

言語聴覚士として、病院や介護療養型老健で5年間勤務をしてきました。特に老健では、経口摂取を継続するかどうか求められることがあり、その方の最期の一口に関わる事も多く経験しました。自分の評価は正しかったのか、利用者様に何ができたのか、利用者様と関わらせて頂いた中で疑問に持つことも増え、もっと成長したいと思うようになり、大学院進学を決めました。入学の決め手となったのは「優れたQOLサポーターを育成する」という大学の理念に惹かれたためです。現在は先生をはじめ、周囲の方に支えてもらいながら、自分と向き合い、研究ができる環境で仕事と両立をしています。

大学院では基礎的な講義や他分野の講義も受講しました。他職種の院生と関われた事はとても良い刺激となりました。将来は嚥下音についての研究を続けながら、臨床の場も好きなので、食を楽しんでいただける支援を続けていきたいと思います。大学院は自分の興味が原動力になり、自分が行動した分だけ成果が出る場だと思います。迷っている方は是非一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

田村 俊暁

保健学専攻

言語聴覚学分野

私は養成校卒業後、神経難病患者さんが多く入院する病院に勤務しました。しかし、治療法に関する参考書は少なく、研究論文や学会などで情報収集をするようになりました。そのような日々の中で、より専門的な知識・技術の必要性と同時に研究(学問)の楽しさを感じ、大学院進学を考えるようになりました。言語聴覚士として8年勤務後、ご縁があり新潟医療福祉大学の助手として勤務、翌年に言語聴覚学分野の大学院生となりました。

現在大学院では、舌の運動機能と発音との関連性について研究をしています。発音の障害は複雑で画一的な治療や評価方法がほとんどありません。運動機能評価・解析方法や音響分析について試行錯誤しながら実験を重ね、粘り強く続ける大切さ「学問に王道なし」を実感する日々です。将来は研究を続け、世界で通用する成果を出せるようになりたいです。

大学院と仕事との両立は大変ですが、得られる充実感はそれ以上です。大学院生活中に関心のある分野や知りたいことが次第に明確になるので、少しでも迷うなら、まずは行動してみてはいかがでしょうか。

平野 春樹

保健学専攻

言語聴覚学分野

「なんでこんなことが起こるんだろう」みなさんも臨床の現場でこんな疑問を思う事はないでしょうか。私は4年間病院勤務をしてきましたが、聞こえの悪い高齢患者さんと接している中で、教科書通りにいかない体験を何回も体験してきました。この様な臨床を繰り返すうちに聴覚障害で困っている人たちの手助けをしたいという考えが強くなり、「教えられるのではなく、自分で思考し探究していく力」や「臨床現場での疑問の解明」ができる様に本大学院言語聴覚学分野への進学を決めました。入学後は聴力検査スキル習得のため、補聴器メーカーへの研修や先行研究の調査を行い、夜間や土曜日に「保健・医療・福祉連携教育実践法」や「自然科学系研究方法論」などの講義を聴講しています。臨床とは違う疲れもありますが、担当教官からの指導や他の院生から情報入手、大学図書館の検索情報を利用し、臨床での疑問に対する研究を進めながら充実した日々を送っています。

大学院という場は臨床でのスキルアップだけではなく社会貢献の側面があります。また、臨床での疑問に近づける場でもあると考えます。もし、そのような考えを持たれている方でしたら大学院への進学をお勧めします。

安達 侑夏

保健学専攻

言語聴覚学分野 2014年度修了
総合リハビリテーションセンター・みどり病院 勤務

私は本学の言語聴覚学科を卒業し、病院で言語聴覚士として勤務してきました。日々の中で、患者さんに対して親身になれていないのではと考えるようになったことと、臨床を通して興味のあることを研究したいという思いから本学大学院に進学しました。

大学院では、自分が臨床を行う中で興味のあることについてじっくりと研究することができ、患者さんと関わる時間が私にとってとても楽しみな時間になっていました。振り返ってみると充実した2年間を過ごすことが出来たと思います。また、学会発表をしたことでより専門的な知識を学ぶことが出来たり、他分野の院生と関われたことで、自分の考えや視野を広げることができたりしました。

言語聴覚士として今年で5年目に入りましたが、まだまだ分からないことが多くあります。自分の専門性をもっともっと伸ばしていくとともに、視野を広げていろいろなことを吸収して、患者さん一人ひとりに親身になれる言語聴覚士になりたいと考えています。大学院はこれまでの自分を振り返り、新しい目標を見つけることが出来る場所だと思います。

市野 千恵

保健学専攻

言語聴覚学分野 2011年度修了
新潟医療福祉大学 言語聴覚学科 勤務

私は、本学言語聴覚学科を卒業し、言語聴覚士として病院や地域リハといった医療・福祉の分野を経験してきました。また、並行して本学大学院修士課程に進学しました。

大学院では、研究として「レビー小体を伴う認知症患者の認知機能変動に関する質問票の検討」を行いました。そこでは、研究手法のみではなく症例を突き詰めて考える姿勢を学び、それが大学院修了後の臨床研究や学会発表に生かされています。

また、大学院ではそれまでの臨床経験を振り返り、再考できる良い機会を得られました。何より、他職種の様々な経験を持つ同志と出会えたことがとても刺激になりました。大学院というと、専門分野の研究にひたすら励むといったイメージがありますが、私はむしろ専門知識以外の自分自身の多面的な視野の広がりを得ることができたように感じます。

私は、今年から本学言語聴覚学科の助手に着任しました。臨床場面で得た経験と大学院で学んだ"突き詰める面白さ"を微力ながら学生に伝えることを通して、私自身も人として臨床家として成長していきたいと考えています。自分をより高めたいと考えている皆さんにとって、大学院はきっと何らかのプラスを与えてくれる場だと思います。

加藤 梓

保健学専攻

言語聴覚分野

私はこれまで、病院や介護老人保健施設において言語聴覚士として働いてきました。言語治療により機能や生活の状態が回復してくる患者さんがいる一方で、訓練しても状態が悪化していく患者さんを目の当たりにしました。特に、認知症により食事が摂れなくなったり、以前はできたセルフケアが徐々にできなくなったりすることが、家族の負担になっていく様子は強く印象に残りました。同時に「どうにかできないか、何か役に立てないか」という責務に駆られました。本大学院では働きながら学べるという利点もあり、また認知症の専門の先生もおられることが魅力だと思いました。現在は認知症の専門医である今村先生の下で最新の認知症の知識を学んだり、実際の臨床現場で認知症をもつ家族と関わったりしながら、日々勉強させていただいております。将来的には認知症を持つ家族の負担を軽減することを目的に、認知機能とその行動の関連、家族指導の有効性などについて研究していきたいと考えています。

今臨床現場にいて迷っている方や、疑問を解決したい方などにはぜひ大学院へ進学していただきたいと思います。言語聴覚分野ではさまざまな資格を持つ先生方が丁寧に指導してくださいます。私たちと一緒に勉強してみませんか。

義肢装具自立支援学分野

上脇 寿人

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2年

大きな目標に対する一歩

私は本学の義肢装具自立支援学科を卒業後、フルタイム学生として本大学院の修士課程に進学しました。大学では4年間を通して主に義足や装具を製作したり、4年生の時には学術大会に参加するといった活動をしてきました。その中で、大腿義足の分野に対しより一層の知識の向上や、研究のノウハウについてしっかり学びたいと考えて大学院に進学をしました。

大学院では、学部生の時から行っていました大腿義足分野の「大腿切断者に対する断端評価の客観的評価」に関する研究をしています。断端評価は、義足を製作するにあたり重要な部分となっています。ですが「切断端の皮下脂肪の厚さ・柔らかさ」や「切断端の長さ」には規定がなく、経験により行われております。そこで私は、客観的な評価になるよう研究をしております。

将来は、義肢装具士としてのキャリアを積んでいきながら、研究も継続していきたいと考えております。また、海外協力隊などの活動にも興味があります。

是非皆さんも、大学院に進学してより多くの知識を深め、将来の可能性を広げてみませんか。

矢田 盛夫

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2021年度修了

私が2020年に大学院に入学した時は、既に海外で赤十字国際委員会の義肢装具士として働いており、海外からの履修や時差、オンライン授業への参加等、不安もありましたが、事前に先生方や教務の方々のアドバイスを得て入学を決めました。不運にも私が入学した時期には、既に新型コロナウィルスが猛威を振るっており、私のミッションもバングラデシュからシリアへと移動になったことも重なって、結果として一度も大学を訪問することなく修了を迎えましたが、先生方のご理解と懇篤な支援、同級生のサポート、大学院のオンライン授業の充実によって無事2年間で大学院を終えることができました。研究テーマは日常の業務の中でふと疑問に思ったことがきっかけとなりましたが、研究を進める中で、今までは気が付かなかったことにあらためて気が付いたり、研究結果が実務に良い影響を及ぼしたりと、研究の意義、楽しさ、難しさ等、沢山のことを大学院の経験を通して学ぶことができました。指導教員の江原先生が始めにおっしゃっていた「どんなことでも研究になり得る」をこれからも実践していきたいと思います。皆さんも、日々の業務で疑問を感じることがあると思いますので、ぜひ大学院進学を検討されてはいかがでしょうか。

中林 功一

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は、中小企業経営の実務と並行しての入学です。目的は企業経営の高度化です。企業の平均寿命が30年と言われる中、弊社は今年63年を迎えます。しかしながら、これから先の保証はありません。確たるものは唯一、環境に適応し、社会に貢献出来る価値を有するか否かに掛かっています。

靴下の製造直販を営む弊社の初手は、商品の高度化と考え、健康に寄与する視点で製造技術を活かせないか?効果を証明できないか?と模索していました。その過程で出会ったのが、本学大学院で学んだ友人でした。私の考えは、靴やインソール分野に共通するものであり、その第一人者が阿部教授であると聞きました。

一方、中小企業は大手と違い、経営資源に乏しく必要と分かっても容易に力を割けないのが実情です。私の場合、人と時間でした。大学院の門を叩くスタッフがいない、時間が乏しい。新しい学びにも時間は必須。到底無理に思えた私に与えられた灯明が長期履修生制度でした。この制度は、中小企業経営者にとっても、一つの救いであると思います。

林 維政
リン ウェイツン

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2020年度修了

私は28年の臨床経験を持つ台湾の理学療法士です。台湾では義肢装具の専門大学がないのですが、阿部薫教授が何度も台湾で講義や実技指導を実施されたので、足・靴そしてスポーツへの応用について多くの知識と技術を得ることができました。さらに学びを深めるため、この分野でアジアを牽引する本大学院に進学しました。

キャンパスで一部の対面授業を受け、その後はほとんど英語でのメディア授業でした。新型コロナウイルスの大流行にも関わらず、こうした柔軟な対応のおかげで、台湾で働きながら勉学と研究指導を受けることができ、スポーツ選手を対象とした研究も無事に終了しました。この研究成果が高く評価され、後にナショナル・イノベーション・アワードを受賞し、台湾の頼副総統(副大統領)から賞状を授与され大変光栄なことでした。

外国の大学院へ進学することは距離・言葉・時間等の問題がありますが、先生方の指導や事務局の支援のおかげで学位を取得することができました。これからも本大学院で身につけた知識や経験を活かし、自分を更に磨きながら社会に貢献していきたいと思います。

津留﨑 康平

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私が大学院進学を考えるようになったきっかけは大学4年生の時に行っていた研究です。その研究は大学卒業までに完結させるつもりだったのですが、4年生の9月頃に「まずいぞ、このままじゃ終わらないぞ」ということに気づいてしまいました。研究を後輩に引き継ぐという選択肢もあったのですが、やっぱり自分の手でデータを集めて解析したいという好奇心が勝り、最終的には進学を決めました。

現在は研究と並行して、研究に必要なバイオメカニズム・英語・統計学の勉強や、学習支援センターで学生の指導を行っています。当初、修士の2年間は研究だけできれば問題ないと考えていましたが、他の院生との議論や学生の指導を通して自分の視野が広がるという経験が既に何度もあり、研究だけするのはもったいないと感じています。将来の目標は特になく、進路を決める時期になったらその時やりたいことを選ぼうと考えています。

最後に大学院進学を考えている方々へ、他人の視線を過剰に意識して進路を決めることはおすすめしません。あなたの進路は、あなたしか選ぶことができないのです。

松本 典子

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2019年度修了

私は靴のミシン修理専門職人として仕事をしていました。問題意識を持ったのは仕事を通して接するお客様に足の問題を抱えた方が多かったためです。適切なアドバイスができず悔しい思いをする日々でした。それから個人で勉強を開始し、足や靴に関係する学会やセミナーに参加しました。その一つで後の指導教授となる阿部先生と出会いました。「お客さんのために動くことに職種は関係ない」という言葉に感銘をうけて、大学院進学を決めました。

阿部研究室では靴人間科学という珍しい講座を開講しているのですが、ここでは国籍や年齢、職種にとらわれない様々な仲間と接する機会を持つことができました。異なる価値観を共有できたことは財産になりました。在学中は国内外の学会に挑戦する機会も多く、自分の無力さを実感し、しんどい時もありましたが先輩方に助言をいただきながらなんとか乗り越えました。

これから一対一でお客様と関わる職人から、さらに広い視野をもった職種にステップアップすることを考えています。大学院にチャレンジしたことで自分の可能性を拡げることができたと感じています。

西澤 梓

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は、本学の義肢装具自立支援学科を卒業後、大学院に進学しました。

進学のきっかけは、学部生時代に卒業研究などで行った姿勢関連の研究を通し、疑問を解明することに魅力を感じると共に、問題を解決できる製品の開発・評価に携わりたいと思ったからです。

現在は、研究分野の論文を読みながら、研究の進め方・評価方法・プロトコルの作成・統計学など、研究の基礎を勉強しています。また、フルタイム院生という利点を活かし、研究のみでなく学部の授業に補助(ティーチングアシスタント)として参加させて頂き、教員の方々から人に伝えるテクニックや研究についてのアドバイスを頂いています。

