深刻な医師不足や業務負担の増加、そして質の高い医療サービスの提供に不可欠となるIT技術の活用など、現在、日本の医療は様々な課題を抱えています。こうした状況の中、2007年には国が「医師や看護師の業務の一部を医療事務職員へ分担する」ことを全国へ通知したほか(※1)、2008年には医師・看護師業務を分担する「メディカルクラーク」の普及や、「医療のIT 化」の促進などを主な項目とする具体策(※2)を打ち出し、本格的な医療政策にも乗り出しています。
重大な転換期を迎えた日本の医療において、重要な役割を担う医療秘書・事務分野や医療情報分野は高い注目を集め、高度な知識・技術を有したスペシャリストの育成が強く求められています。
本学科では、こうした社会の要請に応えるべく、メディカルクラークの人材育成に主眼をおき、さらに医療のIT化に対応するコンピュータ技術に精通した「医療情報分野」のスペシャリストや、病院・福祉施設の経営・管理に必要とされる知識を修得し、「医療経営分野」で活躍できる人材の育成を目指します。
また保健・医療・福祉・スポーツの総合大学であるメリットを最大限に活かした連携教育により、将来「チーム医療」の一員として、人々のQOLの向上に貢献できる人材の育成を目指します。
本学科で身につける高い専門性と、保健・医療・福祉に関する幅広い知識は、広くビジネス社会全般からも求められており、保健・医療・福祉分野のみならず、多様なフィールドでの活躍が期待されます。
※1 2007年12月28日付けで厚生労働省が全国の都道府県知事宛に通知
※2 2008年7月29日に、舛添厚生労働大臣が中心となって取りまとめた「社会保障の機能強化のための緊急対策~5つの安心プラン~」
学びの特色
「医療秘書・事務」「医療情報」「医療経営」の3つの分野を横断的に学び、幅広い知識を身につける
夢の実現に直結する様々な検定資格を取得
複数の資格取得で実践力を向上し、幅広いフィールドでの活躍を実現します。また、3年次に資格が取得できるようカリキュラムを配置し、早期から就職活動ができるようバックアップします。
実践力を磨く取り組み
■学内実習
本学科では、より高い実践力を身につけるため学内実習施設である「バーチャルホスピタル」(医療情報実習室)で最新医療ITシステムを学ぶことができます。この実習室では、実際の病院を想定した受付、医療事務室、診察室などを設置し、各セクションで必要となるスキルを実務に即して学ぶことができます。こうした環境により、個人情報やセキュリティの視点から触れることができない医療ITシステムを在学中に修得することができます。
■学外実習
本学独自のネットワークを活用し、新潟リハビリテーション病院をはじめ、豊浦病院、介護老人福祉施設(6カ所)、特別養護老人ホーム(2カ所)、身体障害者療護施設での学外実習を実施しています。実習ではこれまで学んできた知識をベースに、各施設における経営の在り方、関連する専門職種の業務や連携の実際を学ぶことで、現場での実務を学び実践力を身につけます。
学科長メッセージ
東條 猛
Takeshi Toujo
医療情報管理学科長
教授
医療新時代!「メディカルクラーク」と「IT化」の普及・進展!幅広い専門知識とマネージメント能力を持った人材の育成
私達の命を支える医療は、現在、深刻な医師不足やそれに伴う医師への負担増、医療環境の変化、医療保険制度など、様々な課題を抱えています。質の高い医療を提供するためには、医師への負担を軽減し関連する様々な保健医療福祉専門職との連携が十分に図られることが必要です。
こうした状況の中、これら課題解決に向けて活躍を期待されているのが「メディカルクラーク」です。保健・医療・福祉についての高度な専門知識を持ち、電子カルテに代表される「医療のIT化」に対応し、病気や障害をもつ人々の目線で対応できる豊かな人間性を持った人材が求められているのです。
本学科では、保健・医療・福祉・スポーツの総合大学としてのメリットを最大限に活かし、学生一人ひとりの適性や希望に沿った進路選択が可能なカリキュラム編成を取っています。
「メディカルクラーク分野」「医療情報分野」「医療経営分野」と、将来の可能性は様々ですが、大切なことは「QOLサポーター」として対象者を支えようとする心構えです。
本学科では、医療新時代を支える強い意欲を持った皆さんを全力でサポートしていきます。
教員詳細情報
目標とする資格
メディカルクラーク
(医療事務技能審査試験)
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(財)日本医療教育財団による医療事務技能審査試験の合格者には「メディカルクラーク」の称号が付与されます。この称号は、診療報酬請求事務業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えていることを証明するもので、現在数多くの「メディカルクラーク」が、全国の医療機関で活躍しています。
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ドクターズクラーク
(医療事務作業補助技能認定試験)
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(財)日本医療教育財団による医師事務作業補助技能認定試験の合格者には「ドクターズクラーク」の称号が付与されます。この称号は、診療録や各種診断書・証明書・処方せん等の医療文書作成 業務等、医師事務作業補助職として必要な基礎的知識・技能を有していることを証明するもので、今後多くの医療機関での活躍が期待されています。
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診療情報管理士
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疾病・手術記録などの診療情報の入力やチェックのほか、収集したデータを管理・分析し的確に活用することで医療の質の向上を支える。今後は「電子カルテ」の導入や「医療情報の開示」が進む医療福祉機関の中で、経営やマネジメントにも関与できる専門職としての活躍も期待される。
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ITパスポート国家試験
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独立行政法人情報処理推進機構 情報処理技術者試験センターが、情報処理技術者試験の一区分として行う経済産業大臣(旧通商産業大臣)認定の国家試験。
職業人が共通に備えておくべき情報技術に関する基礎的な知識を問う。
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医療秘書技能検定
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医療事務のスペシャリストである医療秘書としての、専門知識と技能の認定を行う試験。
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診療報酬請求事務能力認定試験
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診療報酬請求事務に従事する者の資質の向上のための専門知識と技能を認定する試験。
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日商簿記検定
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日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能である簿記についての知識・技能を認定する資格。
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基本情報技術者(国家資格)
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情報技術全般に関する基本的な知識・技能であるハードウェア・ソフトウェアの基礎知識・プログラミング技術・通信ネットワークに関する知識を有し、プログラム設計から一連のプログラム開発・単体テストまで担当することのできる情報処理の国家資格。
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医療情報技師
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保健医療福祉に関連する幅広い知識と、コンピューター技術を有し、医療機関や福祉施設において薬の処方や検査の予約、会計などを電子的に処理するためのシステムの導入や、現場のニーズに対応するソフトウェアの企画・開発・運用管理全般をサポートする医療情報のスペシャリスト。
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取得可能な学位