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健康科学部 Department of Health and Sports

健康スポーツ学科

カリキュラム

保健・医療・福祉基礎科目を基盤に、「スポーツ」「健康」「教育」に関連する幅広い専門科目を配置

履修科目

1年次

一般教養を学ぶとともに、解剖学や生理学等の基礎的な科目、陸上競技や水泳などの実技科目を履修し、運動・スポーツに関する基礎的な知識や技能を身につけます。
早期に大学生活に慣れるためにも、積極的に部活動やサークル活動に参加して、先輩たちから様々な情報を収集することをお勧めします。

2年次

2年次においては、スポーツ経営学、運動生理学、スポーツ心理学等の応用的な授業科目を通じて、QOLサポーターとして幅広い知識を身につけ、各スポーツ分野で活躍できる資質を養います。専門科目が多く配当されており、球技を中心とする実技の授業では、自ら身体を動かすことはもちろん、実践的に指導法を学びます。

3年次

3年次からは、「健康医科学」、「コーチング科学」、「スポーツマネジメント」、「スポーツ教育」の4つの専門分野を集中的に学んでいきます。また、自治体や医療機関、公共・民間スポーツ施設等でのインターンシップ実習を通じて、社会に出ていくために必要な実践的な態度、能力の育成を目指します。

4年次

4年次では、多岐にわたるスポーツ分野の就職先の中で、自らの目標に合った職業選択ができるよう、これまでに蓄積した能力を総合的に発揮することになります。教員免許取得希望の学生は、約3週間の教育実習があり、生徒と接することの素晴らしさを実感することができるでしょう。さらには、4年間の学びの集大成として卒業研究に取り組みます。

カリキュラム

科目紹介

バイオメカニクス

バイオメカニクス写真 スポーツ活動では、「走る」「跳ぶ」「投げる」などの様々な動作が行われます。この科目では、それらの身体運動のバイオメカニクスについて、測定機器を用いた分析方法や得られた情報の処理方法を学びます。これにより、動きの巧みさや効率的な動きを客観的に評価する知識を身につけます。

水辺実習

水辺実習写真 教員を目指す学生にとっては、運動・スポーツの楽しさを学ぶことはもちろん、安全確保や事故対処についての知識を得ることが重要です。この科目では、水辺活動における指導の留意事項や学習の方法について、プールでの実技のほか、実際に湖でカヌーを体験するなど、実践的に学びます。

イベントマネジメント実習Ⅰ・Ⅱ

イベントマネジメント実習Ⅰ・Ⅱ スポーツに関わるイベントは、世界規模の競技大会から自治体が実施するスポーツ大会など、多種多様です。この科目では、新潟県内で実施されるスポーツ関連のイベントに参加し、企画立案や運営管理などの体験を通じて、イベントマネジメントに必要な知識と技術を身につけます。

スポーツ心理学

スポーツ心理学 この科目では、選手としてスポーツをする際やコーチとして指導する際に役立つスポーツ心理学を学びます。例えば、「モチベーション」(=動機づけ)を高める方法を事例を交えながら身につけていきます。さらに、メンタルトレーニングや心理的コンディショニングの実習も行います。

スポーツ栄養学

スポーツ栄養学写真 アスリートなどが競技力向上を目的としてスポーツ活動を行う場合、食事や栄養面でのアプローチがとても重要となります。この科目では、自らの食事と栄養を振り返りながら栄養の基礎を学び、スポーツの現場で活用できる「スポーツ栄養」の知識と技術を身につけます。

体力トレーニング実習

体力トレーニング実習写真 筋力、瞬発力、柔軟性などの体力要素に対し、どのようなトレーニングが最適であるかを学びます。また、自らトレーニングを行い実践方法を身につけるとともに、その方法を指導するポイントについても学びます。

体育授業実習

体育授業演習写真 教育実習に向けて体育の授業力を実践的に高めます。学生が教師役と生徒役になり、模擬授業を行い、その後の振り返りや担当教員からの指導を通して課題を発見し、その解決方法を探っていきます。

ダンス

ダンス写真 この科目では、ダンスを通してコミュニケーション能力を高め、個々の自己表現力と感性を磨きます。特に、題材やイメージから踊りを創りあげる「創作ダンス」を行う中で、創造力を養うことができます。また、小・中・高等学校において、ダンスの授業を指導することができる知識と技術を身につけます。

スポーツ医学総論

この科目では、スポーツドクターが授業を行います。スポーツ医学の概要、外科的スポーツ外傷、内科的スポーツ傷害など様々な内容の事例を取り上げ、その予防・治療法について理解します。また、「成長期のスポーツ障害」「女性特有のスポーツ障害」「ドーピング」などスポーツに関わるすべての人が知っておくべきトピックも取り上げています。