義肢装具自立支援学分野では、教員との距離感が近く、それぞれの分野におけるプロフェッショナルから直接指導して頂けることも大きな経験だと感じています。

今後は、研究を通して、語学・CADなどに挑戦し、自分の義肢装具士としての可能性を広げていきたいと考えています。

大学院での経験は、新しい可能性やステップアップにつながると思います。

伊藤 菜記

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2018年度修了

私は学部の時代から、小さなことにも興味を持つというゼミの指導教員に言われたことを大切にして研究を行ってきました。学部生時代に参加させていただいた学会では、自身が長年疑問に感じていたことを研究し、それに対する研究過程や曖昧だったことを定量化することの面白さを感じ、さらに多くのことを学びたいと思い大学院進学を決めました。

入学後は、フルタイムの院生として授業の補助などをさせていただき、多くの事を先生方から学び、後輩たちに対してアドバイスができるように自分なりに勉強をして過ごしました。研究に関しては、ゼミの研究ミーティングの際に先生や先輩方からアドバイスを頂きながら、学部時代と同様に日頃の生活の中にふと思った疑問を研究のテーマにして深く追及してきました。また、大学院の講義では様々な研究分野の方達との関わりがあり、話の中で自分とは違った視点の意見を聞くことができ、とても刺激的でした。

現在は社会人1年目として働き、多くのことを学んでいます。仕事を覚えるのは大変なこともありますが、非常にやりがいを感じ自分自身への自信につながると思っています。今後は、大学院で学んだことを活かしていきながら義肢装具士として患者様により良い生活を提供できるように向上心と探求心を忘れずに今後の学びに励んでいきます。

最後に、日常の小さな事にも興味を持ち、多くの事を大学院で学んでいただければと思います。

渡邉 真

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は病院に勤務しており理学療法士として働きながら大学院に通っています。

本学の義肢装具自立支援学分野への進学を希望した理由は、臨床で多くの疑問を持つようになったからです。臨床現場では、脳血管障害を中心としており、装具療法に力を入れています。本分野では、装具やバイオメカニクス、動作分析など理学療法に必要不可欠なことを多く学ぶことができます。また、高度な研究スキルを身につけた上で、臨床での疑問を究明する必要があると考えたからです。

現在大学院では研究に必要な基礎および知識の蓄積を中心に実施しています。また、論文抄読会で英語の論文に触れることで英語の重要性も感じています。担当教員からは人のためになる研究をするよう指導を受けています。そのため研究では、脳卒中患者に対して還元のできるテーマを教員と相談しながら決めていきたいと思っています。

将来的には、自分の所属している病院での研究の普及を目指していきたいと考えています。また、新たな知見を見出し世の中の発展に努めていけたらと思います。

実際の臨床現場では、学部生の頃には感じることのできない経験をします。その経験は疑問を生み、解決出来ないことが多くあります。大学院では、その疑問に近づけるための場所でもあり自分のスキルアップにも繋がるため少しでも疑問を持っている方がいれば進学をお勧めします。

伊藤 あきみ

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2017年度修了

私が研究を始めたのは学部生の頃でした。所属していたゼミの先生に誘われたのがきっかけで研究を行うようになり、それが日常となり当然のように大学院への進学も決めました。

大学院では仕事と両立しながら靴について研究を行っていましたが、義肢装具士として靴を見る機会が多く知識にも偏りが出てしまいます。そのため多方面で活躍する先輩が在籍している本学で意見を交換しながら学ぶことで、多角的にものごとを見る力を養うだけでなく靴・インソール・足についての現状を知ることにもつながりました。

「健康は足から」といわれるように足は一生体を支えるものであり、靴は子供からお年寄りまで一生履くものになります。足と靴を研究していくことで少しでもエビデンスが確立され、一人ひとりに合うものを提供するだけでなく、多くの人にちょうど良いものをつくるきっかけとなるように励みたいと思います。

義肢装具自立支援学分野の魅力の一つに先生方・先輩方との距離が近いということがあります。煮詰まった時には的確なアドバイスをいただけ、時には厳しく、時には優しく指導していただけます。不安なことも多いと思いますが、共に協力しながら学びましょう。

井上 捷太

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野

私は学部生時代に、あるテレビ番組で三次元動作解析装置を知りました。その際に、普段の生活において可視化できない身体的負担を力学的に定量化するバイオメカニクスという分野に興味を抱きました。

それをきっかけとして、学内でのクラブ活動やUROP(研究プロジェクト演習)などで三次元動作解析について学び、卒業研究でも三次元動作解析装置を用いた研究を行いました。その後将来を考えたとき、研究・開発分野に携わりたいという思いから、より三次元動作解析について深く学びたいと考えるようになり、大学院へ進学致しました。

現在大学院では三次元動作解析の第一人者である江原教授の熱心なご指導のもと、主に「三次元動作解析装置を活用した股関節中心位置の推定」についての研究を行っています。またTeaching Assistantとして授業に参加することで、義肢装具に対する製作技術や臨床的な視点、加えて説明力なども同時に磨いています。

卒業後は研究やTeaching Assistantなどで身に付いたスキルを活かし、義肢装具士として、多くの患者様によりよい義肢装具・福祉用具を提供していきたいと考えております。

私は興味をもったこと、分からないことはその思いが薄れないうちに学ぶことが大事だと思っています。今、学びたいと思っている方は大学院への進学をお勧めいたします。

平山 由紀穂

保健学専攻

義肢装具自立支援学分野 2016年度修了

私はフットケアサロンで、フットセラピストとして足のケアと、日常の歩行の質を高めるための靴やおしゃれ靴としてのセミオーダーパンプス、およびインソールの提供、そして姿勢、歩行指導というサービスを提供しており、義肢装具士の資格は持っていません。サロンにはサイズの合っていない靴で足を痛めたり、歩き方に悩むお客様がほとんどであったため、靴やインソール技術の講習会に積極的に参加していく中で、講習会の講師をされていた阿部教授に出会いました。そして靴とヒトの歩行の関係を科学的に研究する「靴人間科学」という科目があることを知り、まさに私が学ぶべき場所と思い、大学院進学を決めました。

多くのことを学びたいと思っていた私でしたが、まずは研究テーマを絞り込むことにさえ、とても苦労しました。慣例的に経験や勘で行なってきたプロセスを、科学的に証明することの難しさを知ることになりましたが、指導教員の先生方の指導、先輩方や同期生の助言や協力で進めることができました。

研究活動は独創力・企画力・実行力などの総合的な力が試されるというのが指導教授の言葉ですが、大学院での2年間で研究手法の基礎と研究の面白さを知ることができました。

今後は専門家としての実践活動に、研究者の一人として科学的検証の視点を生かしていきたいと思っています。

全国から集まった研究室の先輩方や同期生、また他分野の多職種の方々との交流やディスカッションの機会もあり、より広い視野と社会人院生ならではの修学における苦労を乗り越える情熱に触れることができ、大変刺激を受け、励みにもなりました。

医療技術安全管理学分野

坂西 清

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

私は新潟県内の医療機関で20年以上働いてきました。大学院に進学することなど考えてもいませんでしたが、上司の後押しや同僚の大学院で学ぶ姿を見て、自分の成長に繋がると考え医療技術安全管理学分野に入学しました。

現在、私は大学院で臨床検査の標準化や医療安全管理を学んでいます。勤務地が大学院から遠方ということもあり仕事との両立は難しいとも考えましたが、リモートでの授業もあり仕事の後に余裕をもって受けることができます。教員の先生方も学生の質問や悩みに親身になって対応してくださり大変にありがたく感じています。

また、講義の内容も実際の医療現場につながることが多く、大変有意義な経験をさせていただいています。

高度化していく医療において、臨床検査は品質・精度の確保やリスク管理が非常に重要になってきています。臨床検査が標準化され、品質が担保されたデータは患者に対してより良い医療の提供につながります。大学で学んだことを医療現場で活かし、後進の指導につなげていきたいと思っています。

井口 啓太

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 2020年度修了

臨床検査技師養成校を卒業し、およそ20年間病院に勤務しています。私は大学を卒業していなかったため、研究や論文作成に興味はありましたが、大学院で学ぶことなど無縁だと思っていました。そんな折、すでに本学の大学院で学んでいた上司から、大学を卒業していなくても基準を満たしていれば入学できるとの情報をいただき、思い切って入学することを決意しました。

2年間の学生生活は有意義なものでした。1年次の基礎科目ではメディア授業を中心として、課題提出、グループワークなどを行いました。多職種、他分野の院生とお話しする機会もあり新鮮でした。また月に2回の研究会では、抄読会や他の院生の研究進捗発表を中心に、研究の組み立て方、医療技術安全管理学の要点を学ばせていただきました。論文など書いたことがなかったため、この指導がなければ論文完成に至らなかったと思います。2年次は、研究の進捗を報告し、先生方の厳しくも熱心な指導のおかげで、論文を完成させることができました。この経験が、臨床でのスタッフ教育、医療安全管理に繋がると確信しています。

仕事・学業の両立も、想像より負担は少なく修了することができました。興味がある方は、大学院という学びの場へ飛び込んでみてはいかがでしょうか?

髙橋 一哲

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

私は、新潟県内の医療機関で25年余り臨床検査技師として勤務しています。いつか学びの場へ、との思いは持ち続けてきましたが、生活や仕事と両立できるか不安もあり行動に至りませんでした。

そんな折、上司が突如本学大学院に入学し、その勢いに背中を押してもらう形で輪に入れていただきました。同じ社会人の学友にも恵まれ、研究会で互いの成果を報告する度に、成長の実感と更なる課題発見の日々を過ごしています。

大学院では職場で得られたデータをもとに、自動分析装置の安定稼働に関する研究を進めています。装置の安定は検査室のみならず病院全体のパフォーマンスと信頼に関わり、専攻分野の掲げる医療の安心安全につながると考えています。

現在、異動のため大学所在地から離れましたが、遠隔授業が推進されたことにより登校は必須ではありません。また、状況に応じて臨床での指導方法を相談でき、生活・仕事への支障を最小限にできることは大きな魅力だと思います。入学のタイミングは個々の事情により今かもしれませんし先かもしれませんが、いつでも、何歳であっても学びの門戸は開いていますので、迷われている方は一歩を進めては如何でしょうか。

柴田 真由美

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 2019年度修了

臨床検査技師として30年間病院勤務をしていて、大学院や論文は無縁な世界だと思っていました。ところが、久保野教授の御講演を拝聴し、実際にお話を伺い、この先生の下で勉強してみたいと思い、大学院へ飛び込みました。

2年間の学生生活は大変でしたが、新鮮でもありました。1年次の基礎科目ではweb授業を受け、課題の提出や、グループワークなどを行い、若い方に交じって勉強しました。月に2回の研究会は、他の院生の研究の進捗発表を聴き、自分の進捗を報告しました。臨床検査技師、臨床工学技士と混じり合い、自分の知らない世界の話を聴けたのは勉強になりました。また、そこで研究の進め方、論文のまとめ方の指導を受けました。論文を書いた経験がなく、何から手をつけてよいのかわからない状態でしたので、この指導がなければ、形にならなかったと思います。当時は先生方のご指摘に心折れそう(折れていました)でしたが、今となってはいい思い出です。年齢を重ねてくると、だんだん自分に意見を言ってくれる人は少なくなってきます。研究会では、先生も学生も意見をぶつけ合い、とても有意義な時間を過ごすことができました。今では研究会に出ないことを寂しく感じます。

この経験が今後、院内の若いスタッフへの教育に繋げることができます。勤務との両立は大変ですが、得るものは大きいと思います。一歩を踏み出して、新しい扉を開けてみてください。

齋藤 大造

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 2018年度修了

私は現在、病院の臨床検査科で臨床検査技師として働いています。日頃から、医療事故に繋がるインシデントは、何が原因で発生するのかを考えていました。

本学については以前より知っていましたが、定年前にチャレンジしてみようと思い大学院修士課程に入学しました。

はじめは、働きながら学び研究をすることに悩みましたが、先生方の丁寧なご指導と家族の支えがあり、勉強、研究に集中することができました。1年目は、夜間に開講される講義の単位修得に努めました。特に「質量分析・データマイニング」について学ぶ機会を得たことが論文作成に役立ちました。2年目は、定年退職と再任用など公私に渡り忙しい年でした。思うようにデータ解析ができない時もありましたが、先生方のご指導のもと、学会発表に向けてのデータの解析・学会発表の抄録など幾度となく修正していただき、無事に発表ができました。また、研究計画、論文の記述方法など、研究をするにあたり重要なことを学び、インシデントレポート解析を修士論文として提出することができました。今後もインシデントデータを解析し、リスクの軽減に繋げていきたいと思っています。学びについては、年齢に関係ありません。夢や目標を実現させるために、いつも門戸を開いている本大学院で、きっと学ぶ楽しさを教えてくれるはずです。

佐藤 結香

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

「途上国に供与される医療機材の管理をどうにかしたい」その思いで、2015年3月より2年間、青年海外協力隊として東アフリカ・ウガンダ共和国で活動しました。活動している中で、供与された医療機材について現地スタッフが十分理解せず、適正使用されなかった為に起きた医療事故を目の当たりにしました。また、供与された医療機材が使用されず放置されている状況にショックを受け、自分の目の前で起きていることに、何もできなかった知識・経験不足、無力さを痛感しました。

そんな折、JICAウガンダ事務所で本学のパンプレットを見たことが、本分野との出逢いです。医療技術安全管理学分野は日本でも先駆けた分野で、経験豊富な先生方から医療技術に関する安全管理について国際標準から学ぶことができます。本分野でなら、より特化した安全管理について学ぶことができると思い、進学を決意しました。

私は学位を持っていない為、研究手法や論文作成など基礎を一から学んでいます。現在は本分野の先生方から研究テーマや様々な安全管理について、細かな指導をいただいており、研究の楽しさを感じています。

大学院修了後は、国際協力の現場に戻ることを考えていますが、協力隊時代よりも更に高い専門性が求められる現場です。更なるレベルアップに精進し、臨床工学技士として国際協力における医療機材管理分野の発展に貢献していきたいと思います。

熊谷 順子

保健学専攻

医療技術安全管理学分野 2016年度修了

私は臨床検査技師として働いていた頃から、ずっと論文を書くという目標を持っておりました。指導教授より大学院進学のお話をいただき、論文作成の指導を受けるために、本学の大学院に入学しました。

最初は何から始めれば良いのか不安でしたが、指導教授より研究テーマを与えていただき、徐々に実験データも自分なりに収集できるようになっていきました。思うようにデータ収集ができないときもありましたが、先生方のご指導のもと、まずは学会発表にむけてデータの解析をしました。学会発表の抄録という短い文章でいかに多くの内容を伝えるか、幾度となく修正していただき、無事に時間内にプレゼンを終了できたことは、今思えばほんの通過点でした。ここから、論文として形に残るものを作り上げていくことの大変さを知ったことは大学院を修了した者に共通するところだと思います。私は社会人院生でしたので、仕事との両立の中、足りないデータの収集や統計解析、投稿の締め切りには本当に苦労しましたが、1つの論文として出来上がった今は経験できて良かったと思っています。今後も継続して論文作成のために学んでいきたいです。学会発表や論文投稿と高いハードルを課して下さった指導教授に感謝しております。皆さんも自分の研究を形にしてみませんか。

齋藤 大造

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

現在、新潟県立病院に勤務しています。当院は、新潟県のがん拠点病院としての役割があり、安全・安心な検査データの提供が検査科のビジョンであることから外部評価(ISO 15189)を取得することが責務となっています。そのため、職員一人ひとりに「マネジメントの必要性」、「何故今、国際標準に基づく運営に関する外部評価が必要なのか」などを理解してもらう必要があります。新潟医療福祉大学大学院修士課程には「医療技術安全管理学分野」があり、大学院で私が「ISO 15189」や国際基準について学び、職員へISO取得に向けた説明ができたらと思い、入学する決心をしました。

また、私自身のスキルアップ目標が「医療安全と職種間のコミュニケーション」で、修士論文の研究テーマに考えています。職場では、院内の医療安全推進委員会の一員としてインシデントレポートの検討や改善に努めています。インシデントは、実に些細なことが原因となることが多く、検査の場合、最も多い素因として「職種間のコミュニケーション不足」があげられます。相手を納得させるための説明が苦手な人が多いように思われます。

今後は、「医療安全=職種間コミュニケーション能力=納得いく説明力(論理的思考)」を身に付けた検査技師が必要となります。これらのスキルを職員、学生に身に付けさせるためにも大学院で学び、更なるファシリテーター役として少しでも役立てればと思っています。

渡邊 博昭

保健学専攻

医療技術安全管理学分野

私は、臨床検査技師として一般病院に長年勤務していましたが、キャリアアップのため本学の修士課程に入学しました。

本学の保健学専攻医療技術安全管理学分野を選んだ理由は、全国に先駆けた新しい分野であり、近年の医療現場で重要視されている医療安全管理や臨床検査における精度管理・安全管理を国際標準から学ぶことができるからです。また、臨床検査技師学校養成所でも新たな教育内容として「医療安全管理学」が1単位追加となり、その教育者・研究者を目標とすることもできます。

本分野は国際標準化機構(International Organization for Standardization : ISO)の認定取得プロジェクトマネージャーや医療安全管理者、医療機器安全管理者、精度管理責任者などを育成します。大学の学部学科からの進学だけではなく、医療現場の中間管理職や医療安全管理関係者、また一般企業におけるISOコンサルタント業の方々にも多くを学べる分野だと思います。それから、本学の客員教授(公益財団法人日本適合性認定協会 Japan Accreditation Board : JAB 所属)より、直接的にグローバルな指導を享受できるのも大きな魅力です。

これから、私は指導教員の下で、国際標準に基づく医療技術安全管理システムの構築や医療事故とインシデントの低減に関する研究を行いたいと思っています。

視覚科学分野

生方 北斗

保健学専攻

視覚科学分野 2021年度修了

私は視能訓練士教員として社会人経験を経て、本学大学院に入学しました。視能訓練士は眼科診療における診断や治療の判断材料となる検査データを眼科医に提供します。そのため、視能訓練士が行う検査の質は眼科医療にとって非常に重要な位置づけになっていることを常々感じていました。そこで私は、視能訓練士が行う検査技能の定量化に関する研究を進めています。

視覚科学分野は視能訓練士の専門領域である視能訓練・矯正だけでなく、眼科学、光学、生理学の領域を専門とする教員が在籍しています。そのため、私が進める研究の計画や意義、データ解析などについて学際的な指導をいただきながら、とても充実した環境で学ぶことができています。

大学院では異なる分野の大学院生とともに授業を受けることがあり、それぞれがもつ研究への考え方や熱意に刺激を受けることが多くあります。また、大学院は目的意識を持ちながら学びを得ることができるので、その点も大きな魅力に感じます。

将来的には今後の研究成果が私の職域だけでなく、眼科医療の質向上にも貢献できるようになることを目標に、研鑽を積んでいきたいと思います。皆さんも大学院への一歩を踏み出すことで、きっと大きなvisionを持つことができますよ!

多々良 俊哉

保健学専攻

視覚科学分野 2019年度修了

私は学部当時の先生が、医療に関する知識を他の分野に活かすような研究に従事されていたのを見て、視能訓練士としての自分の知識を臨床の分野以外に応用する研究がしたいと思うようになりました。

視覚科学分野には眼科学だけでなく、生理学、光学、工学、そして視能学を専門とする教員が在籍し、日々、様々な角度から指導をいただくことができました。その結果、私は修士課程在学中の目標であった国際学会の発表と国際誌への論文掲載を達成することが出来ました。英語だけでなく、そもそも研究をした経験のなかった私がこれらの目標を達成できたことは大きな自信になりました。

現在私は大学の教員として勤めています。研究者としてはまだまだ未熟ですが、大学院で学んだことを活かし今後も夢の実現に向けて励んでいきたいと思っています。新潟医療福祉大学大学院には仕事と大学院との両立が可能なカリキュラムとなっており、 私も時間をやりくりしながら2年間の課程を修了しました。苦労もありましたが、毎日が新鮮で刺激的でした。長い人生の中の2年間を大学院生として研究に使ってみるのも良いのではないでしょうか。

塚原 嘉之佑

保健学専攻

視覚科学分野

私はカヌースラロームという競技を15年間続けており、昨年は世界選手権にも出場しました。世界のトッププレイヤーと話をすると、視線の運び方や眼の置き所について一流選手だけが持つ独特な感性や感覚的なコツが多くあることに気付きます。

私はカヌースラロームの競技者であると同時に視能訓練士です。視覚の専門家として、一流選手が経験的に体得している眼の使い方を科学的に分析し、感覚的なknow-howを客観的に明らかにしたいと考えています。視覚科学分野にはそれらを実現するために必要な視線解析装置をはじめ、先端の研究機器が揃っています。私はこの恵まれた環境を活かし、自分の研究成果をもとに競技力の向上に取り組みたいと思います。

また、将来的にはスポーツに関するビジョントレーニングの一環として他の競技者にもフィードバックし、日本のカヌースラロームの競技力向上に貢献すること、それが私の大きな目標です。

放射線情報学分野

瀧澤 知世

保健学専攻

放射線情報学分野 2年

私は、学部での卒業研究を通じて、「放射線による患者さんの医療被ばく」に関してより深く研究したいと思い、本学の診療放射線学科卒業後、本大学院の修士課程に進学しました。現在、大学院で患者さんがX線撮影時に受ける医療被ばくにおいて必要以上の被ばくを受けないよう防護の最適化を行うことを目的に、マンモグラフィの線量評価に関する研究を行っており、学会発表も行いました。

修士課程修了後は、臨床現場に勤め診療放射線技師としての経験を積みたいと考えており、将来的には博士課程に進学し、学術論文を投稿することや大学教員としての道も視野に入れています。さらに自分自身が成長するためには、勉強や研究を継続して行うことが必要だと感じています。

修士課程の2年間は非常に短いため、大学院で何がしたいか?将来どのようになりたいか?明確にしておくことが重要です。私は大学院での経験は必ず、今後の人生の支えになると考えています。研究に興味のある方、将来の目標がある方は大学院進学を検討してみてはいかがでしょうか。

佐々木 啓

保健学専攻

放射線情報学分野 2年

私は、本学の診療放射線学科を卒業後、本学のフルタイム大学院生として放射線情報学分野の修士課程に進学しました。大学院に進学したきっかけは研究者としての道を歩みたいと思ったからです。現在、私はMRIを用いて触覚に関する脳機能についての研究を行っています。また、大学院の授業では学部生の時とは大きく異なり、先生方から学ぶだけでなく自分たちから周りの人たちへ情報を発信する授業が多くあります。これらの経験から学会などで発表するスキルを磨くことができます。将来は博士課程に進学し、大学の教員として研究者の道に進もうと思っています。そして研究を通して世の中に貢献出来たらいいと思っています。学部制での卒業研究で少しでも研究に興味を持った方、なにか新しいことを発見して世の中に貢献したいと思っている方、学部での専門分野についてさらなる知識と経験を積みたい方など、本大学院ではすべてを叶えることができます。ぜひ大学院でさらなる可能性を広げていきましょう。

自然人類学分野

平 慶子

保健学専攻

自然人類学分野 1年

元々「考古学」が大好きで、北海道埋蔵文化財センターに臨時職員として約10年勤務していましたが、遺跡で発掘された歯のクリーニングに携わったことがきっかけで、「人類学」を勉強したいと強く思うようになりました。

その頃知人から、本学の奈良貴史先生を紹介していただいたご縁があり、長く勤めた職を思い切って辞して、人骨の調査員として新潟で働くことを決めました。新潟で新たな生活を始めた頃に、本学に自然人類学分野が新設されることを知り、思い切って受験、今春晴れて大学院生となりました。

現在は、縄文時代の葬送習俗の解明を研究テーマとして、遺跡出土火葬人骨の分析に取り組んでいます。仕事と勉強の両立は大変で、自分の無力さを感じたりもしますが、今までの経験が一つも無駄なことはないことを信じで取り組んでいます。これを読んでくださっているあなたにも、ここでしかできないことがきっと待っています、とお伝えしたいです。“大学院なんてハードルが高すぎる”と進学を躊躇している方もいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫です、こんな私も今学生として、日々ウキウキする気持ちで生活しています。さあ、探求の扉は開かれました!

修士課程 健康科学専攻

健康栄養学分野

石川 陽希

健康科学専攻

健康栄養学分野 2年

私は本学の健康栄養学科を卒業後、フルタイムの大学院生として本大学院の修士課程に進学しました。まだ十分に解き明かされていない課題に対し、実験データや関連する文献を収集し、自分の考えを述べるという、研究の楽しさに4年の卒業研究で気づき、進学を決めました。特に研究で面白いなと感じる点は、普段何気なく過ごしている日常にも、見方を変えたり根拠を求めたりしようとすると、課題になり得る研究対象が転がっている点です。

私は商品パッケージと嗜好性の関係について研究を行いつつ、同時並行で4年の卒業研究の論文を雑誌へ投稿すべく推敲しています。投稿作業では英語が要所要所で必要になり、研究は好きだが勉強が嫌いな自分にとっては今一番大きな壁です。しかし大学の先生方は英語で論文を投稿している方が多いので、相談するとアドバイスを下さったりとサポートしてくれる環境があるため安心です。

将来の夢は、日々の買い物や食生活から人々のQOLを向上させることです。

進学前、教職員の方々に手厚く支えていただきました。ぜひ少しでも迷っているなら、後悔しないためにも、まずは相談してみるのをおススメします。

宮本 真菜

健康科学専攻

健康栄養学分野 2021年度修了

博士後期課程 医療福祉学専攻 2年

月経不順で悩む女性アスリートのために予防法を見出したいと思い、大学4年間と修士課程において調査と研究を続けてきました。月経不順の主な原因としては、栄養不足が大きく影響していると言われていますが、自身の経験から、「心的不安・ストレス」の影響は非常に大きいのではないかと考えています。実際に、研究データで心的不安・ストレスが月経不順の大きな原因になっていることも明らかになってきました。そして、不安やストレスの増大を予防するための栄養素についても、徐々に特定でき始めています。現在は、本学女子長距離ブロックの栄養サポートを担当しており、研究で明らかになった結果を現場にフィードバックし、女性アスリートの支援に繋げることができていると感じています。今後は、さらに月経不順を予防できる方法を見出すために研究を続け、1人でも多くの女性アスリートを救いたいと考えています。どんなに小さなことでも、必ず明らかにしたい課題や支援したい方々が思い浮かぶ場合は、大学院へ進学し、研究を続けることをお勧めします。

王 月粟

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は中国の大学で旅行管理専門学科を卒業しましたが、本学の大学院では健康科学専攻健康栄養学分野に進学しました。専門を変更した理由は、私の身近に栄養の問題で徐々に体調を悪くした人がいたからです。それをきっかけに私は栄養問題にとても関心を持つようになり、栄養学の分野に進みたいと思うようになりました。

本学の大学院に入学後は、健康と栄養はより体系的な関係だと深く理解しました。私の専門は栄養学ではなかったため、基礎的な知識が十分でないこともありましたが、大学の先生方はとても親切にサポートしてくださり、また学部の授業も受講させて頂いたお陰で、基礎的な知識を十分に身に付けることができました。

修士1年目は大学院の先生の他、学外の管理栄養士の方々、さらに病院の医師や専門職の方々による講義を受講することができました。2年目の現在は、高血糖と血栓症について研究をしています。まだまだ日本語を間違えることもありますが、先生方は丁寧に訂正してくださいますので、安心して研究を進めています。

今は、目の前の道も広がり、本学大学院に進学して良かったと思っています。

山石 理恵

健康科学専攻

健康栄養学分野 2017年度修了

私は、栄養士会の研修会で大学院の存在を知り、「職場だけでは学べないことを学んでみたい」と思い、大学院に進学することを決めました。

大学院では、入学してから研究テーマを決めました。全てが初めて尽くしの私に研究指導教員や大学院担当の先生方は優しく教えてくださり、なんとか論文完成までこぎつけることができました。