基礎運動学実験

基礎運動学実験写真 酸素摂取量、無酸素性パワーなどを様々な機器を用いて測定します。この実習では「1.実験を行う」「2.自己データを解析する」「3.自己データを分析、レポートにする」の3つの過程を踏み、学生の実践力を養成します。それにより、指導者や施設のインストラクターに欠かすことのできない測定法や評価法の能力を身につけます。

保健体育科教育法Ⅲ

保健体育科教育法III写真 体育の授業では、生徒にできる喜びを実感させることが大切です。そのために何を準備しどのように指導するのか、安全配慮はどうすべきかなど、授業を行うための要件について理論的に学習します。授業の計画書(学習指導案)の作成方法を学び、実際の授業を想定した模擬授業を行うことで、教師になるための基礎的な力量を身につけます。

体力測定評価実習Ⅰ・Ⅱ

体力測定評価実習I・II写真 「生徒」「高齢者」「競技者」といった様々な対象者を想定し、体力測定評価に必要な知識と実践力を養います。具体的には、学校現場での体力テスト、地域の健康教室の中で行う体力測定、競技者の形態測定などを想定して実習を行いますが、決められた時間の中で正確かつ迅速に測定・評価をする工夫が求められます。

地域スポーツプロダクト論・実習

地域スポーツプロダクト論・実習写真 この科目は、地域におけるスポーツ活動の実践的なマネジメント能力を養うための授業です。学生が様々なスポーツイベントやスポーツ教室を企画して、どの程度の参加者が見込まれ、クラブの収益が上がるのかといったシミュレーションを行い、地域スポーツをマネジメントする基礎的な資質を実践的に学びます。

保健体育教育法IV

保健体育教育法IV写真 この授業では、生徒の学ぶ意欲を引き出し、運動技能の向上と楽しさを味あわせるために必要な保健体育の授業要件について理論的に学習していきます。また、新学習指導要領の趣旨を踏まえた学習指導案の作成や指導に必要な教材を検討し、学校での授業を想定した模擬授業を行います。授業後は、教師役・生徒役・観察者のそれぞれの立場から授業を振り返り、それを基に改善点を明確にし、次の授業実践へと結びつけていきます。このように、理論的学習→模擬授業→授業検討→修正指導というサイクルを通し、実践に必要な力量を高めていきます。

アスレティックトレーニング論

アスレティックトレーニング論写真 ひとくちに「アスレティックトレーナー」といっても、その名称からイメージされる職域や活動内容は様々で、時に誤解をされている場合も少なくありません。本科目では、我が国におけるアスレティックトレーナーがどのような存在であり、スポーツ現場でどのような活動をしているのか、またどのような素養を備えていることが必要なのかといった、いわばアスレティックトレーナーを目指す学生がまず知っておくべき内容について学び、この職業に対する基本的な理解を深めます。

スポーツマネジメント論

スポーツマネジメント論写真 スポーツマネジメント論は、プロチーム、地域スポーツクラブ、コーチ、学校の体育教師といったスポーツに関わる全ての職種に共通して必要な理論です。さらに、最近はトップアスリートにも必要な力量となっています。例えば、選手は、モチベーションを高めるために自分の気持ちをマネジメントし、また、チーム競技では、試合中にどのように他の選手と連携しなければいけないかといった組織のマネジメント力が必要です。本科目では、このようにあらゆる職種や場面で必要となるマネジメント力について学びます。

教育心理学Ⅰ・Ⅱ

教育心理学I・II写真 教育心理学は、学校教育に限らないあらゆる教育活動の基礎となる学問領域です。本科目では具体的な事例を交えながら、教えたい内容を伝える方法や教えたい内容が伝わったかどうかを知る方法についての基本的な考え方、そして教育が行われている現場で何が起きているかを心理学的に理解するための知識、教員採用試験にむけての基礎的な知識を学びます。さらに体と心のつながりについての理解を深めることを通じて、身体活動が幸福感やQOLに影響する可能性について理解した教育者へと自らを成長させる指針を得ることが大きな目標です。

レクリエーション基礎論

レクリエーション基礎論写真 レクリエーション指導をするための、基礎的教養(理論や原理)を学びます。仕事で疲労した心身をリフレッシュする楽しい遊び(=レクリエーション)は、それ自体が生きる力を培うことにも、人と人とのコミュニケーション力を理解することにも、仲間を思いやるホスピタリティ・マインドに目覚めることにも結びつきます。「生涯スポーツ」に携わる指導者を目指す学生にとって、まさに出発点となる授業です。

競技スポーツ心理学

競技スポーツ心理学写真 競技スポーツに特化して、競技力向上に関わる心理的な知識や技法を学ぶとともに、競技者の心理面をサポートする際の基本的態度を身につけることを目的とした授業です。具体的には、リラクセーションやイメージ技法などのメンタル・スキル・トレーニングの理解と習得のほか、競技者の種々の心理的問題について概要および対処の留意点などを学びます。


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