テーマ決定、データ集め、統計解析、論文作成、学会発表等、これらは現在の業務でも生かすことが出来ています。最近は「日々の取り組みを発表しよう」という院内の流れもあり、そのような声がかかる場面では積極的に手を挙げ、発表の機会を得るようにしています。自分たちの取り組んできたことが何かしらの形となり、結果として成果が示されることはとても大切なことです。

大学院と仕事の両立は正直大変でしたが、それ以上に大きな経験、知識を習得できたように思います。少しの勇気が今後の大きな成長に繋がります。皆さんも、大学院進学を考えてみてはいかがでしょうか。

齊藤 公二

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は、以前より大学院進学を希望しておりました。今回、かねてより尊敬していた担当教授との研究のタイミングが合ったため、本学大学院に入学いたしました。

大学院では栄養教育を中心とした研究をおこなっております。一方、私は栄養教諭としての本務とは別に公認スポーツ栄養士としても活動しており、公認スポーツ栄養士としての活動にいかせる科目も履修をしています。

私の夢は、日本の学校給食・食育を世界へ発信することです。日本の学校給食は世界に誇るパワフルツールです。日本の子供たちによりよい食育をすすめていくとともに、世界にも日本の学校給食・食育を広めていきたいと考えています。ひいては、まずは、現在携わっているベトナムでの学校給食プロジェクトの成功を目指しています。

大学院への進学動機は人それぞれだと思います。私のように「尊敬する教授と一緒に研究をしたい」という単純な理由でもよいのではないでしょうか。本学には多くの素晴らしい教授陣がおられます。まずはぜひ相談をしてみてください。道が拓けるはずです。

宋 梓萌
ソウ シメイ

健康科学専攻

健康栄養学分野 2019年度修了

私は中国の大学で食品栄養と測定を専門に勉強しました。勉強を通して栄養学に興味を持ち、その中でも特に病院内の臨床栄養学に関心を持ちました。そして、大学院に入ってこの専門をより深く学びたいと思い、日本へ留学することを決めました。

私は大学院に入学後、臨床栄養専門コースを選びました。1年目の授業で指導してくださるのは、大学院の先生や学外の管理栄養士、そして病院の医師や専門職の方々でした。

各領域の専門講師が説明をしてくださるので、この一年間の勉強を通して、臨床について広く知識を得ることができました。2年目は、病院の栄養管理室で実習することになり、栄養相談や献立作成、患者様の栄養状態分析など、毎日管理栄養士と一緒に現場を経験させていただき、毎日新しい体験ができました。

最後の課題研究論文を作成する頃には、教授は週一回、論文指導をしてくださいました。教授と一緒に論文を修正することも、自分の知識を積み重ねる上で重要な過程です。論文を実際に書く際、私は外国人のため日本語を間違えることもありましたが、教授は丁寧に訂正してくださいました。論文が完成した時、私の専門知識も日本語も大きく進歩したと感じました。

大学に留学生を支援する国際交流センターがあるおかげで、私の生活と学習は周囲の教職員の方々とクラスメートたちにたくさん助けられ、安心して勉強と研究ができました。このような暖かい雰囲気を持つ、専門性の高い学校で学んでみませんか?

夏井 紗野

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は本学を卒業後、病院に併設されている介護老人保健施設で管理栄養士として利用者様の栄養管理に携わっていました。仕事はやりがいを感じていましたが、一方で取得を諦めた栄養教諭への憧れが捨てきれずにいました。また、「運動と栄養の関係」について、学部時代から興味があり、将来大学院に進みたいと考えていました。

社会人3年目の春、縁あって独立リーグで活躍する野球選手と友達になり、食事のアドバイスをする機会がありました。この出逢いがきっかけで「大学院でスポーツ栄養学の研究をしたい」と強く思いました。

“一度きりの人生だから悔いの残らないようにしたい”

そんな気持ちで一念発起、悩みましたが職場を退職し、大学院進学を決めました。

現在は、スポーツ栄養学を研究する傍ら、栄養教諭を取得するため、学部生と一緒に教職科目を履修しています。

何かを学ぶことに遅すぎるなんてことはありません。変化を恐れず、挑戦する気持ちがあれば、専門分野を学ぶ上で本大学院はとても充実した環境だと思います。私の例が大学院進学を考えている皆さんの1つの道標になればと思います。

今井 紀彰

健康科学専攻

健康栄養学分野 2018年度修了

私は臨床栄養専門コースにて大学院を修了しました。臨床栄養専門コースでは、大学院の教員からだけではなく、医療・福祉などの現場において現役で働く医師や管理栄養士、言語聴覚士など多職種の講師の方から指導を受けました。現場で働く講師の方からは、実体験を含めながら教科書上だけでは学べないことを教えていただきました。

また課題研究論文の作成では、教授のもとで研究テーマから論文作成まで多くのことを学びました。1つの論文を作成する過程で、過去の論文を読み込むことや解析方法など多くの知識を得ることができ、大変でしたが良い経験が出来ました。

今後はこの経験を活かし、病院での栄養介入の効果を検討し、患者に管理栄養士として還元できるように努めていきたいと思っています。

臨床栄養専門コースは、臨床栄養の知識向上や論文作成の手法を学びたい方にはおすすめだと思います。

酒井 友哉

健康科学専攻

健康栄養学分野 2017年度修了

私は腎臓病専門病院に勤めています。腎臓病患者がADLを保ち長期生存するために栄養管理は欠かせませんが、腎臓病患者に対する栄養関連のガイドラインの引用元の多くが欧米諸国の論文であることや、日本人を対象とした栄養関連の論文が少ないことから、日常診療における疑問(クリニカルクエスチョン)に対して十分な対応はできておらず、もどかしさを感じていました。

大学時代の先生からの御助言もあり、県外からではありましたが、課題解決のために大学院への進学を決意しました。臨床栄養について深く学ぶこと、疑問に対して検討を行い論文化する方法を学ぶことができました。単一施設の小規模研究がエビデンスにはなりえませんが、自施設の疑問に対するヒントや対策方法を見出すことはできます。臨床栄養分野での課題解決は、栄養士が行わなければ進みません。

社会人大学院生の生活は辛いこともありましたが、それ以上に実りのある2年間となりました。スキルアップを考えている方、臨床での疑問解決に近づきたい方は、大学院への進学をお勧めします。

山石 理恵

健康科学専攻

健康栄養学分野

私は東京の短期大学を卒業し、一般企業を経て、管理栄養士として10年以上病院に勤めています。学生時代は大学に編入し、より多くの知識を学んでから社会に出たいと考えていましたが、その想いもいつしか薄れ、働き始めました。日々忙しく業務をこなす中で、その当時の想いがふと過ぎり、『より高度な知識を得て、患者さんの栄養管理に携わりたい』との想いが日増しに強くなりました。病院外での活動にも積極的になっているころ、「短期大学卒業でも大学院に入学できる」ということを知り、大学院入学を決めました。現在大学院では、他分野の学生と栄養学以外のことも学び、それぞれの職種から感じていることを語り合いながら、課題研究のために統計や疫学についても学んでいます。

管理栄養士は各病院に数名しかおらず、しかし求められることも多くなってきている現在、他職種と対等に語り合える知識と経験が必要だと感じています。在学中に取得した資格を生かすためにも、大学院で1つのことを突き詰めて考え、その疑問を解決するための方法やスキルを得ることが今後の栄養士に求められてくる力だと想い、研究に励んでいます。資格取得後の自己研鑽、日々の業務などで忙しく、正直大変な2年間ではありますが、今後の管理栄養士活動の大きな実りとなることは確実です。自ら学びの場に飛び込んで、新たな挑戦をしてみませんか?

竹内 瑞希

健康科学専攻

健康栄養学分野 2016年度修了

私は病院で勤務する中で、患者の「食べたい」にできる限り寄り添いたい、という決意を強く持ちました。そこで、新潟医療福祉大学大学院修士課程に進学し、食品のカリウム・リン含有量の測定を中心に、透析患者の食材選択の一助とするための研究を行いました。

仕事と大学院を両立することは大変なこともありましたが、先生方のご指導や同じ志を持った方々の熱意に鼓舞されて取り組む中で、ともに高め合いながら学ぶことができました。また、大学院で得た刺激は自身の向上心を高めることへと繋がり、仕事や修士課程での研究以外にも学会発表、地域での食育活動、料理コンテストと多くの活動をすることができました。様々なことに果敢に挑戦できた充実した2年間でした。

今後は研究を続けるとともに、傷病者や地域住民の健康維持・増進を支える人材の育成にも貢献できたらと考えています。

大学院への進学に悩む方もいらっしゃると思います。重大な岐路に立った時、選択することはとても勇気がいることです。しかし、選択することをチャンスと捉え、是非、自分の可能性を広げる選択をして欲しいと願っています。きっと、大学院進学を選択したことが、皆さんの将来の新たな選択を増やしていってくれるはずです。

健康スポーツ学分野

原山 穂乃香

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は、生徒に運動の楽しさや意義を教えられる保健体育教員、また、勝つことの喜びを味わわせることのできる部活動顧問になるために、学部生の時以上に知識を身につけ、経験を積みたいと考え大学院に進学しました。

大学院の授業では、自分の興味のある分野について、より専門的に学ぶことができます。授業のなかでは、考えや意見を求められる場面が多いため、常に自分の考えや意見を持つ習慣が身につきました。また、院生同士での意見交換をする場面も多く、他者の意見を聞き、自分の知見を広げる良い機会になっています。

授業と研究の他に、非常勤講師として高等学校で保健体育を教え、また、本学の強化指定クラブである女子バスケットボール部で学生コーチとして現場での経験も積んでいます。

大学院での研究や授業から、様々な知識を身につけ、講師や部活動指導から様々な経験を積むことで、将来の夢に着実に近づいていると確信しています。

より高い専門性を身につけたいと考えている学部生は、ぜひ大学院に進学し、学び続ける2年間にしてみてはいかがですか。

喜屋武 陽介

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私が大学院に進学した理由は、トレーニングに関する研究に興味があったことと、自転車競技(ロードレース)を続けたかったからです。

ロードレースは、1日に最長300km近い走行距離に達することもあり、いかに効率的に自転車を前進させられるかが重要です。そこで、乗車姿勢に注目して、姿勢の変化が身体の酸素摂取量に与える影響について研究しています。

大学院の授業では、課題に取り組んで発表する機会が多くあります。自分の考えやその理由について求められるため、自問自答する習慣がつきました。また、他の院生と研究について話すことができ、知見を広める良い機会になっています。

授業と研究の他に、トライアスロンのスクールのコーチとして、練習メニューの作成やトレーニングの指導を行っています。

研究に取り組みながら競技を続け、さらに実践(指導)の場を得ることができ、充実した毎日を送っています。研究-競技-実践の両立に関心がある人は、是非とも大学院進学を検討してみてはいかがですか?

栃倉 郁実

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私が大学院に進学を希望したのは、研究活動を通じて多くのことを学び、自分の価値を高め、成長したいと思ったからです。

現在、大学院では研究に必要な基礎や専門知識を中心に学んでいます。私の研究は「球技熟練者の眼球運動とタイミング調節の関係性」という球技スポーツについてで、専門としている陸上競技と種目が違います。しかし、種目が違うからこそ、新鮮さや面白さを感じることができています。日々新しい知識を得て、それを研究に活かしていく、その繰り返しが自身の成長につながっていると強く感じています。

将来的には、大学院で得た知識や考え方を活かし、より良いものを社会に提供できる人になりたいと思っています。

学部の4年間はあっという間に過ぎていきます。部活動や資格取得など自分が頑張れること、自分の成長を感じられるところに積極的に関わっていくことが、充実した学生生活への第一歩だと思います。そこで得たことを少しでも深めたいと感じたら、大学院進学を強くお勧めします。

中野 沙紀

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は将来、メディカルフィットネスのような医療寄りの現場で運動指導をしたいと考えています。そのような現場で利用者の方が求めている物事に応えるため、より専門的な知識や質の高い指導技術を身につけたいと考え、大学院への進学を決意しました。

研究活動については、効率的に認知症予防・認知機能低下予防することを目的とし、運動前後の脳活動を観察したり、運動の有無が認知トレーニングに与える影響について検証したりしています。先生方は、各分野に精通している方ばかりで、とても丁寧な指導をしてくださいます。更に、他分野と交流ができる機会も多くあり、様々な意見のやりとりをすることで、より多くの知見を得ることができます。また、本大学には最先端の機器が多く、研究をする環境が整っているため、とても充実した研究活動を行うことができます。

研究活動の他にも運動指導実践の機会を多くいただいています。学内や、地域の運動教室では運動プログラムの作成や指導を行い、今年度立ち上げた運動支援サークルでは、運動指導・支援の仕方の指導を行っており、とても貴重な経験をさせていただいています。

将来は、修士課程2年間で得た知識や技術を活かし、より良いもの、多くのことを利用者の方に提供できる指導者になりたいと考えています。

中澤 翔

健康科学専攻

健康スポーツ学分野 2012年度修了

私は、トレーニング科学について深く学び、その知見を基に自身の競技(陸上競技長距離走)を継続したいと考え大学院に進学しました。2年間の大学院生活では、他分野の大学院生との授業、実験の補助や修士論文作成の経験から、広い視野で物事を見ることや問題を解決する思考力を得ることができました。大学院修了後は、健康スポーツ学科で助手を5年間勤めさせてもらった後に、今年度から日本体育大学ハイパフォーマンスセンターで勤務しています。主に、東京五輪に向けたアスリートサポートで、アスリートを対象にした生理学的測定や球技種目のゲーム分析等を担当しています。まずは、サポートしているアスリートが東京五輪で活躍してくれることが目標です。大学院での経験は私自身の原点であり、現在も大学院で学んだ知識・思考・判断能力がアスリートサポートに活かされています。2年間という短い期間ではありますが、研究・教育できめ細かい指導をして下さった先生方にはとても感謝しています。是非、新潟医療福祉大学大学院で充実した2年間を過ごしてください。

安井 俊太

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は本学の学部生の時に指導教員の先生のもとで、研究がしたい、競泳のコーチングを学びたいと思ったことが大学院進学のきっかけです。将来はトレーニング科学やコーチング理論に基づいた指導のできる指導者を目指していて、コーチング現場で感じた疑問を解決するために、競泳のトレーニング科学に関する研究に取り組んでいます。現在は水泳部でアシスタントコーチをつとめさせていただき、また長期履修制度を利用しており、昨年度は海外のコーチング理論も学びたいと思い、約9ヶ月間カナダのスイミングクラブでインターンシップを行なってきました。言語や文化が違う環境の中で、実際のコーチング現場で指導することはとても挑戦的なことでしたが、その結果得られたものは大きかったです。今後はカナダで学んだことも指導現場や研究で活かしていけるようにしたいと考えています。そして、本大学院に入学して現在に至るまで様々な経験をさせていただいたことによって、私自身の視野が広がり、将来の選択肢が広がったと感じています。

ぜひ本大学院で科学的な手法を学び、実践的な知識を身につけましょう。周りの先生方は親身になって研究計画など指導してくださいます。

吉田 拓矢

健康科学専攻

健康スポーツ学分野 2010年度修了

私は大学で競技(陸上競技の跳躍種目)を続けたかったことと、トレーニングに関する研究に興味があったため、大学院に進学しました。2年間の大学院生活では、修士論文に取り組む過程で専門的な研究手法や知識を身に付けたり、国内外の学会に参加して、スポーツ科学の分野に所属する他学の大学院生や先生方と関わることができました。また、これらの事に取り組みながら、指導教員の先生につき、アシスタントとして授業や研究に携わってきました。これらの大学院生活でしか味わえない特別な経験から、私は直面する問題を解決するための思考力や経験知を得ることができたとともに、大学教員としての仕事がどんなものなのかということを感じることができました。私は大学院修了後、健康スポーツ学科の助手を務めた後に、大学教員を目指し筑波大学大学院博士後期課程に進学しました。そして、今年度から筑波大学体育系特任助教としての採用が決まり、大学教員としての一歩を踏むことになります。新潟医療福祉大学大学院はスポーツ・健康に関わる幅広いニーズに対応していますので、大学教員を目指す方はもちろんですが、その他の仕事を考えている方にとっても有意義な2年間になると思います。

松井 浩亮

健康科学専攻

健康スポーツ学分野

私は、小さいころからスポーツを続けてきたため身体機能や特性に興味があり、より詳しく学びたいと考え大学院への進学を決意しました。大学4年間は本学の理学療法学科に所属していたこともあり、大学院ではスポーツ分野の講義や研究を通して新たな発見が多く、充実した日々を送れています。また、学んだことをスポーツ活動に活かし、今まで以上に自分が成長するためにはどうしたら良いかを考えながら過ごすことができていると実感しています。

研究では、現在も選手として競技を続けている水泳について、理学療法の視点も含めながら行っていきたいと考えています。時には悩むこともありますが、教員と相談しながら自分で考えていくことで一歩ずつ成長できていると感じています。また、大学院に進学してからは英語に触れる機会が増え、今までよりも英語に対する苦手意識が少なくなってきました。大学院への進学後、英語に関わらず、様々な面において今までの自分からの大きな変化を感じています。本学にはそれぞれの分野のプロフェッショナルである教員が多く在籍し、様々な実験機器があるなど充実した環境が整っています。それをどのように活かすかは自分次第ですが、強い意志や意欲があれば自分を大きく成長させることができると感じています。

看護学分野

田村 優喜

健康科学専攻

看護学分野 1年

私は本学の看護学科を卒業し、看護師としての経験を経て、大学院に入学しました。私の勤めていた病棟では終末期の患者様やそのご家族様と関わる機会が多くあり、その中で関わり方への疑問を感じるようになりました。臨床では納得のいく答えが見つからず、研究という違う視点から自分の疑問を見つめてみようと考え大学院への進学を決めました。

研究は大学の卒業研究以来ということもあり、分からないことばかりの状態です。しかし、大学院では基礎から研究を学び直すことができ、講義でも研究テーマについて他の院生と意見交換を行う機会が多くあります。そのため、様々な視点から多角的に問題を考える力を養い、無理なく研究に取り組むことができています。漠然とではありますが、将来は研究によって得たものを教育や臨床に少しでも役立てていけたらと考えています。

大学院で得られる新しい視点は人生を豊かなものにしてくれます。皆さんの人生をさらに豊かなものにするために、新しい視点を大学院へ探しに来てはいかかでしょう。

唐 虹

健康科学専攻

看護学分野 2022年度修了

上海の健康医学院を卒業後、公立病院で看護師として3年働きました。看護制度や看護教育が成熟している日本へ留学してもっと多くのことを学びたいと思い来日、日本語学校で2年勉強し、新潟医療福祉大学大学院に進学しました。修士課程では2型糖尿病について研究。地道に看護を学び、研究への理解を深め、新しい世界観を築くことができたと思います。今は日本のクリニックで仕事をしていますが「学問には限りがなく、遠くまで行く」という中国の諺の通り、数年後にまた戻ってくるかもしれません。将来は母国の看護学を発展させたいと思っています。

圡田 千歳

健康科学専攻

看護学分野 2021年度修了

私は大学卒業後、約10年間看護師として働いた後、海外協力隊としてドミニカ共和国でボランティア活動を行いました。そこで感じた疑問やもどかしさ、そしてもっと彼らのためにできることはないだろうかと、大学院での探究を決めました。

授業での先生方との討議は新鮮で、中でも国際看護学はとても興味深く、多面的・多角的な思考を学びました。また聴講生として参加したJICAプログラムの国際保健医療学演習は、国内外で国際保健に携わってこられた先生方との貴重な授業であり、本大学院ならではと思います。

研究では、何もわからないゼロからのスタートでしたが、基礎から指導していただき自分のペースで学ぶことができたことに感謝しています。ドミニカ共和国での調査は、現地の方々の多大な協力と先生方のサポートのおかげで、なんとか無事に終えることができました。そして新たに見えてきた課題、そこに向かって更なる一歩を踏み出していこうと思います。

大学院での2年間は、視野を広げ、探求し、そして研究というかたちで貢献できることを学びました。ぜひみなさんも、自分なりのその一歩を踏み出してみてください。

若月 亜希子

健康科学専攻

看護学分野

私は、病棟勤務だけでなく、緩和ケア認定看護師として相談業務に携わり、患者様やご家族の話を聴かせていただいてきましたが、病院では「看護師と患者」「看護師と患者の家族」という立場でしか関わることができず、患者様が地域でどのように生活しているかが見えてくることはありませんでした。そういった環境の中で、生活者としての患者様やご家族に対して自分が臨床の場で提供している看護の根拠や意味について、今一度学びなおしたいと思い、臨床を離れ大学院へ進学することを決意しました。

現在、大学院で「がん看護」について学びを深め、「がんと共に生きる」ことについて研究を進めています。大学院で学び、患者様が地域でがんと共に生きるための支援をしていきたいと考えております。

大学院への進学は、私自身はとても迷い、悩みました。「私には出来ないのではないか」と思っていましたが、学びを深めたいと思うことは、現状を変えたいと思っているからだと一念発起しました。大学院進学は視野を広げるチャンスと思い、一歩を踏み出してみてください。

朱 瑶菲
シュ ヨウヒ

健康科学専攻

看護学分野 2018年度修了

私は中国の広東医学院大学を2012年6月末に卒業後、9月に中国の看護師資格を取り広東省にある病院の神経内科で看護師として働きはじめました。大学在学中から大学院へ進学したいという希望がありましたが、家庭の事情ですぐに就職しました。しかし進学の夢を諦めることができず、2015年3月、病院を辞職し日本に留学しました。

新潟医療福祉大学を知ったのは、日本語学校の先生からの紹介でした。すぐに大学の国際交流センターに連絡し、看護学分野の教授と面談する機会をもらいました。

大学院では終末期ケアに関する研究を行いました。中国の病院に勤務していた頃、病棟には高齢者の患者さんが多く、患者さんが亡くなる場面に立ち会うこともしばしばありました。家族のために患者さんには延命治療が施されていましたが、私は患者さんの命が終わる時は安らかであってほしいと願っていました。そこから、終末期ケアに関する看護に非常に興味を持つようになりました。今後は、中国で日本の終末期ケアの考え方を伝えていきたいと思います。

新潟医療福祉大学はアットホームで留学生同士の交流も盛んですし、生活で困ったことを相談できる教職員が身近にいて安心です。医療や福祉についての知識を大学院でさらに深めたい方は、ぜひ一歩踏み出してください。

長部 千寿

健康科学専攻

看護学分野

地域保健行政で働く保健師の専門性や能力の形成にはどのような要因があるのだろうかと、保健師として働く中で疑問に思ったことが大学院進学へのきっかけです。そして、青年海外協力隊として海外派遣が決まった時に、本学の大学院には国際協力機構(JICA)プログラムがあることを知りました。国際協力現場での実践のなかで、日本で培った専門性はどのように活かせるのかを研究したいと思い、本学への進学を決めました。

海外派遣中は主に生活習慣病予防のプログラムに携わり、現在は現地で行った生活習慣に関する実態調査を基に日本とは異なる文化のなかで生じる生活習慣病の要因について研究しています。今後も学んだことを活かして国際協力に貢献したいと思っています。

疑問に思ったことを先生方の指導の下、掘り下げて探求していく過程はとても有意義に感じています。仕事との両立は大変なこともありますが、学ぶ楽しさを実感しています。働きながら大学院に通っている方も多く、刺激を受けることもできます。学んでみたい、深めてみたいと何かに興味を持った時が一歩踏み込むチャンスだと思います。

佐藤 郁美

健康科学専攻

看護学分野

助産師として、様々な母子とその家族と関わる中で、自分が行う看護・助産はこれで良いのだろうか、と疑問を持つようになり、大学院で“より良い看護・助産”について探求したく、進学を決めました。

現在は、疑問の一つであった、「周産期における父親のメンタルヘルス」について研究しています。周産期におけるメンタルヘルスというと、主に産後の母親への支援となっているのが現状です。しかし、近年では父親も周産期において抑うつとなることが明らかとなっています。妊娠・出産・育児は母親だけでなく、父親にとってもライフイベントであり、双方への支援が必要であると考えています。そのため、私はこれまで着目されなかった父親に焦点を当て、父親のメンタルヘルスの特徴を明らかにし、支援策についても検討しています。

今後、自らの研究で得られた知見を何らかの形で臨床に還元できればと思っています。自らの疑問を探求することは、スキルアップにも繋がると思います。ぜひ、大学院で学んでみませんか?

平野 宏美

健康科学専攻

看護学分野 2016年度修了

看護師として数年働く中で、様々な経験を積み、自分なりの“看護”ができるようになりましたが、その一方で、「それは最も適切な方法なのか」といった、経験を積んだからこそ生まれる疑問を持つようになりました。そこで、科学的な根拠に基づく“看護”を学び、自分を高めるために大学院進学を決めました。また、幸いなことに進学と同時に本学の助手として働く機会をいただきました。

大学院の授業では、現場では学べない幅広い知識を習得することができたのはもちろん、臨床経験のある先生方の指導は非常に説得力があり、貴重なものでした。また、授業の中でディスカッションやプレゼンテーションの機会も多くありました。人前で話すことが得意ではなかったのですが、自分の意見をまとめて相手に伝えるトレーニングになり、話し方や伝え方を考えられるようになりました。特に、学ぶ立場の院生で得たことを、教える立場の助手ですぐさま活かすことができるのは、理想的な環境でした。

環境の変化に不安はありましたが、学ぶ以外にも看護のやりがいや意義を見つめ直すこともでき、貴重な2年間でした。環境を変えることはとても勇気がいりますが、必ず自分の力になると思います。皆さんも未来への一歩を踏み出してみませんか?

阿部 文絵

健康科学専攻

看護学分野

看護師として病棟勤務を10年を過ぎたころに青年海外協力隊として西アフリカ・ベナン共和国で看護師活動することとなり、日本を離れる準備をしていた出国3日前に本大学院の先生と出会ったことがきっかけで当プログラムを知りました。その時はまだ派遣国で協力隊活動をすることで頭がいっぱいだったので、大学院へ進学するとは考えてもいませんでした。

実際に協力隊として派遣国での活動が始まり、貧困な中での人々の生きる力の強さ、辛抱強さ、人間味のある純粋さなど多くの事を感じました。その反面、自分自身の無力さと知識不足も痛感しました。派遣国での貴重な経験をより有意義なものとし、途上国で生活をする方々が安全で健康に暮らすには何が出来るのか学びたいと思い当プログラムをの存在を思い出し受験をしました。

現在、看護学分野に在籍し専門分野や国際保健医療学、多職種が集まる他分野の科目も受けています。他分野も学ぶことで自分の専門分野も客観視することができ、途上国の現状を知ることで日本の位置づけも学ぶことが出来ます。派遣国で学んだことに加えて、修士課程で学んだことを発展させ、いつかまた途上国の方々のためになれるように学びを積み重ねていきたいと思います。

本大学院入学をお考えの方は、学業や研究に費やす時間や授業料を十分確保し、気持ちに余裕を持てる状況で臨まれることをお勧めします。

久保田 恵

健康科学専攻

看護学分野 2014年度修了
富山県済生会富山病院 勤務

私は、臨床でさまざまながん患者さんと出会い、もっと患者さんのために自分にできることはないのかと考え、より質の高い看護を行うためにがん看護専門看護師を目指したいと思い大学院に進学しました。

大学院の講義ではこれまでに直面した困難な場面を取り上げてディスカッションすることで、具体的な対処方法を検討し、今まで思いつかなかった方法に気づくことができ、これまでの自分の看護を立ち止まって見つめ直す大変良い機会となりました。また、実習ではがん専門病院で実際にがん看護専門看護師に指導していただき、がん看護専門看護師が求められる役割・機能をどのように担っていくのかを学ぶことができました。また、課題研究では終末期がん患者の家族看護をテーマに取り組み、初めての質的研究でしたが、じっくりと研究に取り組む機会を得ることができ、今後の看護に活かしていくことのできる結果を得られたと思います。

現在は再び臨床に戻り、多くのがん患者さんと向き合いながら看護を行っています。今後は、がん看護専門看護師の資格取得に向けて努力するとともに、大学院で学んだがん看護専門看護師としての考え方を活かし、がん看護専門看護師としての役割を担いながら患者さんにとってより良い看護が行えるように努力していきたいと思っています。

舩山 健二

健康科学専攻

看護学分野

看護師10年目の節目に、対象理解を深めることや仕事の中で湧いてくる疑問について、ひとりで解決することの困難に直面しました。そんな時、学生時代の恩師から、大学院で学ぶことを勧められました。大学院をどのように選べば良いのか戸惑いながら、自らの研究課題と研究方法について指導が受けられる先生を探し、現在、ご指導いただいている教授の存在を知り、研究室を訪ねたことが出会いの始まりでした。

現在、看護学分野(精神看護学)2年となり、研究室の授業では、精神看護の英話論文抄読に取り組んでいます。また、自らの疑問解決のため、研究計画に沿った指導を受けながら研究を進めています。じっくりと研究に取り組み疑問を解決することが私の目標であり、仕事や研究の中で湧いた次の疑問を更に研究し続けることで、社会や対象者に善き変化をみることが私の夢です。

本学の大学院には、私の夢の実現に近づく強みがあります。それは、医療福祉に特化し、連携教育に力を入れており、他分野の先生方や院生からの意見をいただけることです。専門を異にする見地からの意見には新たな発見があり、学びに深化を与えていただくことができます。

社会人入学をお考えの皆さんは、入学後、学業や研究のための時間を十分確保できるよう、あらかじめ職場や家庭の理解を得ておくことをお勧めします。

佐藤 純子

健康科学専攻

看護学分野 2014年度修了
新潟医療福祉大学 看護学科 勤務

私が大学院で学んだことは、人々の暮らしの中でキラリと光るものを見つけ、それを明らかにしていく過程です。一つの研究方法を通して一連の研究過程をじっくり学んだ2年間でした。これまで、保健師として地域で働く中で、人と集団との関係、コミュニティと健康について興味が湧き、現在明らかにされていること、まだ明らかにされていないことを調査し、研究の意義を明らかにするなど、多くの時間をかけて研究計画を練りました。

私が修士課程のテーマに取り上げたのは、成人期である職業生活を送る人々を対象とした、産業保健の専門家のいない事業所で自分たちの職場環境を労働者自身が改善する参加型職場環境改善活動の実態調査についてでした。調査の結果、職業性ストレスの結果も全国調査より良好であり、その背景には、労働者が職場の安全や健康を守る改善点に気付き、集団として職場をよくしていこうとする仕組みがありました。人は環境との相互作用の中で生涯成長し続け、人の健康や生活にはコミュニティ、地域社会が重要な役割を果たすのです。

新潟には素晴らしい自然風土、文化が息づいています。今後、この土地にキラリと光る何かをみつけ出せる感性と知性を磨き、修士課程で学んだことを発展させながら地元に還元していくことが今の私の目標です。

修士課程 社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

矢尾板 美佳

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野 2018年度修了

入学のきっかけは、ひとりの発達障がいのある学生との出会いでした。大学院では『発達障害の傾向にある学生が、福祉業界で働き、役割を得ることができる方策について』何かを見出したいと思い、研究を行いました。

研究を通じ、発達障がいのある学生についての理解が低いことを知りました。同時に、理解を深める活動を行うことが、今後の課題にもなりました。

また、他専攻の院生と意見交換や協働する講義があり、職業特性や、その専門職ならではの視点について深めることができました。現在、介護教員として勤務しておりますが、学生に教授する際の深みに繋がっていると感じます。

そして、専門職として高いスキルを持っていながらも、まだまだと貪欲に学ぶ院生たちとの出会いは予想外のプレゼントでした。修了後も交流を深めています。

経験豊富な教授陣、事務局の皆さんが、終始柔軟に対応して下さるため、仕事をしながらでも安心して通学することができました。専門職として今の自分に限界を感じている方、もっと視野を広げたいと思っている方に、特に進学をおすすめいたします。思っている以上の財産をここで得られると保証します。

齋藤 凱斗

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

私たちは、超高齢・人口減少社会および少子化の社会を担う現役世代です。このような社会に対応するため、自分は「何を行うべきなのか、何ができるのか」を考えたことが、大学院進学を決めるトリガーでした。

現在、私は社会福祉学専攻保健医療福祉政策・計画・運営分野に所属していますが、住民一人ひとりが地域の一員であり担い手である地域住民主体の形成を基軸にして、どのようにしたら「地域共生社会」を実現できるのかを研究したいと考えています。

日中は新発田市社会福祉協議会で新規事業の研究スタッフをしながら、夜間は大学院に通学しています。本学の学部を卒業して直ぐに二足の草鞋を履きましたが、職場で得る実践的な学びと問いを大学院に持ち帰り深めることができ、忙しいながらも大変充実した毎日を過ごしています。気心の知れた教員に自然とスーパービジョンを受けられる点は、母校卒業後直ぐに進学した者の特権で、新卒者には最適です。また、本大学院は、分野・専攻数が多く、実践経験豊富な大学院生が多いことも大きな特徴であり、魅力です。

近い将来、大学院で学んだ、より高度な専門性を発揮して住民主体の地域づくりを行っていきたいと考えています。

最後に、これからの社会を一緒に担っていく若い世代に、実践に活きる学びを是非、大学院で深めて欲しいというメッセージを送ります。

村山 健一郎

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野 2013年度修了
医療法人 啓愛会 白梅病院 勤務

私は、東日本初となる本大学院のJICA連携青年海外協力隊等プログラムを知り、入学を決意しました。このプログラムを利用して、青年海外協力隊の任期である2年間のうちの1年間を現地での「フィールド実習」として過ごし、帰国後の1年間は大学院の講義を受けながら、現地での活動をテーマにした「課題研究論文」の作成を行いました。出願を決めたきっかけは、帰国後の1年で修士の学位が取得できるお得なプログラムだということでした。

私は理学療法士ですが、将来は起業してみたいという思いから、知識の幅を広げるために社会福祉学を専攻しました。大学院では多職種の社会人院生が学んでいます。授業もその職種ならではの意見や体験を共有しながら、少数精鋭で参加し作り上げる授業が多かったように感じます。中でも特に「障害者就労」についての授業が印象に残っています。この授業では理学療法士としての視点が一つ増えたと同時に、私の将来への指針を示してくれたと感じました。そしてこの時から、漠然とした起業への思いが、「障害者就労の支援」というはっきりとした目的になってきました。

私は社会福祉学を専攻して間違いはなかったと自負しています。大学院を目指そうとしている方にも、他分野を学ぶことで自分の専門分野を見つめ直すことをオススメします。それが出来るのが多職種の専門職が集まる新潟医療福祉大学大学院の魅力です。

中山 健介

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

社会福祉士として、社会福祉政策へ

介護職として1年間、病院の相談員として6年間業務していて、本学とも実習生の受け入れや講義の講師をして少し関わる事がありました。病院での業務をする中で相談援助業務だけでなく、病院の運営に関わる加算の算定に関わる体制作り等の業務も行ってきました。私の働いている職場は医療療養病棟、介護療養病棟、併設で介護老人保健施設があり、医療と介護の両方面の政策が関わってきます。その中で社会福祉政策についてもっと勉強したいと思い、本学の修士課程(保険医療福祉政策・計画・運営分野)に入学をしました。

現在は地域福祉政策を学んだり、論文作成に向けての勉強を行っています。今後は社会福祉政策における、介護職等の人材不足の解決策の一つと期待されている、介護ロボットの現場での運用について研究を行いたいと思っています。

私は大学院で学んだ事を今の現場で生かし、暮らしやすい地域づくり、働きやすい職場作りができるシステム作りをしていきたいです。

私は日中、仕事をしながらの大学院生活ですが、教員の方々の温かい指導や様々な分野の仲間達との生活の中で充実した院生活を送れています。自分の夢や目標がある人、もっと知識を深めて勉強をしたい人に、とてもおすすめしたい大学です。

今村 美帆子

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

青年海外協力隊に合格し、水泳隊員として2年間ボランティア活動をしてきました。

任地の子どもやコーチ達に水泳の基礎や陸上トレーニングについて説明する際に、下山教授のDVDを参考にしたことが本学を知るきっかけとなり、JICAプログラムに興味を持ち派遣2年目に入学しました。

実際の研究は、フィールドワークの進捗を担当教員とメールで連絡を取り合いながら進めることが出来たので、多忙な毎日でしたが大変満足した2年間を送ることが出来ました。

現在は帰国し、国際保健や福祉政策の授業を中心に履修し、JICAプログラムのメンバーと新潟医療福祉学会でのポスターセッションに向けて準備を進めているところです。また、同じ授業を受けている他分野の学生に対して任地での活動について話す機会も多く、大変興味を持ってもらえ充実した学生生活を送っています。

卒業後は福祉系大学等の教員、10年、20年後は、シニアボランティアや専門家として、もう一度海外で活動する事が現在の目標です。

本学の最大の魅力は任国で活動しながら修士課程に在籍し、2年間の活動を論文にまとめることが出来る点です。自分の活動を多くの人に知ってもらい、社会還元することが帰国隊員の役割です。

また更なる国際分野で活動したい方には修士号が必須になってくるでしょう。帰国後、5年後10年後、自分がどうありたいか、健康やスポーツ、医療福祉に携わりたいと考えている方には当プログラムへの参加をお勧めしたいと思います。

大坪 美香

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野

私は、生活相談員として老人福祉施設の軽費老人ホームに勤務し、ご利用者様やご家族様の相談援助、関係機関との連絡調整、地域との連携など多岐にわたる業務に携わっています。ご利用者様の生活に寄り添った業務を心がけておりますが、相談援助をさせていただいている中で、利用者様は現在の生活に満足されている一方で、施設での老後の不安を抱えて生活されている現実があると感じています。

私は、実践の中から見えてくる課題や問題意識を理論化し、実践へと活用できるための技術を磨きたいと思い、理論と実践を融合させた教育環境にある、本学院の大学院に進学することを決意しました。

大学院では、在宅での生活が困難となり、軽費老人ホームやサービス付き高齢者住宅等に居住し、介護保険サービスを利用しながら生活を維持している方々のケアプランをICF(国際生活機能分類)の視点から分析・検証する研究に取り組んでいます。また、認知症になっても住み慣れた地域で安心して生活できる仕組みづくりも今後の課題であると考えています。仕事と学業の両立は大変ですが、現場を経験し研究の必要性を実感してからの学びは、より深いものとして心に残ります。大学院への進学を考えている方、学ぶ意欲を大切にして、今一歩踏み出してみてください。

栁田 真実

社会福祉学専攻

保健医療福祉政策・計画・運営分野 2012年度修了
新潟医療福祉大学 社会福祉学科 勤務

私は児童福祉施設である母子生活支援施設で勤務した経験があります。 母子生活支援施設における支援は、子育て、貧困、DV被害など様々な社会的問題と密接に関わりがあり、それ故に、福祉施策の中でもっと重要な立場を担うことができるのではないかと、施設での勤務の中で日頃から感じていました。

大学院では、このような興味や思いを研究し、深めるための調査方法や理論から、論文作成の基礎的な技法などを、専門的な知識と経験をお持ちの先生方から学ぶことができました。たとえ自分の興味ある分野であっても、現場で従事することと研究することは全く異なり、戸惑いを感じることもありましたが、疑問や課題をひとつひとつ明らかにしていくことの面白さを実感することもできました。

現在は新潟医療福祉大学で助手として勤務しています。今後も大学院での経験を活かして、様々な角度から研究を深めていきたいと考えています。

大学院での学びは、専門的な知識だけでなく、様々な分野で研究をしている院生や先生方との出会いなど、得られることがたくさんあります。幅広い経験をすることができ、人生における貴重な財産にもなると思います。

保健医療福祉マネジメント分野

佐久間 由紀

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2021年度修了

介護福祉職に就いてから30年になります。15年前に職場の上司から「私の後に続いて一緒に頑張りませんか」と声をかけられ「いつか大学院で学ぶ」が人生の目標となりました。

入学当時は強い志や尊い信念があった訳ではありませんが、一つあったのは「学びたい、学び直したい」という思いです。長らく介護福祉職に従事してきましたが、今改めて社会福祉の面白さや奥深さを知り、学問の観点からも理解を深めています。今後は大学院で得た学び・知識を介護福祉現場へ繋げ、要介護者、その家族、同僚らにとっても「優れたQOLサポーター」となれるよう努力していきたいと考えています。最後にお伝えしたいことが一つあります。どんなに日中の業務で疲れていても、授業を受け終わると「楽しかった、面白かった」と次の授業が待ち遠しく感じるのは、丁寧にご指導くださる先生や、共に学ぶ学生の存在があったからに他なりません。日々を豊かにするため、自分の能力を高めるため、夢を実現するため、理由は何でも良いと思います。ぜひ社会福祉を学びに大学院へ進学されることをお勧めします。きっと素晴らしい「何か」が見つかります。

石黒 雅人

社会福祉学専攻

マネジメント学分野

高齢者福祉施設で地域福祉の仕事をしています。在宅で一人暮らしの高齢者が多く居られます。身寄りのない一人暮らしの高齢者や障がい者が、自分が望む豊かな生活を実現するために、成年後見制度を利用されている方が増えてきています。入学のきっかけは、成年後見制度が生活基盤のある地域で生活を続けられるよう、身上監護主体の利用が実現できないだろうかと疑問を持ち、実践の専門性を身につけるため入学しました。

大学院は社会人の方が多く、それぞれの職場で現場実践から出てくる社会生活の福祉課題を研究テーマとして取り組んでいます。仕事を行いながら研究を進めるために、時間の制約や論文作成の不安もありましたが、経験豊かな専門知識を持った指導教員により、研究テーマの絞り込み、研究計画、実施、分析方法など丁寧な研究指導をしていただけるので、安心して研究を続けることができています。

身近な社会福祉の課題を理論的に分析し論文にすることは、社会に貢献することにもなります。理論に基づいた実践の研究ができる本大学院の入学をお勧めします。

西本 円

社会福祉学専攻

マネジメント学分野 2018年度修了

30年以上介護現場で働いている私は、いつからか大学院で学ぶことが夢でした。

1年生の前期には週4日通学し、タイトな日々でしたが、教員の皆様や仲間と会えることが楽しく、乗り越えられました。選択した科目の一つ一つがすべて今の自分に役に立ち、新たな目標につながっています。

論文作成や研究について、全くわからない私に根気よく指導してくださった教員の皆様、事務担当の方々に感謝です。入学を検討している方々は心配することなく、是非安心して学びを深めにいらっしゃることをおすすめします。

伊藤 裕輔

社会福祉学専攻

マネジメント学分野

ここ数年、ソーシャルワーカーとしての専門性を発揮できているのか悩んでいた時に、横山教授の「現場実践の中から湧き上がってくる問題意識や検討課題を追究し、実践の理論化と理論の実践への活用という両面で活躍できる社会福祉専門職を目指していただきたい」との言葉が目に留まり、本校への入学を決意しました。

現在、社会福祉学専攻保健医療福祉マネジメント学分野に所属しています。如何に自分が勉強不足で専門性に向き合ってこなかったのか反省は尽きませんが、どの先生も一つ一つ丁寧に教えてくださるので、充実した時間を過ごすことができています。

将来は地域の特性にあったソーシャルワーカーになることが私の目標です。また、教育する年齢でもあるので、次世代のソーシャルワーカーの育成に携わりながら、お互い活躍することも夢に描いています。

大学院での学びは、日々の実践の振り返りと福祉の現場で古くから言われる「実践と研究の乖離」を埋めることができます。相談援助の在り方や拠り所について悩んでいる人には、社会福祉実践を高める上でも入学をお勧めします。

志田 絹子

社会福祉学専攻

マネジメント学分野 2017年度修了

私は極めて消極的な動機で本学の大学院に進学しました。都合で参加できない知人に代わって、私が大学院の説明会に出席した折、説明会の担当の先生が進学を勧めてくださったことがきっかけでした。私は2年前に教員を定年退職していましたが、在職中から「発達障害のある子どもやその保護者に対する支援」について納得できない部分があり、退職後も仲間と一緒に研修をしていました。家族が大学院への進学の背中を押してくれたこともあり、可能な限り学びを深めようと思い入学しました。学位を生かして再就職をすることも、学位を取ることも考えませんでした。

しかし、大学院での学びの満足度は入学する前の予想をはるかに超えました。豊富な現場経験をもち、専門的で実践的な研究をされている先生方から温かい支援をいただきました。授業では、「連携総合ゼミ」が有意義でした。ここで培われるコミュニケーション力や問題解決能力などは、現場において最も必要な実践力です。他職種連携のチームアプローチは新潟医療福祉大学だからこそできるプログラムだと実感しました。また、英語の論文を読むことも先の見えなかった修士論文を書くことも、先生方の「面倒見の良い」丁寧なご指導のお陰で何とかクリアすることができました。大学院での学びは、自分自身の視点を増やし、一緒に研修してきた仲間と研究に協力してくださったお母さん方との知的で社会的な財産になりました。

今、大学院で学ぶことに対して迷っている人がいたら「迷ったら、やってみる」「進学すべし!」と自信をもって声をかけたいと思います。

廣川 真之輔

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2014年度修了

大学院に通う前の自分は熱意のみで突っ走っていた記憶があります。介護老人保健施設の支援相談員として日々の業務を行う中で、熱意のみでは超えることができない壁にぶつかりました。ワンランク上を目指すためには大学院という選択が私には必要でした。

大学院の授業ではソーシャルワークと多職種連携についての授業が有意義でした。これらの授業で学んだことをすぐに現場で実践できた時の興奮は忘れることができません。大学院で学んだことをすぐに活かせることも働きながら大学院に通う意義だと思います。

私は大学院卒業と同時に専門学校の教員となりました。大学院での学びが私に自信を与えてくれて教育分野へのチャレンジを後押ししてくれました。後進育成の必要性に気が付かせてくれたと感じています。

将来の夢は、独立型の社会福祉士を目指すことです。一つの立場に偏らず、現場や教育などさまざまな立場から活躍できる社会福祉士を目指したいです。社会福祉士の質の向上を追求し続け、世の中から必要な存在と認めてもらえるよう夢に向かって日々努力をしたいと考えています。

働きながら学ぶことは大変だと思いますが、働いているからこそ感じることができる疑問があると思います。その疑問を大切にし、追求し、共に福祉の未来を考えていきましょう。

杉山 敦彦

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2015年度修了
地域生活支援センターやすらぎ 勤務

大学では経営学を学んだ私が障害者福祉に携わるようになって約10年。何一つ福祉の知識がない中、日々利用者と接する事で多くを学び、支援者として育てて頂きました。

施設の管理者を任されるようになりスーパーバイズする立場に立ってみると、私が語れるのは、私が実践してきた支援から得られた経験談でしかないことに気づきました。そこで福祉を理論的に学ぶ必要性を感じ、42歳で大学院生になる決意をしました。

授業ではソーシャルワークとカウンセリングに関する授業が有意義でした。これらの授業によって職場で実践すべきソーシャルワークを明確にできましたし、普段行っている面接場面のセルフチェックを行うことができました。

研究テーマは入学当初に考えていたものとは全く違う内容に取り組みました。仕事をしながら大学院で学んでいるうちに、研究したいテーマが次々に浮かんでしまい、テーマが決定したのは2年次になってからでした。そんな優柔不断な私でも、主査の先生の手厚いサポートのおかげで、自分の研究したいテーマにたどり着くことが出来、論文にまとめることが出来ました。

働きながら学ぶことは大変ですが、働きながらでしか学べないことがあります。そしてその学びはきっと現場で働く皆さんに大きな力を与えてくれることでしょう。

國兼 明嗣

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野 2011年度修了
新潟県地域生活定着支援センター 勤務

大学院で福祉をさらに深く学び研究しようと思われている皆さん、ようこそ新潟医療福祉大学大学院へ! あっ、まだ入学の検討中でしたか?

大学院で学んでいる学生は年代も経験も様々です。かくいう私も老人デイサービスや小規模多機能型居宅介護、グループホームを統括する役割をこなしつつ大学院に通いました。2足のわらじは正直しんどかったです。しかし終わってみれば大学院で学んだ2年間は貴重な経験で、今でも懐かしく思い出されます。特に記憶に残っているのは、様々な専攻分野の学生が集まり各々の専門知識を持ちよりどのように連携して支援をしていくかを架空のケースを題材にして考えるという講義。福祉の現場でよく言われる「多職種共働」を疑似体験できました。実際の現場ではこの講義で集まった精鋭たちのようには連携ができなかったのでとても新鮮でした。

現在は「地域生活定着支援センター」という相談支援機関で矯正施設から退所する高齢者・障害者を支援する立場にいますが、ここでの実践を踏まえて「次はこんな研究をしてみたい」などと構想を練るようになりました。現場での実践と、研究とを交互にミックスしながら福祉を極めていくことが一つの理想形なのではないか、今ではそう考えています。

永峯 靖央

社会福祉学専攻

保健医療福祉マネジメント学分野

大学院が開設した2005年度、私は本学社会福祉学部の3年生でした。当時は、「大学院」というと学術の理論や応用を研究するところであり、学識者が進む道であると考えていました。卒業後は、現場実践を重んじていたこともあり、総合病院のソーシャルワーカーに従事し、現在は、精神科単科の病院に勤務しています。

日々のソーシャルワーク実践では、生活環境、家族関係調整、経済問題、疾病・心理教育、社会復帰やアフターケアなど、様々な問題を抱える方々への支援を行なっています。

ソーシャルワーカーが活躍するフィールドは多岐にわたることから、援助を必要とする方へより良い支援を行うために、幅広い知識を持ち、技術に磨きをかけることが必要であると考えています。このような経緯から、日々の業務を振り返り、ソーシャルワークの理論と実践事例を研究・モニタリングするとともに、保健医療福祉分野におけるケアマネジメントの方法について研究したいと考えるようになりました。現場実践の中から見えてきた課題と私の向学心の追求先として、働きながら学べるという新潟医療福祉大学院の特色が合致したこともあり、進学を決意しました。

大学院生として歩むキャンパスライフは、学部時代とは異なるものの、慣れ親しんだ環境での講義には安心感を覚えています。実践の理論化を新潟医療福祉大学院で深く追究し、スペシャリストであり、ゼネラリストでもあるソーシャルワーカーを目指します。

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

淡島 正浩

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野 2015年度修了

私は、将来的に大学教員になりたいという志望を抱き、本学の大学院修士課程に進学しました。

はじめは分からないことばかりで多くのことに戸惑い、働きながら学び研究をすることに悩み、苦しみもありましたが、先生方の丁寧なご指導、共に学ぶ仲間の支え、教務課の皆さんのサポート、奨学金制度の充実などの素晴らしい環境に支えられ、勉強、研究に集中することができました。

修士課程の2年間は、大学教員を目指すうえで、研究計画、プレゼン、論文の記述方法など、研究をするにあたり重要なことを学ぶ、なくてはならない時間でした。博士後期課程に進学し、修士課程から引き続き医療提供における地域相関分析の研究を行いました。そしてこの3年間のおかげで将来の目標である大学教員のスタートラインに立つことができたと思っています。夢や目標を実現させるために、万全な準備をもってスタートラインに立たせてくれる環境にぜひ一歩進んでみてください。

皆川 璃子

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野 2年

大学に入学して、4年間「医療情報」について学びました。「医療情報」とは診療報酬請求など病院経営に大きく関わるものであり、接する患者さんだけでなく病院全体に対して関わることができる点にやりがいを感じました。より深い知識を身につけたいと思い、大学院に進学しました。

現在、大学院では研究方法や統計解析を勉強しています。それぞれの分析に適した統計方法を見つけるのは、難しいと思うこともありますが、学部で学んだことをより深く追求することができるのはとても楽しいです。また、毎月行われる研究状況の発表は、プレゼンテーションスキルを向上させる良い場所であると考えています。大学院では、留学生や社会人など様々な方が研究を行っています。その方たちの話や考えを聞くことで新しい知識を得られるのも、大学院の魅力の一つだと思います。

また、私自身、大学院に進学してみて多くのことを学ぶ機会に恵まれていると感じています。授業や研究以外でも、ティーチングアシスタントなど先生の補助を行わせていただき、充実した院生生活を送っています。

将来は大学院で学んだことを活かし、医療に関わるデータを分析して社会のために何らかの形で貢献できるような人になりたいと思います。

TRAN THI THANH HUYEN
チャン ティ タイン フェン

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野 2年

大学院では疫学やデータの収集や解析に必要な情報技術を学んでいます。ベトナムでは経済格差によって十分な医療を受けることのできない人達が多くいます。ベトナムは急速な経済発展をしており、いずれ先進諸国と同様の医療問題や疾病構造の変化が起こると予想されています。日本の医療制度や専門的な医療データの解析技法を学び、将来はベトナムで研究者として活躍したいと思っています。ベトナムにはまだQOLという概念が医療に根付いていません。その適切な評価方法を修得し、ベトナムの医療の質を向上させる国際的な視野をもったQOLサポーターになりたいです。

ベトナムから留学し1年が経ちます。最初は不安だらけでしたが、本学の先生や職員の皆さんはとても親切です。日本人の学部生との交流の機会に加えて、様々な学内のセミナーがあり、充実した大学院生活を過ごしています。

髙野 晃輔

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

私は大学院に入学する前、本学の学部生でした。4年生になり就職活動をする中で「自分が学んできた医療情報とは何か」ということについて考える機会が多くありました。その時、先生から大学院進学という選択もあることを示していただき、より深い学びの中で自分なりの答えを見つけたいと考えたことが、医療情報・経営管理学分野への進学を決めた理由です。

私は今、疫学や統計学に関連した研究手法について勉強しています。また、学会発表を控えているためそちらの研究も並行して行っています。研究活動では壁にぶつかることも多く、その度に新たな手法を学びながら試行錯誤を繰り返しています。悩むことは苦しくもありますが、同時に楽しさもありとても充実しています。

2年間を通して研究者として必要な知識や考え方をよく学び、将来は大学教員を目指したいと考えています。学習環境や先生方の厳しくも手厚い御指導等、本学には目標を達成するための環境があります。

大学院進学は大きな決断であり私も入学前は不安でしたが、今は日々経験していることがどれも新鮮で、有意義な時間を過ごしています。

金子 裕

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

私は大学院に入学する前、本学の学部生でした。卒業が間近になり進路に迷っていたとき先生から大学院進学のお誘いを受け、IT分野についてもっと深く学びたいと考えていたこともあり医療情報・経営管理学分野に進学することを決めました。

私は今、ITと医療の変遷について研究しています。研究活動では予期しない困難に直面することが多々ありますが、それを乗り越え新たな発見をすることができたときは感動すら覚えます。授業では医療制度や統計学を中心に学びます。とても専門的な内容で理解することは難しいですが、基本的に少人数制の授業なので発言しやすい環境が出来ており、納得するまで質問することができます。

現在就職活動中で、将来は様々な意味での「情報」を扱うエキスパートとして活躍したいと思っています。

進路で迷っている方、ある分野を究めたいと考えている方、本学には学習環境、先生方の手厚いサポート等、目的を達成できる環境があります。

大学院進学はとても重大な決断で私も入学前は正直不安でしたが、恵まれた環境のなか今はとても充実した毎日を送っています。

伊東 正和

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

2025年問題における医療機関の機能分化による淘汰再編の荒波の中で、自院のデータ解析を行い、経営戦略をいかに立案できるかが多くの病院で求められています。私自身も業務で病院の計数管理業務を行っており、大学院で実践に役立つ質の高い知識やスキルを身に付けたいと思い入学いたしました。

大学院の講義では、疫学、統計学を基に医療政策、医療経営、管理を学んでいます。医療情報・経営管理学分野では、毎月、自身の研究到達点のプレゼンテーションを行い、お互いに熱い議論を行っております。個性とバラエティにあふれた教授陣や学友と共に、熱い議論を交わすことで、実践的な能力が身につき、とても良い刺激となっています。卒業後は、診療情報を病院経営や医療の質向上に役立つように分析・評価し、必要不可欠な地域医療を担う医療・福祉施設や医療関連企業の健全な発展に寄与したいと考えております。

社会人と学生を両立することは、時間の制約もあるためとても大変ですが、20年振りの充実した学生生活を送っております。あなたも是非、本学大学院で一緒に学びませんか。

NGUYEN THI HUONG グエン・ティ・フォン

医療情報・経営管理学専攻

医療情報・経営管理学分野

ベトナム出身

私の国では現在、教育・環境・交通状況などの様々な問題があります。医療の状況も同じく、改善すべきところが多くあります。貧困層への医療の質を少しでも向上させるため、病院サービスに関することを学びたいと思いました。

ベトナムの大学を卒業後、日本の大学院に進学しようと思いましたが、どの大学院がいいか分からず悩みました。そして新潟の日本語学校に通っていた時、ある大学の教授から新潟医療福祉大学大学院を紹介されました。2014年4月に新設される医療情報・経営管理学専攻なら学びたいことが学べると思い、入学を決意しました。最初は、自分が外国人であること、医療情報や経営管理の基本的な知識を持っていないことなど、多くの心配がありましたが、先生方や入試担当の方々に応援して頂き、無事入学することができました。

現在は、授業を受けたり研究活動を行ったりと忙しい日々です。基礎知識をちゃんと身につけるため、担当教員の許可をいただき学部の授業も受けています。授業の内容で分からないことは、質問すれば先生が親切に説明してくださいます。生活の中で困ったことがあれば、先生や事務局の方、また同級生にも相談できます。時には、学部生との交流活動にも参加します。大学院生としての生活は忙しいですがとても充実しています。

博士後期課程

佐藤 隆子

博士後期課程

医療福祉学専攻 2021年度修了

私は20年ほど前に修士課程を修了しましたが、そのときは学術研究の在り方についてよく分からないまま終わってしまい、もう少し分かるようになりたいという思いをもって過ごしてきました。また長く聾学校に勤めるうちに、科学の進歩や社会の変化により、新たな問題意識も生まれてきました。ありがたいことに、ご縁があって博士課程に進むことができ、聾学校の人工内耳装用児の実態について調べることになりました。

調べていくうちに、いろいろなタイプの児童が存在することが分かってきました。またどんなところを苦手とするのか、毎日の指導の中で感覚的にとらえていたことを分析によって文字にして表すことができ、研究を通してあらためて聴取能力と言語力のつながりを考える有意義な経験となりました。

遠距離通勤やコロナ禍で大学に出向くことが少なく、勉強不足を痛感する日々でしたが、先生方の温かいご指導のおかげで何とか修了することができました。本当に感謝してもしきれません。定年退職も間近となりましたが、継続して勉強していくことが次の目標となりました。

秦 偉翔
シン イショウ

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は本大学院修士課程修了後、そのまま博士後期課程に進学しました。

中国では、平均年齢の増加と共に、高齢化の影響がますます大きくなっています。高齢化対策では、日本は豊富な経験と技術を持っている国ですので、私は日本に来て、より高い国際的視野を通じて、より効果的な方法を見つけ、より多くの人を助けたいと考えました。

大学院では、認知機能に関する研究を行っています。認知症は高齢者に多発の病気として、日常生活に大きな影響を与えます。各分野の先生方のご指導のもと、私たちは認知症の原因、治療あるいは予防の方法について多くの面から研究することができます。

大学院生活以外では、毎年世界中で各分野の学術会議が開催されています。これらの会議を通じて、世界で最も優れた学者と交流して、様々な経験と研究成果を知ることができます。これも大学院生の独特な機会だと思います。

将来は大学院で学んだ知識や経験を生かして、認知症患者の生活改善に努めたいと思います。

佐々木 亮樹

博士後期課程

医療福祉学専攻 2019年度修了

私は本学の修士課程を修了後、理学療法士として働きながら博士後期課程に進学しました。進学理由は、エビデンスに基づいた理学療法を提供する力を養うこと、研究力の更なる向上を目指すことでした。私は臨床では、適切な治療を選択する上で「エビデンスに基づいた理学療法」は非常に重要と考えております。これは、研究活動で要求される「調べる」、「データを収集する」、「論理的に考える」過程の中で深く学ぶことができます。

私が所属した研究室では、定期的な研究活動報告があり、活発に議論を深めることができました。また、国際誌への論文投稿や学会発表などの貴重な経験をさせていただきました。これらの中で指導教員をはじめ、神経生理学に精通する先生方から手厚いご指導をいただき、質の高い研究を行い、かつ発表するための研究力を高めることができました。

本学は研究活動が盛んに行われており、様々な専門分野に精通している先生方が在籍し、最先端の研究機器がそろっている中で研究活動を行うことが可能です。医療・福祉・スポーツにおいて疑問を抱き、研究活動に興味がある方はぜひ大学院に進学してみてはいかがでしょうか。

山口 智

博士後期課程

医療福祉学専攻 2016年度修了

社会福祉分野での経験を重ねていくなかで、「根拠に基づいた実践とは何か?」という疑問を抱きました。その疑問を解消するきっかけとして、修士課程へ進学しました。修士課程修了後、数年間の実務経験を経て、大学教員としてのスタートラインに立ちました。しかし、じっくり研究に向き合う時間がなく、「研究者のアイデンティティとは何か?」と問いかける日が続きました。そこで、自分を見つめ直し、一人の人間として成長したいと考え、博士後期課程への進学を決意しました。

在学中は、「東日本大震災に関する災害支援」をテーマに研究を行いましたが、被災地での調査には、多くの倫理的配慮が求められました。調査方法等に迷っている私に対して、指導教員より的確なご指導をいただきました。改めて、よりよい研究環境に身を置いていたと感謝しております。

そして、現在は本学の教員として勤務しております。将来の目標としては、本学大学院で入学される皆さんに対して、研究指導を行えるよう、さらに成長をしていきたいと考えております。最後に、「ご自分のアイデンティティ」を明確にし、さらなる成長を目指す皆さん、本学大学院への進学が「新しい自分」を引き出してくれるはずです。

土田 直美

博士後期課程

医療福祉学専攻

新潟県に入庁して10年の2004年に、7.13水害や新潟県中越大震災を経験しました。当時県庁において、管理栄養士として被災地域の栄養・食生活支援活動を担当し、現在の研究分野に初めて足を踏み入れました。その後幾多の自然災害で支援活動を担当する中、大震災から10年が経過した2014年、これまでの行政分野での取組を更に深め、また次世代への継承を目的に大学院への進学を決めました。

修士課程の研究テーマは「災害食の供給に関する企業と地方公共団体との協力・連携体制の現状と課題」です。災害にあっても健康的な食生活を送るため、産学官が連携した取組を進めるには何が必要なのかについて、研究デザインから調査項目の設定、実施、評価に沿った分析方法まで丁寧に指導していただきました。県の大学院自主研修制度を利用することで、大学院での学びに対する様々な支援が受けられ、家庭・仕事・研究を両立することができています。

さらに博士後期課程では、修士課程での研究で明らかになった課題を掘り下げることで、県民の災害時の食の充実につながるよう、行政職員として様々な方面に向けて発信していきたいと考えています。大学院での学びには新たな自分との出会いがあります。

高林 知也

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は学部生時代の卒業研究がきっかけで大学院に進学し、修士課程では膝関節負荷や前十字靭帯張力の定量化を行っていました。当時は臨床もフルタイムで勤務していましたが、臨床をしていくなかで足部に興味を持ち、足部の動きをテーマに博士後期課程への進学を決意しました、現在は、足部に焦点をあてることでランニング障害の発生予防へ役立てる研究を行っています。博士後期課程では、学会発表や論文発表を通じて国内外の多くの理学療法士と意見交換を行うことができ、非常に有益な大学院生活を送っています。私はまだ基礎的な研究データを構築している段階ですが、今後は実際に臨床現場に還元できる研究データを提示していくことが目標です。また、今年度より本学の理学療法学科助手に着任させていただきましたが、学部生が少しでも研究や大学院に興味をもってもらえるように、研究の重要性や楽しさを学部生に発信していきたいと考えています。

最後に、臨床現場で患者さんを治療するにあたり、疑問に思うことは数多くあると思います。「なぜ?」と疑問に思うこと、この疑問を自分自身で解決する能力を本学で身に付けることができ、この疑問を解決するプロセスを学ぶことは臨床現場でも必ず生きると思います。また、大学院では英語論文を読む力を格段に伸ばすことができます。臨床ではエビデンスに基づいた治療が求められるなか、国際的な知見を基に治療を提供することは非常に重要だと思います。興味がある方はぜひ博士後期課程に進学してみてはいかがでしょうか。

入山 八江

博士後期課程

医療福祉学専攻 2012年度修了
新潟医療福祉大学 健康栄養学科 勤務

数年前、私は職場で仕事上の悩みを抱え自分自身の力量不足を感じておりました。学問は時代とともに変化して、知っている考え方や手法が色あせてみえたのです。そんな折、本学で社会人の大学院進学のための制度が整備されたことを知り、入学しました。修士課程に2年間、博士課程に5年間と修了するまでに7年の歳月を要しました。この期間を一言で表すならば、それは自らを生きた年月といえます。大学院は思った以上にすばらしいところでした。学生の学びへの支援は温かく、学問に対する姿勢は常に厳しかったです。博士論文を仕上げるため、徹夜したことは自分にとってよい思い出です。今、私は本学の教員として教鞭をとっております。中学生の時の夢がかなったことになります。ずいぶん回り道をしましたが、学生から「先生のこの授業聞いてみたい」という言葉に感動し、自己効力感はこういう時に高まるということを実感しています。スタートは遅すぎることはないと思います。自分を信じて進んでください。

Aduayom-Ahego Akouetevi
アドゥアヨム アヘゴ アクエテビ

博士後期課程

医療福祉学専攻

義肢装具の分野では、現在ますます新しい技術が開発されてきています。これまでに学んだ義肢装具の製作技術だけではなく、バイオメカニクス(運動力学)の面から義肢装具歩行について学ぶために新潟医療福祉大学大学院に入学しました。本学には最新の設備がそろっており、また、設備の安全性にも優れています。現在、私はVICON(3次元動作分析装置)を使って、日常生活動作分析(例えば「椅子からの立ち上がり」「歩き始め」「歩行」「立位姿勢から椅子への着座」など)について研究しています。

将来の目標は、母国トーゴのような発展途上国や、他のアフリカの国々に貢献するため研究を継続してゆくことです。 私は、新潟医療福祉大学大学院で国際レベルの知識と技術を習得し、グローバルに活躍したいと考えています。今後、アフリカにおいては義肢装具に関する分野を発展させていかなければなりません。そのためには若い人材を育てることが最も重要であり、そのために私の日本留学経験を生かせればと思います。

博士後期課程に進学した理由は、アフリカにおける医療・社会発展に貢献するために研究法と教育法を学びたいからです。本学のキーワード”STEPS”(Science Teamwork Empowerment Problem-solving Self-realization)からさらに発展させ、POINTS(Professionalism Originality Innovation New Technology and Sharing)を目指しています。アフリカではSharingが必要とされており、私が学んだ専門知識をシェアすることが目標です。日本の技術をアフリカの学生がより身近に学べるよう、道を作っていきたいと思います。

松澤 翔太

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は手の外傷・疾患の治療を専門とした病院に勤めていることから、常日頃から手のリハビリテーションに高い関心を持っておりました。しかし、臨床現場では治療的根拠が少ないことから困惑することが幾度もありました。そこで私は、新たな治療技術や治療的根拠を確立できる能力を習得し、手外科分野の発展に貢献できる人材になることを目的に本大学院へ進学することを決めました。

修士課程では、電気生理学的手法を用いて上肢の筋に関する運動制御機構について研究しましたが、この過程を通じて研究法の他に英語論文の読解能力、論理的な論文作成能力なども向上させることができました。これらの得た知識・能力は、臨床現場においても新たな治療方法の考案や治療効果の確立に役立ち、学会発表や論文投稿を行えるようになるなど自身のスキルアップを図れたと思っております。また今後は海外での学会発表や英語論文の投稿なども視野に入れ、世界の手外科分野の発展に携われるような人材になることを目標に努力するつもりです。

働きながら大学院に通うということは、時間的な制限もあり苦労はありますが、本大学院で得た知識は臨床現場で必ず役に立つと思います。また研究者、教育者を目指すことができるなど将来の選択の幅を広げることもできると思います。日々臨床で疑問を持っている方、自身のスキルアップを目指している方、是非本学大学院で学んでみませんか。

劉 文隆

博士後期課程

医療福祉学専攻

私は台湾の大学病院で義肢装具室の責任者として働いてきました。毎日の診療の中で患者さんと真剣に向き合い多くのことを学びました。患者さんへ最高の義肢装具を提供するためにもっと勉強したいと思っていたのですが、台湾には義肢装具士の教育機関がありません。そこで2007年に本学の医療技術学部義肢装具自立支援学科の第1期生とし入学しました。

授業はすべて日本語で行われるため、最初は戸惑うことも多かったのですが、教員や多くの友人に支えられ、無事卒業することができました。卒業研究では「台湾における義肢装具士教育制度確立のための調査研究」というテーマで、台湾全土の医療・教育関係者などの専門家と患者さんやその家族に対し、約200名を対象として調査を行いました。その結果、専門家および患者さんらも台湾に義肢装具士制度を創設して欲しいという要望が非常に多くあることがわかりました。国家資格を創設するためには、まず教育制度の確立が前提となります。そのためには教師となる人材の育成が欠かせません。今から約30年前、日本の義肢装具士制度の草創期には、アメリカで教育を受けた日本人が中心となったそうです。台湾はいま、まさにこの時期にあたります。

私は台湾の義肢装具士教育の礎となるため、帰国後に教師となって貢献したいと考えています。そのため4年間の学部教育、2年間の修士課程修了後、今年度博士後期課程に入学しました。自分の研究を進めることはもちろんですが、本学の優れた教育システムをつぶさに見聞し、これをどのように台湾に移植して発展させるかが目下の焦点です。